提督の中の人 2020-02-03 13:30:55 ID:84557fab7 |
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お主が精霊等の召喚体だったらそれこそ家族の様に愛するのじゃがなー…わし召喚術師じゃし。……まあわしには一番に愛するマリアナという妖精が居るのでな、残念じゃが心も体も…………ん、ああ冗談じゃったか。そんな冗談言わずともお主ほどの美丈夫ならば一声かければ女子が集まるのではないか?
なーに身内にも茶化したり絡んだりする輩がいるのでな、問題ないわい。わしは性格悪いとは言われなんだが、戦闘方法がえぐいだの悪どいだの酷いと言われるが別に気にしておらん。お主の性格は知らぬが正確悪いのかの?
召喚術に妖精…俺が想像している以上に貴女は理解を超えた世界に生きているようだ、だからといって今更対応を変えたりはしませんがね…もしも仮に俺が美丈夫だとして声をかけて寄ってくるのが望む相手である保証はありませんからね、俺は仕える相手も愛する相手も自分で選びたいのですよ
酷い?悪どい?結構なことじゃないですか。倒すべき敵に情けをかける必要がどこにあるんです、我慢に我慢を重ね周到に準備をして戦でその鬱憤を晴らす瞬間が俺の一番の喜びです。ですから貴女の話を聞いて親近感というんでしょうか勝手ながら俺と近しいものを感じてますよ…どうです?ここまで話して俺の性格の悪さというものをいい加減理解出来たでしょう?
理解を超えたって…なんじゃお主の周りに術師はおらんのか?出身はどこの国なんじゃ?術師のいない国とははて聞いた事がないが……ふーむ。選べるんじゃったら確かに自分で選びたいのう。…仕えるという単語が出るならばお主はどこぞの騎士なのか?
う、うむ……お主は騎士でなく斥候か工兵かもしくは暗殺者とか軍師か何かなのかのぅ……そこまで言われては後ろ暗い感じを受けてしまうが……職業病か?
俺の主の国、蜀にも居ないこともないですが、俺の知る限りそれを名乗るのは大体胡散臭い連中ばかりですね本当に術の行使をしているところは見たことがないですよ。少なくとも貴女のような本物が居るかどうかは怪しいところです
ええ、ご明察の通り俺は軍師ですよ。職業病といえばそういう側面もあるかもしれませんが、受けた恩にも恨みにもそれら全てに報いるのは俺の生き方そのものです、特に恨みにはいかにして相手の嫌がることをしてやり返すか…それを考えるのがたまたまこの仕事と相性が良かったまでのこと、鶏が先か卵が先か…そんなところです
ショク?……ふーむ、西洋風国名が多い中珍しい名前じゃのぅ。どっちかというと中国寄りな………よもや、蜀?……まさか魏や呉と争ってる国だったりするんじゃろうか?だとしたら魔法より物理メインなのも頷けるが…。
お主軍師か!わしも召喚術で軍勢を操ることが多くての。戦術書を読んで勉強したりもしているのじゃが、まさか本職の軍師に会えるとは思わなんだ。有用な策略があればご教授願いたいところじゃ……ほう、恩も恨みも借りは返すのは良い心がけじゃ。わしもやられっぱなしは性に合わんでのぅ。
ほう、よくご存知ですね。そうです、まさに俺はその蜀の人間ですよ。俺の仲間が過去に祈祷によって風を呼び不利な戦を勝利に導いたという話もありますが、俺からすればそれも眉唾物の話しに過ぎないと思ってますね
有用な策略ですか…俺に言わせればそれを聞かれて主以外に正直にベラベラ話すような軍師は二流以下というものですよ。…気を悪くしないでください、軍師というのは決して他人に手の内を明かさないものですからね、例え貴女が相手でも私情は挟まないということです
うむ、やはり三國志の世界か……お主の世界の歴史話は一部の者には有名じゃからな。わしは詳しいわけではないが、そんなわしでも名前を知っておるくらいには知れ渡っておるぞ。
しかし祈祷で風か……ふーむ…やはり本当は風の精霊でもおるんじゃなかろうか?事実を隠すべく与太話を流布させた…というのはどうじゃろう。まあわしなら皇竜を呼んで一面更地にした方が早いがな!……召喚術は良いぞ?小さな猫妖精から大きなドラゴンまで思いのままじゃからな
む。確かにそうじゃな。策は知られては対処されてしまうからのぅ……いやこちらこそ無理言ってすまなんだ。そのプロ意識は流石じゃな!むしろ好感が持てるというものじゃ。
なるほど、それはなかなか面白い仮説ですね。世の中には人の理解が及ばないものがあるということは貴女の存在が証明していますからね、しかしまあ…貴女のような方のいる戦場での戦は想定したくはありませんね、一面を更地にするなんてことされては敵としても味方としても軍師は形無しですよ
貴女が理解のある方で良かったですよ、策については話せませんが貴女と交わす何気ない言葉のやり取りは俺としてはとても有意義なものですから、このままお話しさせていただいてもよろしいですか?
そうじゃな。わしにもわからんことや理解できんことなど山ほどある。じゃからわしは未知に憧れ冒険者として各地を渡りあるっているという訳じゃ。…まあ更地にするのは簡単じゃが、例えば仲間が居たり市街地など壊していけない場所だったり洞窟だったりすると大規模攻撃は使えぬからのう。その場合少数精鋭や部隊編成、策が必要になるんじゃ。ちゃんと味方ならではの支援魔法とかあるからそんな厄介者みたいに言わんでくれんかのぅ…
無論じゃ。思うまま話そうではないか。お主の武勇伝や身内話など、話せる範囲で良いから聞きたいものじゃしの。しかしそんなに話したいというのはやはりわしがかわいいからじゃろうかのぅ?
なるほど未知を探しての放浪の旅ですか、明確な行き先がなくアテのない旅というのも貴女のような方と一緒ならば楽しいかもしれませんね、俺も今の仕事が無ければ同行を願い出ていたでしょうね。おっと、これはこれは失礼しました…しかし、本当に貴女という人は読めない方だ、飄々としていて些事に囚われない豪胆な性格をしているかと思えば繊細な面もあって…貴女を知れば知るほどに興味が惹かれますよ
俺は軍師であって裏方ですからたった一人で万の大群を前に仁王立ちで追い返したり、10倍以上の戦力差をひっくり返し総大将を逆に追い詰めたりといったような貴女に語って聞かせるような華々しい武勇伝は残念ながら持ち合わせていないのですよ。そういった戦働きは専ら戦場に出る将兵たちの仕事ですからね…とはいえこれで話しを締めてしまっては貴女を白けさせてしまうでしょうね、武勇伝とは違いますが蜀建国をするために主へ献策をしたのは俺なんですよ。いわば立役者というやつですかね、どうです?俺なりに愛らしい貴女に見栄を張ってみました。多少はかっこがつきましたかね?
もっともわしもただ放浪しているという訳ではない。とある重要な任務を……師より受けておる。あとは新たな召喚体探しや術の研究や発展、ついでに美味しいものや面白い土産物などあるといいのう!……うん?あー、実はのぅ…わしらの国では召喚術が非常にマイナーでな、見向きもされぬ召喚術のイメージアップや地位向上に励んでおる最中なんじゃ。じゃからわし自身はともかく召喚術だけは認めて欲しかったのじゃよ。
ほうほう。それはなかなか気になる武勇伝じゃが、なんとお主建国に携わっておったのか!わしの師も建国に携わっておったが、まさに英雄視されるのではなかろうか!…うむうむ、華々しい武勲だけが栄えあるものではない、なかなかにお主もやるのう!おぬしの国も一度見てみたいものじゃが……まぁ、難しかろうな。
重要な任務ですか、いくら内容まではわからないとはいえ俺なんかにそのことを話してしまっても良かったんですか?まあ、貴女は呑気でガードが緩いようで実は抜け目ない方だと知っていますから別にこれも問題ないから話したということなのでしょうがね。正直言えば召喚術なんて胡散臭いものを認めては俺の軍師としての沽券に関わりかねないところですが、貴女が使役するものならば俺は無条件で認めざるを得ませんよ
そうですね、主が国をとった後でその功績を傘に着てこれまで俺を蔑ろにしてきた連中にこっぴどく仕返しをした…などという後日談がなければ綺麗な英雄譚で終わらせることが出来たでしょうね。何はともあれこんな俺を評価してくれたのは今の主と貴女だけですよ。他ならぬそんな貴女の願いです、その願いをいつか実現させる策を不肖ながら俺が考えさせてもらいましょう
構わんぞ?別に詳細は話しておらんしの。知ったところでお主、わしをどうこうするつもりはなかろう?仮に何かやろうにしても……そうじゃな、それはそれで面白いかもしれんしな。……うむうむ、こうして少しずつでも召喚術の地位向上になれば……ああそうじゃ、わしは召喚術の他に仙術も使えるのじゃが…仙術といえば大陸の術じゃろ?やはり仙術だとしてもお主の所でも胡散臭い呪いの真似事みたいなのしかないのかのぅ?
お、おぅ……ただでは終わらんとは。まあそれもお主らしいといえばそれまでじゃな。お主の主人にも少々興味が湧いてきたのう。人物の特性を理解し如何に運用するかが使役のポイントじゃからな。どんな相手でも上手に使ってこそ主人というものじゃ…その辺は国の長でも召喚術師でも変わらんと思う。……ほう?異国情緒あふるる街並みを見れるとなれば面白いのじゃが……まさかついでに戦闘に駆り出されたりしたりはするんじゃろか?
ええ、まあそうですね。本当に何か仕掛けるつもりならこんな前置きなんてしない方が上手くいく確率は上がりますからね。…それで、仙術ですか?確かに召喚術とやらよりはずっと身近なものではありますね、貴女の言う通り胡散臭いというイメージは拭えませんが人を惹きつける怪しい魅力があるのも確かです。実際過去には仙人の術や教えを受けたという教祖が民衆を煽動して大きな乱を引き起こしたこともありましたしね
俺の主はとんでもないお人好しですよ、謀略や野望の渦巻く戦乱の世を人徳で治めようと本気で思っているようなお方です…とはいえ実際に綺麗事だけで世を治めるのは不可能ですからね、だからこそ俺が汚れ役を一身に担っているのですよ。…さて、どうですかね?軍師としては利用できるものは何でも利用するべきだと思いますが、男としては貴女のような女性を戦場に立たせるというのは躊躇われるかもしれませんね
ならほどのぅ……わしが教わった仙術は近接格闘用の術でな。お主の言う扇動…洗脳か?とはまた随分違うものじゃ。やはり本場とはいえそう華々しいものではないようじゃのぅ……ロマンはないが、とすると用兵は剣槍弓あたりじゃろうか。銃はどうじゃろ?確か火薬も大陸由来だった気がするのじゃが。…………まあお主らからしたらわしらの術は世界の根本を変えてしまうすべのようじゃからな。下手に関わったら暗殺されたりするかもしれんのう。
まあのう。人徳善なる行いは立派なのじゃが、時には非情にならんと国は立ちいかぬものじゃ。清濁を飲み込んでこその王…とはいえお主は主人に汚れて欲しくないから代わりに請け負っておるのじゃろ?…なんという忠臣よの。うむうむ。お主も大概立派な奴じゃ。
なんじゃー?戦争に男も女もなかろう。……躊躇するだけで使わぬとは言っていないのはお主らしいといえばらしが…まあ切った張ったは抜きにして美味しい食べ物や飲み物があればいいんじゃがなー……どうじゃ?なんか美味しいものはないかの?
近接格闘用の技ですか、それは実に興味深い。俺の語ったそれも仙術などと銘打ってはいますが結局のところ特別な能力などではなく教えを独自の解釈でわかりやすく立場の弱い民衆を中心に広げた一種の宗教…というのがからくりだと俺は思ってます、ですので貴女の言う洗脳という解釈は核心を突いていると思いますよ、正直感心しました。その銃とやらは存じ上げませんが、俺の知る仙術はそんなものだからこそ貴女の言う目に見えてわかりやすく成果の見える仙術というのが関心があるのですよ…まあ、もっとも出る杭は打たれるとも言いますからね、もしも貴女が俺の国を訪れた際には賢明な行動をしてくれることを願いますよ
まるで貴女はわかった風な口を利く…しかし、貴女ほどの聡明な方を相手に付け焼き刃の反論で事実を覆そうとするのは無益というもの…確かにその通りです、たとえ俺が俺自身の振る舞いで仲間の誰からも嫌われることになろうとそれが俺を認めてくれた主の為なら厭わないでしょう。なんて貴女の弁に釣られてこんな調子では悪党も形無しですよ、全く
悪党でも多少の情は持ち合わせています、その上で必要ならば手駒として扱う…それぐらいの分別を持ち合わせずに一国の軍師は務まりませんよ。と、それはそれとして食事ですか?貴女は見た目に似合わず意外に食い意地が張っているのですね、ちなみに参考までに貴女は例えばどのような味を好むのです?甘さ辛さ酸味塩味…それ次第でオススメというのは変わりましょう
ふむ、お主に術師の適正があれば稽古をつけてやってもよいのじゃが………わしらの仙術は手に炎や風を纏ったり近辺に潜む生き物を感知したり魔力を踏み台にして空に跳んだりするやつじゃぞ?気の力を使い武技をこなす戦士には扱えんが……使えそうか?
…まあ、わしも極力騒ぎは起こしたくはないし起こすつもりもないが、わしはこの通りかわいいじゃろ?どうもトラブルの方からやってくるんじゃよ
なんじゃ、小娘に何ぞかを言われた程度で心に波風を起こすでないわ。修行が足りんぞ?わしはお主のことなど表面上でしか知らんし感じた事を言ってみただけじゃしな。悪党というよりは……アメコミのダークヒーロー的なものを感じるが…言っても伝わらんじゃろうなぁ…
ふむ、悪い様にせんのならよかろう。…じゃがわしの能力は戦術級じゃからな、取り扱いには注意するんじゃぞ?………む?食い意地?何を言う。食とは人生を彩る上でこの上なく大事なものではないか。旅に出たらまずはご当地名産品じゃろう?特にわしは甘い物が好きでな。いつも甘い飲み物を持ち歩いておる。アップルオレやケーキに饅頭、瑞々しいフルーツ……とろとろふわふわのオムレツなんかも良いのう。お主はどうじゃ?
なるほど、それに近いことなら我らが軍中に出来る者も居ますが俺はどうでしょうかね。機会があれば貴女にはその辺の適正も含めて見ていただきたいものですがそれはまた今度…稽古をつけてもらうにしても一朝一夕でどうにかなるものでもないでしょうしね。日々のしがらみや悩みも一時忘れて貴女という花を愛でながら他愛のない会話で心を休める…今の俺にはそれが最善です
年や性別、生まれ性格…そういったものに囚われて能力を見誤るのは愚か者のすることです。貴女のことはとっくに小娘などではなく対等に同じ目線で話すべき相手と認識していますよ、貴女の例えはよくわかりませんが憎まれっ子世に憚るというのがこの場合適当でしょうかね
まあ…戦における遠征なんかでも兵糧、食料は重要ではありますね。…しかし甘味を好むとはこれはまた…貴女はどこか名家の生まれなのです?それとも、貴女の住む世界では甘味というのはそこまで貴重なものでは無いということなのでしょうか?俺も甘味は果物ならばたまに食べたりもしますが、砂糖やハチミツなんかを用いた甘味…例えば杏仁豆腐なんかは滅多に食べられませんよ
ふむ、聞く限り適正のありそうな者はお主を含めて幾人か居そうじゃが……わしには適正を見極めるすべがなくてのぅ、本来であればギルドなんかで見てもらえるんじゃが……確かに戦術にしろ魔法にしろ直ぐにできるようになるものではないからのぅ、今は堅い話は抜きに…
…いや花とかなんかこそばゆいんじゃが、まあわしはかわいいからの。しかも強くて頼りになってカッコいいとか最高じゃろ?わし偉大。ふふん………とまあこんな話をすると何故か皆から微笑ましいモノを見るような目で眺められるんじゃよなぁ……
ほう……ほうほう!見てくれに騙されぬとはやはりお主は只者ではないな!見た目で侮ってくれれば話は早いんじゃが、実力者たちにはどうもわしの偉大さは隠せぬらしいの!まあ例えは置いておくとして、わしはお主を良評価しておる、ということだけ伝わっておればよい。
名家……?名家かどうかはわからんが、一応国王とは仲が良いぞ。わしは賢者候補なんじゃが、賢者の称号は貴族同等かそれ以上の権限だとどっかで聞いたような………まあよい。うむ、わしの世界では一般市民でも甘味も気軽に食べられるが……そうか、お主の世界では甘味は希少じゃったか……うーむ、では甘味は期待できんのぅ。じゃが杏仁豆腐は好きじゃよ、わし。うんうん。
しかしとなると、今ここで甘味を出すこともできるがそういうのもやめた方が良いんじゃろうな……
ほう、俺からすれば多才な貴女でも不得手なこともあるのですね。まあ、神などではないのですからそれが当然といえば当然ですがね…しかしまあ、高い実力を持ちながらそれを隠そうともせずその上で周りから疎まれたりせず優しい目を向けられるというのは一種の才能ではないですか?繰り返しにはなりますが出る杭は打たれるもの、しかし貴女はそんなことを感じさせない奔放さを持ち合わせている…つくづく不思議な御仁ですよ、貴女は
別に感心されるほどではないですよ、軍師というのは物事の裏の裏、数手先の事象まで読むのが仕事ですからね、何にでも先入観を持たず己の頭で考えるようにすれば真実も見えてくるもの…一種の職業病に過ぎませんが、その点も含めて貴女に評価されているのだとしたら素直に喜ばしいことですね
貴女ほどの賢人、只者ではないと思ってましたがまさかそれ程だとは…お見それしましたよ。どうやら貴女の住む国というのは俺の住む世界よりも色々と文化が発展していると見えますね、そんな世界でどのような甘味が食べられているのか興味が惹かれます。ほぼ手ぶらに見える貴女がどのような手段で甘味を持ち出すつもりかも見てみたいですし、ここにいるのは俺と貴女だけ、つまり見咎める者は他にいないのですから貴女の思うようにするのが宜しいでしょう
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