匿名さん 2020-01-28 22:40:57 |
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紫苑
なんでするの……痛いだけじゃない
(真剣な表情から一気に心配そうな表情へと変わりさらには悲しそうな顔に変われば生徒会長用の机から救急箱を取り出して)
静司
ただ自堕落に生きてても,痛いだけだ。
(心配されてもそう真剣に言葉を返し,自分なりに色々考えているのか,相手が救急箱を取り出すと少したじろぎ,スッと滑るように生徒会室から出て行こうとして)
紫苑
昨日、帰り際に言いかけたことやっぱり気になるの。だから教えてくれない?
(出ていこうとする相手の背中をじっと見つめてはゆっくりと口を開き上記を述べれば救急箱をテーブルの上に置いて)
静司
……頑張ってる自分に悪評が立ってるのに,慣れの一言で片付けられるお前が,凄いと思っただけだ。
(振り向くと上記を述べ,出ていくのをやめたようにソファに座り込んで)
紫苑
……私、両親が忙しくて一人でいること多くてそのうち家にいるのも嫌になって高校受験を機に福岡からこっちにきて一人暮らしを始めたの。特別な男性がいるってのは全くないからね。高校に入って友達が出来てもなんか落ち着かなくって次第に疎遠になって行ってね一人でなにかをしている方が楽だなぁって思ったの、そしたらまた生徒会長に任命されて生徒会の子達とも上手くいくかなって思ったけど上手くいかなくてさ、昔から何も変わらないなぁって情けないよね
(相手の言葉を聞けばゆっくりとテーブルを挟んで相手の向かい側のソファに腰掛けては自分がこっちに来た経緯、生徒会長をしている理由、一人でいる理由を話しては俯いていて)
静司
俺がいうのもなんだが。
自分のことを過小評価するな,1人で生徒会を回してる時点でお前は凄い,頑張ってる,情けなくなんかない。
(テーブル越しに顔を近づけると上記を述べると,優しく微笑んで,そのままキスをしようかとまだ考え,流石に避けるだろう,とゆっくりと唇と唇を重ねようとして)
紫苑
……っ
(今まで誰かに褒められたことなどなかった為心の奥底がぎゅっと締め付けられるのを感じたのと同時に相手の顔が迫ってくれば拒むことをしようとせずゆっくりと目を閉じて)
静司
なっ……!?
なんで泣いてんだ!?俺っ、俺が悪いのか!?
(相手の涙を見ると明らかに動揺して,いつもの悪い顔ではなく泣きそうな顔で何度もそう聞いて)
紫苑
ちが……その、今まで褒められることなんて1度もなかったのと…………あとえっと…キスして、幸せな気持ちが溢れたからで…
(動揺する相手を見ては涙を拭って上記を述べるが涙は出てくるばかりで耳まで真っ赤で涙を流していて不良と2人きりという状況を誰かに見られてはダメだと思い扉の鍵を閉めて)
静司
そ,そうか?ならいいんだけどよ……
……?,『褒められることが無かった』?
…マジで言ってんのか,お前。
(とっさに鍵を閉めた相手に少し安堵しつつそう答えるものの,すぐに何かを考える様な顔になり,相手を見据えるとそう聞いて)
紫苑
えぇ、両親は朝早くに仕事に行って私が寝た後に帰ってきてたから一緒に過ごす時間なんてなくて、ずっと一人でいたし、学校の先生とかは出来て当たり前って毎回言うから、誰かに褒められたり認められたりしたことなんてないの
(泣きやみ涙を拭えば落ち着いた様子で淡々と話してはおかしい事なのかなどと首を傾げては相手の方を見つめていて)
静司
……間違ってる,俺自体が間違っているからそこまでは言えねえけど……
〝いいことをした者は評価されるべきだ″
〝努力した人間は褒められるべきだ″
……わからない,か?
(相手の手を取るとギュッと握り,相手の目を見据えると子を諭すようにそういう,そして心配そうに聞いて)
紫苑
貴方がしてくれるでしょ?私はそれだけで充分よ
(手を握られれば軽く赤くなるものの色んな人から認められたり褒められるよりもたった1人認めてくれる相手がいることを嬉しく思い微笑みながら上記を述べて)
静司
いいやダメだ,俺じゃ……ダメだ。
お前は他人にも認められるべき人間なんだよ。
俺と違って。
(微笑む相手に対して俯くそう呟いて)
静司
……救い用のねえ馬鹿だな。
ただ、分かってるなら、良いんだ……
(笑う相手に耐えきれないように相手の方を見て薄く微笑み言葉を返し,冷静になりその場から立ち)
紫苑
…あなたと居れるならそれだけでいいの
(出ていった相手に対して小さくぽつりと呟いて仕事をしようと思い軽く髪の毛をくくり机に向かって)
すごく遅くなってしまってごめんなさい
静司
……これ,付き合ってる判定なのか……?
(扉を閉めるとその扉にもたれかかり,赤くなった顔を手で覆うとそう声を絞り出し,ブンブンと顔を振り,気を取り直すと久しく自分の教室に向かい,気付けば昼休みになっていて)
紫苑
…ご飯食べなきゃ
(いつの間にか昼休みになっていて勉強道具をなおしてはお弁当が置いている生徒会長室に行っては鍵を開けようと制服のポケットを探すがなかなか見つからず慌てていて)
すみません、仕事で返信が遅くなりました!
静司
…ヘイ、生徒会長サマ。貴女がお探しのキーはこれでは?
(自分の教室から授業が終わる前から出てきて、相手の教室近くで待機し、そして静かに相手に忍び寄り、周りに生徒がまだ居て、注目を集める中、相手の首に腕をまわし、自分の指に引っ掛けていた生徒会室の鍵が相手の眼前に来るようにして、言い)
紫苑
ぁ、うんそれ、なんで貴方が持ってるの?
(急に聞こえた相手の声に少しビックリしつつもあまり注目を浴びるのもなんだと思い目の前にある鍵を取っては生徒会長室をあけ生徒たちにバレないように相手を中にいれては扉を閉めて)
紫苑
ふぅん、そう……頂きます
(椅子に座りサンドイッチと資料を取りだし小さく挨拶をして食べながら資料を見ているがどこで落としたんだろなどと考えていて)
静司
……なぁ、なんでお前生徒会長とかめんどくせえモンになったんだ?
(資料を見つめる相手を横目でじっとみていると、そんな疑問がふと浮かんできて、そのまま口に出し、答えを聞く前にはソファに寝転がって。)
紫苑
え?……そうね、中学の時も生徒会長だったの私。それで中学の時同じだった人も何人かこの学校にいて、その人たちが前生徒会の知り合いだったみたいで私を紹介したら気に入られたらしく強引にかしら?
(自分でもなんで生徒会長をやっているのか分からなくなり資料から目を外して天井を見ながら考えて相手の問いに答えれば小さく首を傾げていて)
静司
辞めたいとか思わねえの?
……っと、ちょっと待っててくれ、電話掛かってきた。
(理由もなくただ続けているだけなら、自分の時間を優先してそんな仕事を捨ててしまえばいい、そう思い、まずはストレートに辞めたいとか思わないのか聞くものの。
次の瞬間に静かだった部屋にスマホの着信音が鳴り響き、ポケットからスマホを取り出すと相手に待つよう告げ、部屋から出ていって。)
紫苑
……辞めたいねぇ
(強引とはいえ自分が引き受けたことだから辞めるなんて考えたことも無くお昼を食べ終えては相手が戻ってくるまで大切な資料に書き込みをしたりホッチキスでとめたりと作業をしながら生徒会長という立場を考えていて)
静司
……悪い悪い、電話が思いのほか長引いちまってよ。
…んで?改めて聞くけどよ、辞めたいとか思わねえの?
(しばらくどこかで電話をしていたものの、5分程度で帰って来て、彼自身としては長電話らしく謝罪し、そして彼女の側まで歩み寄ってくると、じっと見つめて聞き)
紫苑
分からないわ…進路も有利になるし悪いことじゃないわ。
でも今はもうちょっとこのままでいたい、貴方と一緒にいられる唯一の場所だから
(戻ってきた相手を確認しては資料を端において近寄ってきた相手の顔を、目をしっかり見ては落ち着いた様子で上記を述べて小さく微笑んではゆっくり瞬きをして)
静司
あー…そうか、お前がそう言うなら俺は別にいい。
お前と一緒に過ごせるなら、何でもいい。
(相手が少し落ち込んでいると感じ、深く追求するのも良くないと判断するとそこで切り上げ、そして自分も、相手といられるならなんでもいい、と答えて)
紫苑
……ふふっ
(相手の反応を見ては口元に手を持ってきては少しだけ笑って今まで思っていた相手の印象と今の印象がとても違うたも少しだけおかしく感じてしまいくすぐったさを覚えていて)
静司
何笑ってんだよ、俺だってこういう事言うっつーの。
(自分で言っておいて今更恥ずかしくなってきたらしく、相手に笑っている理由を知っているものの聞き出し、こういうことを自分だって言うと主張して)
紫苑
いえ、ただ……好きだなって思っただけよ
(机に頬杖をついて相手の方を向きいたずらな笑みを浮かべては決して大きくはないけど相手にはっきり聞こえる声で上記を述べては相手を見つめていて)
静司
知ってるよ、んな事。
(相手のことだからそういえばこっちが恥ずかしがるとでも思っているのだろうと予想し、余裕そうな表情で言葉を返し)
紫苑
……静司は?
(余裕そうな感じで言われると予想外だと思い少し驚いたがどうやったら相手を照れさせれるかを考えては呼んだことの無い相手の名前を呼んでみて)
静司
?……!?
俺の名前……いや違う。
…分かってることを聞くな。
(一瞬自分の名前を呼ばれても理解出来ず、少し理解に時間を要すると自分の名前を呼ばれた事に驚くものの、気を取り直し、結局恥ずかしいのか、わかってることを聞くなと返して)
紫苑
やっぱ静司の口から聞きたいじゃない
(足を組みかえて目を伏せながらいえば相手は自分のことを思ってくれてないんだとショックを受けるような真似をしていて)
紫苑
ふふっ……そんなに叫ばなくてもいいのに
(相手の大声にびっくりしたものの嬉しさが勝ち相手の手をきゅっと握っては嬉しそうににこにこしていて)
紫苑
ごめんなさい、嬉しくて
(少しだけ申し訳なさそうに眉を8の字にしては相手の手を濁ったままただずっと見つめ続けていてこの時間がいつまでも続けばいいのになどと思っていて)
静司
……嬉しくて,か。
お前,子供ん時どんな生活してたんだよ。
(相手からそんな子供のような言葉が出てくるとそれを復唱し,子供の時にそういうものは経験し,卒業するものだ,それなのに,という感じで,過去の相手を聞いたりして)
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