胡桃 2020-03-23 12:19:49 |
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わたしも同じ 、またすぐ会えるのに( ふふ / 浮かべる笑みに、ほんのり寂しさを滲ませて )じゃあその日は 、マンションのエントランスロビーで待ってるね( 完全に体が離れると、相手を見上げつつ小さく首を傾けて )
はい。 ───…では、また後で。( 僅かに身を屈め、再度相手の頬に片手を添えては、軽く口付けを。 体を離し、身支度を整えるため、自宅へ )
( 約束の時間の5分ほど前 / エントランスのソファに、すうと伸びた背筋で浅く腰掛け / 大きなガラス窓から差し込む冬の柔らかな陽射しに包まれながら、頬に睫毛の影を落としつつ、ただただ待ち遠しい思いで相手を待って )
( アイボリーのケーブルニット / ゆったりオーバーサイズをワンピースっぽく / きちんと品を残しつつ、丈はやや短め / グレーのレギンス / 白の厚底スニーカー / 華奢なデザインのネックレス / 小ぶりのベロアリボンバレッタでハーフアップに )
『今、駐車場に着きました。エントランスは、オートロックですか?』
( 聞いていた来客用の駐車スペースを見つけ、車を停めて。 車を降りる前に、ふと気になり、携帯を手に取りメッセージを送り。 返信が来るまで、ハンドルに軽く両腕を置いて待って )
( 深いボルドー色のVネックニットに、黒のパンツ、濃いベージュの底が薄いアンクルブーツを。腕時計は黒の革ベルトのシンプルなものを。少し伸びてきた髪は、ワックスで簡単に整えただけの自然な感じに )
( 腿の上、両手の中で小さく震えたスマホに目を落とし / 「 ううん 、エントランスのドアは鍵がなくても開くよ 」 / にっこりと笑ったうさぎのスタンプと一緒に // 昔わたしが書いたことと違っていたらごめんね )
『了解です。今から向かいますね。』
( メッセージを返し、携帯をしまうと車を降りてエントランスへ )
──────、…胡桃さん。( エントランスに入り、可愛らしい彼女の姿を見付けると、自然と頬が緩み。傍まで歩み寄ると声を掛け )
(/僕も、前と言ってることが変わることがあるかもしれません…。ご容赦ください。)
来てくれてありがとう( 相手に気がつくと、横に置いていた小さめのファーバックにスマホを入れ、代わりにルームキーを取り出して / 溶けるような笑顔で見上げつつ立ち上がり、お礼を / 「 こっち 」と言葉を続ければ、エレベーターに乗るべく彼の手を取り歩き出し )悠之丞さん 、髪の毛のびたね( エントランスとエレベーターホールを分けるガラスドアのオートロックを解除しながら / ほわほわとした調子で / 手はずっと繋いだまま )
( ふふ 、じゃあお互いに 、ご愛嬌 、ね )
いえ、こちらこそ。お邪魔させてもらって、ありがとうございます。( 相手の笑顔に、自分もにこりと返し。 手を繋ぎ、誘われるまま進んでいき )
────そうなんですよ。( 髪が伸びたと言われては、目まで届いている前髪の先を、空いている方の手で軽く触れ、視線も前髪を見るように上へ )
───……胡桃さんのその髪型、可愛いですね。( ハーフアップの相手に視線を向け、微笑んで )
(/そう言って頂けると、ありがたいです。)
ふふ 、ありがとう( ほっぺたぽわぽわ / お礼と共に嬉しげに両肩を竦めた直後、解錠の音、それからドアがゆっくりと自動で開き / 再び手を引きホール内へと )
悠之丞さんも素敵 。なんていうか … 、とっても色っぽい( ボタンを押し、エレベーターの到着を待つ間 / 片手を伸ばし、相手の前髪をそっと撫でて )
色っぽいですか? ただ無精なだけですが、そう思ってもらえるなら、このままでもいいかもしれませんね。( 前髪を撫でられ、思っても居なかった言葉に聞き返してしまい。 しかし、すぐに微笑に戻り、視線を合わせて )
ン 、わたしの心臓がもたなくなったら切って( 柔らかく目を細めてから手をおろし )…( ふいとエレベーターに顔を向けたのと同時に扉が開き / 中に入り、最上階、3のボタンを押して )
───…なおさら、切れませんね。( ふ、と表情緩めてから悪戯ぽく )
─────、あ。…手土産を、と思って買ってきたのですが、車に忘れてしまいました。…あとで、取ってきますね。( 一緒にエレベーターに乗り込んでから気付き、ばつが悪そうに )
そんな素敵なお顔で、そんなこと言われたら、もう今すぐにでも止まっちゃうかも …( 相手の笑顔に見惚れたまま、じわじわと眉下げ / 自分の胸元、心臓のあたりに手をあてて )
ほわ 、ありがとう( まあるい目をぱちぱち )それなら今から一緒に取りに行く ?( にこりと首傾げ )
止まってしまうのは困ります。( 嬉しいことを言ってくれる相手に、微笑んだまま。 彼女の頭を数回撫でて )
────…いいですか? 手際が悪くて申し訳ないです。( 相手の提案に、眉尻を下げて )
だってほんとうに 、悠之丞さんのなにもかもがわたしのめろめろポイントのど真ん中なんだもん( 撫でてもらって、下がった眉が幼げに )
全然平気( ほわんと柔い笑顔を向けたところで3階に到着 / 扉が開いてから1のボタンを押して )おみやげ 、なに持ってきてくれたの ?( ぴたりと距離を詰め相手を見上げ / ご機嫌そうに、ゆるゆると伸びた語尾で )
ありがとうございます。( 平気だと笑顔を向けてくれる相手に笑顔を返し )
──……大したものではないのですが、エッグタルトを。( 勿体ぶったようになってしまったことに苦笑しつつ )
ありがとう 、すごく嬉しい( 繋いでいた手と体を離しつつ、小さく首を傾けにっこりと / 正面を向き、ほわほわとタルトに思いをめぐらせながら扉が開くのを待って )
────、…喜んで頂けたなら、僕も嬉しいです。( 離された手に一瞬視線を向けるも、自分からその華奢な手を取って繋ぎ直し。 嬉しいと言ってくれた相手に安堵の笑顔を向け )
─( 相手を見上げ、応えるようにもう一度にっこり / 指を絡め、そのまま自分の口元へ / 彼の手の甲に、扉が開くまで柔らかな口付けを / エレベーターを降りれば、ガラスドアを出てエントランスに )
────…。( 手の甲に口付けを受け、穏やかに微笑み。扉が開く直前に、相手の額に唇を落として )
─────、今度は忘れないようにします。( エントランスを抜けて、駐車スペースへ。車から紙袋を取り出し、相手へ軽く頭を下げつつ )
────…。( 手の甲に口付けを受け、穏やかに微笑み。扉が開く直前に、相手の額に唇を落として )
─────、今度は忘れないようにします。( エントランスを抜けて、駐車スペースへ。車から紙袋を取り出し、相手へ軽く頭を下げつつ )
( 優しく落とされた口付けに、ほんわりと頬を紅潮させたまま、駐車場まで )ううン 、気にしないで 。忘れものを取りに行く時間も、わたしには愛おしいから( 柔らかく目を細め、端正なお顔を見上げ / 相手の頬を両手で包み、軽くむに、と )
ありがとうございます。( 相手の優しい言葉に、表情は和やかに )
──…では、気を取り直して、( 紙袋片手に、相手と手を繋ぎ直し、再びエントランスへと足を向け )
─( ガラスドアのオートロック解除、エレベーターのボタンを押すこと / 特に言葉無く済ませるも、こうして手を繋いで一緒にいられることの幸せを、終始全身に纏わせていて )
──────( 互いに言葉無く居ても、心地好く、エレベーターが到着するのを待ち。 3階に着き、扉が開き、軽く相手に目配せを )
( ちらと視線を重ね、小さく微笑み / 足取り軽くエレベーターを降りれば、相手の手を引きお部屋の前に / 鍵を開け、先に扉の内へ )どうぞ( 相手に向き直り、ほわ、とはにかみ / 大人2人が一緒に入っても十分に広い玄関は、きちんと整頓され、壁には水色ベースのスワッグが / 一段上がった所にダークブラウンのふかふかスリッパが2つ並べてあって )
お邪魔します。───…スワッグ、素敵ですね。( 玄関に入ると、可愛らしいスワッグが目に留まり。靴を脱いで揃え、用意してもらったスリッパを履きながら )
ありがとう 。近くにすっごく可愛いドライフラワー専門店があってね 、オーダーして作ってもらったの( 一緒に隣でスリッパに履き替えながら / 声音に嬉しさたっぷり滲ませて )
お家でどうやってくつろいでもらおうかなって色々考えて 、結局アフタヌーンティー風に色々とそろえてみたんだけど …( 言いながらリビングへの扉を開けて / ゆったりと過ごせるように、あえてソファ前のローテーブルに準備を / 3段トレイに乗せたプレート、ぽってりとしたティーポット、カップとソーサー、どれも白と淡い水色に統一されていて / 花瓶には深みのある色味の青いアネモネを )どうかな … ?( 気に入ってもらえただろうかと、ほんの少し不安げに相手を見上げ )
───……、すごいですね。( リビングへと入ると、本格的なアフタヌーンティーの支度が出来ていることに驚き、目を見開いて )
……胡桃さんが、全て1人で準備されたんですか?( 信じられないというような表情で相手の方へ視線を )
ううン 、このサンドイッチとスコーンはお取り寄せなの( 肌触りの良いラグに両膝をつき、トレイの1番下、真ん中と順に指し示し / 小さく肩をすくめながら、眉を下げつつはにかんで )でもこれは全部わたしの手作り 。悠之丞さんへ 、バレンタインのチョコレート( 1番上のひとつのプレートに、転写シートでハートやお花の柄をつけたガナッシュ、ミントの葉と生クリームを添えたガトーショコラ、まんまるのブランデートリュフが見た目よろしく乗せてあって / 愛嬌溢れる眼差しで、ほめてほめてと相手を見つめ )
え、…手作りなんですか。すごいです。…ありがとうございます。──…とても嬉しいです。( 一つ一つの話に相槌を打ちつつ、3段トレイに視線を向けていたが、チョコレートの話を聞くと目を丸くして相手へ視線を。お店に並ぶチョコと遜色の無い出来映え、そして自分へのバレンタインチョコとの言葉に、目を細めて笑顔を浮かべ )
────これも、一緒に並べていいですか?( はずかしながら、といった様子で手土産のエッグタルトを掲げてみせて )
喜んでもらえてよかった( 相手の言葉と笑顔が嬉しくって、向ける笑みはとびきりに柔らかで )
うン 、もちろん 。お皿を取ってくるから 、ソファでもラグの上でも 、居心地のいい方でくつろいでいて( 言い終えると、相手の胸に軽く頬をつけ、心を幸せで満たすようにゆっくりと呼吸して / 満足すれば、ほわと笑顔を見せ、その場を離れてキッチンへ )
──────、……はい。ありがとうございます。( 相手の頬が胸に触れると、予想外のことに両眉を僅かに上げ。しかし、すぐにニコリと笑んで、相手を見送り。 スリッパを脱いで、ラグの上に。適当な所に胡座をかいて座り、目の前のティーセットを眺めていて )
ティーセット 、今日のために新調しちゃった( ベビーブルーのお花が散りばめられたデザインのガラスプレートとアンティーク調のケーキサーバーを手に戻りつつ )可愛い ?( 相手のすぐ隣で再び両方の膝をつき、にこやかに首を傾げ )
はい。……とても素敵です。( 戻ってきた相手に問い掛けられ、ニコっと笑んで返し )
───胡桃さんは、こういったセンスがあって、素晴らしいですね。( 持ってきたガラスプレートにも目を遣り、微笑んで。そして、紙袋からエッグタルトが入っている箱を取り出し、箱を開けて。小振りなタルトが何個か並んでいて )
ふふ 、ありがとう( 表情と声音を柔らかく綻ばせ )わ 、美味しそう 、。悠之丞さんのおみやげ選びのセンスもとっても素敵 、ほんとうにありがとう( 箱を覗けば、タルト生地に可愛らしく収まった艶やかなカスタードクリームに一瞬で目を惹かれ / ケーキサーバーを握ったまま、瞳輝かせ感嘆の声を / 緩む目元でまっすぐに相手を見て言葉を続け )
僕のセンスというより、前にお客さんから美味しいエッグタルトがあると聞いたことがありまして。…気になっていたので、この機会に買ってみました。( 頬を人差し指で数回掻きつつ話を。最後には微笑を )
────…お借りしますね。( 相手の手からそっとケーキサーバーを取り。それを使ってタルトを箱の中からガラスプレートの上へ盛り付け。終わるとケーキサーバーをお返しして、箱も紙袋に片付けて )
そうなの 、、じゃあ食べるのが楽しみだね( 一度ぱちりと瞬きをしてから、淡く微笑んで )
ありがとう 。… お湯沸いたみたい 、少し待ってて( 受け取ったケーキサーバーを置き、よりいっそう華やかになったテーブルに柔らかく目を細め / キッチンから沸騰の音が聞こえると、彼が片付けてくれた紙袋とティーポットを手に取り立ち上がって )
────、…僕にお手伝いできることはありますか?( 相手が立ち上がると自分も立ち上がり。 もてなされることに慣れておらず、失礼かもしれないがキッチンまで一緒に行こうと )
ゆっくりしていていいのに( きょとんと相手を振り返れば、愛おしげに笑み零し / 言いつつも、断る気なんて無く、一緒にキッチンへ )じゃあ … 、お湯をいれてもらってもいい ?( 手に持っているものをキッチンのワークトップに置き、IHのスイッチをオフにして / 少し考えてから、すでに茶葉の入っているティーポットを両手で相手の方へ )
────…はい。( にこりと笑んで。沸騰したお湯をティーポットへ注いでいき。広がる茶葉の香りと、キッチンで彼女の隣に並んでいることに、穏やかながらも幸福感を感じつつ )
ありがとう( 両手をワークトップに置いてうんと背伸び / お礼の言葉と一緒に、相手の首に軽く口付けを )… スキンシップ 、多すぎる ?( 顔を離せば、不安げに眉を下げて相手を見つめ / そっと首を傾げて )
───、…いいえ。嬉しいですよ。( お湯を注ぎ終えたところで、首への口付けを受け、少し驚いたように相手の方へ顔を向け。不安げな表情の彼女に、安心させるような暖かな笑顔を )
──────……逆に、僕が少なすぎますか?( 彼女を後ろから抱き締め、耳元で )
よかった …( 優しい笑顔を見て、安堵に表情緩め / でもふいに大好きな声で囁かれては、頭も体も心臓も動きを止めてしまって / 両手でそっと、彼の腕に触れるだけで精一杯 )… ううン 、こうして抱きしめてくれているもの( あたたかな腕の内で、やっと小さく首を横に振り / 前を向いたまま顔を上げ、頬と頬をくっつければ、とても心地よさそうに睫毛を伏せて )
───…それなら、よかったです。( 頬を触れ合わせたまま柔らかな口調で )
────、……冷めないうちに、頂きましょう。( 顔を離し、彼女の頬に口付けてから、腕を解いて )
ン 、もう少しくっついていたかったけど( ふふと淡く笑み落とせば、名残惜しそうに呟いて / ティーポットを持ち、丁寧な足取りでリビングへと向かって )
( 悠之丞さん 、昨日の夜からきっと色々試してくれたのね 。ありがとう 。無事に会えてよかった( ほわ ) )
─────( 自分も相手へ続いてリビングへ。 先程、座っていた場所に、再び胡座をかいて座り。 相手の動向を穏やかな表情で待っていて )
(/会えて本当に良かったです。)
ふたりで協力して淹れた紅茶だね( 彼の隣で両膝立ち / ポットの中身を細やかな加減で、まずは相手の、それから自分のカップへと注ぎ )
それではお好きなものとご一緒にどうぞ( お仕事口調と柔らかな笑顔でエッグタルト、3段トレイを順に手のひらで指し示し / カップの隣の小さなプレートは取り皿用に )
そうですね、共同作業ですね。( 相手の言葉にニコリと。相手の丁寧な仕草に視線を注ぎ )
ありがとうございます。…いただきます。
────……では、ガナッシュを。( 手作りのガナッシュチョコに手を伸ばし、1つを摘まむと取り皿に )
ン 、だからきっと 、絶対美味しい( ふふふ )
お口にあうといいけど …( 正座になって、じっと相手を見つめ / 少し緊張気味に下がり眉 )
────……美味しいです。とても。( 正座をしている相手を微笑ましく思いつつ、ガナッシュを大事に食べて。口内に広がるカカオの薫りと柔らかな食感、程好い甘さは売られているものと遜色なく。幸せな表情を浮かべて食べ終えると、満面の笑みで相手へ感想を伝え )
… よかったあ( 安堵に表情ほわりと緩め )じゃあ次はこれね( もうすっかりリラックス / トリュフを取って相手の口元へ / 小さく首を傾け、眼差しにたっぷりの愛嬌を込めて )
───…いただきます。( 口元に出されたトリュフに微笑し、ぱく、と一口で )
─────、これも、美味しいです。( 食べ終えると引き続き朗らかな笑みで )
……胡桃さんも、どうぞ。( トリュフを1つ摘まみ、お返しにと相手の口元へ )
ありがとう( 素直に柔らかく目を細め / 食べる時、微かに唇が相手の指先に触れて / わざと )悠之丞さんが美味しいって言ってくれたから、味見の時の何十倍も美味しく感じる( 両手で紅茶のカップを口元に寄せながら、にっこりと笑い掛け )
───そんなふうに言ってもらえるのは嬉しいですが、もともと、とても美味しいですから。( トリュフを摘まんでいた指先を軽く舐め。微笑み掛け )
────……、紅茶も、美味しいです。( 自分もカップを取り、一口飲んで。鼻を抜ける上品な薫りに頬を緩め )
そおかな( もったいないくらいのお褒めの言葉に、嬉しげに眉下がり / 相手の仕草と表情に見惚れたままカップに口を付け )ン 、美味しい … 、けど熱い …( 思わずきゅと目を瞑り、少し痛む唇に薬指をあてて )
、……大丈夫ですか?( 熱い、と唇に指を当てる相手を、心配そうに覗き込んで。彼女の頬に片手を添え、親指で軽くその唇を撫でて )
大丈夫 、ありがとう 。… なんだかちっちゃい子みたいで恥ずかしい( ゆっくりと睫毛を上げて視線重ね / 熱さでまだ少し涙目 / 心地よさそうに頬を手のひらに預けたまま、眉下げはにかんで )
───……そういうところ、可愛らしいですよ。( 微笑み。彼女の頬に添えていた手を滑らせ、その顎に指を掛けると、こちらを向かせ。熱いと押さえた唇に軽く口付けて )
────、おまじないのようですが、これで治るといいです。( 唇を離して、にこりと )
…( 甘い甘い言葉とキスに、頬はじんわりと熱を帯び )まだ治らないの( 嘘、おかげで痛みなんてもう全く無いけれど / 彼の両腕にそれぞれの手で触れながら、ぽわりとした困り顔でまっすぐに見つめて )
────、……( 彼女と視線を絡ませた後、片手は頬に添え、睫毛を伏せて顔を寄せ、再び唇を重ねて。先程のように刹那的なキスではなく、数秒間 )
──……我慢できなくなってしまいますよ?( ゆっくりと唇を離しては、額同士を付けたまま囁き )
いいの 、もう少しこうしていて …( 目を瞑り幸福感に浸ったまま、甘やかにそっと呟いて )… だめ ?( ゆっくりと額を離し、かすかに潤んだ瞳で尋ね / お返事を待ちながら、両手を彼の肩に移動させ )
────、─………胡桃さんは、いいんですか?( ゆっくりと丁寧に彼女をカーペットの上に押し倒し。彼女の髪を梳かしながら低い声で )
…………せっかくの紅茶が、冷めてしまいます。( 伝えてから、彼女の頬に口付けを )
またふたりで淹れたらいいもの( 背中が付くまで、何もかもをゆだね / 敏感に、小さく睫毛を震わせながら頬へのキスを受けて / 片手で彼の頬を愛おしそうに包み / ゆっくりと言葉を口にしつつ横を向き、彼に唇を近づけて )
────、( 可愛らしい彼女の唇が迫れば、我慢することなど出来ず、大胆に口付けて。唇を重ねたまま、彼女の頬に片手を添え )
──……………胡桃さん。( 口付けを深めようとするも、飛びそうな理性を捕まえて取り戻し、唇を離しては腕の中に彼女を抱き締めて呟き )
( キスの最中、彼の大きな手の甲に、火照った手のひらを重ね、縋るように握って )… ン 、なあに( あたたかな腕の中で、抜けてしまった体の力が戻るのを待ちながら / 彼の髪をゆっくりと撫で、柔らかく蕩けた、小さな声で / それから耳元に軽く、けれど丁寧に、数回口付けを )
────……いえ。何でもありません。( 低く落ち着いた声色で返し。耳元に落とされる口付けに、取り戻したはずの理性が再び飛びそうに )
─────( お返しとばかりに自分も相手の耳へ唇を寄せ、愛おしそうに口付けを。そのまま首筋へ唇を這わせていき )
、( 首に彼の熱を感じたところで、堪えきれずに甘い吐息と声をかすかに漏らし / 戻りかけた体の感覚は、また呆気なく溶け消えてしまったけれど、重ねた片手には強く力がこもったまま )悠之丞さん 、お顔みせて( この幸福が夢ではないことを確かめたくて、浅い呼吸で懸命に呟いて )
──………( ゆっくりと唇を離し、上半身を軽く持ち上げ、彼女に覆い被さったまま至近距離で彼女を見詰め。長く伸びた自分の前髪が、彼女の顔に触れるほど )
( 眼差しも、体温も、顔をくすぐる前髪も、ほんとうに、なにもかもが好き / とろんと潤んだ瞳でそう伝えながら、彼の滑らかな頬に指先でそっと触れ / 緩やかに視線を落とせば、次は口元へとその手を移し、柔らかく唇を撫でて )
( 相手の艶やかな仕草に、吸い込まれるように再び唇を重ね。その柔らかで甘い感触にキスを深めてしまい )
( 数秒か数十秒か時間感覚が掴めない程に口付けては、名残惜しそうに唇を離し、その頬を撫で。「───…胡桃。───好きだよ。」と微かに呟き、微笑み、抱き締めて )
( 優しく溶けあうようなキスの中、ただ彼だけを求めるように、そっと )
( ほわほわと上手く回らない頭では、囁かれた言葉に反応するのに少し時間がかかり / 彼の腕に包まれてやっと、けれど一瞬で、驚きが全身を駆け / 甘い雰囲気を残しつつ、「 ほえ 」と間の抜けた声を出し数秒、ようやく口を開いて )…… いま 、
────…ん?( 抱き締めていた腕を緩め、僅かばかりの距離を取って視線を合わせ。 相手が言い掛けた何かを穏やかに探るように声を出し、頬をゆっくりと撫で、微笑して )
… くるみ 、って言って 、好きだよって 、言った …( 眉の下がった、どこか泣き出してしまいそうな表情で真っすぐに見つめて / 敬称が取れて敬語じゃなくなった、と / 彼の両腕に触れていた指に、ほとんど無意識にきゅうと力を込め )
、──…そうですね。…言いました。( ふっと笑みを溢すと、微笑したまま彼女の髪を撫でつつ )
───嫌でしたか?( 微笑を薄くして、彼女の澄んだ瞳をじっと見詰め )
嫌じゃない( 変わらない表情で見つめ返し、小さく、でもしっかりと首を横に振り )… 敬語でお話しする悠之丞さんも 、そうじゃない悠之丞さんも 、どっちも大好き( 髪を撫でる彼の手を取り、自分の口元へ / 目を閉じて、ひとつひとつ丁寧に言葉を繋げ / 言い終えると、祈りを込めるように、その手の甲に長くキスをして )
──…それなら、良かったです。( どちらも好きと言われ、ほっとしたように笑顔を深め )
─────胡桃さんは、本当に可愛らしい…( 手の甲に寄せられた唇の感触に、心からの呟きを。それから、相手の手を引き、自分も体を起こしながら相手を起こして )
──………まだ、ティーセットを堪能できてませんね。( 座ったまま、彼女を腕の中に収めるようにしながら優しい声色で )
また胡桃って呼んでね( 「 可愛い 」は、何度言われても変わらずにくすぐったくて、嬉しい / 起こしてもらいながら、ほわりと溶けるような笑み向けて )
紅茶 、淹れなおしてこようか ?( 彼の腰に両腕を回しつつ / まだほんの少しだけとろんとした目で彼を見上げ、首を傾げて )
、───胡桃。( にこりと笑むと、何度でも呼びたくなるその名前を口にし、ふわっと彼女の頭を撫で )
─……紅茶は、このままでも大丈夫ですよ。( 笑顔を向けたまま、問い掛けに答え )
胡桃さん、食べたいものはありませんか?( ティーセットの方へ視線を向け。しかし、二人の体勢はそのままに )
、( ゆったりと彼の瞳を見つめながら、声とぬくもりとを心に染み込ませ / ふと睫毛伏せ、その頬に軽く口付けを / 顔を離せば、幸福そうににっこり )
… たまごのサンドイッチ食べたい( 彼の胸にぺたんと頬と上半身を預け、一緒にそちらを眺めてからぽつリ / 無駄に澄んだ眼差しで「 取ってほしいな 」と無言のうちに訴えてみて / 兄妹仲の良い妹がそうするみたいに甘やかされ待ち )
────……( 愛しい彼女とのスキンシップに幸せを感じつつ、リクエストを受け、サンドイッチへ片腕を伸ばし、1切れ手に取って )
………はい、たまごサンドです。( 優しげに笑んでは彼女の口元にたまごサンドを差し出し )
ありがとう( ぽわンと笑いかけてから、小さく一口 / 溶けるように目尻が緩んだのは、美味しいからだけではなくて )
お仕事はどお ? お店 、忙しい ?( 彼の首の後ろで両手を結びながら、かすかに首を傾げて )
───、……そうですね、仕事は、それなりに。( 自分もサンドイッチを一口食べ、味わっていたところの質問に、苦笑混じりに答え )
────世間の厳しさも緩んできたので、忙しくなってます。……なので、胡桃さんにとても癒してもらっています。( ありがとうの気持ちを込めて微笑んでは、彼女の頭を大事そうに一つ撫で )
胡桃さんは、お仕事はどうですか?( ゆるりと首傾げ )
わたしも悠之丞さんにたくさん幸せをもらってるよ( ほわ / 同じように「 ありがとう 」を込めて、とびきり柔らかな笑み浮かべ )
わたしは今までどおり 、変わらずゆるく働いてる( ふふ )でもそっか … 、やっぱり悠之丞さんは忙しいよね( 彼を見つめたまま、小さく眉が下がり )
胡桃さん──
こんなにも長い間、顔も出さずに居たのに、声を掛けてくださって、本当にありがとうございます。
そして、とてもとても、申し訳ない気持ちでいっぱいです…
胡桃さんが謝ることなんて、一つもありません。
胡桃さんを好きな気持ちは、今も変わりません。
しかし、信じてもらえないような行動を取ってしまいました。
────胡桃さんの、今の気持ちを、聞かせてもらえますか?
… お正月は少しゆっくりできそう ?( 猫がころころ喉を鳴らす時のように、しばらく幸福に浸って / それからふいに顔を上げ尋ね )
───こんな話をするのは、雰囲気を壊してしまいますが、今回の地震、大津波警報の範囲だったので、今朝まで避難してました。今は帰宅して余震に備えています。
胡桃さんは、大丈夫ですか?
悠之丞さんが無事で本当に本当によかった 。わたしは大丈夫 、とても大変な時に心配してくれて本当にありがとう 。なんの力にもなれないけれど 、気持ちだけは悠之丞さんのおそばにいさせて 、
胡桃さんが心配してくれただけで、僕にとって、とても大きな力になりました。
ありがとうございます。
そして、胡桃さんが無事で、本当に安心しました。
──ありがとうございます。( 抱いた腕に力を込めて )
………、胡桃さん。( 力を抜いてから、相手の顔を覗き込むようにして見詰め、唇を重ねようと )
( 「 なあに 」と問うように柔らかく視線を重ねて / すぐに届いた心の声 / 少し冷たい指先で相手の頬に触れれば、伏せた瞳、そっと顔を近づけて )
───、( 自分を受け入れてくれた彼女の唇に、優しく唇を重ね。 強く抱き締めてしまいたい衝動を抑えつつ、その華奢な腰を引き寄せて )
( 唇が触れた瞬間、深い幸福と甘い痺れが全身を満たしてゆき / ゆっくりと顔を離し、相手を見つめ、指の背で頬を撫で / それからもう一度睫毛を伏せれば、今度はこちらから溶け合うようなキスを )
……上手なんて言われたことないですが。( ふ、と目を細め )
───…大切な人にするキスだから、ですかね。( 穏やかな表情のまま、彼女の額に唇を寄せ )
… 嬉しい( 擽ったそうに瞳伏せれば、途方もない幸福を噛みしめるように呟いて )ね 、もう一回 、して( 相手の首の後ろに両腕を回し / 軽く唇を触れ合わせ )
──、( 唇が触れ合えば少々強引に口付けてしまい。 彼女の身体を抱き寄せて )
───…胡桃さんこそ、どうしてそんなに可愛らしいんですか?( 暫し唇を離しては低い声で )
かわいい ? わたし ?( 普段の彼の穏やかさを感じさせないキスは、だからこそどこまでも甘やかで / 深い多幸感に満たされ、体にも思考にも力が入らず、ほうわりとした眼差しと声と応えを )
───…そう。 胡桃さんです。( にこりと微笑んで。再び柔らかく短いキスを )
────可愛らしくて、心配になります。( 自分の体に埋めてしまうように抱き締め )
どうして ? わたし 、悠之丞さんのおそばを絶対に離れないよ … ?( 交わされるキスのたび、頬はじんわり色付いて / 腕の中で懸命に顔を上げれば、困り眉で見つめ )
───……絶対に、なんて、言わない方がいいですよ。( 穏やかな声色とは裏腹に、抱き締める腕に力を込めて )
………でも、とても嬉しいです。──…胡桃さんが離れていってしまうのは、辛いですから。( 強く抱き締めたまま )
───気に障るようなことを、言ってしまいましたか?( 彼女の様子に、心配そうに眉尻を下げ。 少し身体を離しては、彼女の頬に片手を添え、こちらを向かせるように誘いながら覗き込み )
ううん 、言ってないよ 、なにも気にしないで( 抗うことなく顔を上げるも、彼を見つめる眼差しは少しだけ淋しそう / 小さくけれど力強く首を横に振りながら呟いては、またもう一度、彼の胸に顔を隠して )
────…胡桃さんの言葉を、信じていないわけではないです。 きっと、胡桃さんは、僕のそばに居てくれる…。( 胸の中の彼女をきつく抱き締め )
──……大好きですよ。( ここから、どんな言葉を続けても、彼女を傷付けてしまいそうで、一言伝えては、抱き締める腕は解かずに )
うん 、ありがとう( 心のこもった言葉に、かたく閉じていた瞳をそっと開け / 目に映るのは彼の優しい胸のまま / 少し柔らかくなった声で )
──────。
( 彼女のマンションの近くに車を停め、運転席に座ったまま携帯を取り出して )
『突然すみません。 いま、どちらにいらっしゃいますか?』
( メッセージを送ってから、携帯を片手に持ったまま、両腕を軽くハンドルの上に置いて返事を待ち)
( ローテーブルの上、淹れたての紅茶が入ったティーカップの横で振動したスマホを手に取って / 画面を見ては驚きに瞳をまあるくし / 「 お家にいるよ 」の文字の後、どうしたの?と問いかけるねこのイラストスタンプを送信 / 両てのひらに携帯を包み、それが再び震えるのをじっと待って )
『いま、胡桃さんの家の近くにいるのですが、少しだけ会えませんか?』
( 返事を打ってから送信し、今度は座席に深く凭れ掛かって。 少し息を吐いては、何となく車窓から彼女のマンションの方へ視線を向けて )
( 「 お部屋来る ? それともわたしが下に行こうか ? 」 / 返信を終え、カーディガンを羽織れば、ティーカップをキッチンに下げ / 忙しい彼が会いに来てくれた理由に考えを巡らせて )
『予定も聞かずに来てしまったので、胡桃さんの都合の良い方で構いません。』
( 突然の訪問は迷惑だったかもしれないと思えば、上記のように返信を。 携帯をポケットにしまい、車から降りて彼女からの返信を待ち )
( 「 じゃあ、お部屋で会えたら嬉しい 」 / ふわふわと幸福そうなねこスタンプも一緒に / ケトルに新しくお湯を沸かしなおしてから玄関へ、彼用のスリッパを準備して )
『了解しました。向かいますね。』
( メッセージを確認すると再び車に乗り込み、マンションの来客用の駐車スペースへ。 以前と同じ場所に停め、記憶を辿り、エントランスへ。 エントランスを抜け、エレベーターに乗ってから3Fのボタンを押して。 取引先との会合があったため、グレーのスーツにダークグレーのネクタイで )
( 画面の新着メッセージにふと柔い笑顔を溢し / 白いボアサンダルを履いて、玄関ドアの持ち手に両手を乗せ、少しの緊張を胸にチャイムが鳴るのを待って )
──────。
( エレベーターが止まり、扉が開けば彼女の部屋へ。 部屋のチャイムを押してから、淡い色で纏められたスイートピーの花束を胸の位置に片手で持ち。 ドアの方へ視線を向けたまま、彼女を待って )
( ゆっくりと玄関のドアを開ければまず、優しい色合いの花束が目に留まり / それから彼のスーツ姿 / 淡い頬と視線を上げて、緩やかに微笑んで )会いに来てくれてありがとう 。お仕事帰り ?
──、はい。 突然すみません。
( 彼女の姿が目に入れば、自然と笑みが零れ )
────…これ、よろしければ受け取って頂けませんか?
( 花束と、小さめの真っ白な紙袋をそっと差し出し。紙袋の中には、上品な白い小箱に入ったマカロンの詰め合わせを )
わ 、ありがとう … 、すごく 、すごく嬉しい …( 差し出された花束と紙袋を、両手でゆっくりと丁寧に受け取って / 泣き出してしまいそうな顔を伏せ、胸に抱いたスイートピーの花びらにそっと鼻先を付け )少しなら 、ゆっくりしていける ?( 彼の手を取り、軽くこちらに引っ張って )
──…では、お邪魔します。
( 彼女の言葉、表情、仕草が愛おしく、今すぐにでも抱き締めたい衝動に駆られるも、玄関先であることに立ち返り、衝動をなんとか抑え。 にこりと微笑んで、お言葉に甘えて室内へと足を進めて )
はい 、どうぞ( 彼の返事に、みるみる表情輝かせ / スリッパに履き替える時も、廊下を歩く間も、ずっと彼の手を離さずに / そのままソファへと案内すれば、そっと紙袋だけをローテーブルに置いて )少し 、待ってて( 繋いだ手に一度力を込めてから、するりと解き、その場を離れ )
こんなに可愛い花束、見たことない( 籐のバスケットに花束を飾り、両腕に抱きながら再びリビングに現れて )
────。
( リビングへと向かう間も手を離さない彼女に微笑し、そっと指を絡め、繋ぎ直して )
………はい。
( 待っていてと言われては、優しい笑顔を向け、手が離れてからソファに座り )
…気に入って頂けたようで、良かったです。 ─────。
( 花束と共に戻ってきた彼女とその言葉に嬉しそうに微笑し。 スイートピー越しの彼女の可愛らしさに、膝に片肘ついて頬杖を付き、見詰め )
…( 彼の視線に気がつけば、じわりと熱を帯びた頬ではにかんで )どうしてスイートピーを花束に選んでくれたの ?( 彼のすぐ隣に腰を下ろし、両腿の上にバスケットを乗せ / 甘やかな香り、淡く可愛らしい花びらの1枚1枚を慈しむように眺めながら尋ねて )
───可憐で儚げで甘い香りで、…胡桃さんに似合いそうだったので。
( 頬杖を付いたまま彼女の方へ顔を向け、スイートピーに視線を向け、空いている方の手の指先でその花びらを優しく弾きながら話し。 伝えると視線を彼女に戻して柔和な笑みを )
( 今の今まで愛おしかった花々に、心の底から嫉妬してしまうくらいの、なんて優しげな指先 / その動きを瞳で追ったまま、彼の言葉にじっと耳を傾けて )… ありがとう 、本当に嬉しい( 横で彼が微笑むのをしっかりと感じてから、目を閉じ甘く痛む胸に両手を重ね / 小さいけれど、心を込めた声で )
喜んでもらえて、良かったです。───、
( ニコッと笑んで。 辛抱出来ずに彼女の方へ身を乗り出すと、その頬に口付けを )
─……胡桃さん、もし、お仕事がお忙しくなければ、どこかに旅行でも行きませんか?
( 体勢を元に戻して、また、唐突な提案を。 視線は彼女へ真っ直ぐと )
( そっと目を開け、両頬を手のひらで包みながら、ほわほわとキスの幸福に浸っていたけれど / 思ってもいなかった彼の提案に大きく瞳を見開いて / 両手を下ろすのも忘れたままで彼を見つめ返し、ゆっくりと口を開き )… 旅行 、行きたい
──、よかった。
( 彼女の仕草に、フッと表情を緩め )
……では、行き先を決めないとですね。
( ソファに深く座り直し、思案を巡らせるように視線を落とし )
日帰り ? お泊まり ?( バスケットをテーブルに置いてから、上半身を彼に向けて座り直し / 彼の腿に両手を乗せ、小さく首を傾けて )
勝手に、泊まりで、と考えていました。
( 眉尻を下げ。 腿に置かれた彼女の華奢な手に、片手を乗せて )
───…海外、とかでもいいですよ?
( 彼女の方へ顔を向けてはにこりと )
( 泊まり、海外と聞いて、ぱちりと瞬きをしてから、きらきらと顔中を輝かせ )海外ならヨーロッパ … 、海の綺麗なリゾート地もいいなあ … 。悠之丞さんの行きたい所はどこ ?( 楽しげに想像を膨らませては、彼と視線を重ねて )
リゾート地もいいですよね。…僕も、いつかヨーロッパには行ってみたいと思ってます。
( 自分も旅の想像をしては、楽しそうに微笑み )
──…国内旅行も、捨てがたいです。沖縄も北海道も、アミューズメント施設へ行くのも楽しそうですし。
( 次々と候補が浮かび、想像は止まらず )
リゾート地もいいですよね。…僕も、いつかヨーロッパには行ってみたいと思ってます。
( 自分も旅の想像をしては、楽しそうに微笑み )
──…国内旅行も、捨てがたいです。沖縄も北海道も、アミューズメント施設へ行くのも楽しそうですし。
( 次々と候補が浮かび、想像は止まらず )
そうだよね 、国内も魅力的だよね( 困ったように、でもとても楽しそうに、眉を下げ )
… あ 、あとは京都も行きたいなあ( ふわふわと思考を巡らせながらぽつり )でも結局は 、悠之丞さんと行けるなら、どこだって嬉しい( ほわりと柔く笑いかけ )
────、どこまでも可愛らしいことを言ってくれるんですね。
( どこだって嬉しいなんて言われては、思わず肩を抱き寄せて )
京都、いいですね。 実は、京都は行ったことがないんです。
( 苦笑気味に眉尻を下げ )
本当のことだもん( 彼の胸に片頬を付け、心地良さそうに体を預けながら / ふふ )そうなのね 、じゃあ沖縄か北海道にしない ?( あたたかな腕の中、彼を見上げて )
─……京都じゃなくて、いいんですか? …まぁ、僕も胡桃さんと一緒なら、どこでも嬉しいのですが。
( 見上げる彼女と視線を合わせて、一瞬キョトンとするも、すぐに表情緩め。 言い終えると彼女の額に唇を寄せて )
うん 、いいの 。京都はいつか 、また今度( キスを受け、小さく睫毛を震わせてから双眸を伏せ / 多幸感に溺れてしまいそうになるのを堪えながら、それでも声音は溶けるように甘やかで )
……京都も、いつか行きましょう。 楽しみが増えました。
( 嬉しそうな声色で応え。 彼女の肩を抱いていた方の手で、柔らかな髪を数回撫でて )
──北海道と沖縄も、悩みますね。…胡桃さんは、どちらも行ったことありますか?
( 顔を覗き込むように首を傾げ )
ン 、これからもゆっくり 、たくさんの思い出を作ろうね( 髪を撫でる手を両手で包めば、愛おしさを込めきゅうきゅうと握り )
ううん 、沖縄はね 、行ったことないの 。北海道は札幌と小樽に一回だけ( 彼を見上げ、その細やかな頬に指先で触れながら )
では、沖縄へ行きましょうか。
( 頬に触れられ、心地好さそうに穏やかな微笑を )
───…北海道も、いつか行きましょう。
( 彼女の頬に片手を添え、にこりと笑んで )
沖縄 !( その一言に賛成の意思をしっかりと込め / ひと回りほど大きくなった瞳に、零れんばかりの輝きを宿して )
うん 、いつか 、きっとね( 頬に触れる彼の手に、自分の手を重ね、絡め / 幸せそうに微笑んで )
( / たくさん試してくれてありがとう 、大切に大切に 、お返事を受け取るね )
──…行きたいところのリサーチをしないといけませんね。
( 彼女の表情に、こちらも顔が綻び )
……沖縄といったら、何があるんでしょう……
( 名残惜しいが手を離し、スーツの内ポケットから携帯を取り出し、早速調べ始め )
( /そんな過激なワードは使っていなかったので、運営側に僕の下心が見透かされたのかもしれません。少し唇に触れようとしただけなのですが…。どんなに言い回しを変えても、投稿できませんでした )
やっぱり 、海 … ? あとは水族館とか 、アメリカンビレッジとか … 。おしゃれなカフェもきっとたくさんあるよね( 携帯を眺める端正なお顔をそっと見上げたまま / 乏しい知識を掘り起こすようにぽつりぽつりと / ゆるりとした語尾に、ときめく心を滲ませて )
( / 悠之丞さんが選ぶどんな言葉も 、胸に想ってくれるどんな気持ちも、わたしは全部大事で、大好き 。何か意味があって弾かれてしまったとしても 、そうじゃなくても 。… でも 、キスを邪魔するなんて 、野暮ね( ほっぺたぷく ) )
海、…───……沖縄は、3月で海開きするみたいですよ。
( 彼女のワードから検索すれば、少し驚いたように彼女へ視線を向け )
……アメリカンビレッジもいいですね。──ショッピングしながらカフェに立ち寄るのもいいですし…。──レンタカーを借りれば、水族館も行きやすそうです。
( また携帯へと視線落としつつ、旅行への期待感からいつになく饒舌で )
( /そのように言っていただけて、ありがたいです。 本当に、野暮ですね。胡桃さんに触れないでいることは出来ないので、度々挑んでみようと思います。)
もう海に入れるの ? なんだかちょっと 、想像できない …( 「 ほえ 」と小さく驚きの声を溢してから、瞳をまんまるに / 視線を窓へと移し、外の寒さを思い出してみては、微かに体を震わせて )
どれもとっても楽しそう( ほうわりと表情緩ませて )悠之丞さんの行きたいところはあった ?( 上品なダークグレーのネクタイに指を滑らせながら、ふいと彼を見上げ )
( / ふふふ 、楽しみにしてるね )
──、海に入るのも悪くないんですが、…胡桃さんの水着姿は誰にも見せたくないですね。
( 海に入る想像を膨らませるも、間を置いてから彼女を見据え、その頬を指の背で軽く撫でて )
───……地元の酒造所に、行ってみたいです。
( ネクタイをなぞる仕草に、視線を彼女の方へ流しては微笑み )
悠之丞さんが嫌なら着ない( こちらを見つめる瞳の奥の、ほんの微かな鋭さが甘く胸を締めつけて / ふるふると首を横に振っては、迷い無く言い )
行こう 、絶対 。何軒でもついて行くね( 目と目が合えば嬉しそうに、柔らかな笑みを返して )
──水着姿は、僕だけに、見せてください。
( 双眸細め、微笑んでは、彼女の頬に片手を添え )
……泡盛もそうですが、沖縄ならではのリキュールとか、見つけたいですね。
( 彼女の言葉に、嬉しそうに笑み、頭をポンと優しく撫で )
───胡桃さんは、絶対に行きたいところはありませんか?
( 再び携帯に視線を落としては尋ね )
うん 、そうするって約束する( 添えられた手を両手に取り、誓うようにそっとその指の背にキスをして )
お店で使うの ?( いつかの大切な思い出、落ち着いた雰囲気の店内、彼の素敵なバーテンダー姿を思い出しながら / 緩やかに首を傾げ )
… 雑貨屋さん 。ふたりで何かおそろいのお土産を買いたいな( 視線を正面に、じっと思案し / ふと頭に浮かんだ考えを、ぽつりと呟いて )
僕の我が儘をきいてくれて、ありがとうございます。
( 謙虚な言葉とは裏腹に、表情に申し訳なさは滲ませず、誓うようなキスのお返しに、彼女の手を取り、その甲にキスを )
──はい。お店で使えるようなものがあると、嬉しいですね。
( 微笑しつつ、答えを返し )
お揃いのお土産、いいですね。──…アメリカンビレッジとか、ありそうじゃないですか?
( 携帯から彼女へ視線を戻し、にこりと )
( /急に旅行を決めてしまいましたが、早速旅立ちますか? )
じゃあわたしもひとつ 、我が儘を言ってもいい ?( 片手を彼に預けたまま、ほわりと淡く色付いた頬で尋ね )
きっと素敵なお酒に出会えるよ( ふふと柔らかに表情を綻ばせて )
そうだね 、じゃあ絶対に行くところは 、酒造所とアメリカンビレッジに決定ね( 首を傾けては、つられるように笑いかけ )
( / 旅行に誘ってくれて本当に嬉しかったよ 。うん 、出発しよっか 。沖縄の空港に着いたところから始める ? それとももう少し前からにする ? )
───はい。もちろん。
( 彼女の片手を取ったまま、僅かに首を傾げ )
──…定番の観光地にも行ってみましょう。
( 楽しい旅になりそうな期待感に顔を綻ばせ )
( /移動中も一緒に楽しみたいですが、旅行そのものも楽しみたいので、沖縄の空港に着いたところからにしましょうか。 )
ぎゅ ー ってさせて( 全てを言い終える前に、勿論返答を待たぬまま / 手を離し両腕で彼を抱きしめては、あたたかな胸に頬を埋めて )
うん 、わたしも後で色々調べてみるね( 彼の柔らかな表情を愛おしそうに見つめながら / 当日までに沖縄の観光本をたくさん読んでおこうと心に決めて )
( / ン 、賛成 !( にこ )あとね 、わたしずっと考えていたことがあってね 。全然話が変わってしまうのだけど 、いつか新しくふたりだけのお部屋を作りたいなって 。ここのお部屋には悠之丞さんとの思い出がたくさん詰まっているから 、離れてしまうのはとても寂しい気持ちもあるの 。でも 、それでも 、って 。悠之丞さんはどう思う … ? 旅行の前にこんなお話を持ち出してごめんね 。お返事はいつでもいいので 、いつか気持ちを聞かせてくれたら嬉しいな )
──…僕もしたかったので、我が儘の内に入りませんね。
( 抱き着いてきた彼女へ甘い声色で。自分も腕を回して抱き締め )
────ホテルとかは、僕が決めてしまってもいいですか?
( 見つめられると自分も見つめ返し、笑顔を )
( /では、空港からにしましょう。 二人の部屋を作るのは賛成です。元々、多人数トピに居座ってしまったのは自分ですし… )
… 今日は久しぶりに会ったし 、悠之丞さん 、スーツでいつもと少し雰囲気が違うし 、素敵なお花とプレゼントまでもらって 、なんだかすごくどきどきするの … 。落ち着くまでもう少し 、このままでいさせて( それならもうもひとつ我が儘を、と / 心地良い腕の中、細い声でゆっくりと言葉を繋いで )
うん 、お願いします 、ありがとう( お礼を言い終えるのと同時に顔を上げ、鼻先と鼻先をそっと触れ合わせ )
( / うん 、上のやりとりに区切りがついたら空港から始めよ 。賛成してくれてありがとう 。ここに悠之丞さんにいてほしくないから新しいお部屋のお話をしたわけじゃ決してないからね 。ただただ “ 本当のふたりのお部屋 ” が欲しいっていう 、それこそわたしの我が儘 、なの 。新しいお部屋に付けたい名前も全然決められなくて 、実現するのはもう少し先になるかもしれないけれど 、お話しできてよかった 、聞いてくれてありがとう )
────そんなにドキドキしてもらえて、嬉しいです。
( 少しだけ抱き締める腕に力を込め、彼女の髪に柔らかく唇を寄せ )
───…、
( 鼻先が触れる程の距離感に、我慢は効かず、そっと唇を重ね。 唇を離すと微笑み )
( /こちらこそ、ありがとうございます。 2人の部屋は、胡桃さんにお任せしてしまって、よろしいのでしょうか? )
… 心臓 、とまっちゃう( 髪へのキスも唇へのそれも、身も心も蕩けさせるのに十分なのに、最後に落とされた柔らかな笑みにとどめを刺されて / 苦しげな呼吸とは正反対に、頬も目元も内側から鮮やかに上気して / 何とか絞り出した声の色はどこまでも甘く )
( / 本当はね 、もし負担じゃなければ 、悠之丞さんと一緒に考えられたら嬉しいなって思ってるのだけど 、どう 、かな … ? )
─……止まるのは、困りますね。
( 色気のある彼女の表情に、その顎を指先で掬っては、困り顔に似た微笑を向け )
────、これで、落ち着くでしょうか。
( 再び腕の中に抱き締め、自分の胸に彼女を埋めるようにして )
( /一緒に考えましょう。 と言っても、僕はあまりネーミングセンスが無いのですが…。)
… ふふ 、だめ 、もっとどきどきする( 顎先を掬われ、つられてこちらも困り顔 / 彼の腕の中、もちろん抵抗などせずに / 清潔な香り、体温、優しく伝わってくる掌と腕の力にますます胸は苦しくなるばかり / せっかく和らげようとしてくれているのに、と何だか可笑しくなってしまって、くすくすと笑い声を溢し )
( / ありがとう( ほわ )わたしも全然センスが無くて … 。大切な思い出のひとつの、悠之丞さんに初めて作ってもらったカクテルの “ ミモザ ” を考えていてね 。カクテル言葉とか、花言葉を調べてみたのだけど、うまく纏まらなくて … )
────…、それなら、ドキドキを出し切ってしまえば、落ち着くかもしれませんね。
( 笑い出してしまった彼女に、困ったように思案を巡らせて )
──………どうしたら、もっとドキドキしてくれるでしょうか。
( 彼女の耳に指を這わせ、その耳許に唇を寄せ、吐息混じりに問い掛け )
( /ミモザ、とても良いと思います。花言葉も調べてみましたが、素敵でしたね。ミモザのままでは、捻りがなくて嫌でしょうか? )
… たくさん 、好きって言って( 耳の線をなぞられる感覚に、ぴくんと微かに両肩を竦め / 耳元で低く甘く囁かれては、再び呼吸が不規則に / そっと彼を見上げれば、熱を帯びた指先で相手の首筋に触れて )
( / 本当 ? 嬉しい …!ううん 、ミモザだけでも素敵だと思う 。英語だと mimosa 。こっちの方が字面が綺麗かな … ? )
───好き、です。…………
( 見上げられれば熱い眼差しを絡め、微笑とともに囁き、そっと唇を重ね。彼女の腰に手を回し、抱き寄せて。 次第に口付けを深めては、頬や首筋を指先で撫でていき )
( /英語表記、いいですね! mimosaで、決定にしませんか? )
わたしも好き 、大好き( 彼がくれた言葉に、優しいキスに、どこまでも深く深く満たされて / 撫でられるたび、小さな吐息を甘く溢しながらも、溶け合うようにキスを続け / そっと僅かに顔を離しては、火照った目元、双眸を閉じたまま呟いて )
( / mimosa 。うん 、変に飾るよりずうっと素敵 。ありがとう 、悠之丞さんのおかげで一番綺麗な名前に決められたよ )
─────…好きだよ。──
( たくさん、と言われては、再び呟いて。その閉じられた瞼に唇を落とし。次いで、頬、顎、首筋から鎖骨へと順々に口付けていき。大事な彼女を傷付けてしまわないようにしているような、優しい口付けを )
( /僕は、胡桃さんの提案に乗っかっただけで、何もしていません。胡桃さん、考えて頂いて、ありがとうございます。)
悠之丞さんの言うとおりね 、たくさんどきどきしたら 、苦しいの 、治った 。今すごくすごくしあわせ( 崩れた口調に密かに甘く胸をくすぐられ / 深い愛のこもったキスのひとつひとつに、幸福そうに睫毛を震わせて / 指先に愛おしさを乗せ、艶やかな焦茶色の髪をゆっくりと撫でながら、ぽつりぽつりと / 言い終えてから、彼の額に柔らかく口付けて )
( / ううん 、本当にわたしひとりだけじゃ何にも決められなかったもの 。ふたりで決めた 、ふたりのお部屋の名前( 嬉しげにほわり )旅行のスタートから新しいお部屋に移る ? )
───…よかったです。
( 額に口付けを受けると体勢を戻して。ドキドキが落ち着いたと言う彼女の頬に片手を添え、慈しむように親指でその頬を撫でて微笑み )
──長居してしまっていますが、胡桃さん、もう休むところではありませんでしたか?
( 抱き締めた体勢のまま、彼女の瞳を覗き )
( /2人の部屋が出来て、嬉しいです。 そうですね。旅行の始まりから移りましょうか。)
ううん 、この時間はまだいつも起きてるよ( 溶けるように緩んだ眼差しを、彼から壁掛けの時計へと移し / 2本の針が指す時刻を確認しては、小さく首を横に振って )悠之丞さんは明日早いの ?( 再び視線を重ねれば、彼の胸に両手を置いて、眉を下げつつ尋ね )
( / うん 、じゃあちょうど良い頃になったら、新しく作っておくね 。向こうでも今までみたいに下げながら進めていくのでいい … ? )
そうですか。──予定も聞かずに、お邪魔してしまったので。
( 穏やかな表情ながらも、申し訳なさそうに少し眉尻を下げ。 彼女の頭を何度か優しく撫でて )
僕は、…特別早いわけではありませんが、いつも通り仕事ですね。
( 軽く溜め息をつくも、仕事が嫌であるような表情ではなく。肩を軽く竦め )
( /可愛い胡桃さんを不特定多数に見られるのも憚られるので、下げ進行でいきましょう。 色々とお任せしてしまって、申し訳ありません。よろしくお願いします。)
全然平気 、何よりとっても嬉しいもの 。いつでも好きな時に会いに来てね( ふうわりと表情柔らかく / あたたかな掌が髪を滑るごとに幸福度は増してゆき )
そっか … 。わたし 、できるなら悠之丞さんとずっと一緒にいたくって 、だから多分引きとめるようなことばかり言っちゃうと思うけど 、帰る時は何の遠慮無く帰ってね( 変わらず下がり眉のまま、こくんと小さく頷いて / 両手をそっと握りしめてから、ゆっくり言葉を繋ぎ / 笑顔で口を閉じたけれど、ちょっぴり寂しげ )
( / ふふ 、悠之丞さん 、過保護( けれど溢す笑みはとても嬉しそう )ン 、ちゃんと上手にできたら 、たくさん褒めてね )
───僕も、ずっと一緒にいたいですよ。
( 彼女の健気な言動や仕草に、愛しげに頬を撫で )
─……このマンションは、空き部屋はあるのでしょうか。
( 仄かに冗談めかして片眉吊り上げて。唸るような表情をしてみせ )
( /確かに、過保護でしたね…。 作っていただけだら、たくさん褒めますし、どんな我が儘でも聞きます。)
… 空き部屋 、どうだろう … 。たぶん全部埋まってるんじゃないかな …( まあるくした瞳でぱちりと瞬き / 彼の表情に見入りつつ考え巡らせ / 確信は持てないまま )でも 、どうして ?( 澄んだ眼差しで控えめに首を傾げ )
( / ほんとう … ?( ほわわ )我が儘 、たくさん考えておくね( ふふ ) )
空き部屋があれば、引っ越してしまおうかと。
( ニコッと笑んで。名案と言わんばかりに )
──胡桃さんの部屋の隣が空いていれば最適だったのですが…。 残念です。
( 肩を落として落胆し。それから彼女の頬を両手で包み込んで目を合わせては、悲しげに )
( /たくさん考えておいてください。 簡単な返事と、返事の頻度が下がってしまい、申し訳ありません…。)
お引っ越し …( 自分で言葉にしてみても、きちんと理解するまでに数秒かかり / その間首を傾けたままきょとん / 正しく飲み込めた瞬間、瞳を見開き、ほっぺた紅潮させて )どこかお部屋が空いたらすぐ連絡するね 、…… でももしこのマンションに悠之丞さんが住んでいたら 、わたしきっと自分のお部屋に帰らなくなっちゃうと思う …( 真っ直ぐ見つめ返す瞳に「 どうか悲しまないで 」と想いを込めて / 短い沈黙の後、彼の手の甲に指先で触れながら、ふいと両眉を下げ )
( / ううんううん 、お返事の文章もタイミングも 、わたしはこれまでと変わらずとっても嬉しかったよ 。忙しい時は 、どうかゆっくり休むことを一番にしてね 。いつもそばにいてくれてありがとう )
───もし、そうなったら、…帰らなくてもいいですよ。
( こちらの意図に気付いた彼女の反応が可愛らしく、ふっと笑みを溢し。 次いで出てきた言葉と仕草に、嬉しそうに双眸細め、伝え終えるとまた抱き締めて )
( /胡桃さんこそ、いつも僕に寄り添ってくれて、ありがとうございます。)
… ほんとう ? … ずっと一緒にいていいの ?( 嬉しくて嬉しくて、だからこそどこかまだ夢のようで / 心を落ち着かせるように、彼の背中に両手を回せば、ほんの僅かに震える声でゆっくりと尋ねて )
( / 寄り添ってるって 、そう思ってもらえていて嬉しい 。あたたかい気持ちでいっぱい )
もちろんです。 ──…ずっと、一緒にいましょう。
( 大事に大事に抱き締め返し、穏やかで低い声色を落とし )
────……このまま、こうしていたいのですが、そろそろ帰りますね。
( 一つ息をついてから、決心したように体を離して微笑み )
( /胡桃さんの存在に、支えられてます。)
ン …( 口を開いては、きっと彼の決心を揺らがせてしまう言葉を言ってしまいそうで / きゅうと唇を結んだまま小さく頷いて )… 今日は本当にありがとう 。旅行 、楽しみにしてるね( 彼の手を取りソファから立ち上がれば、寂しさ滲ませながらもほわんと笑いかけ )
( / わたしも 。奇跡みたいに悠之丞さんと出会えて 、本当に幸せ )
──こちらこそ、急に押し掛けたのに、ありがとうございました。 僕も、旅行が楽しみです。
( ソファから立ち上がれば、彼女を優しい眼差しで見降ろして。 手を繋いだまま、リビングから廊下へと歩を進め )
───……では、お邪魔しました。
( 玄関に着くと繋いでいた手を離し、スリッパを揃えて脱いで、靴に履き替え。 身を屈めて彼女の唇にキスを。 そして、片手を彼女の頬に添え、撫でつつ微笑み )
( /出会えたことに、感謝します。 悠之丞、帰宅させました。)
またね( キスの終わり、両頬に淡い桜色を咲かせ / 体の後ろで両手を組みつつ、微笑み返し挨拶を )
( / 旅行の出発を延ばしちゃってごめんね 。お部屋のお話が纏まるまで長く付き合ってくれてありがとう 。こっちで話し残したことはもう無い 、かな ? )
────。
( 可愛らしい彼女の微笑に、後ろ髪を引かれる思いで玄関の扉を閉め。 彼女のことを想いつつ、帰路に着き )
( /いえ。こちらこそ、ありがとうございます。 もし、話し残したことがあっても、新しい場所で話せますし、場所を移しますか。)
( / mimosa と名前をつけて 、お部屋 、作ったよ 。… 気に入ってもらえたらいいのだけど …( 心臓きゅ )向こうで待ってるね )
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