司書 2020-03-22 13:34:22 |
通報 |
>>780 ノアさん
ナッツはね、小さなものではなく大きなものを割って入れているから食感や香りが強いんです。
( ころん、とキャンディを器用に口の中で転がしつつ─── お行儀が悪いのはさておき─── 彼女の言葉にぱっと微笑めば言わなければきっと他の人には分からないであろう自分なりの拘りを彼女へと伝えながら、彼女のその表情で味が彼女好みだったかどうかは十二分に伝わっているらしく上機嫌そうにほわほわと雰囲気をやわらげて。ふわりと頬を撫でる涼やかな風と、それから生徒たちの楽しそうな声にふと其方へ目線を向ければまるで夏の太陽のように眩しい笑顔を散らしながら廊下でじゃれている生徒たち。自分の元の世界ではこういった学園こそあったものの、上流階級の出である自分たちのクラスの男子生徒はここまで年相応にはしゃいでいることは無かったなと思い返せば「 ね、ノアさんは学生時代どんな子だったの? 」と、特に深い意味の無い雑談として隣でクッキーを楽しんでいた彼女に話を振って。なんとなく今と変わらないようなイメージがあるけれど、意外とやんちゃだったのかしら。なんて考えながらも宝石のような双眸は好奇心が抑えられないと言わんばかりに輝いていて。 )
>>781 レオナ先輩
うふふ、王様のしっぽを踏むような真似は致しませんわ。
( 巻き込むなよ、というような意味がたっぷり込められたエメラルドグリーンの視線を受けてなおにっこりいけしゃあしゃあと上記を返しては、そのまま瞼を伏せてしまった美丈夫にこれ以上追求してはそれこそ喉仏に噛み付かれかねないと引き際を見極めては、マァ聞きたいことは聞けたからいいかと自身も立ち上がろうとして─── それから「あ。」とぽつりと思い出したかのようにぴたりと動きを止めて。再び船を漕ぎだそうとしている彼に改めて向き直れば「 そういえばレオナ先輩、クルーウェル先生が血眼でレオナ先輩を探していらっしゃいましたよ。もうすぐ此方にいらっしゃるんじゃないかしら。 」と彼を探していたもうひとつの理由をやっと思い出したそうで、自身の頬にそっと手を添えながら教室から部室、それから此処を探すと息を巻いていたモデル然とした教師の浮き出た額の血管を思い出しつつも此処に居たら捕まるのでは?とにっこり微笑み。 )
>>783 ラギー先輩
、……元気になって、?
( 折角のお客人に紅茶でも…とキッチンに向かっていたさ中、彼の口からふと気になる単語が出たことにぴたりとその足を止めては怪訝そうに眉を顰めながらその単語をぽつりとオウム返しして。〝元気になってよかった〟という単語は世間一般的には〝普段と違う行動を取っていた者が普段通りに戻った〟ときに使われる単語である。グリムはミシェルが見ていた限り一緒にいる時は特段いつもと違う様子は無かったのだが、彼はグリムの普段と違う一面を見たのだろうか。自分のもやりと広がった霧とは裏腹に、良かったと表情を崩す彼になるべく違和感を持たせないようにいつも通りにっこりと淑女の面を被れば「 グリムの元気が無かった時があったんです? 」と彼にソファへ座るように勧めたあとに改めてキッチンで紅茶を淹れつつ、それから昨日作ったカップケーキとクッキーを皿に乗せて簡易なお茶菓子にすればこてりと艶やかなブロンドを揺らしながら首を傾げて。 )
トピック検索 |