司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>エース
えぇ、少し体調が良くなったから鞄を取りに来たの。
……残念ながら午後の授業には間に合わなかったけれど。
( どうやら心配をしてくれていたらしい心優しい〝マブ〟に心がぽかぽかと暖まれば昼食時よりもずっと顔色の良くなった頬に手を当てながら困ったように苦笑して。2人で1人の生徒である自分の相棒であるグリムは『子分の分まで俺様が授業を受けてやるんだゾ!』と鼻息を荒くしていたけれど、今この教室に居ないということは補習かどこかに行っているのだろうか。自身の鞄を手に取れば「 そういえばエース、部活はいいの? 」と普段ならば放課後はバスケ部に勤しんでいるはずの彼にふと目を向ければ不思議そうに首を傾げて。 )
監督生(ミシェル)>
あーー荷物ね、それくらい俺かデュースに言えばそっち行ったのに…(かばんを取りに来たと聞けば小さなグリムでは運ぶのはむずかしいとしても自分たちなららくらく保健室に届けられたのに、と複雑そうな表情を浮かべて。部活の事を聞かれればうきうきを隠しきれず「今日はバスケ部休みー!だから暇してる人いないかなって。そしたらお前が来たわけ、まぁさすがに体調わるいやつは誘わないけど」と放課後になっても教室にのこってた理由を話して
>>エース
あら。どおりでフロイド先輩が中庭で遊んでいると思った。
( バスケ部が休み、と聞けば保健室から教室に来るまでの間にバスケ部の中でもかなりの武闘派(オブラート)な先輩が中庭にて柄の悪いサバナクロー生となんやかんやしていたことを思い出したのか納得したようにルビーの瞳をパチ、と丸めて。だがしかし、彼の気遣いもありがたいのだがせっかくの部活が休みだと言うのに暇を持て余しているマブを1人置いてオンボロ寮に帰るほど自分も薄情にはなれないので、にっこりと微笑んで。「 ね、エース。私今結構元気なの。それからね、午後ずうっと寝ていたから遊びたい気分だわ。 」と午後の授業を全て休んでいたのならば元気になった放課後に遊ぶべきではない、というのが優等生なのだろうけれど自分は残念ながら優等生では無いので悪戯っぽく首を傾げて。 )
( / あまりにも亀返信で申し訳ございません! )
>エース
司書にも気分転換は必要なのですよ──キミ、さては時間が有り余っていたりとか、しますよね?
( なぜここに?と問われても・・・だなんて思考が過ぎったもののよくよく考えてみれば生徒が多く集う場所で放課後までセンセイの顔なんざ見たくは無いものかもしれない。少しの申し訳なさと、己のセンセイらしからぬ見目で許しておいてくれという思いを込めて肩を竦めてから・・・ふと、部活がないのなら、買い物の荷物持ちでもお願いしてはどうかと脳内で損得のそろばんを弾いてみた。ご褒美は勿論与えるとして、手伝って貰えたならサムに預けていた本も受け取れるだろうし、悪くない。少しばかりいたずらっぽい表情を浮かべたなら生徒を見上げ、 )
キミを司書の荷物持ちに任命しようかと思うのだけれど、キミの欲しいものはサムの店にあるかな
>ミシェル
んふ──だって、この魔法をサムに任せたのは司書だもの!キミも使っていいと早くに伝えておいてあげれば良かったね・・・あ、鴉には内緒ですよ。司書の魔法の知識は公的に使ってはいけないことになっているからね
( 元の世界には、彼女の周りには彼女を支える人間が数多くいたのだろう・・・己には、もうそこまで己の元の世界の記憶がないのだけれど、この生徒はこちらに来たばかりなのだから、うん、うん。不平不満は小さく、掘った穴に閉じ込めても出てきてしまうものなのだからと聞こえた言葉にくつくつと笑って、己も背伸びをして少し高い位置にある耳へとイタズラを多分に含んだ言葉を並べて。魔法は使えない、知識はある、それならば、使える相手に使ってもらえばいいのだ・・・まあ、いくらか使ってはいけない魔法を組み合わせた都合で褒められた行為ではないのだけど。視界の端でやれやれと首を振っている店主を捉えたなら、慣れた様子で買った袋の中から2人分のアイスを取り出して )
でも、ふふ、怒ってもいいかもしれないですね。鴉の手羽先と女の子のやわらかい腕じゃ希少性が違うのだから
>>ノア
ふふ!仰せのままに、女王陛下。
( 彼女が背伸びをして艶やかな唇が耳元に近付けば少しでも彼女の負担を減らすように少しだけ体を傾けて話を聞く姿勢をとり。だがしかしどうやら可愛らしい見目に反してこの司書が行った魔法は表沙汰としてはあまり宜しくない魔法のようで、そうなの?と思わず店主の方を振り向けば恐らく共犯であるらしくヤレヤレと諦めモード。ミシェルは思わずくす!と笑ってしまえば彼女から一歩距離を置いて慣れたような仕草でお手本のような美しいカーテシーを。正確には彼女は自分の女王陛下では無いのだけれど、図書室の女王という意味ではマァ間違いでは無いのだろう。彼女が袋の中からアイスを取りだしたのを確認しては、店主へと後のことを頼んで店を出て。もう夕方と言うよりも夜に近い空の色を見上げては煌々とこちらを照らす月に赤い瞳を細めては此方の愚痴に付き合ってくれる優しい彼女へとそうでしょう!と唇を突き出し。 )
その通りよ!
この学園でそれをわかってくれないのは学園長くらいなのよ、クルーウェル先生やトレイン先生はよく分かってくださるのに。
>ミシェル
( 麗しい女王様にはなれやしなくて、かと言ってトレインのように教師然とした態度も似合わず、クルーウェルのように生徒思いでもなければバルガスのように生徒を守れるような強さもない。そんな司書の前に軽く膝を折り頭を垂れる生徒のことを可愛いと思いこそすれ、その礼に返せるものは手に持っているアイスくらいのもの。掴みどころのない笑顔でサムに後のことを任せて、店を出れば少しだけ冷たい風が頬を撫でる。アイスはまだまだ美味しい時期だけれど、夜はそろそろ薄手の毛布を用意してもいいだろう──と、不満気なご令嬢に軽く笑いながらアイスを片方差し出して。向かうはオンボロ寮、夜は長いのだから不平も不満もお好きなだけ聞こうじゃないか )
んは、そこにバルガスが居ないのが本当に!仕方があるまいよ、元々ここは男子校なのだから・・・まあ、司書は断然キミの味方だけれどね
>イデア
( / 涼しくなって参りましたね!お体にお気をつけてお過ごしください、お越しいただきありがとうございます! )
( / これは戯言なのですがハロウィンとんでもなくないですか・・・キャパオーバー気味です・・・皆様も素敵なハロウィンを・・・ )
>ノア
…お待たせ…って、寝てる…?
(用事やらやることを済ませた後寮服の上着の襟を整えながら相手の居る部屋に戻った。彼女を自分の寮に泊める事を承諾したのはそれだけ心を許している相手だと言う事を示していると考えつつ扉を開きベッドに寄りかかりながら目を閉じている司書の姿が見え静かに近づき様子を伺って)
>ミシェル
……ヒィ、か、監督生氏…!
(なるべく気配を消しながら廊下を歩いていて不意に耳元で聞こえた声に肩を跳ねさせ恐る恐る視線を移した。自分の暗闇でもわかる蒼い髪はやはり目立ってしまうのかと考えつつ「…何も言ってナイデス…」と先程の呟きを誤魔化すように返し視線を逸らして)
>エース
アズール氏は相変わらずですな…
(部活で使うボードゲームを抱えながら廊下を歩き部室へと向かって。移動する直前に同じ部活の後輩にマジカルライフゲームをやりたいと言われまた賽子の出目がどうのこうのやるだろうかと目を伏せふと1年の教室から出てきた相手を見かけ部活休みなのかと首を傾げて)
(/絡ませていただきました、イデアで参加させていただいている者です。絡みにくい文などありましたら伝えてください。宜しくお願いします…!)
>イデア
・・・かろうじて起きているよ、キミ
( 静かな寮だから、あるいは図書館にも似て涼しいからか分からないけれど微睡みの中で意識が落ちたり浮上したりを繰り返して。偶然意識が浮上したタイミングで聞こえた声と知った気配に瞼をゆっくりと持ち上げ。ゆらゆらと揺れる青い髪をじっと眠気の残った両目で見上げてから身体を少し起こして床に座ったまま生徒を見上げ )
キミの寮は涼しくて、静かで、キミは司書を怖がらないし居心地がいい。居座りたいくらいですよ
>イデア
( / 本体様ハッピーハロウィン!ご負担にならないようにしていただけましたら嬉しいです! )
>皆様
( / 皆様も、ハッピーハロウィン! )
( / もうすぐハロウィンも終わりですね・・・次はクリスマスですか!皆様にもよきクリスマスが訪れますように。
新しい参加者様も、お気軽に!
既にご参加いただいた皆様も「場面のリスタートしたい」「役柄を変更したい」などございましたら、そちらもお気軽にお声がけ下さい! )
( / 支援も兼ね書き込み失礼します!以前ラギーそしてフェローで参加させていただいた者です。新SSRの眼鏡ラギー君の可愛さに身悶えると共に、この学園で楽しく過ごさせていただいた記憶がふと蘇りまして。もしよろしければラギー役で再参加させて下さいませ…! )
>1172様
( / ご無沙汰いたしております! また支援もありがとうございます、この場を思い出していただき嬉しく思います。
ハロウィンイベントも新規も全部かわいくて・・・ぜひぜひ再参加ください!
お手数ですが新規絡み文をお願いできますでしょうか?場面などはお好みの設定で問題ございませんし、もしご不都合でしたらこちらから投げることも可能でございます。
また学園生活を共に過ごせるのを楽しみにしております! )
>主様
( / ご無沙汰しております。幽霊生徒と言っても過言ではない登校率にも関わらずいつも温かく出迎えて下さり、本当にありがとうございます…!!
絡み文ですが賢者の島の情報が少しずつ明かされてきた為、差し支えなければ学外で皆様と交流させていただきたいと思っているのですが、生徒が街に外出することは規約違反となりますか…? )
>ノア
…お、起きてた…良かった
(起こそうかと迷っているところで司書の声が聞こえ少し目を見開いた後安堵したように目を伏せて。微睡むくらい居心地がいいのかと考えつつ相手の言葉に「居座られたら居座られたで困る…けど居心地がいいのは分かります。故郷の環境に似てるからかも知れないけど」と話し隣に座って。司書の事は未だに分からないがなんとなく自分と似ていると感じつつ思い出したように僕の髪、触る…?と視線を向け忘れているだろうかと視線を逸らして)
(/体調不良で遅れてすみませんでした…!無事回復したので返信を返します)
>ラギー
( / いえいえそんな!? 登校いただけることが嬉しいです。これからもぜひお気軽に登校していただけたらと思います!
もちろん学外での活動も問題ございません! むしろ学生らしくて素敵かと・・・! ぜひともおでかけください! )
>イデア
( まさか子供でもないのだから寝落ちだなんて!とは言えなかった・・・事実寝落ちかけていたわけで。隣に腰を下ろす生徒に倣って身体を起こし──この寮長の故郷といえばあの島か──と思考を巡らしてみたりして。こちらを見据えた暗く光るイエローの瞳を見上げた後、逸らされる視線に導かれるまま嬉しそうに──手を伸ばして触れる直前に動きを止めて、おろおろと手元と髪とを目が行き来 )
あ──キミがお嫌でないのなら、触っても構わない?
( / 体調は大丈夫ですか!? 季節も変わり目、くれぐれもお大事になさってください・・・返信ありがとうございます! )
>all
えーっと次はどこに……ってちょっとちょっと君たちどこ行くんスか!?
( 授業のない長期休暇は絶好の稼ぎ時であり、すでに部活納めもした今年のウィンターホリデーは麓の街で長期バイトに励むと前々から決めていた。得意の動物言語とペットシッターのバイト経験を生かせると思い、業種はドッグカフェのスタッフ。今はオーナーの指示で店の犬達を散歩に連れ出している最中で。人の邪魔にならぬよう道端に寄り、お散歩コースが書かれたメモを確認していると急にリードを引っ張られる感覚が。引きずられるがまま着いて行き、やがて一斉に立ち止まっては尻尾を振って絡もうとしている彼等の目線を追い掛けた先にいたアナタに対して。 )
うわわ、スイマセン!すぐ離れるんで……
( / 主様ご回答感謝致します!絡み文を投下させていただきますが、絡み辛い等ありましたら文を練り直し再投稿致しますね。再三となり恐縮ですが皆様、仲良くしていただけると嬉しいです! )
>ラギー
( 外の空気がしんとしていて、まだ本番とは言い難いもののモフモフのマフラーに鼻先を埋めて手に抱えているのは紙袋・・・鴉のお使いという名目で久方振りに出て来た図書館の外。随分と冬支度が進んでいた街並みを興味深げに歩き、頼まれていた品物を受け取った後の自由時間をどうしようかと手近な店を梯子していた・・・のだが。突然聞こえた声にパッと振り返り、否、足元に視線を落とすととても興味深げにこちらを見上げる存在が。向き合うこと数秒。その紐の先にいたのは見慣れた生徒。流石に驚いたように目を丸くし )
構いませんよ。キミも、この子達も悪気はないのでしょう?──外でお会いするとは思っていなかったから驚いたけれどね
( / 絡み文のご投稿ありがとうございました!ご負担のないように引き続きご参加いただけましたら嬉しく思います!よろしくお願いいたします / 蹴推奨 )
>1178 ノア
誰かと思えば、ついにパパさんから許可が….?なんてね、
( 胸に差した不安も此方に振り向いた顔を見たことで、驚きに上書きされた。外─もっと正確に言うなら学外で目に掛かることはまず無いと思っていた人物とバッタリ出くわしたのだから。多くの客に可愛がられ、大事にされ、野生を失ったモフモフ達は人=優しい遊び相手と認知しているために初対面の司書相手でも臆さず匂いを嗅いだり、靴にまとわりついたり、無邪気にじゃれて。そんな彼らを手綱で軽く制しつつ、抱えられた謎の紙袋を見ては。 )
買い物ッスか。…あ、パン屋さんにはもう行きました?
>ラギー
まだ──でも、帰りしなに買って行くのもいいかも
( 足元でひたすら賑やかなモフモフたち、はいいとして、珍しい驚いた顔をする生徒の変わらず意地の悪い言葉にギュッと眉をしかめて不満を示す。抱えた袋に入っているのは本であり・・・生徒が言うパン屋と言うのは前にもらった美味しい店のことだろう。確かにここから遠くもない、体力に自信の無い己でも行って帰ることくらいは出来るだろう。いい提案をありがとう、とは言わず。生徒を見上げ直しては、 )
キミ、少しだけ時間はある?
>1180 ノア
飲み物一杯…!
( 経験則上、彼女が生徒の時間を欲する時、それすなわち人手を求めている場合が多い。パン屋までの道案内、荷物持ち、その他諸々…己に出来ることなら何でもござれ、その代わり。「オレ今、ドッグカフェでバイトしてるんス。犬平気ならワンドリンク注文して欲しいな~?腹減ってんなら飯頼んでくれていいし…わんちゃんとチェキ撮ったり、おやつあげも出来ますよ!まあ都度『 コレ 』はいただきますけど。」と指で輪っか作り。要はハイエナの手を貸す代わりに店の売上げに貢献して欲しい、それが今回の手伝いのお駄賃。この取引が司書に刺さるかどうか、じっと様子を伺い。 )
(/顔出し失礼します…!イデアのバースデーも近づいてきてバースデーSSRが今から楽しみです…そして返信はもう少しお待ちください!)
>ラギー
──いいね。普段純粋な生き物に触れ合うのはルチウスくらいなものだからね
( どうやら生徒の時間を買うのに今回は別ルートが必要らしい、店への義理というわけでもあるまいに足元でそわそわしている獣たちを見ていれば必然的にカフェとやらが気になって来るわけで。お使いに司書を送り出した当の本人も別に寄り道を一切するなとは言っていないし、生徒が一緒だったと言えば文句もないだろう。快諾するように頷いたなら、メニューでも聞きながら店への案内を所望することに )
ミルクティー、あるいはホットミルクとかがあれば嬉しいのだけれどね
>イデア
( / 寒いですしお身体には本当に!くれぐれもお気をつけて!バースデー来ちゃいましたね! )
>ノア
さっきも言ったけど少しだけなら触ってもいいです
(触りやすいように大人しくしていて躊躇している様子の司書に視線を合わせずに返して。嫌だったら隣に行かないし寮に泊めたりもしないと目を伏せ寝る時間もあるから触るなら早くしてと告げて)
>ラギー
新作駄菓子買いに来たけどやっぱり人多い…ひぃ!?
(麓の街に買い物に足を運んで人通りの多さに物陰に隠れて。買い物を終えたらすぐ帰る予定の為ルームウェアのまま外に出たが目立ってしまうかと目を伏せていて不意に犬の鳴き声が聞こえ目を見開いた後声の方に視線を移し見えた知り合いの姿に休みの日までエンカウントしてしまったと肩を竦めつつ別に気にしないでと告げて)
(/お久しぶりです。絡ませていただきました。またよろしくお願いします!)
(/体調不良から回復したので返信しました。そしてイデアのバースデー無事にゲットしました。今年も1年お疲れ様でした…!来年もよろしくお願いします)
>イデア
・・・キミがいれば、暗闇でも道に迷わずに元の場所へ帰れるのだろうね
( 急かすような言葉にわたわたと再び少しだけ視線を巡らせてから、そっと生徒の背中に流れる髪に指先を一度触れさせ──そっと掬い上げるようにして、手の中で透けるように燃える髪を眺めてから今度は少し多めに掬い上げて掌でぽふぽふと弄んでみたり。他の生徒よりも強く魔法の気配のする髪は想像より柔らかくて、不摂生な生活をしているだろうに随分と質がいい・・・少しばかり不満なので可愛くしておこうと髪半ばから三つ編みにしながら )
キミの目の色は月の色、髪の色は海と空の色。うん、とても綺麗だ
( / 体調は大丈夫でございますか!?年末年始、ご多用の中体調不良とは・・・この世は無常・・・お大事になさってくださいませ。バースデー、おめでとうございます!!!今年も一年お世話になりました、来年もどうぞよろしくお願いいたします!よいお年を!! )
(/明けましておめでとうございます…!旧年中は出戻りの私を温かく迎えて下さり、ありがとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します*)
>1184 ノア
やった…!ホットミルクは無いけど紅茶はあったかな、あとはコーヒーにココアに抹茶ラテ…とか。
( 時給に影響することは無いが、閑古鳥が鳴くよりかは繁盛している方がいい。はじめての客引きが成功し、ルンルン気分でお店のメニューの一部を紹介しながら歩くこと約10分。自分の働くドッグカフェに帰ってきて。階段を登ると「ここッス…!入り口で消毒したらお好きな席にどーぞ。まあ、わんちゃんがやって来てくれるかは、運次第ですけど。」扉を開けば中に入るよう目配せを。 )
>1185 イデア
良かった~、あんたを怪我させちまったら笑えそうにないッスから。それにしてもこんなところで会うなんて珍しッスねぇ、もしかしてお一人様ッスか?
( 鉢合わせた相手はなんと学校の先輩であり、大企業の御曹司サマ。万が一負傷させようものなら、己の人生が瞬く間に詰むこと待ったなし。故にヒヤヒヤがおさまらない中、小さな声で紡がれた返答に、ぎこちなく笑い返せば犬がじゃれつかないように強めにリードを握り。にぎやかな街中で相手と会っただけでも軽く驚きだが、ざっと辺りを見渡した感じ彼とそっくりな髪をした小さな人影が見当たらない。もしや、と思い訊ねて。 )
(/お久しぶりです!またイデア先輩とお話しできて嬉しいです、此方こそよろしくお願いいたします!)
(/ 前回から半年以上顔を出せずに大変申し訳ございませんでした!
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また、半年以上前の返信のため、蹴っていただいてもかまいません。)
>>1123 ノア
フン。この俺が、女性一人の望みも叶えられず、カラスに怯えていると思っているのか?
(謙虚な子猫にワザと不服そうに眉を釣り上げる。こちらの様子を伺う彼女が口を窄ませて出した言葉を鼻で笑った。王族でなに不自由なく過ごし、ほしいものがあればどんな手段を使ってでも手に入れる――そういう生き方の自分にとって、彼女のなんといじらしいことか。自己主張どころか欲自体がなさ過ぎると、お綺麗な態度に鳥肌を立てていたこともあったが、どうやらこの短い時間で彼女は欲望を手に入れたらしい。鳥かごの中でぼんやりしているだけの彼女より、今の彼女のほうがよほど人間らしい。貴重な少女の願いを人間よりも高い位置に生えた耳が聞き届ければ、自然と口角が上がる。彼女の手を掴み、悪役さながらのとびきりの笑顔で低く囁いた)
随分と欲が出てきたじゃねぇか。魔法のランプの精にでもなった気分だぜ。
>>1143 イデア
人を呪わばってやつか。お前自体が殴り込んでも、それはそれで楽しいが(俺が)。
(お互いよく噂が耐えないのはそれぞれわかっていることで。学園長にそっくりな騒がしいカラスたちを見ながら、ハッキリと言う相手にコイツそういやこういう物言いをするところあったな。と耳をピクリと動かした。あからさまにテンションの下がっている相手に冗談めかしながら「察しが良いな。断られたらどう調理してやろうかと思っていたところだ」とまたニタリと笑った)
>>1124 ミシェル
あの気取った教師の言葉を素直に受け取ってるとは、可愛げがあるな。
(噛むこと自体は否定しない彼女の考えはよく知っている。なにせ狩りは得意分野だからだ。赤子のように腑抜けた生徒が多い中、なかなか面白い人材ではあると興味深そうに下瞼を引き上げる。彼女の口から自分の嫌いな教師の名前が飛び出してきたことは些か不満であはるが。自分には険しい顔でガミガミと言っている反面、彼女にはご機嫌で尻尾を揺らしているのであろうと鳥肌の代わりに薄ら笑いを浮かべた。久方ぶりに見た綺麗な作法に少し目を瞬かせ、尻尾をしならせる。女性が礼を尽くてくれるならば、こちらも相応に返さねば失礼にあたるというもの。普段の粗暴な振る舞いは鳴りを潜め、背中に腕を回してゆったりと頭を下げ指先まで優雅に手を差し出した。おかしそうに肩をすくめながら)
そう畏まられると、ジャージ姿じゃ様にならなくなるんだがお姫様。
>>1125 ルイン
お前がこの辺りを読んでいたくらいだな。
(彼がテーブルに置いた本の3分の2部分を指で示す。彼をここで最初に見かけた時間はほんの一瞬ではあったが寮長になり得る程度には観察眼を備えているということだ。古代の呪文やら歴史やらの表紙に、片眉を上げる。相手が転寮する前があのいけ好かないトカゲ野郎の寮だったおかげで彼は有名人だろう。古い呪文、呪術を調べていて胡散臭いだのどうだのと騒いでいた寮生達の噂は本当だったようだ。相手の体調といい、調べているものといい、どうも面倒だとグルルと喉を鳴らしながらポケットから財布を取り出すと「ジュースでも買ってこい」と投げ渡そうとして)
>>1177 ラギー
ガルル……随分と子分が増えたみたいだな、ラギー。
(自分の買い物も終え、袋を片手に歩いていればこちらに向かってくる複数の軽やかな足音に気づいて目を向ける。遊ぼう!という顔を全面に押し出し舌をはみ出させながら向かってきた動物に大人気なく唸り声をひとつ。途端に尻尾を振っていた犬たちはクゥンと縮こまり可哀想なくらいである。彼らのリードを引いている――否、引きずられている見知った顔に瞬時にこれが彼のバイトであると理解して、からかい混じりの声をかけたあと片手を腰に当ててダラリとした態度にゆるめて)
(/ お久しぶりです!またお話できて光栄です。よろしくお願いいたします)
( / あけましておめでとうございます
一月も下旬の浮上となり恐れ入ります、旧年中は大変お世話になりました。
ゲームデータが飛んでからというもの、非常に凹んだ日々を過ごしておりましたが皆様のお陰でツイステを改めて楽しむことが出来ている日々に感謝しかございません!
本年も引き続き浮上はまちまち、皆様のお手隙のタイミングでご自由にご返信をいただくスタイルのままのんびりと進めていくことができましたら幸いでございます。
纏めてのお返事となり恐縮ではございますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
まだまだ寒い日々が続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ! / 蹴)
>ラギー
どれも素敵だこと──綺麗なお店ですね。普通のカフェだと言われても気が付かないくらいに
( 犬を引き連れて歩くハイエナの少年に並ぶ見た目は少女のままの己・・・些かおかしな空間に違いないがその違和感に気が付くのは我々くらいなもの。連ねられた飲み物はどれも美味しそうで、うんうんとゆるく頷きながら辿り着いた店は清潔感のある、若者の流行りもちゃんとおさえているのであろう店構え。開かれた扉に従って店内へ、ちゃんと備え付けられた消毒道具を横に置かれた説明書きを見ながら手に取り・・・空いている席を探すように視線を巡らせながら僅かに眉尻を下げ )
どうですかねぇ、司書は如何せん動物に嫌われがちなので・・・インクの匂いが染み付いているのだろうと思っているのだけど
>レオナ
──願い事を叶える善意ある魔人だなんてとんでもない、司書に欲を出すことはイイコトだと教えたキミはどう足掻いても立派な悪ですよ
( また外に出て来てやろう、なんて傍から見れば小さな望みだろうが司書からすればとんでもない。今でこそ禁書目録のような人間だが、人並みに欲しいものだってあったし、やりたいことだってあった・・・この世界では無い別の場所で。この世界で叶えてしまったら、元の世界に戻ることを諦めてしまいそうで──だというのに、この目の前の王子様は遠慮なく鋭い爪でもって引き摺り込むのだからタチが悪い。己よりも大きい手の甲に、数時間前にも似た所作で爪をやわく立てて悪戯っぽく目の前の生徒を睨めば・・・王子様に何を返せるだろうか、だなんて罪悪感を抱くのは一旦辞めて、思考を切り替えたならあとは単純。悪役の隣に並ぶなら、己も悪役になるくらいで構わない。何をするにも共犯者がいるのは素敵だし、誰にも見付からなければお咎めはなしなのだから )
キミが気紛れで手を貸した相手は存外厄介で強欲だったといつか思い知るといい・・・王子様を待ち望むだけのお姫様には生憎なれないのでね、次は自力で甘味でも食べに出てきてやろうじゃありませんか──バスとメニューの注文に慣れるのは、今日の残り時間では難しいかもしれないけれど
>>1190 ノア
今日を過ごしてお前が欲望に目覚めたってんなら、元々お前の中にそういう芽があったってだけだ。
(司書の目をジッと見下ろしながら、ワザとらしく首を横に振る。その顔はちっとも優しさなどなく、獰猛な捕食者の顔で。ゆっくりと、1つ1つ言葉をねじ込むように、彼女の耳に唇を寄せた。最後にフーッと吐息を吹きかければ、ニンマリと牙を剥き出しにしたあと、彼女の手首に巻かれたブレスレットから、己の手に爪を立てる節もない手に視線を移す。彼女の可愛らしい抵抗にわずかに目を細め、その爪ごと握り込んだ。ただ朽ちるのを待つだけの獲物を狩ることのなんたるつまらないことか!そうでなくては、ここまで来てやった甲斐がない。彼女の瞳に、ブレスレットのダイヤが反射した光がチラリと煌めき、彼女らしくない豪胆なセリフにハッ!と白い歯を見せた。彼女の目が、光の色がコロコロと変わる。そんな不安げな彼女の白い手を引いて、緩い速度で歩き出す。彼女には元々欲望があった。自分はそれに水を掛けただけなのだ。今みたいに)
自分の発言には責任が伴う。俺はお前のエスコートをすると決めた。お前は一人でアイスクリームでもチョコレートでも食いに行くと言ったのなら、今日覚えて実行しろ。古代語が話せて、注文が言えないなんてお笑い種だぜ。
>レオナ
( エメラルド色の瞳が意地悪く歪んで光っていて、弧を描いた口元は絵本で見た意地悪な獣にそっくり。視界からゆっくりと消えたそれらの代わりに低く鼓膜を揺らした声に、枯れかけたその芽に気紛れに水をやったのはキミだろう!という台詞を飲み込む・・・正しくは揶揄うように吹き掛けられた息に首を竦めたせいで声にならなかっただけだけれど。時折大人びたことをするこの生徒の行動が育ち故だというのなら、司書は大人の一人としてこの王子様を可愛らしい生徒扱いしよう。手を引かれて、ぞわぞわと擽ったさが残る片耳を雑にもう一方の手で撫でながら随分高い位置にある横顔を見上げて。手首で光る宝石も、脚を撫でる丈の合った服も、歩きやすい靴も、この生徒の言うエスコートだというのなら・・・司書の役目は最後まで外を満喫して、この生徒を振り回して、獅子の子も鴉も存分に困らせてやること、だろうか)
さっきのあれは急に注文を聞かれたから!──次、司書に意地悪を言ったり、揶揄うようなことをしたなら、キミの部屋にミントを植えた鉢を山程置いてやりますから。嫌なら美味しい紅茶を・・・あとクッキーを買って帰りたいです、明日の読書のお供にしたいから
>>1192 ノア
楽しみはとっておかないといけないんじゃなかったか?
(司書の揺れる焦げ茶色の瞳に視線を落とし、片方の眉を上げて薄く笑う。引かれる手の感触に僅かな力を込め、彼女を意地悪く見下ろしながら相手の一挙手一投足に愉快そうに喉を鳴らした。肩に引っ掛けているカバンとショッパーの紐に指を滑らせると、体を反転させ相手に向き直り、そのまま相手の耳から顔のラインを撫でた。化粧を施した彼女は血色良く見える。夏の日差しのせいもあるだろうが、幾分か健康的に見える。このまま帰ったとしても、きっと彼女の保護者も困るどころか喜びそうだ。自分としてはその結果には不満だが。キャンキャンとやかましい草食動物の威嚇に、わざとらしく溜息を吐いた。ミントを山程買いに行けるのなら、そんなことしている暇もなく今の彼女なら外へと飛び出して行きそうだ。やれるものならやってみろと顎を上げると、挑発的に視線を交わらせて)
部屋に来たいなら素直にそう言えば良い。男の部屋に女性が一人来るだなんてとびきり歓迎しねぇとな?
>レオナ
クッキーは明日のご褒美だから良いんです──生憎と、キミの部屋には1ミリも興味はないよ。キミの部屋に行きたいのではなくて、キミに会いに行きたいだけだから
( 思うに、この生徒は元々存外楽しげに笑うのかもしれないとこの数時間を経て思う・・・いや、愉しげの間違いかもしれない。幾分高い肩に掛けられたままの己の荷物に申し訳なさを覚えるより先に、正面で揺れた影に脚を止めて顔を上げれば降ってきたのはもう一方の手・・・耳元に触れて、輪郭を撫でるような手つきは驚くほどに自然で一瞬反応が遅れた。別に攻撃的でないのなら触れられるのは嫌いじゃない。されるがまま、溜め息を吐きながらも子猫の悪戯を呆れたように見遣るような視線にふいっと目を逸らし・・・司書は目の前の獅子の子を、生徒は司書を、性別的に見てなどいないだろうに、と思っているからこその本心を。そりゃあ意地悪を言った報復の為に会いに行きたいのは勿論のこと、何より無事に街に一人で出掛けられたなら報告も兼ねて古書でも差し入れたいものだし。となれば、古書店の位置も把握しておかないと・・・と思考をめぐらせたまま、思い出したように言葉を続けて )
ああでも、キミの寮には少し滞在してみたい・・・図書館やこの街とは違う、星が綺麗に見えそうな素敵な寮ですから
情熱的なお言葉、光栄だぜお嬢さん。今のお前なら、俺の元に着く頃には骨だけになっていそうだな。
相手の純粋な反応にパチリと瞬きをした。そのあと、すぐに彼女が欲望1年生であったことを再認識して、痛みを耐えるように顔が歪む。先程までの豪胆な彼女はどこへやら。逸らされた視線を追うことはせず、細い顎の骨を辿り、人差し指で顎を支えたなら中指で顎の下を撫で上げる。猫ならば喉を鳴らしそうなその仕草は、傲慢な王にしてはガラス細工でも扱うにように繊細で。平和**したこの子猫をどうしたものかと呆れたように、手に力を込めて彼女のマシュマロよりも柔い頬をモニュッ!と掴んだ。自分の大きな手は相手の頬を人差し指と親指だけで挟むことができる。獅子がじゃれあいで歯を立てるように、彼女の薄い肌に指が這わされた頃には先程の獰猛さは消え。無防備なカモネギ状態の司書に呆れていますと言わんばかりにジト目で見下げた。もはや彼女の化粧崩れなどは二の次で、この夢見がちな少女をどう理解させるのが手っ取り早いのかと、王族の男としてこうも信用されているのは良いのか男として情けないかに考えを巡らせることが先決であった。あれやこれとなにやら野望があるらしい彼女は、悪役というよりも恋に恋する乙女のように夢に胸を膨らませているようでいたたまれなさすら些か感じるくらいだ。星なんてどこでだって見える。何も無い砂漠の地ならばきっと地平線までよく見えるだろうし、バラまみれの庭園で紅茶でも片手に鑑賞だってできるだろう。この街に来たばかりのように足元も覚束ずに周りばかり見てフラフラしていれば、あっという間に寮生たちに狩られるだろう。彼女の生態に興味を持っていない生徒がいないといえば嘘になるからだ。むさ苦しい男共が集まる中に羊を放り込めばどうなるかは考えなくともスラムの子どもだってわかる。わざわざ厳しいサバンナの地を選ばなくったていい。しかし、彼女が言うところの自分がいるという比重が自分が考えるより重たいのだろう。随分と懐かれたようだと平和**した司書様の顎を掴んだまま顔を覗き込んで)
もしお前が挑戦に失敗したとしても、報告に来い。その時は護衛を忘れずにな、オヒメサマ。
>レオナ
( 視界の端で苦いものでも食べたかのように端正な顔が歪むのをぼんやりと眺め、きっとまた何かしら呆れるようなことを己が言ったのだろうなと客観視する。普段なら急所に近い首元など他人に触らせるわけもないが生憎とここは外も外、仮にも王子様が突然牙をむくことはないだろうと好きにさせていれば無遠慮に掴まれた頬・・・不敬だぞ、というように眉を寄せ。仮にも司書だって一人前のレディ・・・人のことをまるで本当の餌のように思うのはいかがなものか。大体、キミも寮生達も司書にとっては生意気で可愛らしい生徒たちの一員なのだから・・・と思ったところでまた呆れたように笑われるのがオチだろう。いや、この認識を改めろと獅子の子は言いたいのかもしれないが。こちらを覗き込む意地悪なエメラルドに、猫避けよろしくミントをベッド周りにたくさん並べてやろうと心に誓い──まるでか弱い羊が何も知らないまま狼の群れに紛れることを止めるように話す王子様に、そういう育ちだから、教育だからであるとはいえ・・・そんなに司書はか弱い羊に見えるだろうかと不服に思いつつも頷く。喋りにくい口をもごもごと動かし、空いている手で頬を掴む手を叩きながら一応の抗議はしておくが )
──キミが思っているより、司書は強いし、キミの寮生たちも、好んで近付きやしないから、要らない心配ですよ。そりゃあ、可愛らしい非力な女の子であったなら、話は別かもしれないけれど、司書は、生徒のキミたちより大人だもの
>>1196 ノア
(喉元を晒しても尚ぼんやりとしている相手に、もはや頭が痛くなってくるような気すらしてきた……。どれだけあの学園長に可愛がられてきたのか。一応不快である範囲までくると抗議するようではあるが、振りほどこうとすらしない子猫にやれやれと肩を竦めてから手を離して、不満です!と隠すことない子どもっぽい相手の顔を見下ろす。魔法を使うところ1つ見たことない世間知らずのお嬢さんが強いとは、彼女が草食動物以前にむしろ我が寮を舐められているのでは?と、頭の中でギャンギャン抗議していそうな寮生たちを振り払うように首を緩く横に振った。繋いだ手を持ち上げる。すっかり太陽に晒された腕は細く、日頃日に当たらなさすぎて青白い。大人で強いという彼女の自己評価に賛同しかねるが、そこまで言うのなら試してみても良いのではないか?彼女が自分を爪から逃れることが出来れば、騎士様をつけて来ずとも、サバンナをふらつこうとも、好きにしたら良い。そうピンッと耳を立てて目を細める。どう見ても獲物を狙う猛獣の目だ。彼女との距離を更に詰めると、背中に腕を回し、膝裏にも手を当てようとして)
そこまで言うなら大人の強い女性だって証明してもらおうか?
>レオナ
──心臓が止まってしまったらキミのせいだよ
( ふいに視界が暗くなって、それが目の前の生徒との距離が縮んだせいだと理解するまでコンマ数秒で・・・膝裏に手が触れても逃げることもせず、されるがままになる司書はきっと獅子の子からしてみれば納得がいかないに違いないけれど。綺麗な宝石のような目を見据えて、必死にこの生徒がここまでして伝えようとしている危険の意味を理解しようと考えを巡らせ・・・学内であれば露見した時点でお咎めがあるだろうし、学外であれば、司書を狙う奴なんて、禁書のことを知りたいロクデナシか、理性のない下等生物か、あるいは人間を捕まえる趣味のある悪い奴くらいなわけで、てっきり──そういう奴等に痛めつけられて、獅子の子や学園の不利益になるようなことを吐かれたら困るだなんて理由だと思っていたから、そんなヘマはしないと反論をしてやろうかと思ったのだけれど。今、この生徒の元から逃れてみろと言われて初めて、その場でやり返す、逃げ出すことも出来るのだと思い至る。逃げれば追われる、魔法には勝てない、黙ったまま無抵抗なら相手は飽きる、もう忘れてしまうくらい長い間図書館にいたのだから我慢強さには定評がある──だから己がサバナクローでどんな目にあったとしても、平気な顔をして獅子の子に会いに行けたに違いない。だというのに、この生徒はそんな全部が終わった後の心配ではなくて、そもそも強者に食べられないようにと気にかけてくれているらしい。気紛れだとしても、こんなにも毒がない心配に触れたのはあまりにも久しぶりで・・・目元の傷痕に触れるように指を這わせながら、歳下の少年を可愛がるように顔の輪郭をなぞって笑い )
キミはその場で司書が傷付くこと自体を心配してくれたんですね・・・そっか、そっか、たしかに司書はキミにしてみたらとても弱いですね──困ってしまうな。キミが言うのなら、護衛をつけて、それから人目がある明るい時間帯にキミに会いに行きましょう
>>1198 ノア
お姫様抱っこが死因とは、大人のレディとして格好がつかないな。
(体の傷はいつか治る。自分の目元の傷のように。だが心の傷は――いつか自分の心に黒いシミが現れたあの日の苦い記憶が過る。口に広がる苦みを無理矢理押し込めるように、膝裏に添えた手に力を込めた。想像通り、軽い彼女の体は、簡単に自分の腕の中に収まった。抵抗するどころか、逆にこちらに手を伸ばしてくる相手。その細い指が自分の目元に触れると、反射的に片目を閉じた。少し冷たい温度がじんわりとこちらの熱を奪ってゆく。彼女の軽口に鼻で笑いながら応じていると、古傷がなぞるように指先が頬から顎へと滑り、そっと寄せられる手のひらにスルリと一度だけ顔を寄せるとすぐに首を逆方向へと傾けた。どこか慈しむような相手の穏やかな表情に、怪訝そうにグルルと低く唸る。相手からは本当の王子様のようにでも見えているのだろうか。どこかくすぐったい居心地の悪さを覚えながら、ため息をひとつ。この街に行くくらいでガミガミとうるさかったカラス――学園長の小言も面倒だったが、顔を真っ赤にしてブチギレて首をはねようと躍起になるであろうガキと、弱みを嗅ぎ回っている胡散臭い眼鏡など……彼女を大事にしてそうな奴らのことを考えたらキリがない。更に頭が痛くなりそうだと考えるのをやめ、彼女を抱えたまま服屋のオーナーに教えてもらったカフェへと歩を進めることにして)
相変わらずおめでたい頭だな。……そうしろ。俺の縄張りで争い事を起こされちゃ、お前の保護者たちにまたガミガミ言われる。
>レオナ
そもそもレディをそう軽々と抱えるのもどうかと思いますがね──服が服だから暴れやしないけれど、些か好奇の目で見られそうなので下ろしてください
( 暴れられたからと言って落とすような生徒ではないと理解しているが、一応大人しくしたのは珍しい服の隙間から覗いた己の脚元が随分心もとないからだった。撫でた手に擦り寄る様は随分横柄な猫といったところだが、それを口にするのは辞めておこう・・・美味しい紅茶が飲みたいので、へそを曲げられるのは困ってしまうので。生徒の腕の中で必要最低限の抗議をしつつ、観察するように苦虫を噛み潰したような顔をしたり、生意気に笑ったりと想像よりも表情豊かな顔を眺め──あの麗しきポムフィオーレの寮長が認めるだけの事はあるのだろう、生憎と己はこの生徒の古代言語で話しても返せるだけの博学さや魔法の腕の良さにしか関心が持てないが。肩に掛けられたままの鞄と、着てきた服の詰まった袋、抱えられたままの司書というのはいくらなんでも仮にも血統書付きの王子様を酷使しすぎではなかろうか?・・・返せるものは何も無い、というのは分かりきっているが、ふと己が今太陽の下にいることを思い出し )
キミ、昼寝をするなら陽の当たる場所か、薄暗い場所か好みはありますか?──ああ、別にキミの昼寝の邪魔をしようと思っているわけではないから、クルーウェルに言いつける訳でもない
>>1200 ノア
許可したのはお前だろ。後で下ろしてやる。――他人からの奇異の目には敏感なくせに、見守ってくれてるヤツには気づかないんだな。
(曇天の雲の隙間から星を見つけたような顔をしていた司書の姿を思い出す。彼女が手を伸ばしたのは、残念ながら一等星ではない。自分は彼女を心から心配するようなお綺麗な性分はしていない。俺のすぐ傍には彼女にとって輝く星がたくさん煌めいているというのに、彼女からは見えていない。きっと彼女がトラブった時、彼女ために怒って首を跳ねようとしてくれるだろうし、雷を落としてくれるだろうし、彼女以上に嘆いてくれる人は、彼女自身が思うよりも大勢いるのだ。それだというのに彼女はふらふらと別のことに目移りして、自分までも歪んで見ている。彼女の危惧したことを確かめるために周りを見た。辺りはせいぜいバカップルの日常の一部くらいにしか思っていないのだろう。子どもは自分もしてほしいともうすでに自身のことに思考を移しているし、微笑ましそうにこちらと線引きして見ている老夫婦もいる。まぁ、司書の境遇と性格を考えれば嫌がるのは目に見えているのだが、目当ての店が見えてきたので抗議全てをスルーして、聞きたくないとばかりに耳をピルピルと小刻みに動かした。彼女が眩しそうにこちらを見上げているので覗き込むように影を作れば、彼女の薄い唇に今度は耳を寄せる)
急になんだ――日当たりがいい場所。それでいて静かな場所。
>レオナ
──そうですか。それなら、司書もキミにお礼ができるかもしれません
( 見守ってくれている人、という言葉に数人・・・それこそ、こんな司書を救って、慕ってくれている生徒たちや教師たちの顔が過ぎるけれど──同時に元の世界の誰かの顔も過ぎって僅かに顔を顰める。こちらの世界の生徒たちは卒業して置いていくし、教師たちも己とは違って歳をとる。キミだって・・・とは口にせずに、下ろして貰えないのならと顔が赤くなる前に肩に顔を少しだけ寄せて影に隠れることを選び。それにしても、人間一人を抱えて平然と歩けるとは──振動も少なくて、正直快適さで言えばこのまま眠れそうなくらい。性別だとか種族だとか、そういうものを抜きにしてもこの生徒は随分と体躯がいいのだろう。声を拾うように近付いた耳に、質問の意図は隠したまま漠然とした返答を戻し・・・そのまま、目の前で揺れた己とは違う形の耳にふーっと息を吹きかけ )
獅子と言えど、無防備に近づいては人間に狩られますよー・・・なんてね、仕返しです
>>1202 ノア
抱え込んで沈んでゆくつもりか?
(顔まで曇り空になった相手の表情に目敏く気付いた。睫毛で目元に影を作る相手が何か言いたげに首をもたげるも、結局口を真一文字に結びこちらに頭を寄せてきて影に隠れてよく見えなくなってしまった。絶ッ対に面倒なことを相手は抱えている。薮蛇……と一瞬過ぎるものの、既に自分がつついて蛇が出たあとなの話かと口を開いた。首を傾げると、彼女の方へと三つ編みが垂れた。耳をぬるい風が撫でる。振りほどくように耳が激しく反応し後ろに向いた代わりに、鋭い視線だけ相手に寄越す。不満気な顔をしてしまった時点で彼女はご満悦なのだろう。陽の光を浴びる容姿相応の彼女の表情を見て、深く息を吸った。熱した空気が肺を焼けば、調子乗るなだとかコイツ後先考えてねぇのか?だとか言いたい文句も共に燃え尽き……丁度目当ての店に辿り着いたため、フンと鼻を鳴らした。ガラス張りの扉に近付けば、手と足でお行儀悪く扉を開ける。涼しい風が頬を撫で、心地良さに目を細めた。お姫様抱っこのまま入ったため、店員や近くの客の視線が一斉に突き刺さる。わざわざ周りに聞こえるような声のトーンで見せつけるように彼女にもう一度顔を寄せて)
着いたぞ。嗚呼……真似するのは好意の表れらしいな?そんなに好かれているとは嬉しい限りだ、可愛くてか弱いお嬢さん。
>レオナ
──最高の性格をしているよキミは、本当にね
( 抱えて沈もうとしていたのはキミも同じだろう、とは言わなかった。あまり気持ちのいい記憶ではないだろうし、生憎と司書はブロットが溜まるような魔法は最初から持ちえていないから。わざわざこちらの泥濘へ脚を伸ばそうとする生徒を止めるように、言葉は飲み込んだものの激しく動いた耳と何とも言えない絶妙な不満を詰め込んだような顔を向けられてしまえば満足気に口角を持ち上げ。見えてきた店は今どきらしく清潔感がありつつも洒落た店構え、そろそろ下ろしてもらえるかと身体を起こしたものの一向に腕が離れることは無くそのまま問答無用で店内に踏み入った生徒に流石に驚いたように身を固くして。いやいや、まず手に抱えた荷物を下ろすのが先だろう!という文句を飲み込んだのは、こちらに向けられた甘ったるい嫌がらせを含んだ言葉を周りの刺さる視線と共に拾い上げたから。なるほど、なるほど・・・嫌がらせにしては大胆すぎないか、という言葉は胸の中に入れたまま再び近付いた顔に少しだけ身を寄せ──音も立てないし、触れもしない、ただ周りから見ればチークキスでもしているかのような影を一瞬だけ。素直に礼を言うつもりはないが、高慢な人間に見られるのも癪に障る、それなら仕返しに見合う行動を司書も取ればいいだけのこと。直ぐに距離を取り直せば、脚を軽く揺らし )
そうだろうとも、キミに好意を抱かない人なんていないと分かっているでしょう?──もっとも、司書のこれは敵意なのだけれどね。かっこよくて強いキミ、絶対にキミの寝室をミントとマタタビだらけにしてやりますからね
>>1204 ノア
……そうかよ。お抱えの騎士様には言っておけよ。
(こちらの問いかけに無言の返事を貰い、話せないではなく話さないのだと理解する。だからといって寂しがったり残念がったりすることもないが、少しの安堵と共に残念に思う気持ちは見なかったことにして。振り切るようにぶっきらぼうに言葉を投げた。司書が更に距離を詰め、彼女の体温まで分かりそうなほど近づく。何がしたいか、瞬時に理解すると1度だけ自分も擦り寄るように彼女の方へと頭を傾けた。視界の端でヒラヒラと黄色のスカートが揺れる。それに急かされるように、店員に案内されて外がよく見える窓際のテーブルへと向かった。きっと自分よりも外のほうが興味があるだろう。新しい玩具を買ってもらった子どものように目を輝かせていた彼女の姿を脳裏に浮かべ、椅子へとようやく下ろし解放してやる。威勢のいい彼女の売り文句にシレッとマタタビまで追加してやがる……と、より鴨が葱を背負っているのでは?と失礼なことを考えつつ適当な返事で流したあと再び黄色が視界に入る。短くないとはいえスカートなのだからと、自分の腰巻きを相手の膝に掛け他が装飾のための腰巻きでは心もとないやもしれず彼女を見下ろして)
そりゃお前も無事では済まないな……膝掛け貰うか?
>レオナ
──大丈夫、お気遣いありがとうございます
( 言ったところで・・・とは言わない、多分随分と昔にこの生徒も同じように悩んだのだろうし。意地悪の報復は案の定察せられてしまって、軽くお互いの距離を近付けただけの挨拶はきっと周りのお客人たちへの牽制になったことだろう・・・単純にあまりジロジロ見ないようにというそれだけれども。下ろされた椅子の上、窓の向こうは未だ陽の光を受けてきらきらとしていて少しだけ窓に身を乗り出すように動いた身体を察していたように脚に布が掛けられる。肌触りの良いそれにまばたきをして、見遣れば当然のようにそれは獅子の子の持ち物なわけで・・・まったくどうして立派な王子様じゃないかと困ったように笑い。首を軽く振って、これ以上の気遣いは大丈夫だと返事をしながら手近の質のいい表紙にまとめられたメニューを手に取り、相手の席に向けるように開いて差し出し・・・ファミリーネームを呼ばなかったのは、これ以上目立つことを避けるため )
司書はダージリンが良いです──レオナさんは?
>>1206 ノア
お前がこうして急に外に出たとして、国単位で騒動になるわけでもない。よっぽど自由だと思うが、勿体ねぇな。
(ずっと何か言いたげで、それでも口にしない彼女にもう一歩と踏み出した。蛇が出ようが虎の尾を踏もうが、こちらは百獣の王なのだから躊躇する理由などない。自分もどっかりと椅子に座れば、相手の視線につられて窓の外を見る。はしゃぐ子ども、楽しそうにおしゃべりして次の店に向かう人々。どういう経路で薄暗いあの場所にいるのかは知らないが、今日の彼女を見ていて彼らに憧れがないわけでもなさそうだと思う。誰と比べてよっぽど自由なのかは敢えて口にしないが、頬杖をついてガラスの向こうを眺め、反射で映る彼女の首にある目立っているチョーカーが目に入る。彼女の手に握られていた時から気に食わなかったのだ。レディに首輪を着けるだなんて悪趣味な上に、自分を信用していないようで腹が立つ。自分の首にトントンと指を当て彼女のチョーカーを示し「砂にしてやろうか?」と笑う。冗談半分、本気半分に。広げられたメニューの向きを彼女の方へと置き直すと、ペラッとページを捲る。わかりやすくイラストでケーキの写真が描かれており、おそらく本の挿絵くらいでしか見たことがない彼女でも選びやすいだろうと彼女の瞳の色と同じチョコレートケーキを指して)
同じものでいい。そういや、最初はチョコレートを食べる予定だったよな。バスの時間があるから、ここでコレを食う手もある。トリュフだとかガナッシュが良いってんなら、また今度だな。
>レオナ
──チョコも砂も、また今度。今日はケーキをいただきましょう
( たしかに、一国の王子でまだ若いこの生徒が幼い頃どれだけ自由に外に出られたのかは・・・想像するに、そうそう年頃の子供たちと同じようにとはいかなかったことだろう。かく言う己だって、こちらにやってくるまでは不自由なく外へ出れていたわけなのだから。言外に含まれた、まだ贅沢を言っても構わないのではないかという進言と、気遣いに少しだけ考えるように目を閉じて、それから示された首元に手を当てる・・・冷たくて、でも帰り道を示すもの。邪魔だけれど、砂にしてしまいたいのは山々だけれどまあ──多分賢いこの生徒は全部飲み込んだ上で提案してくれているのだ。その提案が嬉しかったのか、向けられたメニューに描かれたケーキが嬉しかったのか、嬉々とした声色でチョコレートケーキを指さしたなら、また今度なんて言葉に満足気に笑って。メニューは決まった、あとは強いていえばここまで骨を折ってくれた生徒に司書が少しは図書館にいる理由を伝えても・・・良いのだろうか。美味しいであろう紅茶を前に話すには不釣合いなことだから、と何でもないことのように窓の外に視線を向けて、テーブルに頬杖をつき深呼吸を一度、「司書と共に学園に居た方々は、司書を置いて大人になってしまったのだけれど」と小さな声で前置きをして )
周りが大人になっても司書には行き場もなかったから、長いこと学園の仕事を手伝って、本を読んで・・・その間に沢山の本が消されて──そういう本は大概悪い本だから消えていくわけだけれど。禁書だったり、禁術だったりして。でも、多くの人が忘れ去った、忘れ去るべきだった悪いことを全部司書は覚えている。キミのような有能な者に司書が、その内容を教えてしまったら──ね、そうならないように、司書はあそこにいるんだよ。司書はキミの言うように弱いから、痛みに負けて口にしない確証もないからね
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