アイ・トドケ 2020-02-12 17:28:45 |
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僕は今でも君に恋しています。
僕は嘘つきで、優柔不断で、格好悪い最低のクズです。
君に勇気を出して告白して、初めて付き合ったは高一の春。
ですが僕は、折角君と付き合ったというのに、君に嫌われることが、失望されることが嫌で君と極力会わないように行動してしまいました。学校が違うという理由で会えない嘘も着きました。LINEがバグったって言って数日開けて返信することもざらでした。
僕は君を疑ってしまいました。付き合った数日は浮かれていましたが、僕のどこがいいのか、僕の何が好きなのか…そういつの日か考えてしまい、挙句の果てには「本当に僕のこと好きなんだろうか」と疑ってしまいました。共通の友人から君のことを聞かされ、あまりにもLINEの返信や遊びに行くことがなくて「このまま自然消滅するんじゃないかなって心配してたよ」と友人に言われてなお、僕は動こうとしませんでした。動けませんでした。その友人のことも疑ってしまったのです。あの日の告白を境に、僕は君や友人の掌の上で踊っているだけなのではないか…そんな人達ではないと分かっているのに、そう考えてしまった僕は本当にクズ野郎です。
付き合った当初、「お互いに縛り、縛られるのはなしで行こう」と約束したのに、結局僕は君を時間的に縛ってしまい、別れるまでの半年を無駄な想いと心配で過ごさせてしまいました。別れる際も僕は嘘をつきました。架空の事件をでっち上げて僕を悪者にし、そしてそれは上手く行きました。本当は別れたくないのに、ずっと好きだったのに、今でも好きなのに、僕は君と別れました。僕は君を半年縛った罪として、学校で3年間、君と別れて以降流れた悪い噂と戦いました。
今では君は、1つ年下の子と付き合っていると友人から聞きました。僕はそれを聞いて安心です。僕なんかよりもずっと素敵でいい子と付き合えて、僕が君にしてやらなかったデートを、何気ない会話を楽しんでいる…君が幸せそうなら何よりです。
そして前述した通り、僕は今でも君に恋をしています。もう二度と見ることは無い君が好きです。大学で誰かに告白される度、僕は君のことを思い出してしまい、全ての告白を断ってしまいます。僕には好きな人がいるんだ、と。
僕は歪です。漫画や物語みたいなキラキラとした青春はドブ川に捨てました。理解され難く、厨二病と言われても仕方ない生き様を誰にも打ち明けることはなく、自分の過去さえ捻じ曲げて生きています。今、大学の中で僕は「可哀想な人」というイメージを受けています。「学生時代に付き合っていた彼女が虐められていて、その彼女を虐める主犯格の彼氏が僕のこと嫌っており、その腹いせの為のいじめであることを知った僕はいじめを止めさせるように仕方なく彼女と別れた。そしたら彼女が俺を悪人に仕立てあげた」という設定です。君は僕のイメージを損なわせない道具と成り下がってしまいました。だから、僕はその罪を一生償うために、一生君に恋します。誰とも付き合わず、叶うことの無い恋に囚われたまま死んでいきます。そして、「君が好きだ」と二度と誰の前で言えない僕に、せめてここだけでも言わせてください。再三言います。僕は今でも君に恋をしています。
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