司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ロロ
ええ──楽しみにしています、外の話を聞くのは好きだからね
( 視界の中で白とも銀ともつかない綺麗な髪が揺れて、与えられた首肯に少し嬉しそうに目を細めた。勿論留学生である相手に“己は図書館から基本的に出られないのだ”などと言うつもりも“花の街にいつか連れて行ってくれ”と頼むつもりもなく・・・ただ、本で見ただけの景色に人の声で触れてみたい。ひらひらと手を振ったなら )
約束だよ、その時には図書館でお茶にしましょう
>レオナ
( 数分あるいは十数分ぶりに出た外はやはり知らない匂いと音がして、滑り出たのは良いものの数秒は立ち尽くした。さも自然に調えられた緑色の優しい目と表情が、いつもの意地悪く生意気な表情に変わる狭間が夜明け前の一瞬にも似て綺麗なものだったから、図らずも酷く動揺した自覚はある。さて手荷物はアイスだけ、鞄はある意味人質に取られたのでは?と考えたところで、どうしようもない。少しだけ唇を尖らせたものの、駆け出すなんてはしたない真似はせずに・・・少しだけ歩いた先で目に付いた噴水前のベンチに腰を下ろしてアイスを食べることに。緑色のスプーンがちらちらと光るのも、与えられた服と靴も何だかやるせないが、少なくとも顔が熱いのは日が差しているせいだと言い聞かせて )
大体、お子ちゃまのくせに意地悪が過ぎると──とは言え、我儘を聞いてくれてはいる・・・あまり司書が困らせるのも──ん、美味しい
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