吸血鬼と同居人(〆)

吸血鬼と同居人(〆)

引きこもりがちな吸血鬼  2020-03-25 19:31:32 
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町外れにある森の奥、人目を避けるように建てられた屋敷には吸血鬼が住んでいるという

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  • No.41 by カーディス  2020-03-28 15:23:25 


カーディス「ふむ……よろしく。行こうか」
(力のない声と貧相な体つきを心配げに眺めた後、どう連れていくかと思考し。少しの思考の後、彼を横抱きに抱えて店を出て。やせ細っているとはいえ、細身な見た目に似合わず平気そうに青年を抱え歩き出し。次にこの店に来た時にはカモられそうだと思わず苦笑いが浮かび)

  • No.42 by 名無しの奴隷  2020-03-28 15:50:17 

あ、主、様っ…?(一応ギリギリの筋力を保てるような最低限の食事は与えられたからこそ歩けないことはない。スタミナこそ、己が獣人だからこそ元々が高いから減っててもおそらく四つん這いでも何とか歩いていけるだろう、そう思ってたが故に突然抱え上げられそのまま何事もなく店を後にする相手に驚きながら、相手の顔を見上げながら戸惑いの声を漏らしつつも、主の手を煩わせまいとあまり身体は動かさずに相手にされるがままにしていて。しかし、最初こそ様々な臭いがあって気付かなかったが、主の匂いを確認しようと気付かれぬよう匂いを嗅いでみるもコロンの匂いはすれどもその中にあるはずの人間の独特な汗の匂いが感じれず少しだけ頭の中に疑問符を浮かべていて)

  • No.43 by カーディス  2020-03-28 16:02:29 


カーディス「思ったよりも軽いな。まずはしっかり食べさせることからか。だがいきなり食べるのも体には悪いか。獣人の食生活とはどのようなものだ? もし辛いのなら無理に話さなくてもいい」
(日が落ち人通りは少ないもののゼロではなく、すれ違う者にギョッとして見られるも気にすることなく町の出入り口へと向かって歩き。そういえば獣人は人間よりも身体能力が高かったなと思い出すも大した手間ではないかと降ろすこともなく。獣人、それも見た雰囲気が犬なので肉を与えると喜ぶだろうかと考えて)

  • No.44 by 名無しの奴隷  2020-03-28 16:30:25 

あ、えと…基本的に人間、と変わり、ません…よ。ただ、犬の姿に、なったら…一部、食べれない、ですが…(相手からの言葉にしっかり食べさせてもらえる、という事実に戸惑いを覚えつつも問い掛けにオズオズとしていてまだ力の弱い話し方ではあるが獣人の食生活について語り。実際、奴隷となる前にも現在と同じ獣人の姿で肉は勿論麦パンや野草、魚もたまに食べたこともあり)

  • No.45 by カーディス  2020-03-28 17:03:56 


カーディス「それは分かりやすくていい。あぁそうだ。屋敷までは少し遠いんだ。眠ってくれていても構わないよ」
(来る時は飛んできたから早かったが、歩いていくとそれなりに遠くなるなと思いながら。当初は動物のペットを購入予定だったため、帰りも飛んで帰るつもりだったが彼を抱えて飛ぶわけにもいかず)

カーディス「いや、せっかくなら何か夕食を食べていこう。食べたいものはあるか?」
(さっさと帰ってしまおうかと思っていたが、帰るには時間がかかりそうなので先に食事をしてしまおうと考え)

  • No.46 by 名無しの奴隷  2020-03-28 17:50:57 

え、あ、い、いえ…あ、その、俺のこと、気になさ…(何か言ってたがどうやら夕食を先に食べるらしき相手から何を食べたいか、と問い自分よりも奴隷である自分を優先する相手の言動が信じられない、と言いたげに明らかな戸惑いを見せつつもフルフルと緩く首を振っていたがカチャカチャと鳴る首輪に改めて自分の立場を認識しながら自分の事を気にせず好きなものを食べて欲しい、その旨を伝えようとしたらグウゥと自らの腹の虫が鳴ってしまえば「す、すみませんっ…はしたない音聴かせてしまい…」それと同時に思い出してしまうは同じく腹の虫が鳴ったときのあの奴隷商の男から受けた仕打ち。煩い音を出すとは何事だとお仕置きをされたフラッシュバックが怖くて少し怯えたようにポツリと呟いて)

  • No.47 by カーディス  2020-03-28 18:17:29 


カーディス「フッ、いい音だ。身体は正直だな」
(相手の腹の虫の音を聞き小さく笑って。さてどうするかと飲食店の前に置かれた看板に近づき。看板に書かれたメニューを見ながら彼がどの料理に興味を示しているか様子を窺い。奴隷という環境にあったからか自分の気遣いで相手が戸惑っていることを感じつつ、もっと気楽な関係になっていけたらなと考え)」

  • No.48 by 名無しの奴隷  2020-03-28 18:52:13 

うぅ…(自分の腹の虫の音を鳴らしてしまい申し訳なさそうに呻くも、相手は小さく笑うだけで怒りもしない。今まで奴隷商から受けてきた仕打ちとは本当に何もかもが違う。まるで記憶の奥底にある昔まだ両親のいた頃に家族で過ごした時のようで。看板に書かれたメニューをボーッと眺めていたらステーキの名前が。今までも奴隷となる前にも時々、奴隷となってからはたまにお肉を僅かに食べる事はできたものの、中々ガッツリとしたお肉を食べることが無くどうしても気にはなってしまうし、尻尾も期待の気持ちから揺れてしまう。しかし、流石に厚かましいし、そもそも自分は奴隷であり、服もボロボロで首輪もついたままて異質。流石に相手と同じようなキチンとした料理を食べれる訳がない、そう考えていて)

  • No.49 by カーディス  2020-03-28 19:12:06 


カーディス「ふむ、美味しそうなメニューが載っているな。この店にしよう」
(相手がメニューを見てそこに書かれたステーキの文字に釘付けになっていることと尻尾が揺れていることに気付き。さすがに彼を抱えたまま店に入るわけにもいかず、一旦彼を地面に立たせてると彼の手を引いて店に入ろうとし)

  • No.50 by 名無しの奴隷  2020-03-28 19:22:22 

あ、は、はい(相手の言葉にオズと小さく頷くと優しく地面に立たせてもらい、手を引かれるがままに相手と共に入店し。日も落ちている時間だからか店内の客の数は疎らではあったが、案内の為に近くに歩み寄ってきたのであろう店員は明らかに自分の姿を見て一瞬言葉に詰まってて。一応応対はしてもらえたが、相手と共に席へ案内される時に疎らにいた客の近くを通る度に客からも奇異の目に晒され、相手が恥辱を受けているのではと不安になりつつキュッとまだ力が完全に戻ってない手で相手の手を握り)

  • No.51 by カーディス  2020-03-28 19:35:33 


カーディス「ありがとう。注文いいだろうか。ステーキを二つ頂こう」
(向けられる奇異の目にも気にした様子はなく、不安そうに力の込められた手を安心させるように握り返して。店員に席まで案内され椅子に座るとステーキを二つ注文し)

カーディス「他に何か食べたいものはあるか? デザートもあるようだが」
(自分はステーキで十分そうだと思いつつ、相手にメニューを見せて)

  • No.52 by 名無しの奴隷  2020-03-28 20:35:32 

い、いえっ…畏れ多いですっ…(相手からまるで心配するなと言わんばかりに握り返されると相手の後ろ姿を見ながら、本当に変わった人だ、と感じて。そのまま相手と共に奥まった席に案内されては一瞬どこに座るべきか、テーブルの下でも良いのか、そう迷ってたが相手に椅子に座れと無言の指示を受けてオズオズと向かいの席に座れば、相手が注文をする声に耳がピクリと動いて。相手が頼んだのはステーキ二人前。しかし、相手が食べるにしては多くないか、なんて思っていたら続けて告げられた言葉で自分のも頼んでいたのだと知れば驚いたように目を丸くし、更にデザートまで……流石にそこまでは、と慌てたようにやんわりと断りを告げて)

  • No.53 by カーディス  2020-03-28 22:12:29 

カーディス「そうか。ではプリンを1つ追加する。以上だ」
(店員に注文を追え、店員がいなくなった後メニューを片付けて)

カーディス「綺麗な瞳だ。髪も整えないとな」
(料理が運ばれてくるのを待っている間、相手の瞳をじっと見た後、満足気に小さく微笑みそう言って)

  • No.54 by 名無しの奴隷  2020-03-28 23:20:21 

っ…!あ、ありがとうございます…俺、奴隷なのに、こんなに良い待遇で…良いのですか?(店員が居なくなればジッと見られていて、何を見てるのだろうと思っていたら相手から瞳の色を褒められ、あまりにも突然ながらも自然な褒め方に思わず嬉しさから顔を赤らめつつ、更に髪も整えてくれるという。嬉しい事ばかりだが、恥ずかしげに目線を落とせばそこには首輪に繋がる鎖が無理矢理にでも自らの立場を示してくる。奴隷まで墜ちた自分の立場なのにここまでしてくれる相手が嬉しいのと同時に申し訳無さげに小首を傾げて問い掛けて)

  • No.55 by とある刑事  2020-03-29 00:11:10 


カーディス「あぁ。気にしなくていい。私は私のしたいことをしている」
(早く屋敷へ連れ帰ってもっと甘やかしたいものだ。とすでに相手のことを気に入っており、代わり映えのしない日常がどのように変化するのか楽しみで)

カーディス「そういえば奴隷商からその首輪の外し方を聞いていなかったな。試してみて外せなければ聞きに行くとしよう」
(邪魔だろう? とさも当然のように言って)

  • No.56 by 名無しの奴隷  2020-03-29 02:27:07 

そう、でしたか…っ、その、俺、奴隷だから、言える立場じゃない、んですけど…俺は、あの男の所、もう2度と行きたく、ないです…(相手から当然の事と言わんばかりにしたいことをする、と言われてしまえば、自分には主の元を離れる自発的な行動が許されないものの、ある程度の自由な行動が出来るのか、とどこか安堵している自分がいたが、更に同じ声色で首輪が外せなかった時の事を言われればゆっくりと自分の首についてる鉄の首輪に触れて。勿論、自分では外せない代物ではあるし裏にある魔法陣を無効化しないと外せないもので。だからこそ、あの男に聞きに行こうとする相手の行動も理解はできる。それでも、あの男に会うのが怖い。今までは逃げれないからこそ隠し続けて来たものの、相手の所有となった今はその感情を隠すことが出来ない。恐る恐ると前置くように言葉を溢し始めればポロポロと言葉が出てきて「それ、と…主様にこの首輪、外してもらったら…主様に俺に似合う首輪を別に選んでもらって、主様につけて欲しい、んです。俺は、主様のものですから…!」と少し遠慮気味に呟いていたが少し自分らしさのある笑みを浮かべて相手の方を見ては自分は相手のものだからと伝えて)

  • No.57 by カーディス  2020-03-29 11:57:46 


カーディス「構わないとも。そういう意見はこれからも発信して欲しい」
(奴隷商の所へ二度と行きたくないという相手に購入時鎖で無理やり引っ張られていたことを思い出し。あれなどほんの序の口で様々な辛い目にあってきたのだろうなと思案し)

カーディス「であればその時は私一人で向かおう。君には屋敷で留守番していてもらうことになるだろう」
(友人に留守の間彼を見ていてもらうこともありかと考えていて。友人が彼を可愛がっている姿を想像するとそれは面白くないなとすでに独占欲のようなものが沸いていて)

カーディス「君に似合う首輪か。そうだな。考えておこう」
(最終的には主と奴隷の上下に関係なく接してもらいたいがそう急ぐ必要もない。少しずつ慣れてもらおう。首輪か。せっかくなら何か起きても大丈夫なように守りになる魔法陣でも仕込んでおきたいなと考えて)

  • No.58 by 名無しの奴隷  2020-03-29 13:33:13 

分かりました(相手からドンドン言って欲しい、と言われれば改めて自分がかなり優遇されていると感じていて。叔父に引き取られギルドに所属するようになってからはあまり無駄口を叩くなと言われ、奴隷商の所にいた時に至っては特定の発言以外を少しでも口にしたらそれだけでお仕置きとなるほどだ。もっとも、あの部屋は問題を起こす事の多い奴隷が入れられるのだから多少煩くしても問題はなかったが。しかしそれでも目の前の相手は自分に自由な発言をさせてくれ、それを飲んでくれる。その優しさが嬉しくて背もたれと背の間の尻尾もパタパタ揺れてしまう。更に自分のお願いすら考えてくれるという相手が本当に嬉しくて「ありがとうございます、主様」心からの感謝を表情と声色、尻尾の振りで伝えるように返して)

  • No.59 by カーディス  2020-03-29 14:49:32 


カーディス「フッ。とっきおきのを用意する」
(嬉しそうな相手の様子に自分も嬉しくなり小さく微笑んで)

カーディス「あぁそうだ。君に名前はあるのか? あの男は君を番号で呼んでいたが」
(仲間に売られたということだったので、元々呼ばれていた名前があったのではないかと思い。番号で呼ぶ気は最初から無く)

  • No.60 by 名無しの奴隷  2020-03-29 15:44:38 

…俺には、もう名前はありません。奴隷となった時点で、この刻印をされ、この番号で呼ばれた時点で…名前の不要な存在に墜ちているのです。俺たち、奴隷はペット以下…いえ、家畜以下の声を出せるだけの物品扱いの存在ですから(名前を問われればピクリと肩を揺らして。確かに、奴隷となる前には呼ばれていた名前はあった、亡くなった両親が付けてくれた名が。しかし、奴隷商から脳内にこびりつくほど言われた言葉が一切剥がれない。左肩の肩口に焼印で刻印された己の番号が唯一の呼ばれ方であるのだとポツリと先程までの嬉しげな様子から一転し落ち込んでる表情とへなりと力なく垂れ下がる尻尾、声色も寂しげに呟いて。それでも、僅かな希望があるならそれは相手の存在で。もしも相手が名付けてくれるのなら、そんな想いから「なので…主様のお屋敷に帰ってからで構いませんので…俺に、名前を下さいませんか?」申し訳なさそうな表情で相手の方を見ながら小首を傾げ、目の前の自分の主である相手に名前をおねだりして)

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