司書 2020-03-22 13:34:22 |
通報 |
>ミシェル
私がオンボロ寮に?──とっても素敵なお誘いですね
( それは流れ星でも降ってきたかのような嬉しそうな声色は鈴の音よりも綺麗で、告げられた提案は砂糖菓子より甘いものだった。得体の知れない司書を自身のテリトリーに招くとは、と思う反面年甲斐もなく喜んでしまったのも事実であり──あるいは、一人でこの図書館で眠らなくても良いのではという期待か、お泊まりの許可が得られるかの不安か、色々な理由があったにせよ──それは長く司書を勤めていた身にも初めてのこと。差し出された手におしゃまさんだと揶揄う様に手を乗せたなら、2人でこっそり廊下へ──人が少ない図書館だ、数分席を外したところで司書を探し回る生徒もいないだろう。頬を撫でる風が少しだけ冷たく、図書館とは違う空気に小さく深呼吸をしてから可愛らしい包みに手をかけて )
女王様だからこそ、ルールは守るものですよ──ハートの女王の規律より厳しくはないにせよ、ね。クッキー、いただいても?
トピック検索 |