司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>レオナ
──そうですか。それなら、司書もキミにお礼ができるかもしれません
( 見守ってくれている人、という言葉に数人・・・それこそ、こんな司書を救って、慕ってくれている生徒たちや教師たちの顔が過ぎるけれど──同時に元の世界の誰かの顔も過ぎって僅かに顔を顰める。こちらの世界の生徒たちは卒業して置いていくし、教師たちも己とは違って歳をとる。キミだって・・・とは口にせずに、下ろして貰えないのならと顔が赤くなる前に肩に顔を少しだけ寄せて影に隠れることを選び。それにしても、人間一人を抱えて平然と歩けるとは──振動も少なくて、正直快適さで言えばこのまま眠れそうなくらい。性別だとか種族だとか、そういうものを抜きにしてもこの生徒は随分と体躯がいいのだろう。声を拾うように近付いた耳に、質問の意図は隠したまま漠然とした返答を戻し・・・そのまま、目の前で揺れた己とは違う形の耳にふーっと息を吹きかけ )
獅子と言えど、無防備に近づいては人間に狩られますよー・・・なんてね、仕返しです
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