司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>812 ミシェル
うーん…花の街で見たドーナツはどれも美味しそうだったな~。──ほら、これ。全く同じ物は作れないかもしれないけど、こーいう豪華なドーナツを口いっぱいに頬張ってみたいッスねぇ。
( そつなくカーテシーしてみせた監督生と対照的に恭しく扱われることに不慣れなハイエナは、肩を竦めて応えるのが精一杯。ドーナツだったらどんな味でもウェルカムだが、こういう時、具体的な案を出してくれた方が作り手が助かることもよく覚えがあるため、制服のポケットからスマホを取り出して。画面をタップし彼女の前にとある1枚の画像を見せる、それはノーブルベルカレッジとの交流会に際して花の街を訪れた時に撮った写真。美しい古都は食べ物まで洒落ているようで、たっぷりのイチゴジャムとホワイチョコソースがかかった生地のうえにはドライフルーツが散りばめられており、上品で可愛いドーナツ。何か足りない物があればサムさんの店に行くし─どう?とでも問うように小首を傾けて。 )
>>813 ノア
───おや、女王様もうお帰りッスか?それじゃあ図書室まで送るッスよ。
( もしも…もしも、本当に酔い止めを完成させることが出来たのならその時、この司書はどんな顔をするんだろう。しおらしい様子はすっかりなりを潜め、保護者の真似をする彼女の事をぼんやりと横目に捉えながらそんなことを思った。制服のままゴロゴロするから立った彼女のブレザーにはところどころシワがついていて。それに───スンと軽く鼻を鳴らし。ここは優れた嗅覚を兼ね備えた獣たちの巣穴、一歩部屋から出ればきっとあらぬ誤解が瞬く間に広がること間違いなしだが──自分もよそ者の名残りに、落ち着かぬ夜を過ごさなければならないのだからおあいこだ。靴を履き終えた彼女を見ると自分も立ち上がり、魂胆がバレていないのならこのまま楽しい楽しい物見遊山に出掛けようか。バイト代もまだもらってないし、とそれっぽいことを付け加えつつ率先して部屋の扉を開けて。 )
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