雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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(相手の笑いを取れば嬉しげに目を細め、此方を覗く瞳に視線を絡め気障に指を鳴らしてから立ち上がり。片手を差し出すとウィンクを投げ、冗談めかした口調で)あら、待ち合わせならしゃーないっすね。諦めます…──なんて、お待たせしてすんません。1人でいるコウくんを見たらどうしてもナンパしたくなるんすよ。遠くから見てもオーラのあるイケメンですから、本能的に。…さーて、イチャイチャしながら帰りましょ。今日のお仕事はいかがでした?
いや、言うほど待ってねぇから平気。つか、ナンパしたくなるってなんだよ。俺ナンパ師と付き合ってたかしら。(相手の冗句に喉を鳴らしながら応えては差し出された手を取り、一瞬人通りの少なさを確認しさり気ない所作で手の甲に口付けを落としてはその流れで立ち上がり、自宅への道を進み)イチャイチャ、ねぇ…こんな感じとか?仕事は今日もまあまあっつー感じだったわ。色々イベント潰れまくってんのがマジキッツイ。
あら、待ち侘びててくれてよかったんですよ。…なんて、暑い中すんません。ナンパなんてお兄さん以外にした事ないっすわ。って事で、コウくん専属のナンパ師ってトコですかね。──…っ、不意打ちは狡いっすわ。今は特にコウ君不足だって言うのに。(不意に手の甲へと口付けを贈られれば、油断していただけに瞬く間に顔は朱へと染まり。暫し俯き加減に帰路を進んでは、隙を突く様にして頬へと口付けを贈りしたり顔で)お返しです。イベントかー…あー、準備仕掛けてたもんがあればメンタルキツそうっすね。仮に俺も準備した学校祭とかが中止になったら暫く引き籠りますもん。
恋人待ってる時はその時間すら楽しいのよ。なんせ俺ベタ惚れしてるもんで。ハハ、オレ専属のナンパ師って中々のパワーワード。まぁ悠チャンにナンパされんのは悪くねぇから良いけどさ。(赤面する相手を横に、悪びれずさも楽し気に喉を鳴らしていれば不意に頬に相手の唇が触れ、無意識のうちに一瞬黙ってから繋いだ手を一際しっかりと握り直し。)…あら、積極的。段々外でもイチャつく癖出来てんなぁ。…本当なら今頃新作をめちゃくちゃ勧めたりしてんだろーけど、人の肌すらちゃんと話してないから癒されるわ。
男前だなぁ。俺もコウくんを待ってる時間は、コウくんの事で頭をいっぱいにできるんで幸せですよ。勿論想像が実物に勝る訳もないんで、待たせないのが理想なんですけどね。──恋は盲目って言うじゃないですか。お兄さんと居ると周りが見えなくなりがちなんで気を付けなきゃとは思うんですけど、好きが溢れて我慢出来ないんですよ。正に躾のなってない犬。…成る程、本来なら今時期はコウくんがお得意の営業スマイルでしこたま稼いでいたと。やむなしの状況とは言え、自信満々のモノが人目に触れられないのは悔しくてしゃーないっすわな。よしよし、ゆーくんで癒されてくださいね。(歩みを進めつつ腕が触れ合うくらいに距離を詰めれば、柔な声色をした後に励ます様に髪を撫でて。マンションへ着くとゆったりとした歩調で通路を進み、解錠し扉を広く開け)ただいまー。──今日はお疲れでしょうから、遠慮なく蹴って寝てくださいね。
でも待ち合わせすんのデートって感じしねぇ?悠チャン好きだろ、一緒に暮らしてんのに態々外で待ち合わせて…みたいなの。──ふ、まぁでもそんなんは俺も一緒だけど。悠チャンが居るとどーしても構いたくってしゃーなくなるし、基本甘やかしたくなる。つっても付き合って3ヶ月以上経つし、そろそろ落ち着かねぇとなぁとは思うんだけど。…まぁなぁ。やっぱ化粧品なんかタッチアップしてみないと合うか合わないか分かんねぇし、買いにくいよなぁってのが数として顕著に出たわ。こっから巻き返していかねぇと。(小さくため息を漏らしながらも髪を撫でる手に表情を綻ばせ、相手の言葉に緩く頷いて。自宅へと着くと手洗いうがいを済ませ、愛猫の寝顔を確認してから寝室へと向かい、スーツを脱いで寝具に寝転がり)悪ぃ、今日は死ぬ程頭回ってねぇな。まぁでも本当、このまんまだとマジで悠チャン不足するからいい加減緩んだ頭治さないとなぁ。最近あんま構ってやらなくてごめんな。明日は出来るだけ時間作るから。おやすみ、悠。愛してるよ。
出先で集合した時って、やっぱ家とは違ってどことなく他所行きの顔をしてる様に見えるじゃないっすか。一瞬別人みたいに見えてやけにときめくんですよ。…ああ、だからナンパすんのか。自己解決しましたわ。──これからずっと居るのに3ヶ月で落ち着いたら先が心配なんで、もう暫くは馬鹿ップルを楽しみましょ。それにコウくんに構われなくなったら、現状の俺の精神年齢じゃ拗ねちゃいますし。…成る程、対面で接客は命懸っすよね…再開したらしたでコウくんの体が心配っすわー。──いえいえ、寧ろ復帰早々なんて寝まくりたいでしょうにすんません。ゆーくんちゃんと待てできる利口な犬なんで安心してください。構って貰えない時は、次何買って貰うかネットで探して暇を潰すまでですし。(相手に続き帰宅を果たすと、手洗いうがいの後に寝室へと赴き寝巻きへと着替えて。恋人の疲弊を慮り眉を下げつつ隣に横たえ胸元に抱き寄せると、眠りに着くまで髪を撫でた後に額と唇へと口付け、己も瞼を伏せ)おやすみなさい、コウくん。愛してますよ。
…おっしゃ、終わった。(早朝に目が覚めてしまえば身支度を整えてから始業時間より早めに仕事に取り掛かり1日のタスクを終えPCの通知だけ付けた儘にし、ここ数日を思い返しては恋人の起床を待ちつつ粗方の家事を済ませ、足元に擦り寄ってくる愛猫に甘ったるい声で話しかけ)──ふ、よしよし。…最近ずーっと一緒に居たもんなぁ。急に時間減ったらそりゃ寂しいよなぁ。
(起床した儘の姿でスマホの画面を眺めリモート授業を受け終えると、寝具から漸く出てバスルームへと向かい。シャワーを浴び終えると仕事中であろう恋人の邪魔をしない様に音を潜めてリビングに入り、小さな声で)おはようございまーす。お仕事いかがですか?
(ビーズクッションに腰を下ろしスマホを片手に寛いでいる最中、恋人の微かな声が鼓膜を揺らせば視線を上げて笑みを浮かべ。胸の中の愛猫が甘い声で鳴けば頬を寄せつつ共に声を掛けて)おはよ、悠チャン。今日はもう終わったし、時間的にももう終業だから完全に悠チャンが独占して良い時間だよ。
(恋人と猫の声に表情を綻ばせ緩慢に歩み寄れば、隣に屈み肩を抱いて緩くハグをし。次いで唇の端へと口付けを贈ると、猫へと視線を移し柔な手付きで背中を撫で)お、早く終わったんすね。しかも家も綺麗になってますし、ありがとうございます。ココちゃんもおはよ。──さて、イチャイチャしましょ。コウくん不足を埋めなきゃ。
(近づいてきた恋人に軽い口付けを贈られるとくつくつと喉を鳴らしながら愛猫を床に下ろして相手の首筋に顔を埋め。自由になった手で相手の頭を軽く撫でつつ)いや、ありがとうっつわれる程じゃねぇわ。いっつもお前に任せっぱなしだし。──ん、最近マジでイチャイチャ出来なかったもんなぁ。顔見れてただけまだマシなんだけど、もうちょい構ってやれねぇと俺がキツい。
悪ぃ、悠チャン。ちと急に電話きて待たせちまったわ。最近こーゆーの多いな、ごめん。まぁでも今日は多分もう平気な筈だから一応そんだけ。こっちは蹴ってくれな。
(首元へと頭を預けられれば屈んだ姿勢から正座へと座り直し、背中を緩やかに撫で。己の頭を撫でられればその手を止め、表情を緩めて)まあ俺が家事をするのはヒモだから当然の事なんだよなぁ…。──はは、まだ会社始まって数日じゃないですか。でもそんなに求めて貰えるのは嬉しいですよ。落ち着いたらまたゆっくり過ごせるでしょうし、今が踏ん張り時ですね。癒しが必要なら幾らでも。
全然大丈夫ですよ。俺も反応遅れがちですし気にしないでください。ご丁寧にありがとうございます。…ってを伝えたかっただけなんで、こっちは蹴ってくださいねん。
(指に相手の髪を絡めては梳かし、頭を上げて相手の頬に口付けると満足気な笑みを浮かべながら立ち上がり相手の手を取り)だからっていっつも任せっきりなのもなぁ。授業もあるし、バイトもあるし…花粉も可哀想だし。俺が出来る時位はやっとかねぇと。──自粛入る前の感覚取り戻せればもっと時間取れんだけどなぁ。ずっと悠チャンとダラダラしてたから二重に脳みそが麻痺してんのよ。…ま、癒してくれんならこんな床じゃ勿体ねぇわな。ソファーとベッドとどっちが良い?
俺なんてバイト先からも学校からも甘やかされてるんで、楽なモンっすよ。唯一鬼畜なのは花粉症くらいっすわ。──まあ今時だと急激に気温も変化してますし、余計に体力使いますわな。その内嫌でも元の生活に戻るでしょうし、焦らずいきましょ。…じゃあ、コウくんが直ぐに寝れる様にベッドに行っておきましょうか。(頬への口付けに緩やかに口角を上げては、差し出された手を握り寝室へと。寝具へと横たえると、待ち侘びた恋人との時間に心臓を仄かに高鳴らせつつ両腕を広げ甘い声色で)早く来てください。ぎゅーしましょ。
あー、やっぱ花粉酷い?マジで早く終われば良いんだけどな…。俺に付き合わせて生活リズム崩しちまってるから余計キツいんかな。──あー、それもあるかもなぁ。昼間あっついから外出てるだけで体力使う。ま、単に早めに戻しておかねぇと俺のストレスがすげぇってだけなんだよ。…ん、そーしよ。気ぃ遣ってくれてあんがと。(手を引かれる儘寝室に入れば、寝具に横たわりこちらを呼ぶ恋人の姿に酷く懐かしい感覚を覚え、吸い込まれる様に隣に寝転べば背中に腕を回ししみじみと心情を吐露して)…ふ、可愛い。毎日ハグして寝てる筈なのになぁ、やっぱちゃんと時間取ってやれると違ぇわ。
多分週1しかロクに外に出てないんで、身体が慣れないんじゃないっすかね。毎日出歩ける様になれば治るんでしょうけど、それまでの辛抱ってトコですわ。…まあストレス溜めるのも良くないですわな。俺を噛んで幾分か発散できるなら喜んでってとこなんですけど。──ハグする時間なんて幾らあっても嬉しいですから。勿論今日はぎゅーだけで満足する気もないですし。(抱擁されれば相手の体温を深く感じる様に睫毛を伏せ、鼻孔から安堵の域を深く吐き。瞼を薄く開くと相手を求める様な熱を眼に宿しつつ見据え、頬へと手を添えてから唇を啄み)
まぁ出歩ける様になる頃にゃ花粉の時期も終わってるだろうしなぁ。そしたらたくさん出掛けようなぁ。んで、その前に田崎ホテル行かせてもらう。…フハ、勿論噛むのは大好きだけど。でも俺そーゆー風に悠チャンをストレス発散に使う気微塵もねぇよ。そんなんはもうやめたの。──朝とかマジでベッド出たくなくなるもんなぁ。…つか、もしかしなくても誘われてる?今日はドロッドロに甘やかしてイチャイチャだけのつもりだったんだけど。(眼前で相手の長い睫毛が揺れる様に目を奪われるも、熱っぽい視線を感じれば色香の篭った言葉に喉を鳴らし。唇を啄まれると言葉とは裏腹に欲に駆られるのは容易く、強く吸い付いてから打診する様に寄せられた唇に舌を這わせて)
ええ、夏にコウくんと楽しい思い出を作るために気合い入れますわ。花粉如きにデートの邪魔はされたくないんでネ。…お、じゃあ週末に余裕があったら来てくださいよ。早く引っ越したいですし。──えー、俺としては噛まれたところで嬉しいだけなんですけど、止めちゃったんですか?…んーん、誘ってないですよ。今日もコウくんには早めに寝て貰うつもりですし。只、ここ数日でぎゅーだけじゃ満たされないくらいにはコウくんを強く欲する様になっちゃって…、──……んっ、(眼前で揺れる喉仏を見れば思わず欲望が湧き上がるも、感情を堪えつつ控え目な声で告げ頭を冷やす様に再び瞼を伏せ。唇を吸い上げられれば背筋を震わせつつ喉元で甘ったるい声を溢し、己の色欲を刺激しそうな行為に刹那躊躇するもそっと舌先を絡めた後に相手のそれを小さく音を立て吸い上げ)
まぁでもマジでキツい時は言ってくれりゃあタイミングに関しては調整するし、無理だけはしないでな。…ん、じゃあ週末。この間は俺の飲みのせいで流れちまったし、今回こそって事で。──愛情表現としては噛むけどストレス発散にはしねぇよ。まぁ俺の気持ちの問題だけど。…あらやだ、浩二クンこんな我慢してんのに誘ってくんねぇの?キス程度で我慢出来るレベルな訳ね。(揶揄う声音に僅かな本心を滲ませつつ、抱き寄せた背中から伝わる反応に、より一層煽られる感覚を覚えれば思考の隅で自分の理性に縋る様に悩まし気な息を吐き。珍しく躊躇いがちな相手の舌遣いに片眉を上げれば物足りなさに抗う事は出来ず、片手を相手の後頭部へと添えれば舌を深く差し込み嬲る様に舌を絡め)
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