司書 2020-03-22 13:34:22 |
通報 |
>ミシェル
──サム、
( 大人びた表情も己より幾分か高い身長も、時折ニヒルに歪む口元も全てがこの生徒を形作るものであり、凡そ子供らしいとは言えないそれも魅力の一つ──だから司書は、大人だから何も言わないのだ。どこか嬉しそうに財布を取り出す姿に、いや生徒に払わせるわけがないだろうと止めようとして楽しそうな横顔に口をつぐみ──その代わり、店主を見上げてたった一声。察しの良い奴だ、勿論だともと言うように明らかに商品料よりも安い価格を口にした彼は“沢山買ってくれたからサービスだ”とでも言うのだろう。勿論足りない分はお礼と合わせて後々司書が渡すが、そもそも持っていても持て余すものだから丁度いい )
今はキミに任せても大丈夫ですか?後で寮で“割り勘”というやつにしましょう
>イデア
──はい、お邪魔しますね
( 良いんだ、とどこかで少しだけ嬉しく思った己がいる。彼は生徒とはいえ、“あの”イデア・シュラウドで、己は司書とはいえ違う世界からぽっとやって来て帰れなくなったまま酷く長い時間が過ぎた謎の人間だもの─司書に触れられる方が怖いだろうに、と他人事のように思ってしまうのも仕方がない。促されるように室内に踏み入ったなら、壁側に荷物を置いて、置かれていたベッドにポスンと頭を預けながら床に座り・・・静かで良い寮だ、と一先ず休憩がてら目を閉じて )
( / 滅相もないことです!どうかご無理だけはなさらず、引き続きよろしくお願いいたします! )
トピック検索 |