執事長 2020-02-25 19:00:33 |
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>ハイネ( >1401 )
んー……ふふ、じゃあそうしようかな。
( 彼の提案を受け不安気な顔をしていたのだろうか。安心させるかのように膝へと止まる蝶へと目配せをしてから彼の方へと視線を戻して。彼の言う通り彼の使い魔たる蝶たちが手伝ってくれるのであれば、人に見せられない程のものが出来上がる事は無いだろうと。 “ よろしくね ” なんて言葉と共に軽く触れさせた指を拒む事無く受け入れてくれる程度には使い魔にも受け入れられているのだろうか。ぱちぱちと何度か瞬きを繰り返したのは想定以上の回答が返ってきたため。表情の抜けた瞳にて見つめる事暫く、驚きを経て段々と笑みが戻ってくれば 「 ……そっか、いいこと聞いた 」 柔らかさの中に艶麗さのあるそれを浮かべて。彼の首元にゆるりと腕を回し顔を近付ければ、ちうと触れるだけの口付けを鼻先に落として。少なからず今迄この屋敷で彼の寵愛を受けてきた人間とは異なるのだ、そんな優越感に混ざる喜色を隠す事なんてするはずも無く。「 寂しくなったらたまに部屋行ってもいい? 」 ゆるりと首を傾げる仕草をしつつ口に出すのはふと思い付いた事。駄目元でのおねだりのため、断られたとて僅かに悲しみの色が滲むやも知れないが気に病みそれを引き摺る事は無いだろう )
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