奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>呉蘭花さん、烏丸桐恵さん、禁忌さん
「……要するに、互いの利益の一致ですか。分かりました。確かに大海原グループは世界規模の大企業ですからね。保護していただくのに、これ以上の場所はないでしょう」
呉さんの一人称のブレには気づいていたが、あえて触れることはしなかった。刹那にとって、目の前の少女が悪人だろうと悪魔だろうとどうでもいいことだった。大事なことは、「この組織が紅葉とユーリを守ってくれること」だけなのだから。
「優しい先輩に恵まれ、感謝しております。これからよろしくお願いします」
弧を描いた唇でそう言葉を紡ぎ、烏丸さんのように手を差し出した。
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