司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>レオナ
それは良かった──
( ふと視界に過ぎった影と共にアイスが綺麗に消えるのを眺める。評価も美味しいの部類なのだろうと勝手に解釈をし──再度、緑の瞳を見上げ、スプーンに目を落とし、ベンチの背に預けられた腕と近付いた距離に思考を巡らせて、獅子の子の言葉に含まれていた間の意味を汲んだ。しまった、と思ったところで、今、距離が近いと焦るのも癪に障る。何にも気付かないふりをしてアイスを口に放り込み、熱いのは日差しのせいだと言い訳をするしか手立てがない。少しだけ距離を取ろうと、ベンチの端に身を寄せてそっぽを向くように顔を背け・・・若干声に動揺が滲んだものの、あくまで司書らしく、いつも通りに )
早く食べて次に行きましょう・・・ここに居ては茹だってしまいそうだからね
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