雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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コウくんを寝かせるとなればスゲー実力っすよ。俺が嫉妬しちゃうくらい。(猫を受け取ると頬を擦り寄せて愛でつつ、恋人の温もりが残るクッションへと腰を降ろし。全身が沈んでいく感覚に力が抜け、腕の中の温もりも相俟って早々にだらし無い表情でだらりと凭れては、まったりとした口調で)…うわー、これヤベー奴っすね。俺みたいな怠け者に与えたらマジで駄目になりますわ。…えー、捨てるブラシあったらゆーくん欲しいです。ヘタッても俺が使ってるのよりずっと良質でしょうしー。
ハハ、そりゃまぁ俺の安眠に1番効くのは悠チャンだって昨日証明された訳だけど、その劣化版位にはなりそうだわ。でも仕事集中出来なそうだよなぁ…。(家の外では見る機会の少ない相手の寛いだ姿に頬を緩め喉を鳴らしては先程まで愛猫にしていた様に相手の頭を優しく撫でて。処分してしまうつもりだった幾つかのブラシを纏めて持つと暫し思案し、順番に指差し説明すると手渡して)想像以上に座り心地良いよなぁ。悠チャンがだらだらしてくれるんなら俺としちゃ最高。…正直ウチの製品使わせるんならこんな使い古したモンじゃ無くて新品使わせてやりてぇけど。ま、会社行った時に持ってきてやるからそれまでの間な。こっちがリキッド用のファンデーションブラシ、毛先が広がってんのがパウダーファンデ用で、ダブルエンドのがアイシャドーブラシ。…とりあえずこんぐらいかなぁ。
じゃあコウくんがこのクッションを使いながら俺が寝かし付けたら、最強かもしれないですね。…確かに。仕事で使ったらマジで眠たくなりそうっすね。腰には優しいんでしょうけど。じゃあ眠くなる度に俺がカフェオレ持って行きますね。──わー、ありがとうございます。どうせ俺なんて野郎なんで、これ貰うのだって勿体ないくらいっすわ。…やっぱ手触り良いっすねー。…あっは、良い事思い付いた。(無防備な状態で恋人の手を心地良さそうに撫で受けているも、メイクブラシを差し出されると姿勢を正して嬉々と受け取り。己の指先で毛並みを楽しんだ後に、ふと悪戯な笑みを浮かべると猫をそっと床へと降ろし身を乗り出して、パウダーファンデーションのブラシで相手の首筋を触れるか触れないかの加減で擽り)…筆で遊ぶの、やってみたかったんですよねー。どうですか?
でもこれ使ってる時添い寝して貰えねぇじゃん?もっとデカいソファーベッドみてぇなのにすりゃ良かったかなぁ…。いや、でも他のインテリアに合わねぇか。…お、マジ?そんなら仕事頑張れる気ぃするな。悠チャンが作ってくれるカフェオレ美味いし。──野郎も女も関係ねぇだろ。自分の恋人にゃあいいモン使わせたくなるのは誰だって一緒。…筆先柔らけぇし毛が細いから粒子の細かいパウダーとかもしっかり乗るんだよ、肌への刺激も少ないし。(ブラシを受け取る嬉し気な表情を見てはテーブルへと視線を戻し机の上を粗方片付けた所で首筋に走る甘痒い刺激に思わず声が上擦り。背筋が粟立ち撫でられた箇所を手で抑えながら自分の肩越しに相手を睨め付けると凄む様に盛大に顔を歪め)…は?──んぅッ……おっ前…おいコラ。擽ったいだろーがバカ。
俺が横に座ってよしよーしして差し上げますよ。…あっは、ソファーみたいなのだったら2人して駄目になりそうですね。うんうん、コウくんのお洒落な家にはコンパクトなこれがピッタリですよん。──お兄さんが在宅の日は喜んで。秘書なり執事なりと思って沢山使ってくださいね。…へー、何かブラシって良さそうっすね。えへっ、じゃあお言葉に甘えて、俺がブラシを使いこなせる様になったらお願いします。(相手の上擦った声を聞けば愉快げに一笑するも、次いで凄まれればその気迫に肩を揺らし怯えた表情で慌てて猫を再び胸へと抱き、顔の筋肉だけでちゃっかりとした笑顔を作り)…あはー…ブラシの毛先が上質って事ですねん。良き良き。
んー、添い寝のが魅力的だなぁ。昨日も言ったけどマジでスッキリ寝れたんだよな。…まぁ今でも大分2人で駄目になってんだけどなぁ。毎日一緒にだらだらしててさぁ、堕落生活っつー感じ。──…あらやだ、秘書ってエロい響き。多分GW終わったらちょいちょい会社に顔出す事はあるけど、でも基本的にゃ在宅続く予定だからたーくさん使わせて貰お。…まぁスポンジはスポンジで良さがあるんだけど、俺はブラシか指がタッチアップし易いかなぁ。ん、バッチリ使い熟してどんどんイイ男になって。(拭い切れない痒みを誤魔化すべく首を掻き、より強い刺激で塗り替えれば鳥肌立った皮膚も漸く落ち着き。不思議そうにこちらを見つめる愛猫の頭を撫でつつ相手へと顔を寄せては揶揄い混じりに耳元で低く囁いてから笑みを浮かべる頬を軽く摘んでは直ぐに離して)…悠チャンも大概悪戯好きだよなぁ。昨日散々虐められたのにまだ懲りねぇの?
マジっすか。添い寝なんて俺の体1つでできるんで、いつでもしますよ。俺としてもコウくんを独占できる感じは気に入ってるんで。──好きな人とダラって出来るのは最高っすよね。日々三大欲求を満たすばかりの生活なんで、なかなか抜け出せないっすわ。──まあ、コーヒー淹れることしかできないポンコツ秘書ですけどね。一応ネトゲのお陰でタイピングは速いんすけど、そんなんでお手伝い出来る事もないですし。…ほえー、指で触る事もあるんすか。狡い、コウくんに触れられて良いのは俺だけなのに。ブラシ使ってください。(相手が然程怒っていないと見受ければ安堵し鼻孔から嘆息を溢し、頬を摘む指に大袈裟に痛がって見せ。隙を狙い相手の首筋を再びブラシで擽っては、盛大に声を立て笑いながら人質代わりの猫を大事に抱き直し頬を擦り寄せ)──いでででっ…俺の悪戯好きは一生直んないっすよ。…ふっ、隙あり。あははっ、こっちには人質がいるんで、手荒な事は出来ないのは知ってますよ。ねー、ココちゃーん。
いつだってお前が独占してんじゃん。俺は悠チャンだけのモンだよ。…ふ、それこそ永久指名受けてるんで。──いや、マジでそれな。日中ちょいちょい筋トレしてるけど全然身が入らねぇんだよ、マジやべぇ。もうちょい人間らしい生活しねぇとなぁ。──充分だろ。居るだけで俺を癒してくれんだし。この状況だとモチベーション保つのが1番しんどいし、悠チャンが応援してくれりゃあ幾らでも頑張れる。……いや、出来るだけ聞いてやりてぇけどスキンケア付ける時とかは手ぇ一択だしなぁ。つっても俺がタッチアップするなんてマジでレアケースだよ、催事で店舗行ったり大型顧客ん所顔出して新商品紹介する時位で。つーか、すっげぇ独占欲。…お前だって他の奴に指ハート振り撒くクセに。(再び首筋をブラシでなぞられては眉間に皺を濃く刻み、頬を摘んでいた手で抑えながら身体を離して。愛猫を盾にまんまと言い含められ、口唇を立て不貞腐れた様な表情を浮かべてから身体を離すとソファーに腰掛けスマホを取り出し。昨夜の写真を眺めつつボヤき口調で紡ぐは)──ッ……。クッソ、ココが大人しくしてるからって調子に乗りやがって。…あーあ、昨日はあーんなに素直ないい子で可愛かったのになぁ。
ウケる、永久指名なら俺は一生コウくんだけっすけど、コウくんは色んな客取り放題じゃないっすか。狡いなぁ。──もう足掻くのは止めましょうよ。コウくんも幸せ太りしろっていう神のお導きなんですって。…えへ、じゃあ俺がもっと堕落すればお兄さんが「俺がなんとかしなきゃ」って頑張れる様になりますかね?──ちぇーっ、じゃあ俺もスキンケアして欲しいです。お金持ちだけがこんなイケメンに化粧して貰えるっつーのもヤラシーですよぅ。俺のハートはピースと同じ様なもんなんで、セーフです。──ええ、ココちゃんもゆーくんの仲間だよーって言ってますよん。(相手がふて腐れた顔をしているのを暫しニヤニヤと眺めているも、やり過ぎたかと心配しご機嫌を取るべく猫をクッションへと座らせソファーへと赴けば、スマホに表示された画像に絶句し瞬く間に全身を朱に染め上げ。慌てて相手の手中から端末を奪おうと手を伸ばし)…ひぃっ、何てモノ見てるんすか…!やっぱ消さなきゃ!駄目駄目こんなの…!
あ、バレた?まぁでも他に指名受けてねぇからさ、悠チャンだーけ。指名取る気もサラサラねぇの。──やぁだよ。お前みてぇに細い訳じゃねぇし、俺が太ったら悲惨。…ハハ、なるなる。なんならめちゃくちゃ甘やかしてどんどん堕落させて余計にお前の逃げ道塞いでやるわ。──あー、全然良いよ俺の練習にもなるし。他の奴なら金取るけどお前だけはタダ。俺のかわい子チャンが俺の手の中で肌艶良くなるとか最高。…ピースねぇ。まぁいーけど、許せないって程じゃねぇけど浩二クンにだって嫉妬心くらいはあるのよ。──あらやだ、悠チャンったらウチの娘に何吹き込んだんだよ。あーんなにパパっ子だったのに。(相手とは反対側の手にスマホを持ち替え遠ざけては空の手で隣の腰を押さえ込む様に抱き狼狽た様子にほくそ笑み。してやったりとばかりにニヤニヤと口角を歪めて)だぁって目の前のお前が生意気だし?可愛い可愛い画面の中の悠チャンに慰めて貰おうと思ってさぁ?
…ふっ、そう言やコウくんのホスト時代の源氏名は何だったんすか?聞く前からニヤニヤしちゃいますけど。──言うて俺も細い訳じゃないっすよ。寧ろ体脂肪率なんて浩二さんの方が圧倒的に少ないでしょうし。今のバキバキ状態からガチムチになっても愛は変わりませんよ…って思ったけど、変な方向からの人気が増しそうっすね。──…ヤッター、俺だけは肌ケアして貰った上で養っても貰えるんですもんね。気分が良くてしゃーないっすわ。プルプルに仕上げて貰ったらコウくんもキスして楽しいでしょうし、良い感じに仕上げてくださいねん。…え、まさか俺がハート作る度に嫉妬しててくれたんすか…?やべ、すげー嬉しいんすけど。──…もー…意地悪なんですから。俺の目に入ったからには消させて貰いますよ。(スマホが遠ざけられれば悔しげに口唇を立て、相手の膝へと対面するかたちで跨がれば唇を奪い間髪入れず舌を捻じ込み深く絡め。相手の意識を誘う様に態とらしく甘い吐息を溢しながら口付けを交わしては、片手をそっとスマホの方へと伸ばし)
…うーわ、めっちゃ嫌な質問すんじゃねぇの。まぁでも割とフツーよ、チャラついた名前似合わねぇし…表彰の『彰』でアキラ。──筋肉が脂肪に変わるのなんて秒なんだよ…夏にな締めておかねぇとダセェし。…あー、まぁ確かに。ある程度歳重ねるとガチムチ需要高いイメージある…つっても基本的に俺バイだけどノンケ寄りだし、関係ねぇわ。──そ。悠チャンの為に他の奴に仕方なく触るってだけで、触りたいのはお前だけ。だから俺好みに仕上げてやろーなぁ。……あー…まぁ。なんつーか、まーた他の奴に愛嬌振り撒きやがってって思ってただけ。別にお前がやりたいなら止める気ねぇし。──…ん、(優位に立ったつもりでいれば不意打ちで与えられた口付けに僅かに虚を衝かれ、鼓膜を揺らす甘い響きに難なく絆されてしまい観念しては自分のスマホを手渡し。逃げる様に唇を離し尚も名残惜しそうにスマホを一瞥してから相手の肩口に頭を預け表情を窺い見る様に視線を送り)あーあ…折角可愛かったのに。どうしても駄目?
お、意外と普通っすね。もっとローランドとかパンチの効いた名前かと思ってたんすけどなー…じゃあたまに彰さんって呼びますね。…ほぇー、じゃあコウくんがふわふわになる時は秒って事ですね。尤も飯食わない人なんで、脂肪になった途端に消滅してガリガリになりそうですけど。──ウケる、俺の独占欲を綺麗に丸め込みましたね。そう言われたら我慢するしかないっすわな。──…うわ…すっげー嬉しいんすけど。…いや、嫉妬させちゃった事は本当に申し訳ないんすけど、コウくんがそう思っててくれただなんて…。…うん、喜んで愛想振りまくの止めます。まあもう俺が懐き切っちゃった恋人持ちの兄貴達に対してはコウくんも嫉妬しないでしょうし、別ですけど。(口付けに恍惚としそうになる意識の中、手がスマホを捕らえれば名残惜しさを感じつつ己からも顔を離ししたり顔をし。肩口に預けられた顔へと視線を向け己を見上げる眼と目が合ってしまえば、堪えようとするも呆気なく絆されてしまい、スマホを相手の手に返すと両手で強く抱き締めて)…う…何て顔をしてるんですか。そんなん敵う訳ないじゃないですか。…もう人前でこの画像開いちゃメッですよ。
ア行の名前にしとくと連絡先の上に出てくるから名前覚えて貰い易いよなぁって位の感覚で付けたしなぁ。うっわ、お前にそれで呼ばれんのウケるわ、営業でもかけて欲しいの?…あー、まぁ最近飯食わないのは動いてねぇからで普段は時はそこそこ食うよ。三食の量がバランス悪ぃだけ。──…まぁ危機感は覚えてねぇから嫉妬っつー程じゃねぇかもだけど。悠チャンは最初から愛想振り撒く奴だったし…だから別にやめなくていーよ。俺のモンだって分かってるからそーゆー行動制限する気ねぇし、お前が他人絆してんの見るのは気持ちいい部分もあるよ、俺の恋人イイ男だろって思えるから。多分、俺が本気で嫉妬するのはお前の気が他の奴に移るんじゃねぇかなって思った時だけ。(眉を下げこちらを見下ろす視線に縋る様に見つめ返すと何事も無くスマホが手元に戻り、自分に甘すぎる恋人に思わず破顔しながらも子供に諭す様に向けられた言葉に素直に緩く頷けば端末を仕舞い。嬉し気に肩を揺らしつつ抱擁に応えるべく腰に両手を回し、首元に頬擦りを贈ってから軽く唇を啄んで)…やった。ちゃあんと大事に俺だけが見るよ。あんがと、好き。
彰さん賢いっすね。その辺気が回るってことは、ホストの素質があったって訳ですな。ははっ、確かにビシッとスーツ着込んだ彰さんに色気たっぷりに酒の相手されてみてーっすわ。全額売掛で。──…え、俺が喜んだそばから嫉妬を否定っすか?虐め?止めなくて良いって言われても止めますよ。束縛されたいって言ってんのに放し飼いされるから、自分から首輪付けるしかねーんすわ。…ま、俺が本気で絆す気になった時は愛嬌なんて振り撒きませんよ。歳下利用してぬるっと懐に入り込んで、いきなり男見せますかね。気移りするだなんて滅相もない。コウくんだって、自分が良い男な事くらい自覚ありますでしょ?──ほんっと要領良すぎて狡いっすわ。あんまりかわい子してると噛み付きますよ。(恋人が嬉しげに笑う仕草は愛らしいものと目に映り、耳を染めつつも止むを得ずと言った表情で視線を逸らし、些かぶっきらぼうな口調をしつつ頭を撫で。口付けを贈られれば脅かす様に歯を首筋へと突き立てる振りをするも、直ぐに顔を離し冗談めかし)
ハハ、やだよ。ホストやめて何年ブランクあると思ってんの。そもそも色気だけで言ったらお前が知ってる以上のものは出ません、残念でした。──…いやだって、わっかんねぇもん嫉妬とか。笑って許せる時のが多いし…ただ時々はモヤっとするし、俺の目の前で良い度胸してんなぁって思うだけ。つか傷モノにしてる時点で充分束縛してるつもりだけど、指ハートとか頭撫でたり撫でられたりで終わってる分にはまだ可愛いモンだし。お前があそこの人らに懐いてるのも分かってるからその表現方法がもっと直接的な物にならない限りは出来るだけ許してやりてぇ。…いつも言ってるけど、悠チャンは自由な方が似合うしな。だから俺は本当に駄目な時だけ手綱握っとく位が丁度良いの。──ハッ要領良い俺が好きなクセに。…なぁに、噛みてぇの?それともんな事言って噛んで欲しいのかなぁ。どちらにせよ、言い方は教えたわな。(恋人の表情が愛情の裏返しだと受け取れば悪びれもせずに一笑し、続け様に頬にも唇を触れさせて。首元に顔を埋める真似を横目で捉えて、その顎を掴めば視線を合わせる様に軽く首を傾げつつ甘ったるい声で囁いて)
あー、今のコウくんの方が色っぽいって訳っすね。ちぇー、彰さんにチヤホヤされて飲みたかったんすけど、想像だけで我慢しておきます。──喫煙所だと恋人持ちばっかりですし、俺がそんな人達に手を出す訳もないですし、嫉妬する様な場面はなかなかないでしょうな。つまるところコウくんは俺を信じてくれてるって事で承知しました。それならそれでありがてーっすわ。信頼を預けられたって事で、期待に反しない様にしますとだけ言っておきます。──いかんせん噛ませて貰う時は俺もオラつきたいんで、教えられた通りにはしませんよ。…ま、基本的に俺はコウくんの痛い事はしたくないんで、そろそろ寝ましょうか。行きましょ。(頬へと贈られた口付けに小さく喉を鳴らしては、顎を掴む手を許した儘不敵に目を細め口角を吊り上げて見せ。ふと空気を和ませる様に歯列を覗かせへらりと笑っては、相手の手を握り寝室へと向かい足を進め)今日は俺がコウくんが寝るまでヨシヨシしますね。遠慮なく蹴って休んじゃってください。
チヤホヤねぇ…。んじゃ今度浩二クンが酒飲みながらチヤホヤしてやろっか…つっても大体してるけど。酒飲んで照れだとか全部無視して悠チャンにデレデレすんの。──まぁ悠チャンが恋人持ちに手ぇ出す様な野暮な事はしないと思ってるよ。ただ新しい人も結構増えたっぽいからなぁ…とは思わなくもねぇんだな、これが。っつっても毎日毎日あんだけ愛情感じてるし平気だっつーのも分かっちゃいるし、勿論信頼もしてる。まぁ時々妬くかも知れねぇからそん時はちゃあんと言うわ。──あらやだ、生意気ぃ。まぁオラついてるお前も嫌いじゃねぇよ。…ん、寝よ。悪戯しちゃダメよ。(普段のあどけない笑顔とは似ても似つかない表情を自分の手の内で浮かべる相手にくつくつと喉を鳴らすも直ぐ様柔和な笑みに変われば反射的に頬を緩め先の言葉を揶揄う様に冗談めかして。導かれる儘寝室へと進み下着姿で寝具へと寝そべりゆっくりと目を閉じては次第に微睡み)おやすみ、悠。愛してるよ。
おっ、最高じゃないっすか。この連休中に是非ともやりましょ。酒入ったコウくんがデレたら、限界はどこまで甘くなんのか楽しみっすわ。──まあ他カップルさんに迷惑掛けないっつーのもありますけど、第一に恋人を裏切る様な真似は絶対にしないっすよ。後は意図的に傷付ける事も、恥をかかせる事も。幾ら新しい出会いがあったとしても、ビシッと左指に指輪着けて行くんで安心してください。妬いて貰えた時はお察しの通り犬っころみたいに喜ぶんで、幾らでも叱って欲しいですし。──オラついた俺は割と柄悪いっすよ。まあコウくんの方がもっと柄悪いんで、結局気迫で負けるんすけどね。ウケる。──あは、出た呼び捨て。俺も愛してますよ。おやすみなさい、コウくん。(寝室へと辿り着くとパイル生地の寝巻きを纏い、恋人の隣へと。腕枕をすると相手の肩まで確りと布団を掛け、眠りに就くまでを髪を撫でつつ穏やかに眺めて。規則正しい寝息が聞こえてくれば瞼と唇へ口付けを贈り、囁く様に語り掛けた後に己も瞼を伏せ)…俺が柔らかい生地のパジャマばっかり着るのは、全部コウくんが安眠できる様にですよ。だから、良い子で朝まで寝てくださいね。
(小雨の降る中、散歩がてらコンビニに行った帰り道に馴染みの喫煙所を覗けばスマホを取り出し恋人へと『おはよ、悠チャン。喫煙所の前通ったらちと懐かしい顔あったから寄り道してくるなぁ。お前が起きる頃には帰るつもり』とだけ送信してはドアノブに手を掛けて)
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