梨花 2020-03-07 16:50:18 |
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紫炎「これだけの悪性をよく耐えましたね、ご立派ですよ……少しおやすみなさい……さて…『混沌喰』…………私がいる限り、これ以降は悪性の攻撃が通ると思わない方がいいですよ悪魔」
(悪性の力に耐えた紅魔を褒めてから、片手で悪性を取り払いつつ、もう片方の手に纏った黒煙で無数の管を生み出し大和が作り出した悪性の光球目掛けて突き刺しまくる。突き刺した後は管が一本の太いものに変化し、脈打つように悪性を喰らっていく。)
大和「はっ、それがどうし───(すべての攻撃が突然弾かれる)あ…?」
真帆「(大和の目の前に現れる)まだ君に消えてもらっちゃ困るんだけどなぁ。影月 大和」
大和「なんのつもりだぁ…クソ女ぁ…!」
紅魔「白銀…真帆…!?なんであいつまで…!」
真帆「君は僕達にとって大事な要の一つだ、教祖様も君には消えて欲しく無いんだよ」
大和「あのクソ野郎の意思なんざ悪魔の俺には関係ねぇ、今めちゃくちゃ盛り上がってきたとこなのに邪魔すんじゃねぇぞ…!!!」
紫炎「皮肉な話ですよね…原罪から生まれたと幼子は誰にもその存在を認められなかった…身体も持たず、精神体だけの幼子は愛されたいが為にたっった1人罪を喰い力をつけ肉体を手に入れた…………だが、誤算だったんですよ。罪をくらっても愛されることは無い、所詮は存在自体が禁忌のバケモノなんですよ……感情を…負の感情を喰らい、力の糧とする……正真正銘の、紛うことなき『厄災』の『邪竜』ですよ……私は」
・・・・・・・・・・悪いが、お前はここでゲームオーバーだよ。(目が金色になった希美が大和の背後にいる)油断、見せたな?(大和に聖釘を刺そうと振りかざす)by希美
紫炎「……竜人でもあり、完全な龍でもある……その気になれば『完全体』の邪龍の姿にもなれます……ですが、ここでその姿になれば私が奥底に押し込めていた邪気が漏れかねないですがね?」
紫炎「そういえば……あの悪魔はあの体の持ち主の魂まで侵食している…と仰いましたよね…今までの攻撃パターンから考えて、悪性が彼の力を増大させていると仮定して……その悪性の根本を私が喰らい、無くせば悪魔が弱体化し安全に剥離……とは行きませんか?」
紅魔「それは無理よ…何故なら、悪魔があいつに宿ってるんじゃなくて、あいつ自身が悪魔になってるんだから」
真帆「…なーんだ、気付いてたんだ」
俺の知り合いに聞いたんだよ、白銀真帆を助ける方法はないかって。そしたらあいつらはこう言った・・・・・・“白銀真帆の存在は、居ない”ってな。
ったく、俺達に偽の記憶を埋めつけるなんざ、キャロルも大したもんだな・・・・・・by希美
大和「あ…?そりゃあどういう…(凍結される前の記憶が一瞬流れる)っ…!?」
真帆「(キャロルが凍結した記憶が…)…悪いけど、余計な話をしてる暇は無いんだ。さぁ、行くよ。影月 大和」
大和「何でてめぇに指図されなきゃならねぇ…!人間が俺に命令すんなぁ!!!」
真帆「これは教祖様の指示だ、僕の指示じゃ無い。君だけでも回収するように言われてるんだ。君を失ったら、ここであった出来事を誰が教祖様に報告するんだい?好きにしてあげる代わりに、僕達には服従する。そういう約束でしょ?」
大和「っ…!」
真帆「だーかーら…(愚者の加護で神格権限を弾く)邪魔すんじゃねぇつってんだろ(希美を睨みつける)」
紅魔「!今の…」
真帆「さぁ、そろそろ行こう。もうすぐここも決着が着く」
大和「…ちっ(真帆と共にそこから消える)」
奈緒「(紅魔に駆け寄る)紅魔さん!大丈夫ですか!?」
紅魔「………」
奈緒「…紅魔さん?」
紅魔「あっ、奈緒…ごめん、そっちはもう終わったの?」
ドラン「おう、あの悪魔はどうした?」
紅魔「逃げられた…後、もう少しだったのに…私のせいで…!(拳を握りしめる)」
奈緒「紅魔さん…」
・・・・・・・あんまり追い込むなよ、自分を。
一生ってわけじゃねぇんだ。それに、お前ただでさえ堕ちそうな性格をしてんだ、しっかり気を保てby希美
紫炎「……何時かまたあの悪魔とやり合うのならば、その時は私が全面的にサポート致しますよ。悪性攻撃を私が喰らって無効化することが出来れば、戦局もまた変わるでしょう…まぁ、私にできることといえばそのくらいなんですけどね……何れまた彼とぶつかるのでしょう?だったらそれまでに万全を作っていけばいい…初見殺しを回避できるのは極稀ですし、今回は致し方ありませんよ」
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