司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ロロ
──キミ、彼の薦めた本を読むなら・・・そうですね、その奥の棚の上から三段目の右から四つ目、茶色に金の装丁の本も参考になりますよ
( 正しさ、だなんて不確かなものを信じるこの生徒はある意味正義に潔癖なのかもしれない、だなどと紅茶を飲みながら思った。そのまま棚の奥へと消えた背中に、CLOSEDの図書館で本を手に取るのは正しい行為ではないのでは?と意地悪を投げたくなったものの堪えて・・・勉学に励む学生を無下にするつもりはない。覚えている範囲で、あの先生が薦めそうな本を思い返しつつ司書として助言を。 )
>フェロー
褒められても何も出ない──明日、ですか
( 賞賛の言葉に何とも言えない表情を浮かべつつも少しだけ逡巡、無意識に指先が首元のリボンに触れた。己が外に出ることはあまり好ましくないだろうと想定できる、から、多分正攻法で許可を取っていては間に合わない・・・朝方早くに図書館を出て夕方には帰ってくれば──リボンも置いていってしまえば、一日くらい図書館を締めていても・・・うん、そうしようか。だって、折角の機会だもの。明日しかないのなら、少しくらい──そっとチケットをポケットにしまい、そのままポケットから棒付きの飴を二本取り出し )
明日の朝に伺います、夕方には図書館に戻らなくてはいけないだろうから・・・あとコレ、よかったら召し上がって?──楽しみにしています、遊園地なんて初めてだから
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