司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ノア
ハッ、誰もお前を留めておく権限なんざねぇよ。
(ひやりとした指先が手の甲に伸ばされ、ピクリと耳が動く。男のそれとは違う、絹のような柔肌に相手が随分長いことこの箱庭に閉じこもってきたのだと想像した。ここから飛び出そうとする彼女が顔を上げ、光のない目が窓から差し込む光が反射しチョートゥー石のように輝いている。あの淀んだ目よりよほど良いと、僅かに震える手をしっかりと握る。まるでダンスパーティーにでも誘っているかのような紳士的な手付きで、彼女の手を自分の手のひらに乗せると、その動作とは反対にやや強引に手を引いた)
そうと決まれば早速許可取りに行くぞ。お前が やっぱりやめます。だなんて尻尾を巻いて逃げ出しちゃ面倒なんでな。
(/ご説明ありがとうございます!なるほど、ノアちゃんはそんな特殊技能があるんですね。学園長実装前後でコロッと変わっているノアちゃんも愛らしいですね。ではちょっと強引ですが、外の空気吸っていただこうかなと存じます)
>ラギー
お前が言える立場か?――不要だ。そして野菜の話もなしだ。
(でかい拒否の声に耳を後ろに向ける。元よりぶん取る演技だったので、ヒョイとかわされた袋に伸ばされた手をすんなりと引っ込め、顔を上げた。そうすれば大切に抱え込んだハイエナの姿に、呆れた目を向ける。法より何より明日自分が腹いっぱいになれることを大事とする目の前の男に、どの口が言ってんだ。とハッと息を吐いて。隣に移動した相手が、急にしおらしくなりやがったと思えば。どうやら心臓に冬毛が生えているらしい。側溝に落ちればハイエナがすぐさま飛び込みそうな500マドルなど、己にとっては端金。しかしやはりそれはそれ。実験に必要であれば温室で簡単に採れるそれをわざわざ買うほど、金を持て余していない。ピシャリと断れば、このハイエナあってこのボスあり。と要望をぬけぬけと捩じ込んだ)
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