司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>レオナ
──他の寮生を巻き込むワケにもいきませんからね。朝6時にドラの音が鳴り響く目覚まし時計をキミのベッドの下に仕掛けるくらいにしてあげましょう、喜びたまえ
( 何の爪痕も残さないというのは文字通りこういうことを言うのかもしれない、嫌がらせを兼ねて強めに爪を立てたはずだと言うのにこうも易々と鼻で笑われてしまっては司書としても納得がいかない部分がある。閉館を示して、鍵をかけ──乗せていただけの手に、己より高い体温が重なったことに目を丸くしたのなら早足で引かれるままに背中を追う。時折擦れ違う生徒が戸惑った表情を浮かべ──何をしたんだあの司書は、とでも言いたげなそれに己は無実だと公言するほど余裕は無い。いくらかペースは配慮してくれているのだと理解していてもこちらは小走りだ。息切れも程々に、軽口とも恨み節とも取れる声色で嫌がらせの方向転換を告げながら長いズボンの裾で転ばないように足元に視線を落とし )
>ラギー
──お黙りなさいな、この体調で招待を無下にする程恩知らずではないつもりなのだけれど
( 扉が開く音に閉じていた瞼を持ち上げる、今の寮長の代になってからは初めてのサバナクロー──寮の中はある意味生徒の天下だから、己のような仮にも学園関係者が易々と足を踏み入れることの方が少ない訳だが。書物の落とされる音に僅かに肩を揺らし反応をしたものの、注意はせずに──後で本を綺麗にしてあげようと心に誓いつつベッドの上に大人しく下ろされるままに。己の持っている数冊の本も己の隣へ置き、問いかけに小さく首を振れば )
いえ──水だけで。お気遣いありがとうございます
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