No title（〆）

（目覚めるなり些か頭が重たい感覚を覚えつつ寝具を抜け出すと、着替えのラフな洋服を持ちバスルームへと。シャワーを浴び終え髪の毛を乾かしリビングへと向かうと、首元にタオルを掛けた恋人の姿が目に留まり、ドライヤーを取りに戻った後に緩慢に歩み寄り背後から抱き締め。頬に口付けてから肩口に顎を載せＰＣのモニターを覗き込むと、表示されているクッションへと目を滑らせつつ）おはよーございます。何見てるんですか？

おはよ、二日酔い平気？…あー、人をダメにする系のソファー買おうかなって。今後在宅仕事増えるかも知れねぇから、床に座って仕事すんのそろそろキツイし…悠チャンこーゆーの好きそうだし。何色がいい？(背後からまわされた腕に僅かに振り返り顔色を確認しつつ未だ湿り気を帯びた自分の髪が相手に触れない様に姿勢を整え、頬への口付けを享受しては肩に載った頭を軽く撫でてから液晶へと視線を戻しカラー選択の画面へと移して)

二日酔いは若干くらいっすかね。楽勝っすわ。浩二さんはどうです？…お、良いっすねー。駄目人間なんで俺も一緒に使わせて貰いますわ。つか在宅になりそうなんすね。やったー。これからもお仕事の邪魔できるぞー。…んとねー…色は浩二さんならー、黒ネイビーブラウンあたりじゃないっすかね。あるいはこのボルドーっぽいレッドとか。（顔色を確認する視線に笑んで見せては、片手で相手の髪を拭いつつモニターへと視線を向け楽しげに色を思案し。徐にドライヤーを最寄のコンセントに挿すと、何の断りもなく相手の髪を乾かし始め）

お前なんだかんだで結構飲んでたもんなぁ。俺は平気、昨日はそんなに飲んでねぇから。…まぁ在宅仕事増えるかは確定じゃねぇけどな。今後の状況次第だけどそーゆー話がチラッと出てる位だしあんま期待しないでおいて。あ、ワインレッドやっぱ良いよなぁ。んじゃこれにしよ。(撫でる様に髪を拭う手をさして気にせずに相手の提示した色に頷きながらPCで決済まで操作を済ませ、恋人と戯れようと手を伸ばそうとするも、ドライヤーの音と掛かる風邪に思い直し)あー、あんがと。でも別にすぐ乾くから平気だぜ？

そうなんすよ、お陰様で顔面も丸々してますわ。浩二さんが健康なら何より。…あー、まあGW明けの状況によりますわな。おんもは体に悪いんで、巣ごもりできると良いですね。…お、浩二さんも赤好きっすか？良いセレクトですね。（短めの髪は風をあて始め間も無くして完全に渇き、手櫛で整えつつ口唇に緩やかな弧を描き。満足げに再度頬へと口付けを贈ると、ドライヤーを片付けてからソファーへと着座し）俺が浩二さんに手を掛けたいだけなんです。やっぱ口だけで愛してるって幾ら言っても、行動で示さないとしゃーないんでね。案外マメな男でしょ？

丸々って言うほどじゃねぇよ、今日も可愛い。…まぁでも家にばっか居るのも身体が鈍ってしゃーねぇわ。適度に運動しとかねぇとマジで筋肉落ちる。…ん、悠チャンにも似合いそうだし。届くの楽しみにしとこ。(湿り気が無くなり軽くなった髪を梳かす手に擽ったそうに笑みを零しては必要の無くなったタオルを洗濯機に放り込み、相手の隣に腰掛けては緩く腰に片手を回しながら背凭れに身を預けて)ハハ、悠チャンがマメなのなんか前から知ってるよ。気配り出来るイイ男だし。…あ、そーいや獺祭届いたよ。キッチンに置いてあるから今度タイミング良さそうな時に持ってくか。

あら、最近よく顔を褒めてくれるじゃないですか。嬉しいですよ。…そっすよねー、浩二さんの筋肉がなくなってもゆーくんは愛し続ける自信はありますけど、ご本人は気にされますわな。今度ランニングでもします？…えへへ、クッションが届いたらココちゃん抱っこして1日中お昼寝します。──んー、あんまり気配りはしてないんすけどね。只単にしてあげたいなーって思った事しかしてないんで、自己満っすわ。でもありがとうございます。（相手が隣に腰を下ろせば嬉しげに身を寄せ、横顔を見据えつつ髭を触り。視線を配送物へと移せば嬉々と目を細め）わーい、じゃあ様子見て行きましょ。俺が居ない時でも持ってって貰って大丈夫なんで、皆で飲んでくださいね。

前から可愛いって結構言ってなかったっけ？ま、思った事は思った時に言っとかねぇと伝わらねぇだろ。悠チャンはアレだよなぁ、最近俺を撫でる事増えたよな。…つっても悠チャン俺の身体好きだろ。だからめちゃくちゃ気にする。あー、ランニングいいなぁ。若い奴のペースに合わせられるか分かんねぇけど。…ハハ、めちゃくちゃ良いじゃん。前から欲しかったし悠チャンが喜んでくれんなら買った甲斐あるわ。──でもそれで俺が喜んでんだから別に良いだろ。win-winだわな。俺こそあんがと。(首を軽く伸ばして自分の顎髭を撫でる相手の手の心地よさに目を細め、巫山戯た様に愛猫の真似をして喉を鳴らし。続く言葉には不満気に口唇を立てるのも束の間、相手の腰を一層引き寄せると頬へと口付けて)ヤダ。悠チャンと俺からのお祝いなんだから俺ら揃ってなきゃ意味ねぇっしょ。只でさえ禁煙中にヤニに塗れに行くんだ、可愛い恋人が一緒じゃねぇと自棄酒すんぞ。

体感的に回数が増えた気がしてたんで、てっきり俺の顔面がイケメン化してきたのかと勘違いしましたわ。ほら、恋すると美形になる的な事はよく言うじゃないですか。ははっ、そっすねー…最近の浩二さんは前にも増して色んな表情を見せてくれるんで、無性に愛でたくなるんですよ。──うん、この筋肉大好きですよ。でも仮に柔らかくなっても、噛んだり触ったり楽しみ方はありますし、受け入れ態勢バッチリです。…多分浩二さんの方が走れると思いますよ。俺は煙草吸い始めてから持久力なくなったんで、帰り道はおんぶして持って帰って貰うかもです。…あははっ、ココちゃん気持ち良いですかー？（愛猫の所作を真似る恋人に声を立て笑っては、手を喉元へと移し猫にする様に顎下を擽り。引き寄せられる儘距離を詰めては、頬への口付けを甘受しお返しとばかりに唇を啄み。徐に相手の膝に跨ると誘惑する様に項へと手を回し、指先でなぞり上げ）お金出したの浩二さんなんで。…けど、ありがたく一緒に行かせて貰いますね。んー、じゃあ俺が行くからには、ヤニが恋しくなったらちゅーしてくれて良いですよ。お酒は程々に。

元からイケメンだろ。俺がまんまと落とされる位なんだから。この顔が好きで好きで堪んねぇから笑顔にしたいのと同時にめちゃくちゃ泣かしたくなんの。あー…結構内面ガキ臭いからなぁ、俺。普段はヘラヘラして気をつけちゃいるけど、自己中だからすーぐ顔に出んの。──ハッ何、悠チャン俺の事噛みてぇの？そーいやこの間もそんな事言ってたよな。…あー、持久力ならイケる。体力だけはそこそこあるし、おんぶでもお姫様抱っこでも喜んで。…ふ、ココはこんな事しねぇよ。アイツは俺より良い子だから。(喉元に与えられる柔な感触に暫し大人しくしていたものの、色っぽい相手の顔が眼前に広がれば薄く笑みを浮かべながらその首元を飾る鬱血痕を揶揄する様に指の腹でなぞり、連ねる様にその下に口付けては軽く吸い付いて)アレは悠チャンのアイデア料分返しただーけ。お前も金出してんの。…へぇ、あっちでちゅーしていいのぉ？言質取ったからな。

泣かせたいですって、ウケる。実際に泣かせたらもの凄い勢いであやしてくれそうですけどね。ベッドの上は別として。──ガキ臭いってか、たまに子供みたいに純粋な顔してますよね。拗ねた時とか喜んでる時とか。そこが可愛くて仕様がないんです。何ならもっと甘えてくれて良いですよ。…んー、噛みたいですけど、筋肉噛んだら痛そうじゃないですか。なんで浩二さんがふわふわになったらしこたま噛みます。…あっは、コウちゃんよりココちゃんの方が賢いんですか？そうですねー…じゃあ噛み癖の悪い犬にはちゃんと躾しなきゃ。お手。──…ん、（口元に手を添えつつ一笑しては犬にする様に掌を差し出すも、首元へと顔を寄せられるだけで次ぐ快感を予期し切なく眉尻を下げ。肌にぴりっとした痛みが走れば喉元を逸らし甘い声を溢し、僅かに口唇を立て不服げな声色で）もー、駄目ですよー。これから待ての練習ですからね。──…あっは、俺は全然大丈夫です。だって禁煙してくれてるんですから、そのくらいは…ネ？

まぁ…そりゃ不用意に悲しませんのは話がちげぇだろ。俺が虐めて泣くのは大歓迎だけどさぁ。──…やっぱガキ臭いって事じゃねぇかよ。つってもなぁ…甘えるなんて今までほぼやってきてねぇから。冗談でっつーのは得意だけど、それ以外はまだちと苦手。…あー、筋肉はめちゃくちゃ痛いらしいな。ま、別に噛んでも良いけど…その分倍にしてやり返すだけで。…ハッ悪ぃけど野良犬上がりだからお手なんざ覚えてねぇんだわ。精々覚えてんのはマーキング位なもんで。(隣よりは薄く付いた痕を軽く舐め上げては、満足気に2つ並んだ鬱血感を撫でて笑みを浮かべ。柔らかそうな唇の載る顎を掴んで間近まで顔を寄せては不遜な態度を取りながら態とらしい口調で囁き)だからこの程度で我慢してやってんじゃん。…あぁ、それとも悠チャンがムラムラして待て出来なくなるって事？──…ちと意外だわ。知ってる奴の前でイチャつくの恥ずかしいタイプだと思ってた。

俺が泣き喚くって言ったら楽しみにしてたプリンを食われた時くらいなもんなんで、なかなか浩二さんは俺の事は悲しませる事はできないと思いますよ。──…浩二さんも甘やかしてばっかりだったらしいっすもんね。俺も同じく甘やかしてばっかりだったんで、何だか愛でてる時が落ち着くんすよ。歳上の彼氏が甘えてくれると思うと尚更きゅんとしますし。…あっは、じゃあ後で噛んじゃいます。何処が美味しそうかな…俺二の腕噛むの好きなんすよね。…は……っ、…もう、野良犬上がりは解りましたけど…何か気付いたら俺がお預けされてるんですが…？（敏感な首筋にざらりとした感触が走れば反射的に息を詰め、目に僅かな劣情を宿し顎を掴む指に胸を高鳴らせ。口付けを欲し瞳が揺れるも、辛うじて残るプライドで煽る様に鼻先を触れ合わせるに留めては、相手の頬から首筋を焦ったい指遣いでなぞり）あー…勿論こっそりとキスしますよ。見られない様に隠れて。刺激的だと思いません？

フハ、そりゃ到底無理だわなぁ。…甘いもん多少慣れては来たけど悠チャンが一緒じゃなきゃやっぱ食わねぇし。──…甘やかすっつーか放任っつーか……多分悠チャンの想像してんのとは大分違ぇよ。ま、触られんのは嫌いじゃねぇし、お前が頭撫でてて落ち着くっつーならいくらでも。甘えられるかは…まぁ、あんま分かんねぇけど。…やり返すっつってんのに喜んで噛む辺りほんっとMだよなぁ。しかも中々痛そうな所選ぶじゃねぇの…やっぱやめとこうかな。──やだなぁ、ちゃんと俺待てされてるから食ってねぇだろ？ただの犬っころの戯れだって、こんなん。(不意に顔を離しては先程まで自分の鼻先が触れていた相手のそれの目の前で脅す様に歯を鳴らして、噛む真似をし。ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら抱き締める様に腰に手を回し、取り繕う様に相手の首筋に頬擦りをして)…ハハ、イイ趣味してんじゃん。別に見せつけてやってもいいのに。

着実に俺の味覚が移って来てますね、やった。──…放任、という名の放置っすかね？でも浩二さん、噂では歳上をデレデレに甘やかすのがお好みらしいんで、じゃあそっちは逆にベッドだけって感じなんすかね。大人の関係って難しいっすわ。──因みに俺の趣味は、胸元で抱き締めてよしよしする事なんすわ。1番体温とか息遣いとか感じれるんで、落ち着くんです。今度やらせてくださいね。…あっは、噛まれるのなんて俺にとっちゃ只のご褒美なもんで。二の腕はやっぱ肌が柔いんで痛いんじゃないっすかね。前言撤回なしです、噛ませて貰いますよ。──えー…じゃあもう待てしなくて良いですよ。ちゅーして欲しいです。（脅す様な所作には刹那驚いた様に肩を揺らすも結局は興奮材料にしかならず、喉をこくりと鳴らし。ころりと態度を変え強請る様に甘い声遣いをしては、言葉以上の施しを欲し腰に添えられた手へと己の手を重ねつつ空の手を相手の頬へと遣り、機嫌を取る様に唇の端を小さく音をたてながら幾度か啄み）…見せつけたら、ねぇ。一生弄られそうなんで止めときます。

──あー…年上口説く時はベタベタに甘い事言って年下っぽい感じ出しといて、その後ベッドん中でめちゃくちゃ虐めるの好きだったわ。でも別に悠チャンみてぇによしよしするっつーのとはまた違う気ぃする。──…あー寝る時偶にやるやつな。マジでガキみてぇじゃん、アレ妙に照れ臭いんだよなぁ。…はー、噛まれて悦べる奴羨ましいわ。しかも噛んでも興奮出来てお得じゃん、俺噛む専門なのに。ほら、浩二クン噛まれるの慣れてねぇからさぁ…優しくしてネ。──…ハハ、思ってたより全然チョロいじゃん。ま、そんじゃ遠慮なくいただきまーす。(甘えた声を出す相手の姿を嘲笑うかの如く表情を歪め、くつくつと喉を鳴らしては頬に触れる手に態とらしく音を立てて口付けるフリをしてから片手を相手の後頭部へと回し、催促する様に啄んでくる下唇を甘噛みしてはそのまま舐め上げ再び唇を重ねると舌を割り入れて)…結構面白そうじゃね？酒の席だから許されそうだし。

狡賢い策っすねぇ。けど年下っぽい浩二さんは滅茶苦茶見てみたいっすわ。俺からしたら年上らしいお兄さんしか見た事がないんで。…あー、そう言や偶に寝る前にやってましたね。何となく浩二さんに愛情伝えたいなーって時に。…つか、俺相手に恥じらう必要ないっすよ。頭の先から爪先まで全部見てる訳ですし。…まあ痛いのが嫌いなのは極普通の感情ですわな。俺も多分好きでもない人に噛まれたらキレますよ。昂ってない時は普通に痛いだけですし。じゃあ噛む時は、じわじわ時間掛けて噛みますね。──ええ、俺やっぱり我慢出来ない人みたいっすわ。…ふ…ぅ……、（意地の悪い笑みを恍惚と見据えているも、顔の距離が縮まれば双眸を伏せ下唇に感じる甘い痛みに鼻孔から甘い息を溢し。口腔へ侵入する舌を甘く吸い上げ迎え入れては、自ら貪る様に深く絡め熱い呼気を溢し）…えー、だって浩二さんのキス見られて自分もして欲しいって人が現れたら嫌ですし。お兄さんのセクシーなとこは俺だけのものですよん。

そ、俺のやり口って大抵汚ぇのよ。真ん中っ子の特権だよな、兄貴と弟両方の顔使い分けられんの。でも確かに悠チャンの前だとついつい兄貴面しちまうかも。…うわ、内情聞くと途端に可愛くなる辺り俺も甘ぇよなぁ…。まぁ、言われてみりゃそうだなぁ。んー…悠チャンがたくさんしてくれたら俺も慣れるかもよ。…フハ、好きでもねぇ奴に噛まれるとかなかなかレアケースじゃね？ま、別に今の時期人前にもあんま出ねぇから痕残っても困らねぇし…折角なら俺の事噛んで興奮してる悠チャンの顔しっかり拝ませて貰おっかなぁ。──……ン…、…ちゅーだけで良いの？(ねっとりとした舌の感触に高揚感を煽られれば口角は吊り上がり、相手を観察するかの様に真っ直ぐ相手を見据えた儘、お互いの口元から漏れ出る水音に一頻り満足した所で後頭部を支えていた手を話すと後ろから相手の首筋を柔く掴み引き離して。揶揄する様な薄い笑みを貼り付けて問い掛けつつ首元に指を這わせ、頸動脈の辺りを擽り撫でて)確かにこんな色っぽい悠チャンの顔他に見せんのは勿体ねぇわな。俺だけ知ってりゃいいわ。

あーね、要領の良さの秘訣はそこっすか。うん、最近見れる可愛い浩二さんも年下って感じではないですし。…ま、兄貴っぽい浩二さんの方がレアならそれで良いのかしら。あはっ、絆されてくれました？じゃあ早速今日も、よしよしして寝させてくださいね。──お、今日の浩二さんは普段にも増して激甘っすね。じゃあ噛んでる時に俺の顔が良く見える様にー、手首辺りでも噛ませて貰おうかしら。比較的痛くないですし。──…は……、そこ、噛んで欲しいです。（脳に蕩ける心地を感じつつ深い口付けに興じているも、引き剥がされれば昂った熱の遣り場に困った様に眉の位置を下げ酸素を取り入れる様に浅い呼吸を繰り返し。痛みを感じ易い箇所を撫でられればそれだけで身を震わせ、縋る様な視線で哀願した後に手の甲で口唇を拭い、首を傾け筋を露出させつつ自ら差し出し）

雨月さんとかにゃ割と弟ノリで行けるけどなぁ。悠チャンとかにはやっぱりちと難しいかも。構われるより構いたくなりたくなっちまうから。…だぁってお前に対してはチョロいんだもん、俺。まぁ偶にならいーよ、ハグ好きだし。──今日はそんな気分なんだよなぁ…いつ気が変わるか分かんねぇけど。…お、流石経験者。んじゃお好きにドーゾ。──…ふ、仰せの儘に。(相手からの縋る様な視線にぞくりと背を震わせては笑みを深め、露わにされた首筋に焦らす様に息を吹きかけてから大きく口を開いては歯を突き立て。薄い皮膚の下に詰まった筋肉と骨に想いを馳せつつ奥歯に力を入れながら相手の声を聞くべく空の手を唇を柔く弄り)