きちがいひつじ 2020-01-31 20:15:52 |
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>アルバート(>73) : ユーリケ
……先生、なんか嬉しそう。( 訝しげに片方の眉を山なりに曲げる。今、目の前の職員が浮かべる穏やかな表情は、最初の作り上げられた笑顔とは別人のような自然な柔和さで。星、地球、月、その単語には辟易するように小さくかぶりを振り「 ちがう、ぼくがしりたいのはそんな本を読めばわかるようなことじゃなくて――っ、 」控えめで、小さくて、怒られる恐怖から微かに震える声。それでもはっきりと言葉に乗せたつもりだったが、続けられる話に一度諦めて。拗ねるように再度枕に顔を埋めれば、存外良い子に静かに話が終わるのを待ち。そうして職員の言葉が途切れれば、暫しの沈黙の後「 …やっと終わった? 」なんて、ボーイソプラノで皮肉を奏で )
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