No title（〆）

（業務を慌ただしく終えアルバイト先を足早に後にすると、歩道の脇で立ち止まり『今終わりましたー。お待たせしてすんません。最寄駅まで行きますね。』とハートを散りばめ送信し、久々の外出に胸を躍らせながら電車に乗るべく駅へと向かい）

──ココ、ちっとだけ良い子でお留守番しててなぁ。(恋人からのメッセージに気づくと表情を緩ませながらラグドールのイラストスタンプを送り、愛猫の頭をひと撫でしては膝から下ろして。Ｖネックのカットソーの上からブラウンのライダースを羽織っては黒マスクを付けて家を後にし)

（電車の中で恋人からの連絡を確認しては、愛猫を連想させるスタンプに思わず破顔し購入操作を。電車が駅へと到着すると逸る気持ちを抑え下車し、外に設置されたベンチへと着座。徐にスマホを手にすると『駅に着きましたよん。』と送信し、間髪入れず相手から送られたスタンプと同じものを送信しにやりと小さく笑みを溢し。間も無く合流するだろうと察しを付けては、周囲を見渡し相手を待ち）

(駅が目前に差し迫った所で恋人の到着を知らせるメッセージに目を通しては続け様に送られてきたスタンプにマスクの下で口元に孤を描き。視界の端で周囲に目を向けながらベンチに座る恋人の姿を見つけては手元のスマホを仕舞い、大股でそちらへと向かい)お待たせ。バイトお疲れさん。

（人影まばらな街路では長身の恋人を見付ける事は容易く、姿が視界に入るなり表情を綻ばせ立ち上がり、両手を振りながら己からも歩み寄りほんの一瞬の抱擁を送り。次いで相手の手を握ると嬉しさを声に滲ませながら言葉を交わしつつ、目的地へと向け足を進め）お疲れ様でーす。今日もお仕事だったんですね。ちゃんと家でも働いて偉いっすわ。…さーて、何のお酒買いますー？俺は梅酒にしようかしら。

(見るからに嬉し気な相手の所作一つ一つが愛おしく、その表情の機微を見逃すまいと眦を緩ませながら注視してはしっかりと手を握り返し。常時より人気の無い往来に他愛のない買い物すら密やかなものの様な錯覚を覚えつつ店舗へと迎うも、程なくして雰囲気を壊す様なギラつくネオンの光と賑やかな音楽が聞こえてくれば思わず破顔しては一人で小さく喉を鳴らし)まぁでも大した事してねぇよ。悠チャンが家に居りゃそっち優先出来る様にの下準備。…ふ、梅酒いいな。甘い奴色々買って行こうぜ。俺は久々にヘネシー飲みてぇけど家にヘネシーあるとマジで飲み過ぎてダメなんだよなぁ。

わーい、浩二さん優しいなぁ。今週はもう引き籠るだけなんで、残り少ないお兄さんの休みを楽しみましょ。…お、また高そうな酒を。でも買っちゃいましょ。浩二さん酔わせるには持ってこいっすわ。──うわっ、無性に懐かしいんすけど。数ヶ月振りだー…しっかり自粛してんなー俺。（ふと隣から視線を感じればそちらへと視線を向け、首を傾けつつにっこりと笑み愛嬌を見せ。顔の位置を戻し歩みを進めては、派手な装飾の建物が目に入るなり懐かしげに目を細め、店外にまで聴こえるBGMに合わせて鼻歌を歌いつつ入店し。真っ先に目に入った寿司のキャラクターのＴシャツに目を輝かせると、嬉々として手に取り酒コーナーへと足を進め）わっ、おしゅしのTシャツ欲しかったんすよ。これは買いだ。さて、お酒買いましょ。浩二さんのは高級酒コーナーっすかね？

少ないっつってもあと2週間もあるからまだまだこっからだけどなぁ。昼間っから酒飲んだり、バイクで出掛けたりまだ幾らでも出来るよ。…ヘネシーの午後ティー割りとか飲みやすくて多分悠チャン好きだぜ。もう若い頃と違って安い酒じゃ満足できねぇの。──ハハ、ご機嫌じゃん。つか、俺もドンキとかすっげぇ久々かも。来るとついつい色々見たくなんだよなぁ。(鼻歌を歌いながらはしゃぐ恋人の姿を尻目に買い物カゴを手に取れば所狭しと商品の並ぶ店内に視線を這わせ。恋人を追う様にキャラクターのコーナーへと足を運べば手にしたシュールな寿司のイラストが描かれたTシャツにに片眉を上げて怪訝な顔をしつつも、相手の手から抜き取るとカゴに入れて)…出た。なぁ、これ前から思ってたけど可愛いの？…ん、VSOPがありゃ嬉しいけど…まぁ基本的に酔えりゃ何でも良いから悠チャンのから決めよ。

そっか、社会人からしたら2週間休みも長いっすよね。つかウケる、昼間っから酒は考えてなかったんすけど楽しそうなんでやっておきましょ。バイクデートはマストで行きたいっす。近場でも良いんで、とりあえずお兄さんの写真残しておきたいんですわ。…ほえー、午後ティー割りは気になります。でもって確かに、浩二さんみたいな色男には高い酒が似合いますね。──ね、百貨店に置いてる物とは真逆なんでたまに来ると楽しそうっすよね。おしゅしは可愛いっつーか、シュールで好きなんすよ。あとにっこりした感じが俺に似てません？（キャラクターを意識し目を蕩けさせる様にして笑んで見せては、酒類コーナーを見渡し缶ビールと掌サイズの小瓶を数個セレクトし籠に入れて）お、じゃあ俺やっぱクライナーにしますわ。次、浩二さんの選びましょ。

めちゃくちゃ長ぇわ。悠チャン居てくれるからまだマシだけど、そうでなけりゃこんな時間だけあってもしょーもないし。バイクで行くんなら海沿いとか楽しいけど流石にまだ寒いからなぁ。まぁ、悠チャンが喜びそうな所調べとくよ、俺もお前との思い出欲しいし。…お、んじゃ午後ティーも買お。即席ロングアイランドアイスティーみてぇで酔わせるにはうってつけなんだよ。──そー、そー。流行り廃り分かるしなぁ…歩き難いのさえなけりゃもうちょい良いんだけど。…フハ、確かに言われてみりゃ、その顔ちと似てるわ。…そうなるとこのシュールさすら可愛く見えてくるからバカップルって嫌だわぁ。(相手がカゴに入れた小瓶に破顔して軽く小突いてから高級酒コーナーに進むと、箱に入った目当ての品を見つけては手に取り。次いで思い出した様に声を上げ、恋人を振り返って)うーわ、クライナー一時期めちゃくちゃ飲んでた。悠チャン好きそうな味だよなぁ。──お、流石。ちゃんとあんじゃねぇの。…あ、あとは雨月さんのか。どーする？酒なら赤ワインじゃねぇ方が寧ろ良い気はするけど。

あーね、外出できないんで普通の連休とは違いますわな。俺みたいな隠キャは籠もってネトゲでもしてりゃ何年でも過ごせるんすけど、陽キャにとっては罰ゲームですわな。海良いですね、行っちゃいましょうよ。寒い分には着込めば良いだけなんで。でも浩二さんセレクトの場所も気になりますし…やっぱお任せにします。──ははっ、俺を酔わせてくれるんですか？嬉しいなぁ、じゃあオススメの午後ティー買っておきます。…ウケる、きっと今の浩二さんには今やこのＴシャツは俺の似顔絵に見えてるんでしょうね。これをお揃いで着だしたらバカップルっすけど、今のところ俺が手前に似てるって言って買おうとしてるんで、単体で馬鹿っすわ。──クライナーは割と好きっすわ。尤も俺も最近は飲んでなかったっすけど、ドンキと言ったらネ。（相手に続き目当てのコーナーへと進むと、見るからに高級な酒を躊躇なく手に取る姿に惚れ惚れとし肩口へと頭部を傾け。次ぐ問いに暫し店内を見回ると、スタッフに声を掛けショーケースから箱に入った日本酒の大瓶を取り出して貰い、ちゃっかりとした笑顔を向け）獺祭はいかがでしょ。皆で飲める1800mlで。お値段５桁ですけど。

それこそお前と一緒にクラブだの夢の国だの行きてぇ所は腐るほどあんのになぁ。家でダラダラ時間潰す事なんざ今までほぼ無かったから、やり方分かんねぇんだよ。んー…まぁどうせ夏に海行きまくるだろ？晴れた日にガンガンに音楽掛けて海沿い走るの楽しいぞー。──あ、でも今日はチャンポンしねぇぞ…この間マジでしんどかったし。でもほろ酔いの悠チャンは可愛くて好き。…フハ、だあって俺が着たらぜってぇ似合わねぇし。悠チャンは似合うし可愛いからいーよ。しかも、いつも洒落てる悠チャンがさぁ…家でダル着で居るとか最高じゃね？可愛くてしゃーないわな。(品定めする様に棚に目を向けていれば恋人の声に視線を遣り、得意気に見せてきた大瓶に思わず吹き出し、呆れ半分と言った笑顔を浮かべながら言い放ち。次いでふと思い立てば店員に配送の旨を告げて)フハ…やーべぇ。マジでドンチャン騒ぎする時の奴じゃねぇの。まぁ、いーよ。獺祭うめぇし祝い事だしなぁ。…あ、つかどーせ今日向こう行かねぇし、それなら配送にしよ。ついでにハイネケンとギネス箱買いしたい。

あんまりダラけないって体力凄いっすわ。俺が浩二さんの運動量で生活したら絶対に過労死しますもん。こう話すと、俺等ってマジで対極的っすよね。似た物同士って思ってたのが不思議なくらいに。あー、夏に良いっすねー。じゃあ海は温存しておきましょうか。──ははっ、やっぱ前のは流石の浩二さんでもキツかったんすね。今日の酒は高い事ですし、美味しく飲んでおきましょ。…うん、浩二さんがこれ着たら完全にギャグっすよね。俺が着たら可愛いかはさて置き、恋人が何着ても受け入れ態勢バッチリなのを見たら前言撤回、やっぱバカップルっすね。──えへへっ、やっぱ神様に差し上げるお神酒は日本酒かなって。でもって雨月さんの事ですから、皆で飲んだ方が喜ぶでしょうし。あわよくば、俺みたいに酒の力を借りてご利益が続く人が居れば良いなーって。…ウケる、今日マジで酒しか買ってないっすね。浩二さん飲む気満々だー。（相手の表情を見ては頭を掻きつつ弱く笑い、ごにょごにょと言い訳を紡ぎ。店員に酒を渡すと、該当のビールをオーダーした後に渡された配送伝票にボールペンを滑らせ、相手へと視線を向け）あといる物ありますか？

映画観たり音楽聞いたりして時間潰す程度はあるけどなぁ。悠チャンが来るまでココも兄貴ん所預けてたから余計に外出てたわ。確かにな…似てるっつーか共通点は多いなって今でも思うけど、根っこの部分は対極かも。──そりゃあな。家飲みで記憶飛ぶとは思ってなかったし。お互い気持ち良く飲めんのが1番だわ。…分かってねぇなぁ。洒落てる恋人が自分の前では気ぃ抜いてるとかめちゃくちゃ可愛いじゃん。他の奴なんかじゃどんだけ願っても見れねぇ姿よ？眼福以外の何者でもねぇ。──ハハ、確かに縁結びの神様だもんなぁ。日本酒捧げて一緒に飲めりゃあ円満望めそうだし。んじゃ、人数多そうな時に持ってって盛り上げるか。…いーや、マジでクラフトビールはどんだけあっても困らねぇもん。──あ、ちょい待ち。あと…これな。(取り繕う様にか弱い笑みを浮かべる姿に難なく絆されてしまえば、くしゃりと頭を撫でてから飲料コーナーから手早く紅茶飲料のペットボトルを持ってきてはカゴの中身と合わせて会計すべく店員にカードを手渡し。隣で伝票に並んだ文字を一瞥すると、宛名欄を軽く突いて)宛名、臣永な。家臣の臣に永遠の永で臣永浩二。

時間潰す程度ねぇ…動く合間の休憩みたいなもんですわな。つか偉いっすね、娘の為に外出控えるだなんて。…ワンチャン根底が逆だから磁石みたいに返って上手く行ってるんすかねぇ。──気持ち良く飲む程度ってのはご尤も。でも自ら進んでちゃんぽんしてたのは浩二さんですからね。思い出してもウケる、水拒否ってチェイサーにビール飲み始めたんで、こりゃ勝ったって思いましたもん。洒落てるですって、有難いっすわ。やっぱバイト柄趣味とか関係なくトレンド物しか着ないんで、反動でこういう緩いの着るとスゲー落ち着くんすよ。紛れもなく浩二さんにしか見せない格好ですよ。俺の電源オフ状態の時の服です。…ふっ、ついに円満までご利益がある様になりましたか。まあでも雨月さんカップル見てると微笑ましくなるんで、強ち間違いじゃないっすね。ヨッ、盛り上げ隊長。楽しみにしてますよ。──わー、あざっす。午後ティー忘れてましたね。…あっ、御神酒は俺も出したいです。なんで店員さんすんません、現金で足りない分はカードでお願いしまーす。（頭を撫でられれば嬉々と目を細めるも、相手がカードを出せば慌てて財布を取り出しおおよそ半額の札を店員へと差し出し。相手の苗字を聞けば雰囲気に合った名に胸をときめかせ、『田崎』と書き掛けた文字を消し慣れない文字を丁寧に記し）えー、浩二さん臣永さんって言うんですね。格好良い。めっちゃ普通に俺の名前書いてましたわ。

あんまココに寂しい思いさせたく無かったしな。つっても週2とかでクラブ遊びしてたから偉いとは言えねぇけど。…ん、そーかも。つか俺に似た恋人だったら今までの繰り返しにしかなんねぇだろーし。──いや、あん時はイケると思ったんだよ。つか、そもそも勝負吹っかけてこられたら俺が意地になるの分かってんだろ？俺が自分の好きな系統しか着ねぇから悠チャンが粧し込んでんの見んの楽しい。お前なんでも似合うからさぁ。フハ、つかすげぇ殺し文句だなぁ。それ着てんの見るの楽しみだわ。…そりゃもう。向こう行くとさぁ大体誰かしらに相方の事聞かれるしな。まぁお膳立てみてぇなのは俺向いてねぇからそっちは任せた。──…んじゃこれだけ貰うわ、あとはまたの機会に回しといて。どーせ今後祝い事なんざ幾らでもあんだし。(相手が差し出した札を見ては一枚だけ抜き取り、こちらを見る店員に手渡してから残りのものは軽く手を振り払い除けて。自分の名前を書き示す恋人の姿に表情を綻ばせつつ、消された相手の苗字を窺い見て、相手が良い顔をしないのは想像しつつも小さく呟き)そ。だから大体クラブで会った奴とかダチとかにゃトミーって呼ばれてる。…俺も悠チャンの事本名で呼びてぇけどなぁ。

週2で遊ぶくらいなら妥当なんじゃないっすかね。ココちゃんもパパが楽しいなら許してくれますよ。…あー、浩二さんと同じタイプが付き合ったらどうなるんだろ。想像付かないっすわ。──ええ、勿論解ってて勝負吹っ掛けました。でも俺も酔っ払って正気じゃなかったんすよ。素面時ならこれ以上はメッてしてたと思うんで。…本来的には服なんて好きなモンを着るのが正解ですわな。俺は浩二さんのセンス好きですよ。まーた殺し文句だなんて言って、これ着てる時は抱いて貰えない未来が見えるんだよなー。──あー、皆相方さんいますもんね。やっぱ他の人の恋愛事情も気になりますわな。俺も御膳立て出来る程行ってねーんで、じゃあ何となくフリーの奴には酒をしこたま飲ませておきますわ。──…えー、ありがとうございます。何かいっつもすんません…沢山買って貰っちった。ヒモだ。（予定より遥かに少ない支払いとなれば感動と申し訳ない感情が入り混じった表情をし、財布に札を仕舞ってから頭を下げ。書き終えた送り状を店員へと渡すと、購入した商品を受け取り相手の手を繋ぎ出入り口へと。呟かれた思い掛けぬ言葉に見開いた後に一笑しては、目を細めつつ頷き）へぇ、トミーさんって呼ばれてるんすね。マジで外国の人みたいじゃないですか。…あっは、田崎って呼びたいですか？それとも雄太郎？浩二さんなら、好きに呼んで良いですよ。特別。

俺と同じタイプの奴とかそもそも付き合うっつー話になんねぇ気がするわ。セフレで充分、お互い楽だろって。──ハハ、まぁあんだけ飲めばそりゃなぁ。ま、でも楽しかったわ。久々に悠チャンに酒煽られたし。…ん、あんがと。基本的にシンプルなモンが好きなんだよなぁ、顔が濃いから服まで派手にしたら煩くて敵わねぇんだわ。そりゃまぁ、これ着てる時は可愛い可愛い俺のマスコットチャンよ。抱いて欲しけりゃ脱いで誘ってこねぇと。──分からなくはねぇけどな。俺ら比較的年下だからオニーサン方が目ぇ掛けてくれてんのもあるだろーし。ハハ、元バーテンは怖ぇなぁ…逆に飲まされんじゃねぇぞ。──いーよ、悠チャンの為に金払うの結構好きだし。良いモンに払う対価は惜しまねぇ主義よ、俺。(恋人が折れたのを横目で見ながら店員から返されたカードを仕舞い、下げられた頭を軽く笑い飛ばしながら撫でて。繋いだ手に引かれるようにして店を後にすれば明るい店内と対照的な夜道に目を細めつつ、荷物を受け取るべく空の手を相手に差し出して。予想外の反応に思わず目を見張り恋人の名前を口に出してみるも、慣れないその響きの擽ったさに自然とはにかみ)水モンばっかで重いだろ、持つよ。…似合うっしょ？なんなら昔は名前よりトミーって呼ばれる方が全然慣れてたわ。…お、マジ？嫌がるかと思ってたわ。──雄太郎。…フハ、やっぱ慣れねぇな。なんか、こそばい。

あーね、スゲー納得。清々しい関係っすね。──ほえー、てっきり浩二さんはストリートとかスポーツが好きかと思ってましたわ。でもスタイル良いイケメンはシンプルな服着た方が似合うのは間違いないっすわ。素材が引き立ちます。料理と一緒ですね。…ウケる、やっぱ抱いてくれないんすね。確かに気分乗ってきて、アイツと目が合ったら興醒めにも程がありますわな。…確かに。喫煙所のお兄様方は皆優しいっすもんね。まあ主に俺だけがキッズ扱いされてるんでしょうけどー。…あー、元バーテンは客に対しての躱し方は得意ですけど、本命に誘われるとグイグイ飲んじゃうんで、手加減してくださいね。──ありがとうございます。愛は金じゃないにしろ、やっぱり愛を感じちゃいますね。お礼に頑張って家事しまーす、えへっ。（相手から手を差し出されれば首を横に振り袋は渡さず。己の本名を呼ばれれば恥じらいげに口元を手で覆い隠しつつ笑い、はにかむ相手と視線を絡め笑みを深めて）大丈夫ですよ、せめてもこれくらい持たせてください。トミーさんねー…俺もたまにそう呼んでみようかしら。…あっは、雄太郎なんて久々に呼ばれましたわ。親ですらゆーくんって呼ぶのに。…ま、やっぱ悠チャンが安定ですかね。お任せします。




すんません、頭が回んなくなってきたんで置きにしても貰っても良いですか？完全に明るくなるまで付き合って貰っちゃってすんません。時間は沢山ある事ですし、健康のためにも蹴って休んじゃってくださいね。それじゃあ、おやすみなさい。愛してますよん。

──んー…ストリートもスポーツもめっちゃ好きだし、若い頃はよく着てたけど流石にもう年齢的にキツい。取り入れるくらいはするけどガッツリっつーのはしねぇなぁ。あ、でも多分夏は派手だわ、楽だからアロハシャツばっか着ちまう。…フハ、想像するとめちゃくちゃシュールだわ。笑ってはいけない24時感出てくる。…良いじゃねぇの、ガキ扱いされるなんて愛されてる証拠だって。しかも俺みてぇなのと付き合っちまったモンだからみんな心配してんのよ、きっと。…お。イイコト聞いたわ。んじゃそりゃもう優しく誘ってイイ感じに酔わせてやんねぇと。──ふ、愛をチラつかせて女から金搾り取ってた俺らみてぇなのが愛は金じゃないって言うの、悪い奴っつー感じだけどな。(差し出した手を断られればマスクの下で口唇を尖らせつつ後頭部を掻いて。自分達の初心な遣り取りに居た堪れず、笑みを浮かべた儘相手の視線から逃れる様に目を逸らし)…ちぇ。ま、んじゃ疲れたら代わるから言ってな。別に良いけどそのあだ名で呼ぶ時みんな呼び捨てにしてくるからさん付けなんか変な感じするわ。…んー、悠チャンって響きも好きなんだよなぁ。ま、お許しが出た事だし偶に呼ぶわ。俺しか呼ばねぇの気分良いし。





こっちこそ疲れてるだろーに連日朝まで付き合わせちまってごめんなぁ。そろそろちゃんと寝る日設けとかねぇとマジで悠チャンの体調が心配だわ。別に急ぐ事でもねぇしゆっくり置きレスにしよ。んで眠たい時はちゃんと寝るって約束してくれな。おやすみ、愛してるよ。