透明カメラ 2020-02-06 15:40:18 |
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ヴォクス・アレー様、お声掛け有難うございます!もしかすると想定されていたものと違う可能性がありますので、予めざっくりと説明させて頂きますね。
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舞台は地球と少し異なる世界"エルハマ"。高度な技術力で繁栄し、AIやアンドロイドによって生活が支えられていました。しかし新暦1820年、とある宗教団体の手により、世界の中枢である超高性能スーパーコンピュータ"ジュミナス"が暴走、そこからエルハマ滅亡のカウントダウンが始まります。
人類絶滅を目標とされたジュミナスは第一段階として、辺境の研究施設にて保管されていた生物兵器を散布。近隣の国家がこの犠牲となり、歩く死人…所謂ゾンビが大量に発生しました。世界政府はこれに対応すべく、各国の軍隊を特別編成し、感染者の徹底隔離を実施。これで直接感染であるゾンビの脅威は去ったかの様に思われましたが、1年後、第二段階として戦闘アンドロイドが各地へ襲撃、これにより隔離も突破され、世界中に感染者が増大。
貴方は、世界政府直属であるジュミナス対策組織の構成員です。人類を守る事が使命ではありますが、自分が生き抜く事も重要、滅びゆく世界でどの様な希望を見出すのか…
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といった具合になります!
大まかな背景はこんな感じですが、ご希望に沿えるものでしたでしょうか…?もしつまらなそう、という事でしたら申し訳ありませんが、ある程度であれば設定の変更も可能ですので、何かありましたらお気軽に!
世界観はとても好みです!
希望というより質問ですが、装甲服というのはどんな感じでしょうか?
個人的には↓↓こんな感じのガッシリ重量系が好みなのですが……
https://www.games-workshop.com/en-IE/horus-heresy-cataphractii-terminators
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/2/28/Doom_Cover.jpg
有難うございます…!
はい、個人の戦闘力を高める為の機動服の一種として、そういった重量系の兵器が存在します。ただ冒頭では、視察として訪れた基地を襲撃された…という感じなので、現実の特殊部隊が着る様な、比較的動きやすい装甲服になっています。
お願い致します!
一応小説調で進行していきますので、プロフィールはざっくりとで構いません。役職や得意分野などは、本編で小出しに決めていく予定なので。
名前/年齢/容姿/性格/備考…位があれば嬉しいです!勿論、予めこれだけは…!というものがある場合は、書いて頂いて結構です。
名前/クリント・"ハウラー"・コバックス
年齢/28
容姿/軍人らしく角刈りに整えられた象牙色の髪と、髪と同色の瞳を持つ。表情筋がうっすら浮いた険しい感じの顔立ち。身長190cmの相当な筋肉質。
性格/やはり軍人らしく実直で、冗談の類や砕けた雰囲気をやや苦手とする。但し嫌っているというよりは受け答えに戸惑うという程度で、文句を言ったりするわけではない。
備考/何かの爆発で転倒ないし破片が激突などして頭部に打撲を負ったために記憶が混濁している。右腕と右足にやはり爆発で飛散した何かの破片が刺さってしまっている。破片を抜いたら間違いなく失血性ショックを起こしかねず、本格的な手術でないと回復は望めなそう……。
/お待たせしました!少し詳細に決めすぎた感じもしますが、このような雰囲気でよろしいでしょうか?
パワー系の実直漢、素晴らしいです…!
本編を進めていく上で何か付け足しがあれば、盛り込んじゃって下さいね。此方のキャラやモブも、主人公の知識に合わせて詳細を載せていきます。
也を始める前に、何かお伝えしておいた方が良い事や質問などがあればお願い致します。もし無いようでしたら、冒頭の部分を再度投下しますので、そこから開始しましょう。
(了解致しました…!也の途中でも、何かありましたらお気軽にご質問下さいね。)
────ダダダッ…ズガンッ…
──…れか…た…けてっ!!
──…ぐぁぁっ!…
…煩い…一体何の音だ。
それに酷く眩しい、自分は目を瞑っている筈なのに。寝起きだからかうまく頭が働かず、自分がどのように眠りに入ったか思い出せない、酒でも飲み過ぎたのだろうか。
「…く……てっ!」
誰かの声がする、どうやら近くにいる様だ。
仕方ない、そろそろ起きよう、腕に力を入れる。すると、鈍い痛みが身体を巡った。怪我を…している?一体どうして…。
「…はや……きてっ!!」
身体が誰かに揺さ振られる。だんだんと意識が覚醒していくにつれ、嗅覚が強く反応し始めた。焦げた匂いと…何かが腐った匂い。重い瞼をゆっくり開けていくと、さらに眩しさが強まる。
「お願いだから、起き…っ!!はぁ、良かった…。」
まず視界に入ったのは、此方を心配そうに見つめる一人の女性。肩ほどまである濃い紺色の髪を後ろで束ね、凛凛しい瞳は安堵からか薄く閉じられていた。
彼女が着ているのは、黒い…装甲服。その所々が破け、腕には引っ掻かれた様な傷跡が。よく見れば顔にも血の筋があり、現状が穏やかなものではない事は直ぐに把握できた。だが…酷く記憶が曖昧で、自分の事すらしっかり思い出せない。一体俺は何をしていたのだろう…。
「立てる?此処も、もう保たないわ。私達も早く逃げないと…。」
そう言いながら此方に手を差し伸べる彼女、その反対側の手には、黒く光る大型の銃が握られていた。
「ああ……ウウウッ……!ハァ……何だ……何があった……?」
半ば訳も分からぬまま目の前の女性の手を取り、右足の痛みを唸り声を上げながら堪えつつ立ち上がれば、とにかく記憶の確認の為に尋ねる。自分や彼女、そして今の事、聞きたいことは山積みだが、相手に最優先の返答を期待して曖昧に。
何があったかは分からないが助けられて余裕が出てきたので、全身を見回してみる。さっき倒れていた時に認識したより、遥かにひどいようだった。
ことに右腕と右足には、何かの破片だろうか……拳大の尖った物が突き刺さっていて、濁った意識の中でも明瞭に痛みが脳へ届いている。本来なら立つのも厳しい激痛だろうが、アドレナリンが分泌されているからか常識的な痛みに収まってはいる。それで右足は左足に引きずられるように一歩ごとに立つのがやっと、右腕などは垂れ下がったまま、手のひらを弱々しく開閉できる程度だ。……そして気付いたのは、右肩からスリングベルトで下げられたデカい銃。彼女のそれと同型のようだが……。
(ありがとうございます、これからよろしくお願いいたします)
「何がって…、まさか…!
車をやられたのよ、覚えていないの?」
周囲で燃え盛る瓦礫の山が、冷たく暗い夜を強引に照らす中、彼女は貴方の言葉に驚愕した表情を浮かべて背後を指差す。そこには、何とか原型を留めているものの、黒煙と炎を吐き出す横転した一台の車両があり、周囲の地面には広範囲に渡って抉れた跡が。
負傷した貴方に肩を貸しつつ顔を覗き込んでくる彼女、炎に照らされるその肌は健康的に日焼けしていて、やや吊り気味な瞳に焦りを滲ませながらも聞き返し。
「ああ、頭の打ち所が悪かったみたいでな……足手まといになりそうなら置いていけ。」
相手に支えられながらも、状況が状況、そして身に染み付いた戦闘技能が、半ば本能的に男へ右肩の銃を左手に構えさせ、そして周囲を警戒させる。そしてこの異常事態を前に、自身の負傷、そして記憶障害がこの女性兵の負担になることを危惧して提案し。
「馬鹿言わないで。
…とにかく移動するわ。頭に怪我はない様だし、そのうち記憶も戻るでしょう。」
見捨てるなんて論外だとも言いたげに首を振りながらに述べれば、彼女もカチャと黒い銃を構え直す。装甲服を着ているのに2人ともヘルメットをしていない為、本来戦闘目的でこの場にいる訳ではない事が伺え、ざっと貴方の頭を見回しながら時折手で触れる彼女は、軽く安堵した様な溜息を吐く。まだ遠方から銃撃や爆音が鳴り響く中、貴方の体重を預かりながらも、燃え盛る車両から離れる様に歩き出して。
「そう願いたい。ところで行く当てはあるのか?足の傷だけでも塞げればと思ったが。それと……俺たちは何をしに来たんだっけな。」
(肩を大きく揺らし、一歩一歩を前のめりの勢いで重く踏み出しつつ一番の重傷、そしてそこから道中に引かれた血の筋を交互にじ、と眺めつつ、頼るように目線を合わせつつ尋ね。)
「…私達は、この基地を視察する為に来たの。ある脅威に対抗できる機能を備えているか、ね。でも結果はこの通り…。既に本部は陥ちた様だし、兵士らも脱出を始めているはずよ。傷が痛むでしょうけど、私達も早く飛行場へ行かないと…。」
貴方の質問で記憶の欠落度合を理解したのか、軽く息を吐いた後に話し始めた。怪我人2名の歩みはのろのろと遅く、とても脱出中とは思えぬものだが、それでも横転した車から幾らか進み、次第に銃撃の音が近付いてくるのが分かる。貴方の傷を見ながら申し訳なさそうな顔を浮かべるも、歩く速度は変えない事から切羽詰まった状況である事が伺えて。
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