男子生徒 2020-01-27 01:16:56 |
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ちょ!ちょ!ちょ!ちょ!レディには優しくしろって習わなかったんですか!?このひとでなし!
(相手が早速自分のことを見捨てようとしたので慌てて引き留めようととりあえず思い浮かぶ限りの悪口を叫び)
言うに事欠いてひとでなしって…まあ、良いけどそれじゃあどうするんだ?何をして欲しいかわからないんじゃ何に協力すればいいのかわからないぞ
(必死なのはわかるが、思いっきり悪口を言われて軽くへこむが、すぐに気を取り直し彼女の方へ改めて向き直れば自分は何をしてやればいいのかを問い)
うーん、そう言われると困りましたね………まぁつまりは私の未練を探した上でそれを成就させてほしい?
(相手の言葉に考え込み。未練を探してほしい、と言うことも考えたが次に自分の姿を見える人間と出会うのはずっと先のように感じこのチャンスをものにしたい、という思いから迷惑をかけてしまわないか心配しながらも答え)
なるほど…わかった。放課後、暇な時だけでも良いんなら協力するよ
(具体的にどうして欲しいのか、それを語る彼女の言葉に深く頷き、普段ならば面倒だと切り捨てていたであろう要求も不思議と断る気にはならず、自分の時間が許す限りは協力すると約束をして)
え!?本当に!?ありがとうございます!
(協力を断られると思っていたため彼の答えは思いがけないもので思わず相手の手を握りしめては跳び跳ねて喜び)
あー…まあ、気にするなよ。ていうか…お前本当に幽霊なんだよな…?
(少し大袈裟なぐらいに喜びを表現する彼女に少しだけドギマギして、照れ臭そうに頬を掻きながら目線を外して呟き。思いっきりこちらの身体に触れて感情表現をする様子に彼女が幽霊だということを忘れそうになり、鏡に姿が映らない以上は疑う余地が無いのはわかっているのだがついついそう聞いてしまい)
へ?それ以外の何に見えます?
(いきなり自分が幽霊かどうかを疑われ思わずすっとんきょうな声を出してしまい。首をかしげながら他の何に見えるのか、と問いかけ)
普通に生きてる人間だな、正直未だにからかわれてるんじゃないかって少し思ってるし…窓に映らなかったのも実は何かトリックあったんじゃないかとかさ
(一応話の流れで幽霊であることを信じたものの、あまりにも幽霊らしくなくむしろ人間味を感じる相手に感じたままそう話す途中、偶然近くを通りかかった生徒がこちらを見て思いっきり訝しげな目を向け、可愛そうなものを見るような目で通り過ぎていくのに気づけば自分の考えが間違いであることを改めて痛感して)
うーん………確かに証拠がなければ、ですね。………ではついてきて下さい!もっと明確な証拠を見せて差し上げます!
(相手の言葉に納得したように頷くと何か証拠となるようなものはないかとしばらく考え込み。そして何か思い付いたのか顔をあげると相手の手を取ってどこかへ連れていこうとその腕を引っ張り)
納得はしたんだけどな…まあ、いいか
(こちらが独り言を言っている可愛そうな人であるかのような先程の生徒の目線から既に察していたが、どんな証拠を見せてくれるのかという好奇心と、この場所に留まっているよりは何か少しでも彼女の未練に関するヒントが見つかるだろうと考えて素直に後をついていき)
さてと、こちらです。
(彼の手を引いて向かった先は………「資料室」と書かれた札が掛けられた部屋。この学校に関する資料が数多く眠っているのだがここは特別な場合以外は生徒は立ち入り禁止の場所で)
資料室か…ここって確か一般生徒は立ち入り禁止じゃなかったか?
(普段一般的な生徒が寄り付かないような場所にある資料室へと連れて来られ、特に決まりごとを重視する訳ではないが一応彼女へとそう問いかけつつ、こんな場所に何があるのだろうと考えて)
えーっと確かここら辺に………。
(相手の問いかけにも聞く耳持たずなんのためらいもなく資料室の扉を開けると入り口近くにあった卒業アルバムの山をなんの躊躇もなく無造作に漁り始め)
無視かよ…まあ、別にいいけど…それで何を探してるんだ?
(こちらの言葉には答えずに何やら資料室の中を漁り始めた彼女の手元を少しだけ呆れたような声で覗き込むようにして問いかけ)
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