司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>レオナ
そもそもレディをそう軽々と抱えるのもどうかと思いますがね──服が服だから暴れやしないけれど、些か好奇の目で見られそうなので下ろしてください
( 暴れられたからと言って落とすような生徒ではないと理解しているが、一応大人しくしたのは珍しい服の隙間から覗いた己の脚元が随分心もとないからだった。撫でた手に擦り寄る様は随分横柄な猫といったところだが、それを口にするのは辞めておこう・・・美味しい紅茶が飲みたいので、へそを曲げられるのは困ってしまうので。生徒の腕の中で必要最低限の抗議をしつつ、観察するように苦虫を噛み潰したような顔をしたり、生意気に笑ったりと想像よりも表情豊かな顔を眺め──あの麗しきポムフィオーレの寮長が認めるだけの事はあるのだろう、生憎と己はこの生徒の古代言語で話しても返せるだけの博学さや魔法の腕の良さにしか関心が持てないが。肩に掛けられたままの鞄と、着てきた服の詰まった袋、抱えられたままの司書というのはいくらなんでも仮にも血統書付きの王子様を酷使しすぎではなかろうか?・・・返せるものは何も無い、というのは分かりきっているが、ふと己が今太陽の下にいることを思い出し )
キミ、昼寝をするなら陽の当たる場所か、薄暗い場所か好みはありますか?──ああ、別にキミの昼寝の邪魔をしようと思っているわけではないから、クルーウェルに言いつける訳でもない
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