蛇柱 2020-02-26 19:46:51 |
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………。
(湯浴みに向かう彼女見送り、レンジで自分の分の食事温め腰掛けるとマスクを外してゆっくり食べ始め。リモコンでテレビ付け、ぼんやりと眺め乍食事を続けるも今日の事を思い出し羞恥心蘇って穏やかでない感情を落ち着かせる為ゆっくり息を吐き。共に一緒の時間を過ごしたいと思い誘ってしまったが理性崩れるのように気を引き締めなければと考えながら食事済ませ。
暫しの間休憩を取り、やかんで湯を沸かし鏑丸にも餌を与えておこうと餌用の冷凍鼠を解凍。水槽に入ったまま畝る様子に指先で此方来る様誘導し用意完了した餌を何時も与える定位置に置いて。食べた後に好きに移動出来るよう水槽の蓋開けておき)
今日はお前が居ない間に大変な事があった…。
前世の頃は、常に傍に居られたが、こうして狭い中に日々閉じ込めてしまい、すまないな。
(しっかりと髪を乾かしてからリビング迄目指して歩き、湯上りで少々火照った顔のまま現れると驚かそうと企み。忍び足でゆっくり近付くと、そのまま背後から優しく抱き締めて驚かそうとし)
──小芭内さん!ゆっくりできたかしら?
──…蜜璃、髪は乾かしたか?
(そっと歩いているのだろうが少しばかり消せない足音を耳は捉えており、実際には気付いていて。けれど其の儘気付かないようにニュース見ていると後ろから抱き締められ、香る柔らかな石鹸の匂いを鼻腔で感じ筒指先で髪を撫でると乾いており。ソファーの隣座る様ぽんぽんと叩いてみせ促して)
髪はきちんと乾かしたわよ?……眠る前に小芭内さんにゆっくりと甘えられて嬉しいわ。
(髪を撫でられては嬉しそうに瞳細め、促されるままに隣へ腰掛けて。腕を組んで甘える様に密着している為、必然的に胸元も押し付けられ。この時間を大切にしたく上目遣いで見詰めながら本題へと入り)
あの、小芭内さん……早速いちゃいちゃしても良いかしら?
嗚呼。構わんよ。
…目を、瞑って。
(隣に来ては長い髪を揺らして腰を掛ける姿見詰め湯冷めしてしまわない様に軽くブランケットを肩から羽織らせて。自分も湯船に浸かって来ようかと考えて居たのだが柔らかな物が腕に密着。胸元を押し付けられ、風呂上がりのせいかやけに衣服越しに当たる感触柔らかく…理解しては行けないと考える事を辞め。頬を片手で撫で持ち上げると其の儘口付けへの合図を)
──小芭内さん。
(頬を撫でられ顔を上げられると何となく先の事を理解し、じっと見つめていたが合図と共にゆっくり瞼閉じては少し顔を近付け理由はないが名前呼びたくなったのか愛おしげに名前呼んで)
…蜜璃…、蜜璃。
(吐息掛かる距離、合図を受け従順に瞳を閉じる姿愛らしく両手伸ばし抱き寄せると瞼や頬に愛しさ込め口付け落とし。勿体振るように中々唇には触れ合わせず、優しく幾度か名前呼び。漸く艶やかな唇に視線落とすとそのまま触れ合わせ)
(名前を呼ばれる為に胸は高鳴り、目を開けて良いかわからず閉じたまま瞼や頬に口付けられるとドキドキしてきつく瞼閉じられて。暫くして唇へ触れ合うと彼女からも唇を軽く押し付けたりとキスを楽しみ、気持ちを伝えると同じ様に名を呼び)
好き……小芭内さん!
(目を開けようか開けまいか葛藤している姿見ているのも愛らしく、頬緩めると彼女からも口付け受け、角度変え此方からも触れ合う口付け繰り返し。額擦り合わせ間近で見詰めたまま意地悪したくなり指先で首筋なぞってこそばゆい感覚与え、真っ直ぐ伝えられる言葉、単純な二文字が何より幸せを与えてくれるようで此方も頷き)
俺も愛してる、蜜璃。
(角度変えて何度も口付け繰り返すと瞼は閉じながらも蕩けたような表情となり。指先で首筋なぞられてはゾクゾクと肩を跳ねさせ感じてしまい、その感覚にいつの間にか気持ちよさとして感じると否定しようとした時に愛してるという幸せな言葉に強く抱き締めて)
……んっ、おば……ない、さん…っ。
(肩を震わせ甘く吐息零す様子眺め、此方も抱き締められるがまま背中に手を回し。?に口付け肩に顎を乗せて、自然に映らない様にしては彼女の翡翠の瞳を覗く事が出来ない事もどかしく思い。衣服も髪も揃いの洗剤、洗髪剤の匂いが鼻先掠め少し照れ臭く。指先で髪を通し、)
…──、みつ、り…。もう目を開けて、いい…。
(視界が遮られているとやはり少しの刺激でも敏感になり、ゆっくりと身体離れては優しく抱き締められて促されるままに瞼を開け。開かれて直ぐに左右で色の違う綺麗な瞳と視線が重なり、この二人だけの時間が大切で愛おしく感じてはにかんで笑い)
やっぱり小芭内さんの瞳は綺麗だわ……ずっと見ていたい。
(色の違う瞳は自分にとって唯忌々しい過去を引き摺るだけの物でしかなく、其の過去との決別も現世になった今でさえ容易く断ち切る事は出来ずに。眼鏡越しの瞳少し伏せると、それでももう少し一歩歩まねばと口元は隠す事無く。確認するか否かは彼女の意思に任せ。
隠し切れない不安の色を視線から滲ませ乍も、ゆっくりと向き合う覚悟行動で示し)
そうだろうか、俺にはわからん…、昔から自分の身形には忌々しさしか感じた事が無いものでな…。
その瞳も過去の理由の一つかしら?もしもそうで、小芭内さんが自分の瞳の色を嫌いなのだとしたらもう綺麗だなんて言わないわ。でも、どんな理由であれ綺麗だと思ったのは本当だから。
(瞳の色を嫌う理由はわからないが、過去が関係している可能性があると思うと優しく伝えて。綺麗な瞳なのは変わりがないため、利用が何にせよ綺麗なものに綺麗というのは当たり前だと感じて。ずっと瞳へ集中していたのもあり、マスクをしていない事に気付くと右手で優しく顕になっている唇へ触れるとうっとりと熱い眼差しになり)
小芭内さんの唇……キスして触れたいわ。ダメ、かしら?
…まぁ、自分が忌々しい点においては関与しているかもしれない。蜜璃が見て綺麗だと捉える感性其の物を否定するつもりも無い、寧ろ大切にせねばならないものだ。大事にして欲しい。
(気を遣わせてしまいそうになり、其の優しさ感じ筒も生を受け見てきた物が違うのだろうと翡翠色の瞳覗き。見た物を其の儘綺麗だと感じられる事大事にして欲しいと、否定するのではなく感心している様で。口元晒してしまい少し緊張と拒絶されてしまうのではという恐怖を少しばかり抱いていると、頬を撫でられ肩を僅かに揺らし。想像の斜め上を行く彼女の言葉に瞳揺らして見詰め返しては、柔らかな笑顔零し受け止め。ゆっくり瞳瞑り)
…嗚呼。
わかったわ。でもね、小芭内さん。私はあなたにどんな過去があろうと愛しさは変わらないわ。それは覚えておいて?
(どうすれば彼は自身を卑下する事を止めてもらえるか考えてしまい、ぼんやりとした意識で聴いていて。どんな過去があろうと、それがどんな理由であろうと彼女は彼を愛する事は変わらず確かなもので。頬に触れた事で肩が揺れるのが僅かにでも感じ取ると何故だか緊張してしまい、口付けを要望したのは彼女の方で瞼が閉じらては一呼吸置いた後声を掛けてからゆっくりと唇を重ね合わせ。想像以上の柔らかさにドキドキしては優しく何度も唇を触れ合わせてしまい、軽く上唇を舐めた後にゆっくりと離れ)
──小芭内さんの唇、いただきます……ん。
蜜璃が過去を知れば君が受け止めてくれる事は察していた…前世の俺の愚行も許してくれただろう、と。…だが俺は俺自身を許せなかった。
過去を精算する為に一度生まれ変わらなければ心の琴線に触れる事に関し、君に伝える事をしないと誓っていた。そのせいで、大分待たせてしまったが…。
(自分に何があったのか吐き出していたとしても彼女が其れを受け止めてくれる事は、悲観的になりがちな自分でも理解しており。彼女の言葉に頷くも、それを彼女に迄背負い込ませて自分の気持ちを吐露する事は自分自身が許せずに。
相手も緊張しているのか声色から気付いて頷き乍少しばかり肩の力を抜き、重ね合わさる唇を肌伝いに感じ。そのまま急かす事もせず数度重なる口付け受け取る事に専念し、照臭い様なこそばゆさ覚えるも唇舐めあげられ離れていく様子名残り惜しく。自らも唇何度か触れ合わせ、幸せを噛み締め乍上手く言葉に出来ない幸福感に歯がゆさを感じ)
有難う、蜜璃…。
小芭内さんなりに考え、過去の自分と決別しようとしていたのね。小芭内さんらしくて素敵だわ。……私は待っていないから安心してね?
(耳に届く言葉全て、彼の葛藤や気持ちで溢れており。唇が離れてから心情吐露し、この時代でも再び傍に居られることの大切さを改めて実感してはマスクを外した姿が見られてその嬉しさもありついつい瞬き忘れて愛しい顔を凝視してしまい)
お礼を言うのは私の方よ? 好きになってくれて、愛してくれてありがとう。小芭内さんに出逢えた事、神様に感謝しないといけないわね。
決別は何度か試みたが忘れられた事は一度も無い、記憶がある今を呪いに感じていた事もある。
(待っていない、の言葉に彼女は自分が思うよりずっと強い意志を持った人だったと彼女の強かさに頼もしさも感じ。彼女の言葉に相槌を打ち、幼い頃から因縁が残る悪夢を何度も見ていると告げるも少し逸らした視線は大きく見開かれた彼女を捕らえ。鼻先触れ合う程間近で見詰め、頬に口付け)
だが、こうして蜜璃に会い、あの頃以上に満たされる様な幸せを実感して…神なんて信じた事も無かったが、君とまたこうして出会えた事は感謝してもしきれんくらい、だ。
私、呪いとかそういう次元だとは思わず軽く考えていて……小芭内さんはずっと独りで抱え込んでいたのよね? きっと内容から誰にも言えないことだろうから、私が軽くしてあげらたいくらいだわ。
(呪いという二言に想像以上の何かを感じ取るもその大きさはきっと測りきれぬだろう、改めて彼が前世なら抱えてきたものの壮大さに痛感させられて。素顔でここまで近い距離はやはりどこか慣れぬのかそわそわさせ、じっと見遣るも頬はほんのり朱色に染まり。彼の唇が頬に触れると嬉しそうに瞳は細められ)
これからはもうずっと一緒よ。小芭内さんから離れたくないわ!傍に小芭内さんが居ない生活は考えられないし、考えたくもないから来世でも小芭内さんに出会える様にお願いしなくちゃ!
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