司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>782 ノア
あ?……おいおい。これくらいでへたりこんでたら、街に下りた時が思いやられるな。
(呼び止められて振り返れば、視界に相手の姿は見えず。は?と思わず顎を引けば、床にへたりこんでいるではないか。思わずギョッと目を見開き、先に行こうとした足を引っ込める。相手の顔を覗き込もうとして、手に持っている首輪を見て眉をつり上げる。素晴らしいご趣味をお持ちのようだ。自分がする訳でもないので、何も言うこともないが。相手を待とうとして、廊下奥から微かに聞こえる賑やかな声。このまま放っておけば、どう見てもこの司書をボコボコにしただの泣かせただの自分が言われる始末になるだろう。そういう立場はカラスだけで十分だ。軽口を叩きながら、無音のため息をつく。その小さな体を俵担ぎにしようとして、一瞬手が止まる。相手はブッカブカの男子制服を着用しているものの、女性だ。仕方なく膝裏に腕を回し、背中に手を添える。所謂お姫様抱っことやらの形で、軽々と司書を持ち上げようとし)
>>783 ラギー
コックも王族に料理が作れて光栄だろうよ。
(呆れ眼の相手の言葉に、ゴマをするだけの人々を思い出す。王宮に関われるということは名誉だ。継承権から遠い自分にすら形だけは取り繕う輩を思い出して、フンと唇の片端を弓なりに曲げて蔑むように笑う。実際苦労しているだろうが自分にはどうでも良いこと。注文に応えることがコックの仕事だし、それ相応の給与だって貰っているのだから。皮肉たっぷりの言葉を舌に乗せたまま、相手の抗議を聞いて一瞥。ラギーは働き者だが、自分の利益重視だ。そこが長所であり、短所でもある。仮に相手が重大なミスを犯している場合、自分は速攻彼に見切りをつけているだろう。当然のことを言うな。と、片手の平をひらりと空に向けた)
随分と初歩的なことを言う。お前がもし大きなヘマをしているなら、とっくにこの場にいないだろうな。
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