司書 2020-03-22 13:34:22 |
通報 |
>ラギー
( それはそれはほんの数刻前のお話。今日も今日とて人のいない図書館を見詰め・・・何を隠そう明日は休日、きっとこの後も人の出入りはまばらだろう。ならば、と足を向けたのは地下書庫でそこにあるのは生徒達が手に触れないようにしまわれた魔力の強いものであったり、あるいは表に出すかを迷っている本であったりする。ばらばらと気になる本を雑多に手に取り、書庫の端に沢山のそれを積み上げたなら籠るようにその中心で本を開き──本を読む楽しさに煌めいたような、魔法に当てられて淀んだような、そんな瞳を持ち上げ階段へと向けたのは誰かの足音が聞こえた気がしたから )
トピック検索 |