雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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俺は素直に反応してるだけなんで、じゃあ誰かさんが最高に俺のエロさを引き出してくれてるって事っすね。…ん、俺はそんなコウくんを溺愛してるんで、いつだって自信を持っていてくださいね。──…一気に行動できるタイプなんですね。凄いなー、俺なら絶対にダラダラやっちゃいますもん。…いつか悪戯リベンジしますね。俺の趣味だって前に伝えてあるんで、ネ。(寝室へと辿り着くと暑がる相手を意に介さず胸元に寄り、口付けを送り。規則正しい寝息が聞こえて来れば安堵した様に息を吐き、己も瞼を伏せ)俺もゆっくり出来て幸せでした。…それじゃあ、明日も頑張ってくださいね。おやすみなさい、愛してますよ。
…あー、クッソ行きたくねぇ。(予定より早く目が覚めては隣で穏やかな表情で眠る恋人の顔を見ながら、その離れ難さに声を絞り出し苦渋の表情を浮かべ。腹を括る様に唇へと口付けてから起き上がり些か念入りに身支度を整えてから出勤する道中恋人へと『おはよ、仕事頑張ってくるわ。午前は違う店舗に居るけど、午後はここの一階に居るから。』と比較的若者が集う街中にある百貨店の地図を添えて送信すれば背筋を伸ばして歩みを早め)
(気合いを入れたメイクとヘアセットを施し、恋人から送られたパーカーを纏い気持ちばかりの変装をすべくカラーサングラスを掛けては、地図に表示された百貨店へと閉店間際に赴き。しれっと恋人の勤め先に入店すると商品を眺めつつ、時折視線を上げ相手の姿を探し)
──お客様何かお探しですか?(客足も引き始めた店内、見知った女性客と親しげに会話をしつつ購入品の入った紙袋を手渡し。マスクで口元が隠れているのを良い事に目元だけで笑顔を作り見送った所で恋人の姿を探すべく視線を動かしていれば、脳裏に焼き付く様な真っ赤なパーカーが視界の端に映り、声を掛けようとしているスタッフを目線で制してはゆっくりと背後から歩み寄って)
あー…久々に外に出たんで何か買おうと思って。俺の顔に合いそうな物ありません?アイテムは何でも構わないんで。(不意に背後から聞き慣れた声がすれば驚き肩を跳ねさせ、笑いそうになるのを堪えつつ其方へと視線を向けると態とらしい口調で尋ね。サングラスを僅か下げ目元を出すと、こっそりと片目を閉じウィンクをし、黒のマスクの下で口角を緩やかに上げ)
んー…そうですねぇ、どういった雰囲気を作りたいかでも結構変わってきますけど…──直感的に選ぶのであれば、リキッドのアイシャドーとかですかね。色味は抑え目で、その代わりパールがしっかり入ってるタイプの。(人目を憚る様に投げられたウィンクに素知らぬ顔で返しては接客時にしては些か気軽な、けれども恋人相手には堅苦しすぎる口調で思案し。陳列された商品に視線を這わせ、徐にシャンパンゴールドの色味の商品を手袋を嵌めた手に取り相手へと見せて)
へぇ、リキッドのアイシャドウなんてあるんすね。色もドンピシャ好みなんで、じゃあ面白そうなんでそれにします。後はー…香水とリップクリームとコットン的な奴があればそれください。香水はこれにします。愛用してるんすよ。(平生とは異なる恋人の立ち振る舞いに仄かに胸を高鳴らせては、表情を隠すべくサングラスを再び目元に戻し。相手の見立てた商品は己に合うものだと確信がある故に速決すると、他に購入する物を告げて目的の香水の前へと行き、懲りずに態とらしい口調をしつつ瓶を手に取り)
ハァ…まぁいっか。──篠原さん、俺昼取れなかった代わりにちょっとだけ休憩取るわ。(次々に要望の商品を口にされ自然と頭の中で金額を計算しながら、恋人相手という事を加味してはその金額に相手にだけ見える角度で眉根を寄せたのも束の間、次いで互いに愛用している青い香水瓶を手に取る姿にマスクの下で呆れと笑いの入り混じった息を吐いて視線を下ろし後頭部を掻き、再び視線を戻すと巫山戯半分の余興は終いにしていつもの調子で小さく呟き。背後を振り返り手近なスタッフを呼んで軽く耳打ちをするとカウンターから休憩バッヂを取り出し名札に付けて恋人の隣に立ち笑みを向け)んで?何が欲しいって?
(相手が眉を顰めるのを認めれば嫌な予感がし、直ぐ様手元の瓶を陳列へと戻すも時は既に遅く。素に戻りカウンターへと姿を消す恋人の様子をおずおずと眺めては、戻って来た際の名札に付けられたバッヂを見て済まなそうに眉を下げ。周囲のスタッフに関係を悟られない様にと先刻までとは打って変わって小声でぽつぽつと話しては、先手を打つ様に財布を取り出し)…えっと…アイシャドウだけを買いに来ました。…これは流石に買わせてくれますよね?家具売った金がたんまりあるんすよ。金使いたくてしゃーないんすわ。
…ま、その位ならいっか。久々にお前が借りてきた猫みてぇになってんの見れたし、譲歩くらいはしてやんよ。お買い上げありがとうございまぁす。(一変してしおらしくなる恋人さも愉快気にくつくつと肩を揺らし、アイシャドウを先程のスタッフに手渡すと相手を顎で示しながら「俺のツレだから社割使わせてやって。」と小声で口添え含み笑いをした儘離れて。PCを操作する他のスタッフに声を掛けては、返答に緩く頷いてから悪戯に笑みを深めて店内を物色し始め)──売り上げどんなもん?…お、意外と良いけど大台に乗るまであと一歩って所か。やっぱ折角なら初日から良い結果残してぇよなぁ。
…ちぇー、トミーさんの売り上げに貢献したかったのに。つか結果的に邪魔しちゃってすんません。これ買ったらドンキで遊んでますわ。じゃ、お会計してきますね。──お姉さん、そういや肌超綺麗っすね。…いや、マジで綺麗っす。お姉さんにオススメされたら絶対に買っちゃうもん。因みに化粧水は何使ってるんですか?…よし、じゃあそれも下さい。先支払いお願いします。カードで。(些か不服げに口唇を立て慣れない相手の呼び名を口にしては、店員の後に続きレジの方へと。徐にサングラスを外し襟元に差すと、愛想の良い微笑を刻みつつ気さくな声で店員へと話し掛け楽しげに談笑し、恋人の目を盗みつつ小声で商品を購入する旨を伝え。包装の最中も途切れる事なく口を動かしては、袋をその場で受け取り満面の笑みで礼を告げ、店内を出る間際に相手に手を振るとご機嫌に目的地へと向かい)んじゃ、トミーさんまたね。あざっした。
フハ、別に邪魔にはなってねぇよ、もう閉店だし休憩行けて無かったから丁度良かったわ。──ん、またな。(相手から予想だにしない呼び名で呼ばれ思わず吹き出しつつもさして気に留めない口振りで手を振り否定しつつ、自分の買い物をすべく愛用の香水と同じ香りのボディソープとアフターシェイブ用のクリームをカウンターの上に置いて。振られた手に眦を下げ緩く手を振り返して見送り、相手の後ろ姿が見えなくなると他のスタッフから投げられる好奇に満ちた問い掛けを軽く往なしながら先刻告げられた3点と自分用の香水、UVクリームも合わせて購入し休憩バッヂを外して。依然として気もそぞろなスタッフらに声を掛けると閉店の音楽が流れ始めた店内を背に殆ど残っていない客の見送りを始め)──どーゆー関係って…ふ、内緒。……ほーら、売り上げも余裕でクリアだしさっさと閉店作業進めて早く帰ろーぜ。
(久方振りの解放感を覚えつつ目的地へと向かうと、取り分け必要な物もなくふらふらと店内を巡り、最終的に猫用のパウチとアメスピを購入し店の外へと。ふと閃いた顔をすれば百貨店の周囲をふらふらと歩き、従業員らしき人達が出て来る場所を探し当てると手早く写真を撮影し、『今ここにいます。』とメッセージを添え恋人に送信した後に、付近で壁に凭れつつスマホを操作し待ち)
(比較的順調に閉め作業が進めば程なくして仕事が終わり、従業員用に儲けられた喫煙所で一服しつつ、相手へとその旨を連絡しようとスマホを取り出した途端に連絡が入れば目を通し添えられた写真に思わず鼻で笑いを漏らし。返信をせずにスマホを仕舞い長さの残る吸殻を捨てて、自社ブランドの紙袋を手に通用口を出ると難なく恋人の姿を見つけ緩んだ笑みを浮かべながら歩み寄り)──悪ぃ、お待たせ。ドンキはもういーの?
いーえ、さっき丁度来たばっかりなんすわ。ドンキはココちゃんのごはんとパパの煙草を買えたんで、もう満足っす。(聞き慣れた耳障りの良い声が届けば其方を一瞥し、笑みを浮かべつつスマホをポケットへと仕舞うと、恋人の職場の従業員が居ないかを確認した後に歩みを進め。百貨店から少し離れると極自然な所作で手を繋ぎ、漸く相手の顔を確りと見据えつつ顔を綻ばせ)やっぱ今日もコウくんはイケメンでしたわ。話し掛けられるって思ってなかったからビビりましたけど。…つか、今日休憩取ってないらしいんで、まっすぐ帰りましょ。タクシー乗り場で異議なしっすね?
お姫様のお土産は分かるけど、俺にもタバコのご褒美?あんがと。──ハハ、俺もまさかあんなに堂々と入ってくるとは思わなかったわぁ。スタッフの子らがあのイケメン誰だって騒いでたよ。…あー、悪ぃな。やっぱ久々に店舗フルで居ると流石に体力使うし今日は大人しく甘えさせてもらってタクシーで帰ろ。その代わり明日ちゃんとデートしような。(周囲を気にする相手を尻目に露程も気にしない様子で隣を歩けば、繋がれた手に嬉し気に目を細め。次ぐ問いかけに苦笑しつつ緩く頷くとタクシー乗り場に進み、乗車すると自宅の住所を告げては道中目を伏せ相手の肩に凭れ掛かり)多分帰ったら即行寝ちまうと思うし頼むから蹴って寝ちゃってな。
(目覚めると見慣れた寝具の中に居り、昨日の記憶を辿るもタクシーに乗車したところで記憶がぷつりと途切れていて。暫し頭を抱え自責した後にバスルームへと向かうと、手早くシャワーを浴びた後にリビングへと向かい、済まなそうに眉を下げつつ恋人の側へと歩み寄り)おはようございます。昨日は寝ちゃってすんません。俺運ぶの重たかったでしょ?──今日はコウくんお疲れでしょうし、家でゴロゴロしましょうか。それともお肉食いに行きます?
(昨夜の購入品の中で自分が使う品物を片付けていれば足元の愛猫が甘えた鳴き声を上げるのに反応して抱き上げるも、満足しない様子で更に二度三度と鳴かれ。観念した様にソファーへと腰掛け、猫を膝元に下ろし丁寧にブラッシングをしている最中恋人が起きてくれば微笑みを湛えて)おはよ。昨日は俺も全然頭回ってなかったし気にしなくていーよ。寧ろ久しぶり悠チャン運べて俺としちゃ嬉しいし。──俺の疲れなんか寝りゃ大抵回復するんだよなぁ。食器買いに行って、ステーキ食いに行こ。昨日のアイシャドウ付けてるのも見てぇし。
…流石コウくん、イケメンっすわ。前よりも重たくなったって嫌な顔しないんすもん。好き。──コウくんが大丈夫そうなら、じゃあお言葉に甘えてデート行きましょ。俺もアイシャドウ楽しみっすわ。俺の顔を熟知してるコウくんが選んでくれたから、間違いないでしょうし。(相手の隣へと腰を下ろすと告げられた台詞に感動しつつ抱き付き、触れるだけの口付けを贈り。次いで猫の方へと視線を下ろすと表情を綻ばせ、ふわふわになった毛へと手を伸ばし慈しむ様に撫でて)はは、今日はココちゃんもオシャレしてたんすね。可愛い、もふもふだー。
あー、だから最近抱っこ強請ってこなかったのか。俺が肉付き良くしろっつって色々食わせてるんだし寧ろ好みなんだけど。──俺がどんだけデート楽しみにしてたか知ってる?その為に1週間頑張った様なモンよ。…あのアイシャドウ、瞬きした時とかめちゃくちゃ綺麗なんだよ。悠チャンが付けたらきっと目が離せねぇわ。あ、あとこっちは俺使わねぇからお前が使えそうなら使ってやって。(寄せられた身体に片腕を回し口付けを享受して肩を揺らすとメイク後の姿を夢想する様に目を細め。身体を離し、自社ブランドの製品を紙袋ごと相手の膝に載せては、揶揄の言葉とは裏腹に甘い声で視線を合わせてやる様に愛猫を背中から抱き上げ)…そ、別嬪だろ?お前が起きてくる前にちゃあんと身支度させろって煩くてさぁ。
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