執事長 2020-02-25 19:00:33 |
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>キルステン ( >1591 )
( ぱちりぱちりと瞬きを繰り返すのは思いがけぬ提案だった為。きっと己の本質を知らない彼の事だから純粋な提案である事は思考を巡らせなくても理解に易く 「 ……きっと僕が求める物は、ハイネじゃないと重苦しく感じちゃうよ 」 一を与えられればもっともっとと際限なく求めてしまう性分、それを埋めてくれるのはあのダークエルフしかいないとの思考は単純に自身の屋敷の中での交流が浅い為か、それとも最早一種の依存じみた考え故か 「 まあ、ハイネが興味を失うかは僕の努力次第だし……キルステンがそんな顔しないでよ 」 声色から自身の未来に対して悲観している部分は一切ない、という事は過不足無く伝わるだろうか。先ほどから表情に陰りの見える彼の顔を捉えれば、くはりと小さく笑い声を漏らし。「 ふふ、じゃあ遠慮なく 」 何がきっかけか調子を取り戻したように見える彼の様子に小さく安堵の息を漏らし。服の袖で石の表面を軽く拭ってから上着のポケットの中へと仕舞い込み。キラキラと輝くこの景色を少しでも目に焼き付けておこうと、探し物をしていた先程までとは打って変わり壁や天井を見ながら「 うん、大丈夫。お気に入りの場所に連れて来てくれてありがとうね 」 キラキラと輝くこの景色を少しでも目に焼き付けておこうと、探し物をして足元ばかりを見ていた先程までとは打って変わり、壁や天井、辺りへと視線を巡らせながらゆったりとした足取りで彼の後を付いていくはず。「 それがラッピングもだけど、加工の目途も立ってないんだよね 」こちらを見る視線と目が合えば、へらりと笑って見せるのは自身の計画性の無さを自覚しているが為。それに一晩の邂逅を通し世話好きなのだろう事が分かる彼の様子を受け、困った姿を見せれば力になってくれるのでは無いかなんて打算も少し。手伝ってくれる?なんて言葉は口に出さず、やや上目がちな視線を送る事でお伺いを立てようか。 )
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