雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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(寝室に脚を踏み入れ鞄を放れば起き上がる恋人の姿に目を細めつつジャケットを脱ぎ、愛猫を片手で抱いて寄せられた唇に応え。寝起き特有の表情を窺う様に相手の額に掛かる前髪を軽く撫でてから頬へと手を滑らせ、お返しとばかりに鼻を擦り合わせてはお返しとばかりに反対の頬に口付けて)ん…ごめんな、起こした?結構待たせちまったもんなぁ。…あー、多分週末はちとバタバタするけど明日はよっぽどじゃなけりゃ普通に帰って来れるんじゃねぇかな。
いーえ、うっかり寝てただけなんで起こして貰えて良かったです。コウくんとイチャ付かなきゃ寝るに寝れないんで。──やった、明日はお兄さんに甘えられる。今週はまだまだ長い事ですし、早めに休みましょうか。ココ様をお見送りして来ますね。(尻尾を振らんばかりの満面の笑みで鼻先と頬への戯れを甘受しては、相手の手元からジャケットを受け取りハンガーへと掛けて。疲弊しているであろう恋人を慮り再び猫を己の胸元へと招くと、リビングへと連れに部屋を出た後に直ぐに戻り、寝具へと横たえてて両腕を広げて)
フハ、可愛い。まぁ俺も寝起きの悠チャン好きだし見れんの嬉しいわ。──ん、おやすみココ。(腕から離れていく愛猫の額に軽く口付けを落とし緩く手を振っては恋人のいなくなった部屋でスーツを脱ぎ、ジャケットと同様にハンガーに掛けて。戻ってくるなり寝具に横たわる姿に些か不服気に口唇を立てては隣へと腰を下ろすだけに留め、伸ばされた手に己の指を絡めながら横目で相手を見遣り)…今週は感覚取り戻すって約束したろ?俺は明日と言わず今直ぐにでも悠チャン甘やかしてぇんだけどなぁ。…ま、おねむって言うんなら抱き締めながら寝てやっても良いけどさぁ。
感覚取り戻すにしても、恋人の時間にはベッドが相応しいと思いません?沢山抱き締めて甘やかして欲しいですよ、俺は。…それとも色仕掛けした方が良いですか?綺麗な色してるか、首の痕の感想も聞きたいですし。(相手の不服気な表情を見れば一笑し、指を絡められた手を握り返しつつも催促する様に隣をぽんぽんと叩き。じっと眼を覗き込みつつ、茶化す様に己の寝巻きのボタンを幾つか外し冗談口調をし)
…っんとに上手くなったよなぁ、そーやって俺の事絆すの。まぁ可愛いからお望みどおりしてやりますよっと。──ふ、そりゃあもう。最っ高にエロくってめちゃくちゃ可哀想。…暑くなってきたのにこんなの付けられちまってどーすんのよ。(掛けられた言葉の甘さに形ばかりの抵抗を示す為顔を顰めるのも束の間、隣へと寝そべれば指を解き相手の腰元へと腕を掛けて。片側の手で頬杖を突きつつ襟元から覗く痛々しいまでに赤黒い痣へと視線を送れば自ずとニヤつく口元を隠そうともせずに返して)
多分口がお上手な彼氏と付き合ってるから鍛えられたんじゃないっすかね。…でも、コウくんの体温を欲していたのは本当ですよ。何時だって触れていたいんですから。──はは、可哀想って。本人はちっともそうは思ってないんですけど、好きな人の手でどんどん変態になっていくのが哀れで唆ります?(相手が隣へと横たえれば満足気げに唇に弧を描き、傷痕がよく見える様にと布地を肩口から下げ。愛情を乞う様に身を寄せ、首筋から唇の端へと小さく音を立てながら幾度か口付けを贈っては、耳元で囁く様に)…ねぇ、もっと甘やかして欲しいです。これでも寂しかったんですから。
ハハ、ベッタベタに甘い事言ってんの分かってる?自粛期間ですっかり甘ったれになっちまって…つっても俺も何時だってお前に抱き締めて可愛がってたいけど。──寧ろ自分好みに変わってく可愛い恋人見て唆られねぇ奴なんか居る訳?マーキングみてぇなモンだからさぁ、悠チャンの身体に俺が付けた傷残ってんのも興奮するし。(開き直った口調で言葉を紡ぎ露わになった傷口を指の腹で押す様になぞり上げ、愉快と言わんばかりにくつくつと喉を鳴らし。降り注ぐ様な口付けに顎を乗せていた手を外せば片眉を上げ、相手の後頭部を緩く撫でながら次第に声色を甘く変えては軽く唇を啄み瞼を伏せると額を合わせて)…寂しいなら寂しいってそん時言えば良いのに。まぁ、気遣ってくれてんのも分かんだけど、そーゆー我儘なら大歓迎だっての。…ごめんな、寂しい思いさせて。
自粛期間に恋人との触れ合いを一切自粛しなかった結果がこれっすよ。急に現実に戻されたモンだから、未だに夢の延長に居るんです。俺もそろそろ何とかしなきゃ。──唆ります?やった。でも俺は欲張りなもんで、もっと痕が欲しいっすわ。いっその事本当に可哀想なくらい。コウくんが一目見ただけで欲情しちゃうくらいの色気を持ちたいんで。──…ん、(未だに腫れが僅かに残る痕を指で押されれば、痛みが走り想定外に甘い声が溢れ、自ら愉快げに笑い。次いで甘やかす様に甘い声色で優しい言葉を告げられれば、眉を下げつつ瞼を伏せ口付けを享受し、穏やかな声色で)今日、少しだけ寂しかっただけですよ。…こうして甘やかして欲しかっただけですから、謝らないでください。今最高に満たされてる訳ですし。──さて、そろそろ寝ましょうか。遠慮なく蹴っちゃってくださいね。
何とかしちゃうの?勿体ねぇなぁ、俺甘ったれてくる悠チャンも好きだよ。生意気な事言ってたお前がんな事言うもんだから余計に可愛くってしゃーないし、安心するしなぁ。──…煽るねぇ。ま、薄着になる季節は流石に控えるよ。海だってプールだって行くし、キスマークとかなら兎も角この痣を誰かに見せんのは嫌だわ。その代わり太腿とかの見えねぇ所になら幾らでも。(鼓膜を揺らす甘い吐息に満足気な表情を浮かべては無意識に自らの下唇の輪郭を舌でなぞりつつ指を離し。小さく笑みを溢し額が触れ合っていた箇所に唇を触れさせてはつらつらと言葉を並べつつ恋人を胸に抱き、目を閉じては次第に微睡み)ふ…相手が謝ってくるのを口実に埋め合わせ強請ってくるの結構可愛くね?俺の可愛い可愛い恋人は聞き分け良いのも長所だけど、もっとそーゆー強かさ見せてくれても良いんだよなぁ。…俺みたいな狡い奴に似合いだろ?──…本当はもうちょい構ってやりてぇんだけど…ま、物足りない位の方が明日気合い入れて早めに帰って来れっかな。でも、今日は甘やかしたいから俺に抱き締めさせて。おやすみ、悠。愛してるよ。今日もあんがと、蹴って寝ちゃってな。
家にずっと籠もってコウくんのベッドで1日中寝てりゃ、自然とお兄さんの事ばっかり考えてて胸が苦しいんですよ。ヒモだけどしっかり恋してるんすわ、俺っち。…でもそれで安心してくれるなら、この儘もう少し夢見心地でいるのも悪くないかもですね。──…え、お預けですか?一応俺なりには秘策も考えてるのに。どうせ海でもプールでもラッシュガード着ますし、問題ないっすよ。ま、俺の満たされない心を埋めるために毎晩抱いてくれるっつーなら話は別ですけど。──ふ、すげー狡猾な奴がお好みなんですね。コウくんが我儘な奴が好みってなら仰せの侭に。幸いにもちやほやして貰うのは大好きなんで。…じゃあ早速、明日は埋め合わせお願いしますね。今日はディープキスしてくれなかったんで、愛情不足っすわ。(額へと口付けられれば緩やかに唇に弧を描き、次ぐ言葉にくすくすと肩を揺らして。物足りなそうに唇を幾度か啄んでは、相手の胸元に収まりながら穏やかに瞼を伏せ)いーえ、俺こそありがとうございます。おやすみなさい、コウくん。愛してますよ。
(目が覚めれば腕の中に収まる恋人の姿に離れ難い感覚を覚え暫し頬擦りをしてから漸く起き上がり。身支度を整え、すっかり見慣れた髭を丁寧に剃り落としてからスーツに着替えて自宅を後にすると、出勤する道すがら『おはよ。よく寝れた?』『明日はテレワークだから、夜のんびり出来ると思う。頑張って仕事終わらせてくるわ。』と送信しては表情を引き締めて会社へ向かい)
せんぱーい、半袖のハイネック作りましょ。メンズサイズで。──だって日焼けしたくないんですもーん。(教育係と飲食店で他愛のない話をしつつ恋人からの連絡を確認しては、思わず表情を綻ばせ『今日は爆睡でした。幸せな中寝たからっすかね。』、『やった。じゃあ早く帰って来てくださいねん。愛してるんで、残りの1日も頑張ってください。』とハートを散りばめて送り、スマホをテーブルへと載せ)
あ、そーだ。今日分けてくれたの何てやつ?…ん、甘くなかったしアレなら飲めそう。(終業後同僚と一服している中で雑談を交わしながらスマホを操作し『今から帰るよ。同期に俺でも飲めるフラペチーノ教えて貰ったから今度飲みに行こ。』と送信し、咥えたタバコの灰が落ちかければ吸殻を捨てて帰宅すべく会社を後にして、足早に往来を進み)
(アルバイトを退勤すれば、傘を差し出し緩慢な足取りで進みつつスマホを確認しメッセージの内容に瞠目し。『お疲れ様でした。俺も今から帰りです。今日は雨なんで、先に帰っててくださいね。』、『コウくんでも飲めるって事は、無糖ですかね?じゃあ、デートの時に行きましょうね。』と送信し、先刻よりも歩調を早めて帰路を進み)
…うーわ。どーすっかなぁ。(最寄り駅に着けば職場付近とは打って変わっての雨模様に顔を顰め、鞄の中に折畳み傘が無いか漁ろうとした所でジャケットのスマホを振動すれば恋人からのメッセージを確認し、眦を下げては中身を確かめずに鞄を探る手を止め『悠チャンもお疲れさん。丁度駅着いたんだけど傘ねぇから拾ってって。』と送信してから改札横の壁に凭れ掛かり)
(電車内で恋人からの連絡を確認すればその内容に満面の笑みを浮かべ、ラグドールのスタンプを送信し逸る気持ちを抑え切れずドアの前へと立ち。最寄駅へと到着するなり早足に降車し改札口へと進めば、遠巻きでも目を引く恋人の華やかさに見惚れつつ改札機を通過し、表情を整えてから相手の正面へと立ち。さも当然の様に大きめのビニール傘を差し出しては、ご機嫌に手を繋ぎ出入り口へと足を進め)お待たせしましたー。…えへ、相合傘っすね。やった。
(恋人を待つ間の手持ち無沙汰を解消すべく友人らのSNSを流し見していれば恋人からの連絡の通知が表示され、内容に目を通せば互いに常用する様になったそのスタンプに人目を忍び肩を揺らして。程なくして恋人が向かってくる姿が目に留まると表情を綻ばせつつスマホを仕舞い、差し出されたビニール傘を手に取れば手を引かれる様に歩き出し。傘を開きながら繋いだ手を解き空いた手に傘を持ち替え、恋人に腕を組ませてから雨の降り注ぐ中自宅へと進み)全然、寧ろ助かったわ。…相合傘なら手ぇ繋ぐよりこっち。馬鹿ップル感出んだろ?
あらやだ、ラブラブ感パネェっすね。傘持って貰うなんて初めてっすけど、すげー楽。手疲れたら言ってくださいね、交代するんで。(相手に誘導される儘に腕を組めば表情を綻ばせ、互いが傘に収まる様にと距離を詰めて小雨が降る街路を進み。一頻り喜びを示したところで突如として頬を膨らませては、横目で相手の顎元を見遣り拗ねた様な口調で)…つか、髭がなくなってるんですけどー。もー、なんで俺のお髭剃っちゃったんですかー?まあ無くてもイケメンなんで良いっちゃ良いんですけど。心の準備が出来てなかったんで、クレームっすわ。
ま、傘差すのは背ぇ高い奴のがお互い楽っしょ。高さ的にも調整しやすいし、家までそんな距離ねぇから平気。(想定以上の好感触を示す様子に目を細めながら相手の肩が濡れて居ない事を横目で確かめては安心すると1人頷き。不意の指摘に思い出した様に手触りの良くなった顎を空の手で撫でては僅かに苦笑を交えて視線を逸らしつつ、昨日の社内でのやり取りを思い出し言い訳染みた口調で)…あー。悪ぃ、言い忘れてたんだわ。そろそろ店舗始まる気配がしてるから…ちっと流石にってなぁ。明後日から色んな所に顔出しに行くからその前にと思って。
あざっす、じゃあお言葉に甘えて。──…んー、仕事でなら仕様がないっすけどー。しっかしこの時期に顔出しって大変っすね。雨降ってて大変そうですから、俺が代わって差し上げたいくらいっすよ。(しゅんと眉の位置を下げるも頷いて見せては、遠方に見えて来たマンションを目指し歩みを進めて。目的地へと辿り着くと傘を貰うべく手を差し出し)…よし、着いた。ありがとうございました。傘畳むのは俺がやるんで、貰いますね。…さーて、家に帰ったらじっくりコウくんの顔を見なくちゃ。
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