>大海原疾風さん、烏丸さん、紅さん、ユーリさん、禁忌さん ぷつりと糸が切れたかのように、世界から匂いが消える。唾を飲み込んでも何も感じない舌は、制裁が無事に終わったことを知らせていた。 「……紅葉ちゃん!大丈夫!?」 真っ先に彼女のもとに駆け寄り、手を取る。光を失った彼女の支えとなるように。