匿名さん 2020-01-30 23:58:20 |
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てか、おい、寝るなら自分の席に戻れ…邪魔だ
(会話しながら自分の机にもたれかかって昼寝の態勢に入り、机上のスペースを思いっきりとってくる彼女を煩わしそうに見やりながらため息混じりにシッシッと追い払おうとして)
よいではないか、ここ暖かいからの。
(追い払われようとすれば少しだけ相手の方を見てからまた先程とおなじ体勢に戻れば上記を述べて今度は耳をぴくぴくと動かしながら日向ぼっこを楽しんでいて)
そっちがそのつもりなら俺にも考えがある…
(こちらの意思は完全無視な彼女らしい自己中心的な考えに、再び一つ大きなため息をこぼせばおもむろに手を動かして彼女の両耳の中に指先をズボっと突っ込んで)
こら、耳を触るでない
(耳は触られ慣れているがやはりこしょばいため少しだけ体を起こして上記を述べれば頭を振り相手の手をどかそうとしていて)
いいだろ、別に…こうしてると暖かいんだから
(耳の中からは指先を抜いたが、今度は外側をサワサワと撫でていて、不満そうな彼女へと先程言われた内容をお返しするように言っては、フッと口元に笑みを浮かべ)
いつも綺麗にぶらっしんぐ?とやらをしておるからの
(相手の言葉とは全く関係の無いことを自信ありげにいっては耳を触られるのは撫でられるのと同じような感覚なため素直に触らせていて)
へえ、東雲もそういうことには気を遣ってんだな
(あらゆる面でクラスの他の女子と比べて特殊で独特な雰囲気を持つ彼女だが、そういった所謂女性らしい身嗜みに気を遣ったことをしているのを意外に感じて率直にそう口にして)
いや、わしはどうでもいいのじゃがクラスの女子がうるさくてのぉ
(本来なら無視しているであろう女子の言うことも素直に聞くのはさらさらだと撫でてくれるからという理由でめんどくさいが毎日頑張っていて)
てことは、誰にも何も言われなくなればボサボサの荒れ放題になる訳か…
(他人に言われたからという少し受け身な理由であることを聞けば、ふむ…と顎に手を当てて少しだけ考えるような仕草をして、面倒くさがるあまり荒れ放題な彼女の姿を想像して小さく吹き出して)
あぁ、今笑ったな!?
もうお主に耳は触らせぬ!
(相手が吹き出したのを見れば少しだけ拗ねたような態度をみるが、相手が笑っているのも珍しいと思い悪くは無いななどと感じていて)
そうか、まあ別にいいけどな。そのかわりここで昼寝も禁止な
(拗ねたような反応がなんだが面白くて、耳から手を離せばなんてことないような表情でそう冗談混じりに言っては肩を小さく竦めて)
えぇ、ここはいいお昼寝すぽっとじゃぞ
(禁止と言われれば嫌と言わんばかりに机に張り付いて尻尾を上下にべしべしと動かしながら上記を述べて動こうとせずにいて)
なら、そういうアンフェアなことは言わないことだな。それが交渉ってもんだ
(こちらの言い分を聞き入れるつもりの無さそうな様子を見て、無理矢理追い払ったりするようなことはしなかったが、その代わりとばかりに触らせないと言われた耳を無遠慮にワシャワシャと撫で回し)
もっと優しく撫でるのじゃ
(撫でられて悪いはしないがあまり強くされると寝れないためゆっくりと撫でることを伝えては寝ようとしていて)
…おい、東雲そろそろ本当に起きろ。昼休み終わるぞ
(結局昼休みの残りの時間を彼女の耳を撫でたり寝顔をぼんやり眺めて過ごし、予鈴がなれば頭を軽くポンポンと叩いて起こそうとして)
全然寝れんかったのじゃあ。しかも次は英語ではないか
(渋々と体を起こせば次の授業が自分が一番苦手であるものだと思い出し少しだけ気分を落とせばため息をついていて)
そうだな、そろそろ中間テストだしまた赤点とらないようにしっかり勉強しろよ
(彼女が起きたおかげでスペースの空いた机の上に英語の教科書を用意しながら頷き、いつも英語のテストで赤点をとり補習常連の彼女へとそう適当な感じでエールを送り)
わしは日本人なのじゃから英語などいらぬ
(妖狐なため日本人という表し方もおかしいが受けないわけにもいかないため渋々教科書を出せば1時間どう先生に当たらないようにするかを考えていて)
……
(その後、英語の授業で彼女が先生に当てられて思いっきり恥をかいたこと以外は恙無く午後の授業が終わり、放課後になれば帰り支度をしていて)
先生は意地悪なのじゃ、年寄りをもっといたわるべきじゃ
(英語で体力を使ったため自分の机に突っ伏しては上記を述べて当てられまくってずっと拗ねていて尻尾を動かしていて)
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