執事長 2020-02-25 19:00:33 |
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>ハイネ( >1411)
( 条件付きとは言え下りた許可にぱあと表情を輝かせて。恐らく彼にとってはただおねだりへの許諾を出しただけなのだろうが、己にとってはかなり大きな精神安定剤に違い無く満面の笑みを携えて、ぎゅうと彼に抱き付いて 「 ありがとう、ハイネ。その時はうんと甘やかしてね 」 普段から甘やかされている自覚はある為にお礼の後のそれは冗談を織り交ぜた戯れである事は笑い声混じりの声色からも伝わるだろうか。執着心の滲み出る諭すような言葉にぱちぱちと瞬きを二回。その後すう、と双眸を細め 「 ハイネが俺の事愛してくれてる間は無謀な事はしないって約束するよ 」 己の事をコレクションの中で特別視してくれている、そんな自負はあるものの足りない物を補うために行動する事がどうしても悪い事だという考えに至らないのは今迄の生活故か。“ だから、ちゃんと十二分に可愛がってね ” なんて事は紡ぎ出す事はしないものの、冷たい唇へと軽くそれを触れ合わせた後にじいと瞳を見詰めて。こちらから視線を逸らす事はせずに暫く、ふと思い出したようにパチンと軽く両の手を叩き合わせて 「 あ、そうだ。ねえ、今日最後のおねだり聞いてくれる? 」 先程まで纏っていた空気感は何処へやら。マグを手に取り中身を一口飲んでから甘えるように体を擦り寄せて )
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