執事長 2020-02-25 19:00:33 |
|
通報 |
>ラザロ
(使い魔との話の後、一応多少の準備はしておこうと部屋の中を歩く。先ずは鏡の前にて服装を、それから髪を旋毛で纏めて紐で結ぶ。慣れたそれらを終え、最後に持ち物を確認。…よし、あるな。上着のポケットに入る、貰った鱗の形を服の上から確かめて仄かに頬を弛めた直後、響いたノックの音と覚えのある声に、ばっと顔を上げる。本当に、来てくれたのか!「ああ、今開ける!」溌剌と返事をするのと殆ど同時、喜色に早まる足でドアの前へと駆け寄り、乱暴なその態度も何のその、開いた其処に立っている彼へ僅かに浮かれた声をまた掛ける。「いや、わざわざすまない。ただ部屋に居るのも落ち着かなく、て…」だが、それは彼が今纏う色が視界に入った事で止まる。そこから少し遅れて漂ったその臭いに、光を反射する赤が何であるかを悟った瞬間目を見開いて、「どうしたんだ、それは!まさか、怪我か!?と、とにかくタオルか何かを…!」一気に取り乱す。それが只付着しているものだとは判断が付かず、止血出来る物を探さんとドアから一歩遠ざかり、部屋を慌ただしく見回した。)
| トピック検索 |