きちがいひつじ 2020-01-31 20:15:52 |
通報 |
>40
僕はいい子ですよ。ふふ、それはまちがいない。
( 言葉を弄ぶようにころころと笑い声をあげ、にいんまり口角を上げ。懐柔するような響きをけたけた笑って、とたとた足音を鳴らし、ベットへと歩み寄る。「すべて、全て!いい響き。けれども僕が知りたいのは君。ね、教えて?」そおっと慎重に潜らすように喉を震わせると手を掴み、黒の光彩を鈍らせて )
>エディ(>41) : セス
( 手が触れた瞬間、捕食動物が目に留まらぬ速さで獲物を仕留めるように、指同士をきつく絡ませては此方へ引き寄せ抱き竦め。飼い主にじゃれる犬のように、少年の髪へ乱暴に鼻先を埋めて「 強請ったのはお前だ、逃がさないぜ 」高揚した吐息を耳許に吐きつけ、怪物か何かのように容赦なく首筋に噛みつく。歯の痕を刻むように、何度も。 )
>42 セス
( 瞬時に変わった視界に数度瞬きをするも笑みは変わらず、崩さずに。するり、と反対の手を柔らかな髪に沿わせ、まるで母のような慈しみの色で壊れないように丁重に撫ぜる。「____ぅあ、あは。乱暴だ。狼さん、僕は赤ずきんじゃないよ。」首筋を襲う、ちり、とした痛みに呻き声を。童話になぞらえ、くすくすと笑い。 )
>エディ(>43) : セス
あかずきんン?何だそりゃア( 色狂いのひつじは少年よりも無知だった。血が滲むほどくっきりと痕跡を残せば、満足したのかその箇所を獣のように何度も舐めあげ「 それ、気持ちいなァ。もっとしてくれよ 」優しく髪に触れる感触に目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らさんばかりに身体全体を擦り寄せて )
>44 セス
グリムのお話、狼は赤ずきんを食べて殺される。( 端的すぎる程のあらすじ、ふんわり笑んできゃらきゃら声をあげる。こそばゆい舌の感触にほんの少し声を漏らし、手をぎゅっと握りしめ。「僕は赤ずきんじゃないから、君は殺されない。めでたしめでたし!もちろん、このくらいしてあげる。」何度も何度も優しく撫で、抱きしめ、耳元で囁く。瞳はゆるりと弧を描いて )
>エディ(>45) : セス
へえエ、そいつァ随分愉快な話だ。いけ好かねえアイツに自慢してやろオっと( 良い事聞いた、とばかりにぎらりと電飾の様な目を輝かせ。思い描くのはひとつ年上の少年の顔で、珍しい物語を知る事が出来た優越感に浸るようにゲラゲラと喉を震わせる。少年の鈴を転がすような笑い声が得も言われぬ楽しさを助長し、髪を撫でられる心地よさと体温に身を委ねるように少年へ全体重を預け「 あーア、良い夜だ。こんな夜なら明けなきゃイイ 」すり、と頬を寄せては相手を見上げて )なァ、エディもそう思うだろ?
>――どこかでひつじが消えた。
: 退席 :
: 次回、夢のつづきを見たいひつじは、同じPFを携えて。 :
>ひさしぶりに、どこかでひつじが鳴いた。
: 募集開始 / 人数制限無し :
: ルール変更 / 強制リセット期間を1週間 ⇒ 1ヶ月に :
>1 : 提供 / きちがいひつじ
>2 : 世界観と参加方法
アルバート / 24歳 / 男 / 職員
優しく朗らか / かと思えば残忍な一面が顔を出す / 傲慢で聞き分けのない者は嫌い / エトワール
172cm / 瑠璃色の瞳/ ホワイトベージュのゆるふわマッシュ/ 白衣の下はYシャツ。昔の記憶は忘れ去ったが、手首には未だに薄く残る傷痕 / 2つ上の出来る兄がいた為に出来ない自分自身は親から虐げられ、何度も自傷行為を繰り返した過去を持つ。そのせいで捻くれ、まともな感性は持っていない。やや情緒不安定気味。
……やあ、エトワール。気分はどうかな?( 重く無機質な扉が並ぶ中、迷わずにたどり着いたのは一人の少年のいる部屋の前。授業の為の本を抱えながら、コンコン、とノックを二回。本来なら答えを待つのが礼儀だろうが、返事の来るより先に扉を開くと部屋の主の前へと姿を見せた。こんな場所に閉じ込められて、可哀想に。心にもない笑顔を見せつつ、機嫌を問うように言葉を投げ掛けた。 )
>アルバート(>48) : エトワール
――、あ!( ベッドの上に膝立ちになり、鉄格子の向こうの月を注視していたが、ノックの音にぴくんと肩を揺らしては勢いよく振り向き、弾かれるように扉へ駆け寄り。見慣れた職員の顔を見上げれば、眦の星を嬉しそうに垂れさせ「 こんばんわ、アルバートせんせい。今夜はね、すっごく月がきれいなんだよ! 」来て来て、とばかりに滑らかな相手の右手を両手で掴み、後ろへ体重を掛けて部屋の中へと引っ張り )
>49 エトワール
はい、こんばんは。月?そうなんだ、じゃあ少しだけ。( 鉄格子の奥に見える月でさえ美しく思える程に此処での生活を当たり前に過ごす少年。不憫だなあ、と心の中で同情する。勉強の時間なのではなかったのだろうか。そう注意したい気持ちを堪え、手を引かれるままに部屋の中へ。「少し失礼するよ、良いね?」身長を考えれば立った状態でも月を眺めることなど難しくはない。ベッドの端に腰掛けたのは単なる気紛れで )
>アルバート(>50) : エトワール
月はすごいね。まんまるのときも、さきっぽがツンってなってるときもきれいなんだ。ずうっと、変わらない( 最初と同じ、ベッドに膝立ちの姿勢になりながら月を凝視。硬いスプリングが少し沈んだことだけで、隣に職員が腰を下ろしたことを視線を遣ることなく知覚し。キラキラ、月光を受けて輝く果実の双眸を、横目に向けて「 せんせいの笑顔とおなじだね。はじめてぼくの部屋へきてくれたときも、つめたくわらう仮面みたいだった 」優しく縁取っただけの笑顔を額面通りには受け取っていない。けれどそれを嫌悪するでも忌避するでもなく、むしろ純粋さを絵に描いたような明るい表情と声音をそのままに「 今夜のおべんきょうはなあに? 」こてんと首を傾げ、じいっと見遣ろう )
>51 エトワール
そうだな。新月のときだけは姿が見えないけれど、それ以外は変わらず美しい。( 腰を下ろしたままの状態で、月の方へと視線を向ける。「……さすがだね。君は聡い子だ」きらきらと明るい表情で放たれた言葉に数度瞬きを。たくさんの人間を騙し通せた仮面も、純粋な子どもには通用しない。そっと頭へと手を乗せ、壊れ物に触れるような手つきで撫で。わかっていても尚否定しない辺り、彼はきっと大きくなったら素晴らしい者になるのだろう。「そうだなあ……じゃあ、今日はこれにしようか」取り出したのは眼前に広がる風景を切り取った美しい月が表紙に描かれた一冊の本。中身は簡単な常識、天気の移り変わりや星の流れについてのもの。それからもう1つ提示したのは、読み書きに関する本であり )それか、此方の方が良いかな?
>アルバート(>52) : エトワール
みえなくたってきれいだよ。月は変わらずそこにあるんだもん( 手を伸ばし、細い指先で鉄格子をなぞる。髪に触れた優し手つきにはふにゃりと破顔し「 えへへ、 」と職員からの接触を拒むことなく受け入れて。今夜の勉強の選択肢はどうやら二つ、表紙を順繰り眺めては大きな目をぱちくりさせて「 ぼくね、きっとどっちもしってるよ。はじめてかもしれないけど、わかる気がするの 」常人には図り得ない価値観、狂ったひつじは?偽りも混じりけも皆無の視線を職員の瑠璃色に重ね「 今夜はせんせいのことをしりたいな。だめ? 」子供によくある好奇心――果たして本当にそれだけか。無垢だからこそ心中は深淵の如く見えず、ただ願いを込めた視線を送るのみ )
>53 エトワール
見えなくても、あるって言える?( 鉄格子は冷たいだろう。浮かんだ月が白く輝き、光る程に辺りは一帯黒の絵の具で塗り潰されてしまった様な暗闇に包まれている。希望も何もない監獄にいて本当に楽しいのだろうか。口から漏れた問い掛けはいくらか意地悪で、遠慮がなかった。「初めてなら、わからないだろう?」檸檬色に映った自分はきっとどす黒い憎しみの化身。勉強を教えるのが自分の役目、ならばそれを果たすのみ。人差し指を立て、反対の手で頁を捲る。さらさらと手繰り、写真の載った箇所を彼へと提示。「ほら、宇宙の方がずっと神秘的じゃないか。僕の何を知りたい?」己の人生に語れるような価値があるとは到底思えない。知られてたまるか。挑戦的な笑みを浮かべ、その真意を探ってみようか )
>アルバート(>54) : エトワール
ふふ、あたりまえでしょう?( キョトリと瞠目するが、それは動揺ではなく純粋な驚き。職員の身分で何を言うのかとでも言いたげにコロコロと控えめに喉奥を震わせ「 酸素(くうき)も、かぜも、おほしさまだって、みえないけれどそこにあるよ 」悪意を悪意とも受け取らず、本を捲る彼の手の袖口をキュと握り「 ねえ、せんせいはぼくがみえる? 」月光に透けて消えてしまいそうな微笑み。底なしの慈愛すら感じさせる様相のまま、やけに息巻いた様子の眼前の笑みを真っ向から見据え「 このキズはなあに? 」先ほど握った袖をクイと引っ張れば、露呈する薄い傷跡。しかし視線は職員の瞳を逃がすことなく、直線的に据えたままで )
>55 エトワール
当たり前、ね。( 当然だと言わんばかりに口にされた言葉。そこにあることこそが普通で、なくなることがないと疑わない純粋さ。「なくなるかもしれないだろう?地球は回っているんだよ。同じ場所に同じ星は留まらない」残酷な真実を告げるかのように静かに言葉を紡ぐ。そこに僅かな寂寥感が混ざっているのは、気のせいではないかもしれない。「見えないって言ったらどうするんだ?」朧気に見える輪郭、その儚さに少しばかり動揺しながらも、あくまでも落ち着いた調子で問い掛ける。袖口を握る小さな手を、一回り大きな自身の手で覆いながら。「……昔怪我をしたんだよ。何でかは、覚えていないけれど」吸い込まれそうな檸檬色は期待と無邪気さに輝いている。何でも良いだろ。視線をふいと逸らしつつ、話題を変えようと試みて。話題の転換が恐ろしく下手なのには感付いていたものの、そんなことはどうでも良かった。滑稽な自身の身の上を語らなければ、それで。 )エトワールは、何が好きなの?少しだけなら、遊ぶのに付き合ってあげよう。
>アルバート(>56) : エトワール
おほしさまはみんな、ゆるやかに滅びているんだ。でもそれよりもはやく、うまれつづけているんだって!( 目に見えるものが全てではない。滅びは哀しみではない。それは自然の摂理、故に残酷とも感じない。純粋無垢な瞳は、終始ひとかけらも輝きを失うことはなく「 今夜のせんせいは、なにかへんだよ。でも、ぼくはこっちのせんせいのがすきだな 」いつになく意地悪な物言いに感じる違和感を見逃す事はなく、けれどあっけらかんと破顔する。袖に添えた小さな手に、大人の大きな手が触れる前に引っ込めて。しかし接触を拒んだわけではなく、相手の頬へそっと触れ「 だって、こっちがほんとうなんでしょう? 」にこり、目を糸の如く細めて微笑んで見せた。怪我の原因を覚えていない、その旨の言葉にはきっぱり「 うそだ。 」と笑顔のままに残酷な指摘を。無論無意識だが、この話題から逃げたがる意図も無視して「 ぼくにほんとうのせんせいをみせたくないなら、それでいいよ。ごめんね、いやだった? 」やけに大人びた言葉選び、それでも口調は子供らしく少し舌足らずのままで )
>57 エトワール
……そっか。( すべてを悟ったような瞳はずっと輝いて、自分よりもしっかりとした芯を持っているように感じた。落ち着いていて、享受出来る器を所持した彼はきっと強い。「変?そうかな。僕はいつも通りだけれど」普通を演じるのが苦しい。何故こんなにもよく通じてしまうのか、わからない。「……何でそう思った?」小さな手が触れる瞬間、その一時だけ身構えた。嫌な記憶がフラッシュバックしたのだ。触れられた手が温かい。これが現実で良かったと胸を撫で下ろし。「本当の"俺"は面白くないよ。きっと君は"優しいアルバートせんせい"のイメージを崩すことになると思う」否、もう本性がバレかけているのなら関係ないのかもしれないが。「エトワール、君は良い子だ。もしこれを聞くのなら──誰にも言わないこと。先生にも、子どもたちにも」びしりと指をつきつけ、彼へと向けた瞳には光がないかもしれなかった。暗い物が胸を満たすのは必然的、隠せるはずもない。職員の秘密だなんて、知りたいものなのだろうか。静かに忠告した後、反応を窺うように見詰めよう )
>アルバート(>58) : エトワール
ふふ、つよがらなくてもいいよ。だって、仮面のせんせいのこともすきだもの( 平凡平和な善人の皮を容易く看破し、それがどれほど残酷かなんて知りもしないような無垢な笑み。輝く瞳は全ての闇を容赦なく暴く暴虐の太陽の如く。「 さっきも、いまも。せんせい、おびえてるから 」逃げるように逸らされた視線や、幼子の接触にすら身じろぐその様子。全てがいつものせんせいと異なる。「 おびえるのは、おもいだすのがこわいから。おもいだすのがこわいのは、そのキズの想い出がすっごくいやなものだから。 」笑顔のまま、天使は深淵へ羽搏く。つきつけられた指を素直に見つめ、少しだけ寄り目になってしまっていることに自分で気付いてはクスクスと可笑しそうに一頻り笑って「 それって、ぼくとせんせいだけのひみつ、ってこと? 」ぱあ、と目を輝かせる。今から語られるかもしれない過去がいかに惨憺たるものだって、内容なんか関係ない。職員の秘密を知る事に優越感も感じない。ただ、目の前の彼と自分だけのナニカを共有できることが嬉しい一心で「 わかった!だれにも内緒、だねっ 」相手の過去を聴いたところで、自分は何も変わりはしない。それは自信ではなく確信であり疑う余地もなく、ただ約束の為の小指を差し出して )
>59 エトワール
強がるって。エトワール、なかなかに君は酷いね。( 波風立てずに平和に。そうやって生きていた人間の闇を暴き、その上純粋に笑顔を向けてくる。愛らしい羊の皮を被った狼、あるいは天使の皮を被った悪魔とも言えるそれが恐ろしい。「まさか。全然怯えてなんて──」平気な顔で否定しようとして、そうしてぴたりと言葉は止まる。その残酷さをまったくわかっていないような無垢さには勝てそうになかった。息が詰まる。言葉にぬらない。誤魔化せば良いだけのはずなのに、次々と思い出される記憶がそれを許してくれない。「欠陥品、だからね」ぽつりと呟いた言葉を最後に、仮面はだんだんとゆっくり剥がれていく。「そう、秘密。二人だけしか知り得ない、今だけの秘密だ」本当は語る必要などない。煙に巻くことだって、きっと出来なくはないだろう。小指を絡め、決まり文句を口にする。その後で彼へと向き合い、正面から見詰めよう。しん、と静寂が訪れ、いっそう温度が下がる気がした。闇を背にしながら語り始める。「この傷は、俺が俺を終わらせようとした証だよ。生きようと決めたから、もうつけることはしないけれど」そっと手首の傷へと触れ、ゆっくりと。いつの間にか目に熱い物が浮かんできていることには、気付かない振りを。 )
トピック検索 |