雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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(冷蔵庫の扉を開け水を取り出しつつ先刻迄の記憶を巡り、執拗に時間を掛けたものの最終的に欲をぶつけてしまった事を後悔し片手で己の頭を抱えては、足早に寝室へと向かい寝具の傍へと屈み相手の手にペットボトルを握らせて。労る様に優しい手付きで髪を撫でては、相手の表情を心配そうに覗きつつ柔な声色で)…浩二さん、痛いとこないですか?大丈夫です?
(鈍い痛みの広がる腰を労わる様にうつ伏せになり、消耗した体力を回復するべく脱力していれば恋人が寝室へと戻ってきた音が鼓膜を揺らし。冷えたペットボトルを受け取りながら薄く目を開いてはこちらを窺う顔に小さく笑みを零し空の手で顎を撫でつつ緩慢に起き上がり、寝具の上に胡座になれば相手を呼ぶ様に両手を広げ)…ふは、なんつー顔してんの。痛ぇけど…まぁ平気。俺の特効薬が居るし。
…さすが浩二さん、柔じゃないですね。痛みに強くはないのに俺に初めてをくださった事、凄く嬉しいですよ。(相手の言葉を聞けば些か安堵し表情を和らげ。呼ばれる儘に寝具へと上がると対面側に膝を付き、顔を胸元で包み込む様にして抱き締め暫しゆったりと髪を撫でて。徐に姿勢を低くし唇に触れるだけの口付けを贈っては、相手の手中のペットボトルの蓋を開けてから頬を擽る様にして撫で)疲れましたでしょ?これ飲んだら、一緒にお布団に入りましょうか。
…誰かに抱かれるなんざ考えた事無かったけど、まぁ悠チャンが今までの奴どんな風に抱いてたのかは見てみたかったし。お前相手なら悪かねぇわ。(相手の抱擁に体重を預ける様にして緩く腕を回し、穏やかな息を一つ吐いては瞼を伏せ暫し髪を撫でられる感触を楽しみながらくつくつと肩を揺らし。開封されたペットボトルに口を付け喉を鳴らしながら飲み、水分が内臓に行き渡るのを感じつつ離してはヘッドボードに置くと緩く頷き)…ん、悠チャンも体力使っただろーし。今日はよく寝れそうだわ。
うーわ、恥ずかしい。でも大事な浩二さんなんで、俺なりには丁寧にさせて貰ったつもりですよ。──悪くないって事は、また抱かせて貰って良いって事ですか?やった、じゃあ次こそはもっと甘くしますね。(身を預けて貰えば嬉しげに目を細め、愛しげな眼差しを注ぎ今度は頬へと口付けを贈り。ヘッドボードへ置かれたペットボトルの蓋を閉めては、相手の肩を抱き締めながら後方へと倒れ布団を丁寧に掛け、腕枕をしつつ労る様に腰を摩りながら甘めの声色で)体力使ったっつーか、浩二さんに骨抜きにされましたわ。やっぱ年上の色気ってエロいの何の。最高。…良く休んでくださいね。今日は嫌でも浩二さんが寝るまで甘やかしますよ。
そーね…丁寧過ぎて何されてるのかめちゃくちゃ自覚しちまうから恥ずかった。…いや、思い出すのやめよ。居た堪れねぇわ。──……あー。…まぁ、悠チャンがしてぇってんなら偶にはな。挑発すんのはそりゃもう楽しかったけどあんまネコ役にハマりたくねぇし…基本的に俺はさぁ、男前な悠チャンを俺の手で翻弄する方がやっぱ1番好きだよ。(嬉々とした表情を見せる相手に歯切れの悪い言葉で返しながら頬への口付けを甘受しては顔を上げ、唇を甘噛みして悪戯な笑みを浮かべ。甘やかされる擽ったさに僅かに身動ぎをしながらも相手に委ね、苦笑混じりの笑みを浮かべ)ハハ、ベタ甘…けど残念。中性的な美人みてぇな色気は出せねぇよ、俺。…うーわ、んな事言われたらガキみてぇにまだ眠くないって言いそうになるわ。まぁ…でも良い時間だしな、蹴って寝ちゃってな。
やっぱ恥ずかしそうにして貰うと気分が良いっすわ。…でも、そっすね。余韻に浸るのは俺の心の中だけにしておきます。──…あっは、浩二さんの挑発男前でしたね。潔いーって思いまして。…俺ネコってる時は男前の欠片もないスケベ小僧な自覚はあるんすけど、そう言って貰えんなら幸い。──中性的な美人ねぇ…そんな理想忘れてたくらいには浩二さんに夢中なのに。…もしかして嫉妬してくれました?比較するにも、お兄さんにしか盛んないんで勝ち決定ですよ。…ウケる、まあ今日は浩二さん甘やかすって決めてるんで駄々捏ねて貰っても良いんすけど、一応健やかな明日の為に寝かし付けますわ。蹴って寝ちゃってくださいね。(唇を甘噛みされれば、緩やかに口端を上げつつ額を重ね戯れ。相手の苦々しい笑顔を見ればすまなそうに眉の位置を下げ、腰を撫でていた手を止めた後に胸元へと顔を引き寄せる様にして抱き締め直し、殊更柔らかい声色で偽りのない本音を伝えて。カーテンの隙間から覗く明るい空を見ては、そっと相手の顎を掬い唇を啄んでから抱き締め直し、眠気を誘う様に背中を優しく摩り)
だぁって久々に悠チャンのクッソ生意気な顔見たら挑発したくなんのはしゃーねぇじゃん?こいつこんな雄臭い顔して俺の事組み敷いてんのに普段は俺に手篭めにされて甘ったるい声上げてんだよなぁって思うとめちゃくちゃ楽しい。──嫉妬っつーか…。タチやってるとネコの奴が理想と掛け離れ過ぎてるとキッツイ時あんじゃん?だからなぁって思っただけ。…ま、要らねぇ心配だったみてぇだな。ごめん、悠チャンにそんな顔させたい訳じゃねぇんだ。んー…さっきも言ったけど1番楽しくて悦いのは悠チャン抱いてる時で…今のが2番目に悦かったぜ、ダーリン。(軽口のつもりで放った言葉に眉を下げた相手の表情に虚をつかれ、次ぐ真摯な言葉に愛おしさを感じては手の甲で恋人の頬を撫でてから暫し逡巡し、気恥ずかしさを押し殺して本心を吐露するも言葉のむず痒さから逃げる様に戯けた言葉も混ぜて。諭す様に与えられた口付けに小さく喉を鳴らし笑みを浮かべては観念して瞼を伏せ、程なくして規則正しい寝息を立て始め)ふは…しゃーなし、寝るか。おやすみ、悠チャン。今日も遅くまであんがと。愛してるよ。
やっぱり浩二さんは生意気な俺がお好みな様で。…こりゃ定期的にタチらせて貰って。俺の男気も魅せていかなきゃですね。──あー…俺は好きになった人がタイプな人間なんで、心配無用も無用っすわ。煽りまくりたい日もあるでしょうし、逆に甘くなりたい日もあるでしょうし、浩二さんの心の変化見ても可愛いなーって思って全部受け止める自信あるんで、もうそんな心配しちゃ駄目ですよ。…えへ、浩二さんが俺抱いて楽しいって言ってくれるなら、尻を揉んで柔らかくしておきますよ。何にせよ、1位2位を独占できて嬉しいです。(己を気遣う様に頬を撫でられれば表情を緩め、次ぐ照れ隠しには思わず吹き出し。相手が眠るまで緩やかに背中を撫で続けるも、寝息が聞こえてくれば手を止め余韻に浸り。ふと堪らなくなり首筋に薄めのキスマークを刻んでは、再度口付けてから瞼を伏せ、眠りへと就き)俺こそ、遅くまでありがとうございます。…おやすみなさい、浩二さん。愛してますよ。
(シャワーを浴びるべく寝具から抜け出し、浴室へと進めば自分の腹部を飾る痛々しい痣が嫌でも目に入り。昨夜の出来事が現実だと如実に知らせてくる痣に薄く笑みを浮かべながら身嗜みを整え、濡れた髪をタオルで拭きながらリビングへ。キャットタワーの上部で丸くなっている愛猫の額にキスを贈り、スマホを取り出すと着信履歴から電話を掛けて)
(遅めの起床を果たすと、シャワーを浴び身嗜みを整え恋人を背後から抱き締め。頬へと口付けを贈ると覗き込む様にして)おはよーございます。体調大丈夫ですか…?ねえねえ、良かったら喫煙所に行きません?
ん、おはよ。寝たら復活したし平気、よく寝れた?…お、お前から言ってくるなんて珍しいじゃん。そりゃもう喜んで──って言いたい所だけど。ちとこの電話だけ終わったら行くわ。先行ってて。(スマホを耳から離し首だけで振り返っては空いた手で相手の頭を撫でながら)
大丈夫な様なら安心しました。俺はもう、そりゃ快眠ってなもんで。…あ、すんません。(相手の電話に気付けばすまなそうに手を合わせ、こそこそと着替え恋人宅を後にし)
(喫煙所の扉を潜り出ると、頬を擽る夜風に解放感を覚えつつ空を仰ぎ見て嘆息を溢し)…はー、みんなに会えて嬉しかったです。改めて、ありがとうございました。…そう言や、電話大丈夫でした?(緩やかな歩調で帰路を進みつつ、問いと視線を投げて)
(明るい室内からすっかり暗くなった外へと出れば僅かに回った酔いが心地よく、満足気な息を漏らす相手の手をしっかりと握り直して歩みを進め)俺も楽しかったわ、あーゆー空気やっぱ良いな。悠チャンが誘ってくれたからだよ、こっちこそありがとなぁ。…あー、ダチだし全然平気。つかそれで思い出した。出掛けたいっつってたじゃん?今週いつバイト休み?デートしよ。(頷き掛けた首を止めては顔を覗き込むように首を傾げて)
浩二さんが楽しんでくれたなら何より。雨月さんも喜んでくれたみたいで、安心しました。やっぱ皆で飲む酒は美味しくて良いですね。──お、デートのお誘いだ。やった。俺は今週は火曜だけがバイトなんで、他はいつでも。…嬉しいなー。因みにどこに連れて行ってくれるんですか?(手を握り直されれば唇に緩やかな弧を描き、肩が触れ合う程密着し。次ぐ提案に嬉々と笑みを深めては、視線を絡めつつ頷き答えて)
雨月さんも良いチョイスって言ってたし良かったなぁ。ああやってみんなで酒飲んでるとマジで前に戻ったみてぇな気ぃする。──んじゃ水曜か、あとは明日有給申請済ませて木曜辺りかなぁ。…着くまでのお楽しみにしようかと思ってたけどまぁ良いか。バイク乗っていちご狩りしに行こ。(寄り添ってくる相手の姿に眦を下げつつ、重ねられた問い掛けに暫し思案するも楽し気に笑みを浮かべて)
マジっすか、ありがてーなぁ。やっぱ有名な酒なだけありますわ。ドンキ様々っす。…ね、年始辺りに毎晩飲んでた人達とまた飲みたいっすね。いつでも酒盛り出来る様に、あっちで酒冷やしておきますね。──じゃあ、水曜にしましょうか。有給は大事に温存しておきましょ。わぁ、いちごスゲー好きなんで嬉しいっすわ。よく俺の趣味をご存知でして。やったー、楽しみ過ぎて夜も眠れなそうです。(ぱっと表情を輝かせると、夢見心地に目を細め相手の肩口へと頭を傾けつつ歩みを進め。マンションが見えて来れば僅かに歩調を緩め)
ハハ、まーた悠チャンのドンキ好きが加速しちまうわ。…懐かしいな、テキーラ祭りとかやったよなぁ。今度一緒にパパ潰そうぜ。──ん、そーしよ。有給残しておけばまた悠チャンと出掛けられるしなぁ。マジ?ダチが個人経営してる所があってさぁ、悠チャンこーゆーの好きそうだなぁって思って。ほぼ貸し切りみてぇだから安心だし。いやぁ、俺の勘冴えてるわぁ。(破顔しながら相手の反応に小さく安堵し、喉を鳴らして戯けてみせて。緩くなった足取りに気付くと相手を横目で見遣り)…もうちょい散歩してから帰る?それとも帰ってのんびりイチャイチャする?
今んとこドンキフィーバーがヤバいっすね。暫く家に持って帰ってくる袋全部黄色かもしんねーっす。…あー、テキーラ祭りは付き合う前の誰かさんに止められて俺っち参加させて貰えなかったんすけど、すっげー楽しそうでしたよね。ホント、パパ酔わせてママに絡んでるとことかスゲー見たいっすわ。…おっ、凄い人脈っすね。マジ神っすわ。毎年行きたいって憧れてたのに、まさか好きな人と行けるだなんて。嬉し。(片手で頬を覆いつつ俯き加減に破顔し喜びを示しては、投げ掛けられた問いに迷い暫し難しい表情をし)うわー…出歩きたい気分だったんすけど、イチャイチャって言われるとやっぱ魅力的だなー。…んー、欲には勝てない。帰ります。
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