限界夢女子 2020-03-02 23:31:26 |
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( / 好意を表に出さない癖に牽制はするリーマス……!!!!まってくださいにやにやが止まりません( 口元抑え )そもそも、女子生徒側とは言え獅子寮の監督生には変わりないので、問題児二人とは否が応でも関わらざるを得ないんですよね。であれば、お互いに遠慮してるリーマスより問題児二人の方が気兼ねなく話せる相手として仲良いのでは……?とか思ったり思わなかったり。おまけにミアの方も自尊心低いので私なんかの考えですし、これは誰かが一肌脱がないとくっつきませんね……( 犬鹿鼠をチラ見 )
めっちゃツボで尊いのでいっそ壁になって見守りたいくらいです( 真顔 )えぇ……やば………照れちゃってちょっと口数減ったりした暁にはひなのちゃんの可愛さに弾け飛びますよ私が……やば…( 語彙力ゼロ )ああああ…めっちゃくちゃ想像できます…!!まさかあのスネイプに熱をあげる女の子がいるとは思ってもみなかったんでしょうね、シリウス。アズカバン収容が長すぎて大人になり切れなかった部分を指摘されてぐってなってる犬相手に滅茶苦茶満足そうな教授……個人的な部分なので流石に加点はできませんが、あとでひなのちゃんにこっそりお菓子とかあげてそうです…!!大有りですか、よかった。どこかで描写しときます。
自分が神様は解釈違いなのでちょっと……( 厄介オタ )ひなのちゃんとミアがのほほんと平和にお話してる傍らで、恋が成就したリーマスにバチバチに煽られてる教授が見たい( 見たい )ふむふむ、なるほど……いや待ってください!?!?ひなのちゃんが吹き飛ばされたら教授の心臓一瞬止まっちゃうと思います………死んじゃう………あっでもそのひなのちゃんを喪っていたかもしれないという恐怖があることで、二度も大切な人を喪ってなるものかと漸く決心がつき、教授の方から思いを吐露する方面へ持っていくのもありですね( ふむ )あっそれめちゃくちゃ美味しいです…!!!!寝言でその名前を呼ぶってことは、まだリリーのこと初恋として昇華出来てない部分があるんですかねぇ……
ぶわわわわっと花を咲かせちゃうひなのちゃん可愛い( 確信 )
目一杯お洒落してくるの最高か………???けど身長差と歳の差から低学年から中学年の間は如何足掻いても親子にしか見られなさそうな予感…!!!うわああい有難うございます!!!両世代とも満足するまで回せられれば嬉しいです…!!!
やだ……神々しい……( ? )
映画でも詳しくは触れられてない点ですし、捏造して頂いても大丈夫です…!!!んんんん……そこですよね…。前者でしたら吸魂鬼を追い払ったあと恐らく目が合ったひなのちゃんにチョコレートを渡すので顔見知りになって訪問時の挨拶が若干フランクにできますし、後者でしたら初対面の女の子にちょっと堅苦しく挨拶するルーピン先生が見れます( ? )もし襲われる迄にするのであれば、こちらが次のロル内で場面転換して部屋訪問まで飛ばす予定です…!!! )
( / 私もニヤニヤが止まりません!!!( 見せられないよ! )確かに…?けれど、そんなの知ったらリーマス嫉妬しちゃうから、シリウスとかにキツく当たっちゃうんだろうなあ…それで、そんな風になるくらいならお前からも歩み寄れよ!って親友に諭されるリーマス…。
これは犬鹿鼠、更には百合もといリリーに頑張ってもらわねば!!( へへへ )
わかります、わかりますとも( うんうん )弾け飛ぶんですか!?えっ、ポッポコーン…?( ? )一応長女だから、シリウスは多分何処か弟と妹に被って見てると思います、だからこそ扱い上手そう( 失礼 )お菓子貰ったら、私が思ったことを純粋に述べて差しあげただけなので!って満面の笑み浮かべるけど、ちゃっかりお菓子カバンにしまうんですよね。やっぱり神様なのでは…?
わかりました、では天使様ということで……( 殆ど変わってない )わあ、とっても見たい!!!是非是非煽らせてください!!!
教授だけが吹っ飛ばされたらひなのは多分、平気で許されざる呪文の一つや二つ使っちゃいますよ…。心臓が止まるなんてもんじゃないです( 真顔 )ひえ、凄く美味しい…美味しすぎませんか??好きです。( 軽率な告白 )思い出は美化される物ですし、リリーは多分教授の中では根強く残ってると思うんですよね。割り切れないのはそういう部分もあるんじゃないかな?と個人的には。でも、失う恐怖とか、何かを体感したことで、漸く初恋に昇華させることが出来るってどうですか??
多分、ひなのは恥ずかしくなりますね。良い歳して、花咲かせちゃうから「違う、違うんですよ!!!」って真っ赤な顔で必死に言い訳してそう( ほっこり )
だから、非常に歯痒い想いを抱いてて、自分磨きに精を出して、高学年になる頃には格段と技術に差が出来てるし、隣に立ってもそういう関係に見えなくも…?みたいな所までは持っていきそうですね!是非是非!!!!満足したら、別の作品をやっても良いし、何かパロディ考えてそれをしても良いですし!!!
ええ、どちらも最高ですね…???うーん、でも、話の進めやすさ的にいえば、吸魂鬼に襲われるまでの方がやりやすいかな?よし、主様のお言葉に甘えて襲われる迄にしますね!!!!!出来次第投下します!前もって書いてたので、恐らく数分後には投下されてるかと、 )
( / やべっ顔面にモザイクかけなきゃ…!!!!( 擦りガラスの裏へ移動 )はあ!?!?!?大好きです!?!?!?( 謎ギレ )なんやかんやで親世代はみんな面倒見いいからな~~~楽しみだな~~~~~( リリーと話せるのが )
どうもポップコーンです!!!!神様でも天使でもないです!!!!フライパンで簡単に作れます!!!!!!ポップコーン的にはそのひなのちゃんとの関係が動くことで漸く初恋として昇華出来るの大好きです!!!!是非是非それにしましょう!!!!!( ぱぱぱぱぱーん )
あと真っ赤な顔のひなのちゃん写真に収めて教授に売りさばきたいんですけどカメラ何処に売ってます?
もし上の通りにことが進むのであれば高学年のときにはもう既に恋人なので、技術で更に綺麗になったひなのちゃんを堂々と恋人として紹介するスネイプ先生が見られたりするんですかね……!!!
そうですね!パロディの言葉にめちゃくちゃ惹かれてるのですが、次に何をするかはその時の気分ということで…!!!
はーい、かしこまりました!お待ちしております…!
っとそれでは背後会話も一旦終わりですかね。他に言っておくことも無ければ上記の背後会話は全部蹴って頂いて、また必要な時にでも御呼びくださいませ。それでは、失礼いたします…!! )
( キングズ・クロス駅を過ぎ、それなりの時間が経った頃。とあるコンパートメントの一室には、静かに眠る少女が居た。列車が、がたん、ごとん、と音を立てて揺れる度に、彼女の頭も共に揺れる。軈て、ごつん、と鈍い音が鳴り、その後を追うように「痛い!!!」なんて少し大きめな声が小さなコンパートメントの中に響いた。その声の発声者は先程まで寝ていた少女───ひなのである。涙目になって、左側頭部を片手で抑えている様から、彼女が壁に頭を打ち付けてしまったことは明らかだった。小さな呻き声を漏らしつつ何度か頭を摩ると、窓へと視線を向け、目の前に広がる景色に「嘘でしょ…」と言葉を溢す。然し、何度瞬きしても降りる駅まで、後もう少しで到着してしまう現実に変わりはなく、こんな時間までぐっすりと眠っていた事に驚きを覚えた。「急いで着替えなくっちゃ、」左記を呟けば、誰も居ないことを良いことに、その場で着替え始めていく。異変に気付いたのは制服に着替え終わった頃だった。「──列車が、止まってる?」そう、列車が止まっているのだ。窓の外に広がる景色は何故か薄暗い。嫌な予感がする……そう思った瞬間、今度は照明が落ち、室内は暗闇に包まれた。掻き立てられる不安を押し殺して手探りで杖を取り出すと「ルーモス、」そう呪文を唱えて杖先に灯りを灯す。吐いた息が真っ白に染まって空中に溶けて消えた事から、気温が急激に下がっていることを知り、杖を強く握り締めた。あまりの寒さに体が震え、歯がカチカチと音を鳴らす。どうするか策を考えていた時、急に扉の方から大きな音が聞こえ、直ぐ様、杖先を其方に向けて構えた。けれども、そこに人の姿は無く、それを確認すると無意識に気が緩んだのだろう。杖先が僅かに降ろされた、正しくその瞬間だった。先程迄の寒さが可愛く思える程、辺りが冷え込み、空気が凍り、息を詰まる。闇の中から、ゆっくりと、静かに姿を表したソレは、彼女を畏怖させるには充分な存在だった。ソレの名は吸魂鬼、昔、親から教えて貰ったことがある。「な、んで…」こんな所に、と続けようとしたが上手く言葉を紡ぐことが出来ない。追い払わなければ、そう本能で感じたが守護霊の呪文はまだ習得しておらず打つ手がない。ジリジリと後ろに後退していくが、軈て壁にぶつかってしまい、目の前に見えるのは、すぐそこまで迫った吸魂鬼の姿。嗚呼、逃げられない。そう感じて頭に過ぎったのは”死”ただそれだけだった。生気が少しずつ吸われていく、幸せな記憶が、大事な教授との思い出が遠のいていく。涙が頬を濡らし、嫌だ、と強く感じ、勇気を振り絞って息を吸う。「助けて…!」途切れることは無かったが、声量は小さい。今度は大きく息を吸って、口を開く「誰か、助けて…!」と再度紡がれた救いを求める声はコンパートメントの外にも聞こえた筈で、 )
( / お言葉に甘えてやり取りは一旦蹴りますね!取り立てず、初回投げときます。読みづらい、嫌いなロルがある、等諸々あれば書き直しますので遠慮なくご指摘をお願い致します!!( 蹴り可 ) )
>ひなの
ッ、エクスペクト・パトローナム!
( 廊下にまではっきりと届いたその声を直ぐに捉えることが出来たのは幸運という他なかった。もう少しハリー達のコンパートメントを出るのが遅れていれば、助けを求める声にさえ気づいていなかったかもしれない。慎重に進めていた歩みを一気に早くし、ややあってコンパートメント内部へ体の殆どを侵入させている吸魂鬼を見付けるや否や、迷わず其れへ杖の先を向けた。幸福な記憶と共に唱えたのは守護霊を呼び出す呪文。直後、眩い白色の光が一直線に目標まで向かっていくと、忽ち闇の様な体をぶつかる様にして通路の奥まで押しやった。「此処にシリウス・ブラックを匿っている者はいない」杖の先を向けたままはっきりとそう言い放てば、少しばかりの様子見の後吸魂鬼はゆっくりと窓から去って行った。それを見送るまでもなく即座に今し方襲われていたコンパートメントの中へ顔を向ければ、そこには恐らく幸福を吸い取られたのであろう、酷く怯えた顔をした少女と目が合った。ハリーと同い年か、一つ下くらいだろうか。可哀想に、泣いている。「助けるのが遅くなってしまってすまない。怖かっただろうに、よく声をあげてくれたね」大人でも恐怖で固まってしまうというのに、年端もいかない少女が吸魂鬼を前にして助けを求められたのは一重に彼女の強さのお陰で。となれば、謝罪の次に紡ぐべき言葉など決まっているようなものだった。少しでも安心をと、柔く微笑んでその勇気を称える。「もうあれは来ないから安心するといい。それから、これを食べなさい。少しは気分も和らぐだろう」次いで極めて慎重に距離を詰めれば、ポケットから取り出した半分ほどしか残っていない板のチョコレートを、まだ小さな其の手に握らせてやり。女の子というのはすべからく甘い物を好きだろうから、男の子のハリーよりも幾らか多めに。それで少しでも恐怖を和らげられたのなら良いのだが、と心配を胸に秘めながら彼女から離れた。吸魂鬼はもう特急内には居ないだろうが、車掌室に行く必要があるのは依然として変わらないのだ。「きちんと食べるんだよ」と念押ししてから再び個室の外に戻り、動かない汽車の通路を真っ直ぐに歩き出した。―――――――さて、そんなことがあった翌日。無事にホグワーツに到着し、無事に闇の魔術に対する防衛術の教師として全校生徒に紹介され、無事に運び入れた荷物を私室の中で整頓していた最中のこと。とんとんとドアを叩く音が聞こえ思わず整理の手が止まる。最初の授業も始まっていないのに一体誰が訪ねてきたというのだろうか?最低限の警戒として杖を持ったまま内から扉を開けると、視界に映ったのは特急内でチョコレートをあげた生徒の内の一人だった。ホグワーツに来て一番最初に話すのがスリザリンの生徒とはこれまた予想外だが、それはともかく。「君はホグワーツ特急で会った子だね。あげた物はちゃんと食べたかい?もしかして、まだ気分が優れない?」授業のことを聞きにくるにしては早すぎるし、昨日の今日で個人に興味を持ったというのもあまり考えられない。つまるところ彼女が此処に来た意図が今一上手く掴めないまま、取り敢えずと考え得る中で最も妥当な仮定を投げかけて )
>シリウス
ううん……こっちにもいない…
( 何処までも続く雪道を、先人が残した足跡を辿るようにしてゆっくり歩いていく。今日の天気に似た青い瞳を左へ右へきょろきょろと忙しなく動かしてみるが、風に揺られるたっぷりの赤毛は何処にも見当たらない。まさか五年生にもなって友達と逸れるだなんて思いもよらなかった。きっと同行者の彼女だって今頃そう思っている筈だろう。はあ、と零れ落ちた自責の溜息が白く宙へ溶けていくのも目にくれず、ざくざく踏みしめる音を鳴らしながらホグワーツの生徒で溢れかえる往来をふらふらと彷徨い歩く。三本の箒、羽ペン専門店、ハニーデュークス……一緒に行こうと約束していた店達の前を素通りしなければならない悲しみといったら、入学以来使っていた羽ペンが折れたあの瞬間に勝るとも劣らない。今日は書きやすくて壊れにくいものを買う予定だったのに、いざ当日を迎えてみれば必要なったのは友達の位置を示してくれる方位磁石だなんて!「早く見つけないと、」幸いにもホグワーツに帰らなければならない時間まではまだ猶予がある。―――はあ。今日何度目か分からない溜息を吐きながら左へと顔を振った矢先、視界に飛び込んできたのは店先のショーウィンドウに背を預けている見知った顔。女の子に囲まれていないとは珍しい、なんて感想が自然と出てくるほど彼、シリウス・ブラックはモテるのだ。その持て囃され振りといえば、私が声をかけるかどうかを迷っている其の少しの間に見知らぬ女の子数人が彼を取り囲んでしまうほどで。何やら一言、二言喋ったあと首を横に振って見せたのを察するに、一緒にホグズミードを回らないかと誘いの言葉を掛けられ、それを直ぐに断ったのだろう。彼は誰かを待っているのだろうか?もしそうなら其の待ち人は、ゾンコと名を掲げるその店の中にいるのかも。ええっと何を扱っている店なんだったっけ?確かに聞き覚えがあるはずなのに記憶を探っても思い出せないもやもやに苛まれながら、名残惜し気に女の子達が離れて行ったタイミングで人の合間を縫っていく。「ブラック!」何処かを見つめる双眸を此方に向かせるために、彼のファミリネームを一度呼んでから近付いて。灰色の瞳と無事視線を合わせられたなら「ねえ、どこかでリリーを見なかった?一緒に来たんだけど、何時の間にか逸れちゃったみたいで…」と早速本題を切り出そうか )
( / 早々に地中から失礼いたします。そちら様のロルについて申し上げることは何一つとして無いのですが、こちらが返事と初回を書くにあたってあれもこれもと詰め込んでいたら思いの外長くなってしまいまして…!!!恐らく徐々に短くなっていくとは思いますので、何卒よろしくお願い致します……!また、こちらも返しづらいなどの不備や気になる点がございましたら遠慮なく仰ってください。特に何も無いようでしたら此方背後の方は蹴ってくださいませ…!! )
>ルーピン先生
( 今年から闇の魔術に対する防衛術の教師をしてくれる人が、昨日、吸魂鬼から助けてくれた人だと知ったのは彼の事が紹介された時だった。彼の姿を見た時、間抜けな顔でもしていたようで、友人が心配そうな顔で此方を見つめており、直ぐにその事に気付くと慌てて笑顔を貼り付け誤魔化して。彼に助けられてからお礼を言う事が出来なかったことを、昨日からずっと悔いていた。然し、また出会えたのだからこれが終わった後にでも、お礼を言いに行くべきだろう。そんなことを考えつつ、歓迎の拍手を惜しみなく送って。───そんなこんなで、やってきた自由時間。クッキーの小袋を持ってやって来たのはリーマスに宛てがわれた部屋。深呼吸をすると、意を決してドアを叩く。中から出てきた人物は、あの時、私を助けてくれた人物で、確か名前がリーマス・ルーピン、と言ったか。「はい、チョコレート、とっても美味しかったです!気分は悪くありません…!」投げ掛けられた仮定に丁寧に言葉を返した後、彼の目の前に可愛らしいラッピングが施されたクッキーの袋を差し出し「昨日は、助けていただいてありがとうございました!!」と述べて勢い良く頭を下げた。「あの時、ルーピン先生が助けてくれなかったら、私、私…ッ、」一日で恐怖なんてものは薄れるはずは無く、鮮明に焼き付いている記憶が過ぎって、声が微かに震える。今、こうして無事に過ごせているのも彼のお陰なのだ。本当に感謝してもし切れない。頭を上げれば、彼と視線を交え「手作りですけど、しもべ妖精達と一緒に作ったので、毒は入ってません!…あっ、でも味は保証できません!」そうハッキリと告げ。 )
>ミア
( 今日は待ちに待ったホグズミード解禁日。親友の彼等と合流し、それぞれ許可証を片手に握り締めて目的地へ向かっていく。勿論、最初に向かう店はゾンコのいたずら専門店だ。数え切れないほど通い詰めた店でもあり、顔も覚えられ、すっかり常連扱いされている。人混みの中を歩きながら「そういや、この前、新商品が入ったって聞いたぜ。」と、同じ獅子寮の生徒が喋っていたことを彼等へと伝えた。矢張り、悪戯仕掛け人と名乗り、周りにそう呼ばれるだけあって、三人とも興味津々なようだ。特に、ジェームズは顔が生き生きとしており、早く行こう!と言って駆け出す程、其れに対し「おう!」なんて元気良く返せば、四人で店まで競走することになった。競走の結果は1位、ジェームズ、2位が僅差で俺、3位がリーマス、4位がピーターの順番だ。乱れた息を整えてから店内へと足を踏み入れる。かれこれ2時間程、商品を物色して意見を交わしていたが、リーマスがお菓子を買いに行くと言い出して最初に店を後にし、ジェームズは羽根ペンのインクを買おうと考えてたんだ!と言って、ピーターを連れて店を去っていった。リーマスは恐らく戻ってこないだろうが、ジェームズ達は物珍しそうに見ていたことから、また戻ってくるだろう。そう考えると、店の外にあるショーウィンドウに背を預ける。1人になった、そんな時でも脳裏に浮かぶのは仕掛ける悪戯の事や、親友である彼らのことばかり。首元に巻いたマフラーで緩む口元を隠せば掛けられた声に視線を其方へと向けた。内容を簡潔に纏めるならばデートの誘いみたいなもので、それに対し「悪ぃ、親友待ってるから」と告げ、首を横に振って断った。去っていく女子生徒から視線を逸らし、何気なしに空を見上げる。数分も置かずに、再び呼ばれた自身の名。またか、なんて思いつつ声がした方へ視線を投げれば、そこに居たのは監督生に選ばれた数少ない女の友人で。話を聞くと、リリーを探しているらしい。念の為、記憶を振り返ってみるが、道中でリリーと出会った記憶はなく「俺は見てねぇ。力になれなくて悪いな」と簡潔に答えた。いや、待てよ…?そういえば、リーマスがリリーの名前を口にしていたような…?「リーマスなら多分知ってると思うから、アイツに聞いてこいよ。多分、そこら辺で菓子買い集めてるだろうから探すのには苦労しないはずだぜ?」背もたれにしていたショーウィンドウから離れると、言葉を付け足しリーマスが去っていった方向を指差して )
>ひなの
そうか。それなら良かったよ
( チョコレートがきちんと効果を発揮していたことに先ずはホッと安堵の息を吐き。名前を知らなくとも生徒は生徒、不調を引き摺っていないのと知れれば嬉しいもので。しかし不調でないというのであれば、一体此処へ来た理由は何なのか?そう彼女へ問わずとも、理由はすぐに明かされることとなった。差し出されたラッピング袋と、そこからほんのり香って来る匂い。つまり彼女は律義にも私へ礼をしにきたらしい。手作りお菓子入りの袋が其の手を離れる間にころころと変わっていく表情は、先の体験を知っている上で悪いとは思いながらも何処か愛嬌を感じざるを得ずに。「有難う、甘い物は好きなんだ。これは、クッキーかな」わざわざ毒入りではないと宣言する辺りがまた可愛らしく、思わずくすくすと笑い声を落としながら受け取ったものに軽く言及してみせた。―――さて。吸魂鬼を助けたことの礼。彼女が此処へ来た一番の理由を言葉でも物品でも受け取ってしまった今、ではさようならと帰しても良かった。しかしこうしてわざわざ自由時間に私室を訪ねてきてくれたのだから、彼女の中にまだ残っている恐怖を薄れさせるくらいの手伝いはしても怒られまい。「ああ、そうだ。実は丁度一息つこうかと思っていたところでね。良ければ一緒にどうだい?見ての通りあまり片付いた部屋ではないが、紅茶を楽しむのに十分なスペースはある筈だ」扉の前に立ち塞ぐように立っていた体を少しずらして、未だ幾らか散らかっている室内を見せながら柔和に微笑み。「勿論、私との会話は罰則のようだと言うのであれば無理強いはしないがね」等と冗談めかしつつきちんと逃げ道も提示してやれば緩々首を傾け、どうする?と )
>シリウス/リーマス
そう、分かったわ。ううん、見てないって教えてくれただけで充分よ、有難う。
( 確かに期待していた言葉とは真逆だったものの、結果として告げられた其れは曖昧な言葉なんかよりうんと有効なものだった。であれば礼の言葉を返すのも何ら苦ではなく。さてさて、色男は見ていないというが彼の知り合いで赤毛を探すのが得意な人…考えなくても分かった。「………リーマス?」しかし生憎、ポッターは何処?と動かしかけた口は色男の口から飛び出た名前によってぐにゃっと違う形に曲がり。頭にぽんっと浮かんだのは共通の友人で同じ寮の監督生である優男。チョコレートの甘い匂いを纏う人。確かに彼なら知っていそうだと謎の信頼を置いていることはさておき、「お菓子……なら、ハニーデュークスね!」長い指が指し示す方向にある有名なお菓子店に視線を向けると、”有難う、ブラック!あとで必ずお礼するわ!” そう言うが早いか一直線に緑とピンクが目立つ店へ足を進めていった。―――ゾンコからは左程遠くない場所にある為かハニーデュークスについた直後も息を整えること必要はなく。入口の扉から様々なお菓子の香りが充満する店内へ入り軽く辺りを見渡していると、幸運にも目的の人は直ぐに見つかった。ああよかった!女友達を探すための男友達を探すはめにならなくて!なんて心底安堵すれば人にぎゅうぎゅう押し潰されながら茶色頭へ近付き、見失う前に彼のローブの袖口をはしっと掴んで。「リーマス!ねえ、リリーを―――……い、一度にそんなに買うの…?」目も合わない内に早速と切り出した言葉が不意に途切れたのは、彼が購入しようとしているであろうチョコレートの数を見てしまった所為。敢え無く本題よりも其方への興味が勝ってしまっては瞠目しながらすっかり呆気に取られた声で尋ねかけ )
>ルーピン先生
はい、クッキーです!先生のお口に合うと良いのですが…。
( 無事に受け取って貰えたことに安堵しつつ、大きく頷いた。クッキー等のお菓子を作るなんて、それこそ一年に一度あるかないか。上手く出来ていればいいんだけど…。なんて不安もあったが、自分で味見をした時は不味くはなかったからきっと大丈夫な筈。言い聞かせるように、心の中で大丈夫、大丈夫、と繰り返し呟いていた時、上から降ってきた笑い声に、首を傾げるも、軈て釣られて笑顔となった。今まで、この科目の担当は碌でもない人物しか居なかったが、今回は優しいし、親しみやすい。何処を見てもマトモな人物に見える。早く彼の行う授業を見たいなあ、なんて思いを募らせつつ、室内をチラリと眺めた。見る限り、整理の途中であったことは直ぐにわかった。明日にすれば良かったかな、なんて後悔が今更身を襲うがそれを顔に出すことは一切なく、誘いに関しては少し躊躇う素振りを見せた。これ以上邪魔したくないけれど、折角のお誘いでもあるのだ。滅多なことがない限りNoとハッキリ言えない口が恨めしい。どうしよう、と迷い続けていたが、提示された逃げ道に思わず小さく吹き出してしまうも、彼の言葉に甘えることに決めたようで「ルーピン先生さえ宜しいのなら、ご一緒させてください!」と明るく述べて )
>ミア
( 親友達と別れ、お菓子を求めてやって来たハニーデュークス。どれもこれも美味しそうな物ばかりで目移りしてしまうものの、買う物は既に己の中で決まっている。両手を塞ぐ訳にもいかないので、近くに置いてあった籠を手に取ると、様々なチョコレートを次から次へ───そう、その量は二つの籠が一杯になるほど多かった。彼らへの土産として百味ビーンズを2つ、今にも零れそうな籠に乗せて会計に向かおうとした瞬間、ローブが引っ張られるような感覚に、其方を見れば同じ監督生である彼女の姿が。「…ミア?」予想外の人物に目を丸めると、確かめるように彼女の名を紡いだ。何故ここに?そう続けようと開いた口は、彼女の口から零れた人物の名によって直ぐに閉じることになる。大体ではあるが彼女の状況を察すると「リリーならさっき羽根ペン専門店の方で見たよ。」なんて柔らかな微笑みを浮かべて彼女の探し人であろうリリーの行方を伝え、両手に持つ二つの籠へと視線を落とし、そんなに多いだろうかと首を傾げる。親友たちも中々に信じてくれないが、四年の頃からチョコレートに関して、多少の自制は行っているつもりだ。だからこそ、この量で抑えているのだが、これでもまだ世間一般的には多いらしい。「……これでも少なくしてるんだけどな、」そんな呟きを残し、一先ず会計へと向かった。人が多い割にはあっという間に会計が終わり、器用に人を避けて彼女と共に店の外へと出れば「僕も探すの手伝うよ。人手があった方が見つかるかもしれないし。」リリーを探すことを得意としている友人は今はいない。それでも、手伝わないなんて、選択肢はなく、左記を告げ、チョコレートがぎっしり詰まった袋を片手で持ち直すと「リリーと何処の店を回る約束をしてたか分からないかな?向こうもミアのことを探している筈だから、約束している場所があれば、そこは必ず何度も見に来るはずだよ。」と独自の考えを述べて、彼女の返答を待ち )
( / 同じく早速ですが、空から失礼します…!ミアちゃん、可愛すぎません…??
ここからの流れなんですけれども、リリーと合流するか、見つからないままリーマスとデート( 仮 )どちらが宜しいでしょうか…?後、仕事のない休日や、21時前辺りまでの返信はロル推古重ねているので、文章も比較的見れるとは思いますが、これくらいの時間になると半分程頭が回ってない事があるので、ロルが短くなりがち且つ、文章がかなりおかしなものになっていると思います。こう、この時間帯の文はホンワカ程度に読んでいただけると…! )
>ひなの
( 袋越しに見る限りでは焼き加減も良く、特に焦げ臭さも無ければ彼女が不安に思うことは一切無いと言い切れるのだが、手作りのお菓子というんは実際食べてみなければ分からない部分というのも確かにある。加えて人の味覚は其々違うのだから、自分一人が味見をしても絶対に安心とは言い切れないのだろう。とはいえ其処は学生時代よりチョコと共に生きてきた身。「私はね、甘い物なら爆発でもしない限り何でも食べるつもりさ」と冗談半分に告げながら、お茶の誘いに乗ってくれた彼女を部屋の中へと案内して。備え付けの丸椅子、予め借りていた何枚かの皿とティーセット、それに私物のチョコレートをそれぞれ杖を用いて机の周辺にセットするも、ほんの少しも茶会らしくならない殺風景な部屋に肩を竦め、「魔女鍋のケーキでもあればもう少し華やかになっただろうに、すまないね。」と苦笑い交じりに。「さあ、そこに座って。紅茶は何にする?定番はアッサムのミルクティーだが、君がくれたクッキーにはストレートのダージリンも合うだろう」一先ず手の平で丸椅子を示し、そこに客人が座るのを見届けながら問うたのは紅茶の味。生憎茶葉は持ち合わせていないものの、近頃は安価のティーバッグでもそれなりの味は出せるものが多い。無論きちんとした茶葉しか飲んだことがないであろうスリザリンの生徒が気に入るとは思っていないが、そこはこんな絢爛さの欠片も無い茶会に参加した側にも非があると主張させてもらうことにして、真っ黒な瞳を見つめると選択を促し )
>リーマス
っ、本当!?
( 途中で切ってしまった言葉だというのに彼は意味をくみ取ってくれたみたいだ。チョコレートの多さに目を丸くさせていたのも束の間、柔らかい笑みと共に欲しかった情報がもたらされては次は違う意味できゅっと目を丸く絞って見せ。詳しく聞きたいところだが賑わう店内では当然のように困難。籠を見て呟いた言葉も満足に拾えないまま、取り敢えずは彼の後ろをついていく形を取り。お菓子店、それもハロウィン前のこの時期ということもあって店内はごった返しており、見付けた勢いで掴んだローブの裾は離そうにも離せないままで。チョコレートが大多数を占める会計結果にそっと閉口しつつ、外に出たと同時に漸く手を離したが皺になっていないか気にする暇もなく。「それは、ううん。大丈夫。リーマスには迷惑をかけたくないもの」善意から手伝いを申し出てくれた彼の提案は悩むべくもなくきっぱりと断り。次いで述べられた考えに確かにと頷けば、少しばかり腕を組んで思案顔。必ず行こうと約束していた店は幾つかある。今し方出てきたハニーデュークスもその一つではあったが燃えるような赤い髪の毛は見当たらなかった。ならば一番可能性が高いのは、やっぱり先ほど彼が目撃したという羽根ペン専門店だろう。私がどうしても行きたいとお願いした場所。自意識過剰のようで恥ずかしい気もするけれど、友達思いのリリーのことを考えると今も其処で待っていてくれているような気がした。でもあれは何処に店を構えていたっけ?往来に並ぶ店達を眺めながら見つけるつもりだったから、詳しい場所までは覚えていなかったのだ。此処から右に行くのかも左に行くのかも分からず、助けを求めるようにちらりと隣の彼を見て。道を訊くくらいなら迷惑にはならないだろうか。「貴方がリリーをみた羽根ペン専門店の場所だけ教えてもらってもいい?…あっち?それともこっち?」進路方向さえわかれば恐らくは一人でも辿りつけるはず。そう結論付けると、最初は左、次に右と順番に指差し首を傾けて尋ね。 )
( / ひえっ…そんな……可愛いと言って頂けて何よりです……!そういうひなのちゃんもマイフェアリー天使なのですが………??
んんんんどっちも捨てがたいですね……!!!ただ個人的なあれなのですが、親世代にも子世代にもリーマスがいると諸々と死にそうなので、リーマスと羽根ペン専門店までデート( ただの道案内 )したあとリリーと合流して羽根ペンだったりリーマスとシリウスにあげるお礼の品だったりを見繕いに行きたいでs………ドクソ我儘注文申し訳ございません………展開が難しければ大人しくリーマスに教えて貰った方向に行ってリリーと合流致しますので………!!!!( 土下座 )
ほんわか……成程分かりました任せて下さい( 親指ぐっ )こちらも輪を掛けてクソロルになるので生暖かく見守っていただけると幸いです…… )
>ルーピン先生
本当に甘い物がお好きなんですね。
( 勿論冗談半分、ということは分かっていたが、それでも本当に食べてしまいそうに思えて、くすくすと笑い声が溢れていく。「失礼します。」礼儀として、左記を述べてから軽くお辞儀をし、部屋に入れば、不躾にならない程度に視線を泳がせて室内を眺め、示された丸椅子へと腰を下ろした。一通り室内を眺め終わり、視線の行先は彼の表情へ。首を緩やかに横へと振って「いえ、慣れていますから大丈夫ですよ。」と微笑んで見せた。脳裏に浮かぶのは、教授と共にお茶を楽しんでいる時の事。これくらいの方が落ち着いて個人的には好きだし、教授との茶会も大体はこんな感じだ。椅子に座り直すと、何方の味にするか考える為に黙り込んだ。スリザリンにいる周りの友人達はストレートで飲む人達ばかりで、それに合わせて最近はストレートばかり飲んでいた。それでも、偶には違うものも飲んでみたい。「──アッサムのミルクティーでお願いします。」悩んだ末に選んだのは、口当たりがストレートより比較的柔らかいミルクティーだった。最後にミルクティーを飲んだのは何時ぶりだろうか。少し弾んだ声で「ミルクティー、好きなんですけど最近飲める機会がなかったので、嬉しいです」なんて伝えると、背筋を伸ばして、昨日から気になっていたことを尋ねることにした。「先生は守護霊の呪文ってどうやって習得したんですか…?」誰にも教えてはいないが、興味自体は前からあり、密かに習得に向けて、練習を重ねて来た。けれど、どうしても上手くいかない。コツとかあるのなら知っておきたいなんて考えつつ、一言も聞き逃さないように耳を澄ませて。 )
>ミア
( 長年の付き合いのお陰か、断られるだろうと容易に想像がついていた。「やっぱり、」想像通りの回答に笑みを溢し、左記を小さく呟く。彼女が断ったとしても一緒に行くことは、既に己の中で決定済みであり、覆ることは無い。それを示すように空いている片手で彼女の手を優しく掴むと「こっちだよ、」と軽く引っ張り、先導するように歩き始めた。その表情は有無を言わさないような顔で、「君を一人で行かせるのは心配だからね。」なんて、まるで取ってつけたかのような理由を添える。然し、リーマス自身は、本当にそう思っていた。リリーの人気は言うまでもないことだが、ミアの人気も異性の間では中々に高い。この前も、名も知らぬ男子生徒が彼女に告白する!と意気込んでいたので、話しかけてそれとなく牽制したばかりだ。彼女の事を密やかに想っている男達は獅子寮だけに留まらず、他寮にも数多く存在していて、機会を虎視眈々と伺っているらしいと聞く。それを知っておきながら、彼女を一人にすることなんて出来る訳もない。己の胸中に轟く暗い想いに蓋をして、笑みを深めた。「そういえば、さっきは良く僕を見つけられたね。」彼女の歩幅に合わせて歩きながら、投げ掛けたのは店内での話。声を掛けられた時はあれほど人が沢山居たにも関わらず、見つけられた事に少しばかり驚いたものだ。でも、もし、立場が逆だったら直ぐに気付ける。そんな確信がリーマスの中にはあって、彼女もそうだったら嬉しいのに、と密かに思いながら羽根ペン専門店迄の道を歩いて行った。 )
( / ???マイフェアリー天使???( 宇宙猫顔 )
全然大丈夫ですよ?!!!任せてください!!
仕事終わりでまだ疲労感抜けきってないので、誤字があるかもです…、5回くらい読み直してもどこかしらで誤字脱字が( 遠い目 )
ルーピン先生とのお話、どこまでしましょうかね…多分決めないと話題が広がりに拡がって、何時までもお話しちゃいそうです( ? ) )
>ひなの
( 彼女が繰り出した言葉が嘘や世辞ではない事は表情から察することが出来たが、然し、だからこそ面食らって些かお茶の準備をする手が止まり。スリザリンの君が?質素な茶会に慣れている?と口に出しかけた其れは多大な偏見にあたると気付いて寸でのところで飲み込んだものの、信じられないという気持ちは未だ胸中を満たし続けていた。そう言えば知り合いにも一人いたな、絢爛豪華で賑やかな茶会は好まないという奴が。―――ミルクティーを選んだ彼女に" 良いチョイスだ "と笑い掛けると壁際に纏めていた荷物へ指先を向け、くいっと軽やかに自身の方へ曲げた。途端に一人でに開いた鞄から現れた其れ等は宙に浮いたまま此方へと近づき、そして指先が示すまま一つずつティーカップに入っていく。「おや、そうなのか。久々のミルクティーが茶葉でなくてすまないね。もし口に合わなければ残しても構わないよ」上から湯を注いでいれば聞こえた弾んだ声にまたもや苦笑いが浮かび。この短時間で得た彼女の印象からして不味いとは言わないだろうが、かといって美味しいとお世辞を言わせるのも本意ではない。結果、予めフォローをいれるのが精一杯で。片手間に用意していたミルクも十分に温まっており、あとは紅茶を十分に蒸らすだけといったところでタイミングよく切り出された質問は些か答えるのに難しい類のものだった。習得した経緯であれば其れらしく語れたのだが、方法を尋ねられては正直何度もやっていたら出来たという他ない。いずれ私ではない先生が効率的なやり方を教えてくれる、そう返すのが一番な気はしたが、思いの外真剣みを帯びた表情が彼女の守護霊の呪文に対する熱意を窺わせて。で、あれば。「そうだな…―――守護霊を呼び出すのに最も大切なのは、幸せな気持ちだ。どこで躓いているのかは分からないが…君が今まで生きてきた中で最も幸せ、もしくは嬉しかった瞬間を呼び起こしてから杖を振ってみると、あるいは成功するかもしれないね」呪文を習得するにあたって一番躓きやすい部分を補ってみようか。十分に色のついた水面へミルクを注ぐと、軽くかき混ぜてからソーサーを持ち彼女の前へ。シュガーポットは真ん中に置いて好みの分だけ入れるように促せば、見られては飲みにくいだろうと己はクッキーの袋に手を伸ばした。 )
>リーマス
( 五年生になって初めてのホグズミード、この日を待ち侘びていた人は当然多いだろうし、きっと彼もその一人だっただろう。だからこそ人探しに付き合わせるのが忍びなくて断ったというのに、優しさの塊の様な彼は、道案内どころか現地まで連れて行ってくれるらしい。それも有ろう事か私の手を取って!想定外のスキンシップに一瞬で脳内が沸騰したが、しかしまるっきり信用を得られていない言葉の冷水を浴びては途端に繋いだ手が迷子防止のリードのように見えて、乙女心など一瞬で萎んでしまい。とはいえ其れも全て彼の善意。「いいの?……ううん、有難う。貴方の好意に甘えさせてもらうわ」正直、方向を教えてもらっても必ず辿り着く自信は無かった。だからこそ彼の申し出が、例え子供扱いに思えても有難いことには変わりなく。ただ、やっぱり思春期の女子生徒として浮ついてしまう気持ちを抑え切ることはできずに、ほんのちょっとの勇気をもって幾らか大きい彼の手を握り返してから大人しく彼の後ろをついていくことにした。「ああ、それはほら、最近監督生のあれこれでよく話すでしょう?だからすっかり、貴方と他の人との見分け方をマスターしちゃったのかも」言及されたことについて、それの答えとして相応しい理由は驚くほどすらすらと口から出ていった。実際のところはもっと違う理由から目で追っている結果なのだけど其れは口に出さないまま、「リーマスは?私のこと、すぐに見つけてくれるのかしら?」くすくすと悪戯っ子のように笑いながら意地の悪い質問を返してみたりして、宛ら男を翻弄する魔性の女のような気分に。最も、一秒後には何て恥ずかしい質問をしたのかと正気に戻り、" なんてね "と付け足すことであらゆる返答に対する防衛線を張ったのだが。 )
( / ????あっ失礼しました、マイではなく教授のフェアリー天使でしたね!!( 笑顔 )
ありがとうございます…!!好き……( 告白厨 )
わっ、お仕事お疲れ様です!誤字脱字はあったとしても補完致しますので無問題です…!!!
確かに…!先にお話していた分では、ひなのちゃんの教授のところに行く発言でルーピン先生がぴんと来る形でしたが、一連の流れとして「守護霊の習得方法」→「幸せの記憶が鍵」→「ひなのちゃんが嬉しそうな顔」→「好きな人が?」→「ひなのちゃん逃げるようにして教授のところに行く発言」→「なるほど(察し」→解散とかだと察し方も去り方も自然かなーなんて。かなり会話の内容を決め付けてしまう上にもう少しルーピン先生とお話してもらうことになるのですが、いかがでしょう…? )
>ルーピン先生
…?
( 何か変なことでも喋っただろうか?慣れている、と答えたら彼の手が止まってしまった。首を傾げて考えること、約5秒。そういえば、周りの友人達…というか、スリザリン寮の者が開く茶会は結構豪華だったような。ああ、成程!ここか!確かにスリザリン生が、質素な茶会に慣れてる。だなんて言ったら驚くのは普通だ。要らないことを喋ってしまったなぁ、なんて少し反省すれば、何か突っ込まれるだろうかと身構えて様子を伺った。然し、予想に反して何も言われることは無く、不思議そうにしながらも「最近のティーバックは美味しいものばかりですから大丈夫ですよ。」と柔らかな口調で述べる。元々、茶葉から淹れる紅茶なんて誰かと一緒に居る時以外じゃ飲んだことも無く、一人で居る時に飲む紅茶は殆どティーバックだ。確かに多少味は落ちるけれど、それでも充分に美味しいと思える物ばかりであることは色んなティーバックを試して来ているから既に分かっている。駄目元で投げた質問に返って来た答えを聞くと「……最も幸せ、嬉しかった瞬間、」と繰り返すように呟いた。今までは両親の顔を思い浮かべていたけれど、最も幸せで嬉しかった瞬間と言えば────初めて、魔法薬学の授業で先生に褒められた時。これがきっと一番幸せで嬉しかった事だ。思い出すだけでも、口元が緩んで、嬉しそうな笑顔になっていくのが分かる。シュガーポットの蓋を開け小さじ一杯分の砂糖を掬うと、紅茶の中へ。ティースプーンを使ってゆっくりと掻き混ぜ、ある程度砂糖が溶けた事を確認すると、ソーサーの上にそれを置き、ティーカップの取っ手を掴んで持ち上げるとアッサムの香りが鼻を擽る。無意識に張っていた気やら諸々が緩んで、吐息が溢れた。そのまま口元まで持っていき、唇を湿らせると早速一口。心に染み渡るような温かさに「美味しい…」と思わず呟いて。 )
>ミア
成程、可能性はあるかもしれない。
( 振り払われる事もなく繋がれた手を見れば、安堵感、そして喜びが胸に広がっていき、暖かな気持ちに包まれた。鋭い者であれば、表情から彼の胸中を察することが出来るだろう。彼女から理由を聞くと、残念、なんて言葉が浮かぶも、直ぐに消えた。一度頷いて上記を述べた後、数秒間の沈黙が生まれる。勿論、と素直に答えてみようか?───いや、それは出来ない。僕にはそれを言う資格はない。「…どうだろうね?」と曖昧な言葉で返し、肩を竦める。許されるのはこんな曖昧な回答だけだろう。段々と見えてきた羽根ペン専門店。まだまだ距離があっても、風にたなびく深みがかった赤毛は結構目立つ。「あそこにいるの、リリーじゃないかな?」気付いていない可能性と、見間違いかもしれない可能性を考慮して、少し後ろを歩く彼女の方へと視線を向け、問い掛けてみる。その間にも歩みは止まることはなく、微かに声も聞こえ始めた。ポッター、だとか、リリーだとか聞こえる事から、先ず間違いではないだろう。静かに彼女の手を離すと、空いた片手をチョコレートが詰まった袋の中に入れ、蛙チョコを一つ取り出し「無理矢理付き合わせてしまったからそのお詫び。」と言いながら押し付けて彼女にそれを持たせると、未だに言い争っている二人に声を掛け、仲裁する為に近付いていった。 )
( / ????????( 首傾げ )
へへ、両思いだね( ? )
ひぃ、ありがとうございます、神様…!!!
ふむふむ、その流れで行きましょうか、やりやすくて助かります…!!っと、ミアちゃんの方ですが、次にリリーか、ジェームズ出て、その次辺りにリーマスとジェームズ退場させますね…!! )
>ひなの
( そもそもティーバッグに否定的であったならばどうしようかと思ったが、どうやらその心配は杞憂に済んだらしい。お陰様で取り払われた心配事にはこれ以上突っ込むまでもなく、感謝の意を込めた微笑みを浮かべるだけにした。「―――おや、随分と幸せそうに笑うじゃないか」最も幸せな記憶と聞いて、それに準ずるものを即座に思い浮かべられる人は多くはない。大概は難しい顔で云々と悩むのだが、少しの間はあったものの、比較的早く破顔した彼女は何物にも代え難い幸せの瞬間を持っていたのだろう。そこまで少女の胸中を満たしたのは一体何なのか少し気になる部分もあったが、先ずは貰ったクッキーを食べることにしよう。袋から摘みだし軽く見た目を確認した上で、一口に。さくさくと咀嚼する分には気になるところもなく、後味も特に悪いわけではない。最初の宣言通り、これは単に美味しいクッキーだ。「うん、君のくれたクッキーもとても美味しいよ」紅茶を飲んだあと見るからに緩んだ雰囲気に ははっ と軽く笑い声を溢しつつ、此方も軽快な声色で感想を口にしてからもう一つぱっと口に入れると、それを噛み砕きながら自身の分の紅茶にも砂糖を一杯、二杯、三杯と躊躇なく足していき。「ところで、君はさっきとても幸せそうに笑っていたが、何を思い出していたのか聞いても?」ティースプーンでかき混ぜながら尋ねたのは先程のこと。花がひらくような笑い方になるほどの幸せとはどんなものなのか、単純な興味として気になった部分を口にして。「年頃の女の子なら、好きな人のことだったりするのかな」なんて茶化すように付け加えたが、さてどうだろうか。 )
>リーマス
( 手を握り返したことを嫌がられはしないか、理由を尋ねられはしないかと些かひやひやしていたところはあった。しかし繋いだ手を見た彼の表情がふわっと緩んだところをしっかり視認してしまっては、安心するどころか彼も存外私のことを好きなんじゃないかと都合のいい妄想が脳内を蔓延る始末。そんなことあるわけない、私なんか好きにはならない。と言い聞かせて今にも紅潮しそうな頬を押しとどめることに必死だった私は、沈黙が落ちた数秒の間に彼が何を考えていたのか察することも出来なくて。「、…ごめんなさい。ちょっと、調子に乗っちゃったわ」いざ、その答えを返されると想定していたよりもずっと寂しさが強くて、それでも笑顔を維持出来たのは普段から自分を偽っている賜物だった。今の発言は聞かなかったことにして、と付け足せば逃げるように話を終わらせて。「あ、本当!」彼が示す方に目を向ければずっと探していた赤色が見え途端に沈んだ気持ちが少しだけマシになる。聞こえてくる声からしてどうやらポッターがまた彼女にちょっかいをかけているらしく、早く行かないとと殊更に急く気持ちが足を動かそうとした矢先、音もなく離された手に目をぱりちと瞬かせて。そうするのが当然だと漸く気がついた時には既に彼は二人の方へ近寄っており、残されたのは納得のいかない理由で押し付けられた蛙チョコを持った私。―――そういうつもりじゃないとは知っているし分かっている。けれど好きな人からチョコレートを貰って平常心でいられるほど聞き分けの良い乙女心でも無いのだ。ああもう、もう!本当にズルいんだから…!なんて当てどころのない感情にやきもきしながら蛙チョコをポケットに突っ込めば自らも早足で店の前に近付いた。「―――…リリー!ああ、よかった!その、逸れちゃって御免なさい…」そうして漸く会えた友達の名を呼ぶや否や溢れ出る喜びを隠さぬまま手を伸ばしハグを。ぎゅうっと確り抱き締めてから離れては、続けざまに謝罪を口にした )
( / えっ違うんですか?????教授からそう聞いてたんですけど……?( はて )
結婚式場探さなきゃ…( 気が早い )わあ…神様に神様って言われて嬉しいです……!
本当ですか?良かったです!ミアの方もかしこまりました…!!段々と冗長なだけの読み辛いロルに退化していっており大変申し訳ありませんが、精進しますので何卒宜しくお願いします( ぺこぺこ / 蹴り可 ) )
>ルーピン先生
( 緩んだ口元は元に戻ることは無く、えへへ、なんて嬉しそうな笑みと声が溢れるばかり。彼に渡したクッキーもどうやら問題が無かったようで、ほっと胸を撫で下ろした。再び紅茶へと口をつけながら、砂糖を多く足す彼に一瞬言葉を失ってしまう。然し、人の好みは夫々だし、甘い物が大好きな男性だってこの世には沢山いる。寧ろ、同じ甘い物が好きなもの同士仲良く出来そうだ。なんて勝手に親近感を湧かせて、紅茶を啜ると、不意に聞こえた言葉。あまりの驚きに紅茶が気管に入りかけてしまってゴホゴホと噎せた。暫く咳き込んだ後、「急に何を言うんですか…!」なんて言葉を返したが、その顔色は朱色に色付き、視線も忙しなく泳いでいる様から図星であることは明白だろう。「そ、そんな、好きな人なんて、居ないですよ!」動揺のあまり、下手くそな嘘しか言うことが出来ない。紅茶を一気に飲み干せば、チョコレートを摘んで噛み砕いた。視線は相変わらず泳ぎ続け合わないままだ。段々と居た堪れなくなって、「そういえば、セブ、…じゃなくて、スネイプ教授に呼ばれてるんだった!」と急に喋ったかと思えば席を立ち、「ルーピン先生にまた今度お茶会しましょう!!!!」と言い残して、まるで脱兎のごとく部屋から走り去ると、そのままの勢いで想いを寄せる人物の部屋へと向かい、普段より些か強めにドアを叩いた。 )
>ミア
( リリーとジェームズの間に入って仲裁しながら、思い出すのは先程の事。彼女の表情は変わらず笑顔のままだったが、それでも何故か、傷付けてしまった、と感じた。彼女を傷付ける為にあんな曖昧な回答をしたわけじゃない。何か、何か言わなければ…。思考を巡らせている内に話は終わってしまって、上手く伝えられない歯痒さに下唇を強く噛んだ。それでも、次の瞬間には笑顔を取り繕う姿は流石と言うべきか。謝罪の気持ちに、なんて言うのもおかしいと考えれば、適当な理由を添えて、蛙チョコレートを彼女に押し付けるように渡すと逃げる様に親友達の元へとやってきた。2人の視線が此方へと向き、そして、2人とも怪訝そうな顔をしたが、何かを察してくれたのか追求されることは無かった。リリーと抱き合う彼女の姿を一瞥すると、柔らかく微笑み「ジェームズ、シリウスが待ってるだろうから僕達も行かないと…、ピーターはまだ中かい?」なんて、此方は此方で親友に話しかけ、名残惜しげな様子を見せるジェームズの腕を掴んで、店内へと入っていった。 )
【 リリー 】
───いい加減にしてちょうだい!
( 大事な親友と逸れてからどれ程の時間が経ったことだろうか。ずっと、探し続けているにも関わらず中々彼女と再会することが出来ない。若しかしてすれ違ってるのかも…と考えれば、一つの場所に留まることに決め、辺りをぐるり、と見渡した。此処から最も近い場所は羽根ペン専門店。其方に向かうと店横に立ち、少し不安げな顔で親友がやって来るのを待っていて。それから数分後、”エバンス!”と己を呼ぶ声がして表情が曇る。慣れたくないのに聞き慣れてしまった、覚えのある声。───そう、ジェームズ・ポッターだった。馴れ馴れしく話しかけてくる彼の言葉を適当に受け流して「ミア、知らない?」と一言、彼に尋ねてみたが矢張り彼も知らない様子。一緒に探しに行こうと誘ってくる彼の言葉を断り続けた結果、声を張り上げ上記の内容を喋った。一度、二度ならまだしも、かれこれ12回ぐらいは断っている。いい加減に諦めて欲しい。苛々を募らせながら、めげない彼に溜息を溢し、そこから更に数分が経過───本当に執拗い男だった。「行かないって言ってるでしょ!」最早何度目か分からない誘いを断っていると、此方に近付いてくる人影に気付き、彼と共に視線をそちらに向け。「ルーピン…!」ああ、良かった。やっと開放される。そんな思いを抱きながらミアの行方を尋ねようとした時、少し後方に見えた姿に表情を明るくさせ──「ミア!!」やっと会えた大事な親友!抱き締め返すと「ううん、良いのよ。私こそ御免なさい、」そう謝罪の言葉を交えながら、安堵の笑みを浮かべて。「無事で良かった。」と付け足すと、ジェームズと一緒に羽根ペン専門店に入っていくリーマスをちらりと見て「ルーピンと一緒だったのね?」なんて述べて。 )
>ひなの
≪ ルーピン ≫
おっと、大丈夫かい?
( 無難な線を突いたと思ったのだが、相手にとって先の茶化しは意外だったらしい。勢いよく噎せたことに思わず瞠目しながら背中を擦っていれば、程無くして息を整えた彼女は必死に否定の言葉を紡いでいくが、それが嘘であることは火を見るより明らかだった。強く否定すればするほど逆効果だとは気付いていないのだろうか?不自然なまでに落ち着きがない姿は正に年頃の女の子で、それまで妙に大人びて見えた彼女の年相応な一面が見れた気がして、いけないとはわかっていても口端が上がってしまう。するとそんな微笑ましく見守る視線に気付いたのか、それとも単に居心地が悪くなったのか、彼女は用事を思い出したと逃げるように部屋から出て行ってしまった。―――セブ、と確かにそう言ったのを聞いた。結局誰に恋をしているかは言わなかったが、直前の会話の流れからして恐らくそういうことだだろう。あのセブルスに、そういう感想が無いでもないが、今はただ傍観者として彼女の恋を見守ることにしようか。 )
≪ スネイプ ≫
――――…入れ
( 自らの呼吸と、本を捲る細やかな音だけが存在する室内。多くの教師がそうする様に、己もまた教室の近くに併設されている私室にて授業の合間の時間を過ごしていた。―――どこか言い様の無い違和を覚えたのは何度目かの視線を時計にやった時だった。普段は左程も見ないものを先ほどから何故か無性に気にしてしまう。そして己の奇行に気がついたが最後、たちどころに集中力が途切れ、不自然の原因となってしまうものを探してしまう。諦めて、溜息を吐きながら顔を上げ軽く室内を見渡してみると、その原因はあっさり解明した。いつもならば何だかんだと理由をつけて訪ねて来る女子生徒が居ないのだ。既に一つ、二つほど授業を終えた後だったが、そう言えば今日は一度も見ていない、と気がついた直後、タイミングを見計らったかの如く響いた大きなノックの音に眉を寄せては、一先ず平静を装ったまま不機嫌と評される声で入室を許可した。少しして開いたドアの向こうに立っていたのは今し方顔が浮かんでいた生徒であり、その姿を視界に入れた途端先程まで違和を訴えていた頭が落ち着く感覚をおぼえる。…認めたくはないが、どうやら自分の脳は彼女が此の部屋に居ることが自然であると認識してしまっているようだ。嗚呼、教師の癖に余りにも馬鹿馬鹿しい。とはふり息を吐けば思考を切り替え、「…此処を訪ねるときは、かように喧しくノックしろと言った覚えは無いが」一層眉間の皺を濃くしながら先の気に入らない行動の指摘から入り。次いで読みかけの本を閉じれば、彼女が挟まれない位置にいることを視認した上で片手を振って扉を締め、騒がしい生徒達の声から再び部屋を隔離する。そうして漸く訪れた何時もの空間。少しばかり緩んだ己の眉間には気づかぬまま、「して、今日の用事は何だ」と黒い両目を見つめながら常套句を口にして。 )
>リーマス
( 逸れてから一時間も経っていないというのに、リリーと言葉を交わすのが久し振りのように感じたのは其れだけ心細かった証拠だろうか。逸れてしまったことを怒るでもなく、無事でよかったと言ってくれた彼女に二度と逸れないことを心の中で誓った。続けて問われたことには簡単な肯定だけを返したが、鮮やかな緑の瞳に釣られるようにして向けた視線の先、ポッターを連れて店へ入っていく背中を少しだけ見つめると、「……リリーを探しているときに会って、此処まで案内してもらってたのよ」と微笑みながら補足をし。―――さてと。リーマスのおかげでリリーと合流出来たのは良いが、このまま羽根ペン専門店に入るとまたポッターがリリーに声を掛けることだろう。そんな状況でじっくり羽根ペンを選ぶなんて出来ないし、何より店の中で騒ぐことも避けたい。となれば……「ねえ、リリー。良かったら先に三本の箒に行かない?ここで待たせてしまったお詫びも兼ねてバタービールを奢らせて?」ピンと人差し指を立てながら一つ提案をしてみる。名前を挙げた馴染みのパブは元々行く予定だった場所で、丁度此処に来る道中で看板を見掛けたのだ。” リーマスのことで聞いて欲しいことがあるの "なんて恋愛の相談事も仄めかしながら、今度は逸れない様にきちんとリリーの手を握れば、良い?と最終確認をするように首を傾けて見せ。 )
>セブ先生
──…失礼します。
( 凛とした声で入室時の言葉を述べると、扉を開いて1歩前へと進んだ。ああ、この香り、やっぱり此処が一番落ち着くな…。肩の力を抜いて小さな吐息を一つ漏らし、指摘された事には「ごめんなさい。私もあれは流石に強すぎたかな、って思いました。次からは気をつけます」なんて、素直に謝罪の言葉を紡いで頭を下げた。幾ら心が乱れていても、それをドアに当たるようにして叩いてしまうのは悪いことだ。自身の行いを反省しつつ、扉が閉まると同時に下げていた頭を上げれば、見えたのは閉じられている本。「……読書中だった?」と少し申し訳なさそうな顔で問いかける口調は二人っきりであるからか、授業中や、廊下などですれ違った時と比べて随分と砕けたものだ。然し、要件を尋ねられると視線を逸らしてしまう。言えない、言えるわけが無い。さっきまで違う先生と話していて、好きな人の話題で貴方の事が浮かんで、恥ずかしくて逃げるようにして、勢いで来ましたなんて。どうしよう、と考えて咄嗟に思い付いたのは昨日の出来事。「実は、私、昨日吸魂鬼に襲われたんだけど。」まぁ、出だしはこんなもので良いだろうか。教師である以上、知ってるかもしれないが、これ以外の話題はまだ混乱している頭では思いつきそうに無かった。「夢にまで出てきて睡眠不足だから、こう、落ち着けるような薬…あったりしませんか?」恐怖心は先程のお茶会のお陰ですっかり無い。そう、それは無い。けれど、今日は夢で見ないなんて保証はないし、今でも目を閉じれば鮮明に浮かぶ程焼き付いている。勝手を知った様に前に持参した椅子に腰を下ろせば、視線の行き先は床に落ち着いた。多少混乱も収まったようで、「なんて、言ってみたり…無かったらいいんですけどね!」と普段のように明るく笑って言葉を付け足せば、「そういえば、今年の先生…ほら、ルーピン先生。あの人、去年居たロックハート先生よりまともそうだったよ。」話題をすり替えるようにすぐ様口を開いては左記を呟き。 )
>ミア
…そうだったのね。
( 視線を彼女の方へ戻して相槌を入れながら上記を告げると、既に去っていってしまったリーマスに向けて心の中で賞賛を送った。女の勘、と呼ばれるものは中々侮れないものである。──リーマスの想いには気付いていた。勿論、親友であるミアの想いも知っている。己は、二人が両想いである事を知っている唯一の人物だった。然し、恋愛事は他人があれこれと口出しするべきでは無いと常日頃から考えている為、余計な事は喋らず、静かに見守り、応援したりして今までを過ごして来た。今回の件も逸れた事で、親友が想い人と過ごせたと知った時、怒り等が沸いて来る事は無かった。握られた手を少し体温が高い手で確りと握り返せば「ふふ、いいわね!」なんて上機嫌に左記を答えて提案に賛同を示し、柔らかな新雪を踏み締めて歩き始めながら、仄めかされた相談事には大きく頷いて「着いたらそれも含めて、逸れた時の事も詳しく聞かせてちょうだいね?」と述べ、茶目っ気のある笑顔を浮かべて片目を閉じた。…ああ、今日はミアからどんな話が聞けるのかしら?…そろそろ、進展の報告が聞きたいものだわ。小さな期待を胸に抱いて、二人で歩いていく───羽根ペン専門店から三本の箒まではそんなに距離は無く、他愛のない会話をしていれば、到着するのもあっという間で「嗚呼、もう着いてしまったのね…」そう小さく呟けば、盛り上がっていた雑談を一度中断し、彼女と二人で店内に入る。どうやら時間帯のお陰かそれなりに空いているようだ。隅の方にある、空いているテーブル席を見つけては「彼処にしましょう?」と指差して位置を伝えて )
( / 背後のみで失礼いたします…!現在、返事が遅れてしまっており申し訳ありません……!理由を正直に申し上げますと、自分自身が納得できるロルが思い浮かんでいないためです。日々の空き時間に考えてはいるのですが、要らない部分をグダグダと繋げた稚拙極まりないものしか出来上がらず、頭を抱えている内に4日も経ってしまっておりました…。連絡も無しに長らく日を空けてしまったこと、深くお詫び申し上げます。
また、レスの方も近いうちに返せる様頑張りますので、それまでお待ちいただけますと幸いです……!それでは、失礼いたします。 )
( / いえいえ!こうして連絡を頂けただけでも非常に嬉しく思います。自身の納得の行くロルが浮かばないことは私も何度か経験が御座います…故に、どれ程辛い事かも分かっているつもりです。こうして、真剣に向き合ってくださっているだけで、私は充分ですよ!!寧ろ、私の駄文のせいで、返事に悩ませてしまって申し訳ありません…。精進致しますね。
1つの案としては、展開を飛ばす。なんてものもありますので参考程度に。相談も乗りますので!!
レスに関しましては、のんびりと待ってますので無理だけはしないようにしてくださいね…!主様とこうして背後でお話してるだけでも楽しいので…! )
( / 上げる行為は急かしているように思えてしまうので、出来るだけ控えていたのですが3ヶ月程経っているようなので、念の為…。ロルが思い付かないなどはあるあるなので、お返事はゆっくりで大丈夫です!思い付くまでは雑談でも構いませんので…!最近、コロナが流行っていますから、ご自愛ください! )
( / うーん、最近はすっかり冷え込みましたよね…。のんびりお待ちしておりますので、お時間ができた時にでも生存報告なり、打ち切り報告なり頂ければ! )
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