執事長 2020-02-25 19:00:33 |
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>ジョネル( >1524 )
いやいや、君が謝ることは無いから安心して。なんて言ったら良いんだろうな……多分だけれど、お互いに言えない部分があるから…って言ったら良いのかな?きっと深くまで付き合える間柄だったらきっと凄く気が楽なんだろうな、なんてね。
兎も角、ジョネルと話す時間が僕の中でも楽しかった事に変わりが無いから、また気が向いたら話し相手になってやってよ。
ふふ、女王様への伝言もありがとう。アドバイスを受けて手紙を出してみたけれど、もしもう少し言葉を付け加えた方がいいとか何かあれば教えてくれると嬉しいな。
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>キルステン
( 先日の死神へと相談をした夜から幾夜程経ったであろうか。屑籠の中にはその際に名前が挙がった “ 女王様 ” へと手伝いを乞う為の手紙の書き損じが幾つも丸められた状態で放り込まれており、文面で頭を悩ませた事が見て取れるはず。結局書き上げた手紙には 『 ハイネへの贈り物としてカフスボタンを贈りたいから手を貸して欲しいから、手の空いている時にでも僕の部屋に来てくれないか 』 なんて要件のみの簡素なもの。無論筆記体や文面で誰からものもか分からない、なんて事を避けるためにも自身の名を添えるのは忘れずに。机に向かい合う椅子から立ち上がり向かうのは窓辺に置いた鉢の元。日が経っても最低限の手入れだけで綺麗に咲き誇っているのは鉢に植えられている事だけで無く、少なからず不思議な力も作用しているのだろうか。弓形に口角を持ち上げそれらを見詰め、一際密集している部分に咲く一輪へと手を伸ばし 「 ごめんね、俺に力貸して欲しいんだ 」 半ば独り言のように溢したのは手折る花への謝罪。他の茎に傷が付かないように茎を折り、その一輪は書き上げた手紙と共に丁度窓の外へと見えた誰の使い魔かは分からぬ蝙蝠へと 「 これ、キルステンのところへお願いしてもいいかな? 」 人当たりのいい笑みを浮かべて託し。お次は、とばかりに探るのはハイネから貰った服が仕舞われているクローゼット。先日の死神はハイネの友人という肩書きがあった為に少なからず警戒心を解いていた節があるも、今宵手紙を出した相手は全く知らぬ人物。どれだけ見栄を張ったとて構わないだろうと向かい合うのはハイネから貰った服が仕舞われているクローゼット。暫しの睨めっこの後、濃いグレーのセットアップに身を包み、何も持たない自身の唯一の武器とも言える顔がよく見えるよう少し伸びた髪の左サイドをヘアピンで留めて。準備は万端とばかりに満足気な息を吐き出し、来客が来るまでの時間はゆったりと過ごすつもりで )
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