奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>呉蘭花さん、禁忌さん、烏丸桐恵さん
「大丈夫ですよ。血はあまり好きではないですが……怖くはありません」
貴女の上司に散々見せて貰いましたから。という皮肉も付けたそうとしたが心の中だけに留め、明るく笑いかけた。あれはあくまでも過去の出来事である。今のニシのボスは上司であり、自分たちの保護者にもなり得る存在。尻尾を振る利益はあれど、噛み付く利益はない。
その後は二人の手慣れた採血を黙って見ていたが、魔力採集のための禁忌の行動には流石に目を瞬かせた。
「禁忌……分かっててそれやってる?烏丸さんもそうですが……もう少し人との距離感というものを……」
初対面の少女に平気で接吻する創造主から創られたというのも納得だ、と思いかけ頭を振った。
ただでさえモデル級の美女が、自分を口説いた相手に見つめ合うような仕草をしたら。呉さんと禁忌の背景に、少女漫画のような大量の花が見えるような気がした。
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