雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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あー、悠チャンごめん。ちとオンライン飲みが入っちまったから返信遅れるかも。チャチャっとダチ酔わせて切り上げるからそんな長引かないハズだけど、気にせず好きにしててなぁ。あんま遅いようなら置きにしてくれっと助かるわ。んじゃこっちは蹴ってな。
良いご家庭で育ったんですね。ハロウィンとかクリスマスかー…海外の文化も入って、きっと本格的だったんだろうなー。あははっ、じゃあ姪っ子ちゃんも将来はパリピっすかね?──浩二さんが周りの事気にするのは意外っすわ。でも俺を本当に傍に置いといて良いのかはちゃーんと見極めて欲しいんで、俺も待てできます。…あっは、ベソ面多めなんすね。まさかママもSっ気強いんすかね、なんて。浩二さん俺に対する評価は激甘っすもんね。なら今度スマホに入ってる奴、お見せします。(アルバムを押しやられると名残惜しげに手を伸ばし、目の前の誘惑と選びきれず狼狽した顔で双方を交互に見遣り。最終的に双眸を伏せ更に密着すると、穏やかな声色で)あー、解りますよ。賢い兄を持つと正論で潰されますからね。弟君も可愛いんでしょうなー…だっこしてる写真とかないんですか?──えー、まだ小学生以降の写真見てないっすよ。でもイチャイチャもしたいし…んー、じゃあちょっとだけぎゅーします。
ハロウィンはガキん頃ちゃんと仮装してパーティしてたし、クリスマスもめちゃくちゃ飾り付けてアドベントカレンダーでカウントダウンしてって感じだったわ。うーわ、やだ。俺の知ってるパリピの女とか禄でもねぇから真っ当に育って欲しいわ。──あー、その辺は悠チャンがどーこーってより俺の今までの行いのせいかな。お前と付き合ってスグの時もダチに長く続かないだろって言われて…だから半ば意地みてぇなモン。…負けず嫌いだからさぁ、テコンドーの試合負けっと悔し泣きしまくってた。親父もお袋も負けて終わらせんなってタイプだったし。そりゃ可愛い恋人だからどうしたって評価甘くなるわな。お、やった。楽しみにしてるな。(抱きしめられれば自分の甘さに自嘲を浮かべつつ観念した様に溜め息を漏らし。暫し堪能してから相手の腰を抱えつつも体を離し再びアルバムに手を伸ばして幾つかぺージを捲っては7つ下の弟が生まれたばかりの頃、長い睫毛を伏せて眠る弟の寝顔を見る為に兄と2人ベビーベッドを覗き込む写真を見つけ指差して)そーそー、大抵成長してないっつって昔の事掘り起こされて今その話してねぇだろって俺がキレるっつーね。ま、筋は通ってんだけど。あー、弟は割と可愛い。それこそ細っこいしなぁ。──…しゃーねぇなぁ。……あー、あった。弟が赤ん坊だしこれ多分小2とかだわ。
キッズの仮装は可愛いでしょうなぁ。因みに浩二さんは何着てたんです?…アドベントカレンダー…やべー、田舎者には解らんお洒落なワードが出てきましたぞ。只、すげー本格的だってのは伝わって来ましたわ。──あれま、お友達さんに話してくれてたんですね。なら是非とも、長く続いて吃驚させたいとこですね。あははっ、悔し泣きのお陰で強くなった訳っすね。可愛いなぁ。イメージ的にお兄さんよりも浩二さんの方がパパママの血を継いでそうっすね。パッションに溢れてますわ。──お。お兄さん昔の事掘り出してくるんすね。大人になっても覚えてるって、よっぽど浩二さんを可愛がってたんでしょうね。(相手の体が離れれば名残惜しさを覚えつつもアルバムの方へと体を向け、三兄弟の微笑ましい姿に口元に手を添えつつ表情を緩ませて。弟を暫し見据えてから兄、相手へと順に視線を移しては、次いで隣を見遣り口角を上げて)へぇ、弟さんはじゃあ割と正反対な印象なんすね。──わっ、可愛い。寝てるから解んないっすけど、やっぱ似てそうっすね。…つか、兄貴2人揃ってメロメロになってますね。微笑まし過ぎますわ。
あー…なんだっけなぁ。アメコミばっかやってた気ぃする。バットマンとかキャプテンアメリカとか。…お、んじゃ今年のクリスマスやろっか。12月1日から毎日1個ずつ開けてくから悠チャン好きそうだわ。──ん、俺が年単位続くなんて、それこそ初めて付き合った奴くらいだったし。それだって出来りゃもっと早く別れたかったし…そんくらいいったら第一関門かなって、なんとなく。ハハ、そーかも。俺がクソガキだったのもあるけど、そーゆー所は1番似てる気ぃするわ。──ちげぇよ、可愛がってたとかじゃなくて執念深いの。しつけぇんだ、これが。(兄としての性分故か弟を褒められては不思議と悪い気はせず、頬を緩めながら頷いて。次いで目ぼしい写真は無いかと目を滑らせていけば残り少なくなったページに目を落とし、テコンドーの動画に身を包み首にぶら下げたメダルを見せつつも憎たらしい笑みを浮かべ中指を立てる姿が目に止まっては指先で軽く小突き)いや、贔屓目って自覚はあるけど、やっぱ年離れてたからさぁ。俺も兄貴も割と弟は可愛がってたわ…俺はしょっちゅう連れ回して泣かしもしたけど。──あ、これ中2。テコンドーの試合で優勝した時。まだちとガキ臭いけど、まぁもうこの位からはあんま顔変わんねぇな。
アメコミ系かー、ママ大分気合い入ってましたね。じゃあ今年のハロウィンは俺が衣装を作りましょうか。アメコミならジョーカーとか。おっ、クリスマスのやりたいです。ちゃんと覚えとかなきゃ。──あーね、案外1年保たせるのって難しいっすから。でも俺達出会ってからは4ヶ月以上経ってると思うと、あっと言う間にその時期が来る気がしてならないっす。──贔屓目って言いますけど、浩二さんの家系が美形揃いなのは俺っち知ってるんで。きっと弟さんもモテるんだろうなー。(相手が頁を捲る前に慌てて兄弟の写真をスマホに収めては、示された写真へと目を映し、幼さは残るものの男前の雰囲気が完成しつつある姿にうっとりと目を細め、道着の襟元を指先でなぞり再びスマホのカメラを向けて)…はーっ、この時から既に男前っすね。ゆーくんこんな人なら年下でもいけちゃいます。つか道着ってセクシーっすよね。…しかも優勝。めっちゃ強いじゃないっすか。やっぱ怒らせない様にしときます。
流石にもうハロウィンやるような歳じゃねぇって思ったけど…ジョーカーカッケェなぁ。そうだなぁ…お前がハーレクインやってくれんならやるわ。──そうか、もうそんなか…早ぇなぁ。確かに悠チャンと過ごしてると時間あっという間に過ぎてくわ。──あー、どうなんだろ。モテんのかな…あんま弟の恋愛事情知らねぇわ。まぁでも俺みてぇなクズの遊び方はしてねぇと思うから上手くやってんじゃねぇかな。(次々と写真をカメラに収める相手の姿に愛しさを覚えては次第と興が乗り、くつくつと喉を鳴らしながら抱いた儘の腰を一際抱き寄せ頬が触れそうな程身体を近づけて。恍惚とした表情を浮かべる顔を覗き込む様に窺い見ては自然な動作で軽く口付けてから再びアルバムへと視線を落としてページを捲り)こんくらいから急にモテ始めて、多分これ調子に乗りまくってた時期。…ふ、でも中坊だぜ?中身はそりゃもうクソガキ極めてますっつー感じ。こん時優勝したのだって、親に優勝すりゃピアス開けて良いって言われて意地になっただけだし。──……んー、他に面白いモンあったかな。高校入った途端写真減るんだよなぁ。
浩二さんがジョーカーやったらスゲー格好良いと思いますよ。でもって化粧できる浩二さんと、服作れる俺が組んだとなればもう最強。ハーレイクインなら去年バイト先でやったんでいけますわ。グロメイクしてクラブ行きましょ。──そっすよ、マジ光陰矢の如し。もうちょいで付き合ってから3ヶ月も迎えますし、順調な感じっすね。…あっは、じゃあ兄弟でチャラいのって浩二さんだけなんすか?可愛い系なら懐に入り込むの上手そうなんで、モテモテなんじゃないっすかね。(腰を引き寄せられれば意識はアルバムへと向けた儘身体を触れさせるも、突如として唇を奪われれば固まり、手元からスマホを落として。自然な所作に胸を高鳴らせつつスマホを拾い上げては、肩口に頭を傾け甘えつつアルバムへと視線を戻し再びスマホを向けて)やっぱモテてたんすね。じゃなきゃ中指立てないっすわな。…つか優勝の理由が不純っすね。ウケるし、ピアス開けんの早いっすわ。ヤンキーだ。──高校くらいになると自分のスマホでしか撮らなくなりますわな。まだまだ色んな写真見せてくださいよ。好きな人の写真って、こんなにも愛しいんですね。
そりゃもうバッチバチに化粧してやるわ。クラブに居る奴らのチャチなコスプレなんかに目に映らねぇくらいの出来になるんじゃね?…つか、そん時の写真ねぇの?俺だけ見せてんのズルくねぇ?めちゃくちゃ見てぇ。──な、偶に喧嘩っつーか、すれ違いレベルのはあったけど基本的に平穏だしなぁ。ちっとくらいなら全く喧嘩ねぇよりお互い腹割れる良い機会にもなるし。…まぁ、そーね。クラブだのHIPHOPだのは兄貴も弟もあんまだし、どっちかっつーとあいつらのが江戸っ子気質強いのかも。あー、悠チャンにも感じるけど末っ子の愛嬌っつーか要領の良さは流石としか言い様がねぇわ。(視界の端でスマホが相手の手から滑り落ちるのが目に留まればアルバムに注視しつつもほくそ笑み、肩に感じる仄かな温もりに腰から頭へと手を動かし髪を梳く様に撫でて、最後のページに行き着くと高校の卒業式に撮った写真が貼られていて。一見外人に見紛う様な顔立ちの母親と眼光が鋭く逞しい雰囲気の父に挟まれて些か気恥ずかし気に笑う自分の姿を見ながら、ホワイトアッシュグレーの髪色にブルーのメッシュを入れた髪色に卒業の直前担任に酷く叱責されたのを思い出してはくつくつと肩を揺らし)まぁ、そこそこな。でもこれより前は女子からゴリラとか呼ばれてたけど。…だぁって中坊が1番ピアス開けたい時期じゃん。あとダチに先越されるのが嫌だったし。──ん、でももう終わりだわ、高校ん時のは卒アルにあるかもだけど。…フハ、懐かしー…お袋と親父と律儀に撮ってんじゃん。この髪卒業式の直前にダチと髪染めて全員並ぶと虹になるっつってやった奴だわ。
プロが気合い入れたら凄いんだろうなー。今から楽しみっすわ。あー、写真ありますよ。俺の場合、本家じゃなくてハイドさんに寄せに行ったんで大分野郎感強いっすけど。(スマホのフォルダ内をスクロールしては、強めのアイメイクを施し些か男性的な印象に仕上がったコスプレで、薄暗い照明の下外国製の瓶ビールを口元に付けた写真を表示させ掲げて見せ)擦れ違いっつーか、俺が拗ねてるだけっつーか。頭冷やすために帰っても、本当は浩二さん居ないとかなり辛いんすよ。やっぱお兄さんが一緒じゃなきゃ駄目だってなるんで、幸せ**した辺りに必要な時間なのかもしれないっすね。勿論ずっと幸せなのに越した事ないですけど。…へぇ、綺麗なお兄さん弟達も江戸っ子気質強いんすね。ギャップがまたモテそうだなぁ、ズルい一家だ。(相手が最後のページを捲ると、目に飛び込む整った両親の容姿と、相手の髪色に脳の情報整理が及ばず目を瞬かせながら身を乗り出し写真を凝視して。感嘆の声を揚げては、再びカメラを起動し写真に収めて)ガキの女子なんてツンケンしてんのがデフォっすよ。でもゴリラは笑える、俺チンパンだったんでドンキーコングになれますね。──わーっ、つかママめっちゃ美人っすね。親父さんも渋くてイケてますし…そら浩二さんが産まれますわな。つか髪色マジでヤンチャっすね。ウケる、すげー青春してたんすね。
──うーわ。めちゃくちゃ良いな、気ぃ強そうなのが最高。やっぱ悠チャンの顔化粧すんの楽しそうだよなぁ…メイク一つで色んな表情出せそうで。(掲げられたスマホに表示された写真を顎に手を当てながらまじまじと見つめ、感嘆の息を漏らしては隣の恋人の顔へと視線を移しパーツの一つ一つを確認する様に軽く指で触れて)いや、俺が余計な事言ってんだろ。後々もっと言い方あったなって思うのなんかザラだし。俺もそーゆー時に悠チャンが傍に居ねぇのは、謝るキッカケなくてキツいわ。まぁ、少しずつになるかもだけど気ぃ付けていくからさ。(少年の様な反応をする恋人のあまりの愛らしさに表情を緩め脳裏に焼き付ける様にその横顔を見つめてからアルバムを閉じ、相手と反対側に置いて。身体を動かし相手に向き直ると待ち侘びたとばかりに両手を広げると緩く首を傾げて見遣り)ハハ、ドンキーコングはやべぇわ。でもなんかしっくりくるのがウケる。…高校はめちゃくちゃバカやったわ。親もゲラゲラ笑ってたからやべぇよなぁ、でも割と似合ってんだろ?──ま、こんなモンよ。俺のガキん頃なんて。あんま昔の俺ばっか見てるとそろそろ今の浩二クンが痺れを切らすんですけど?
中々生意気そうでしょ?これでヒール履いてたもんだから、我ながら中々迫力ありましたよって。…あっは、それ良く言われますわ。俺あんまりパーツに特徴ないんで、化粧し易いって。じゃあ、浩二さん好みの顔に仕上げてくださいね。(まじまじと見据えられつつ顔に触れられれば、些か恥じらいげに笑んでから目線を外し)そっか、浩二さんにそんなむず痒い思いさせてたんすね。すんません。じゃあ今度からなるべく家出しない様に、仲直りする方法考えておきます。──ウケる、ご両親すげー寛大っすね。似合ってますけど、虹が揃ってたらマジ怖そうっす。…よし、沢山浩二さんの写真が増えました。やっぱ好きな人の歴史を知れるって良いですねー…あはっ、過去の自分に嫉妬しました?言わずもがな、今の浩二さんが最高ですよ。(アルバムが閉じられると名残惜しげに眉を下げるも、次ぐ誘いには嬉しげに表情を緩め片手を首の裏に、もう一方の手で現在の恋人にしかない髭を撫でて愛しげに視線を注ぎ、ゆっくりと唇を触れさせて。次いで手を繋ぎソファーから立ち上がると、寝室へと向かい辿り着くなり相手を巻き込み寝具へと倒れ、腕枕をしながら目蓋を伏せて)やっべ、アルバムに興奮してたらもう朝だ。本当毎日遅くまですんません。お願いなんで、蹴って寝てくださいね。さて、今寝たら若かりし日の浩二さんに夢の中で会えそうだ。おやすみなさい、愛してますよ。
いやマジ、これ生で見たかったわ。こん時いた客が羨ましいな…この顔見ながら酒飲むとか最高じゃねぇの。特徴ないっつーか、元がいいから何やっても似合うんだよ。俺が化粧すんならそりゃもう色っぽく仕上げるわ。(照れた様な表情を垣間見せる恋人にくつくつと喉を鳴らして目尻にキスを贈り)あー、いや…俺こそごめんな。性格捻くれてるし、悠チャンが居る家に慣れちまったからかな…1人になっちまうと色々考えちまうんだわ。ま、お互いに良い方法見つけてこうぜ。急ぐ話でもねぇわな。──基本人様に迷惑掛けなけりゃオッケーって感じだったからなぁ。人生1度切りだし思いっきり楽しく生きなきゃ損だろ。…ハハ、満足したんなら何よりだわ。今度は悠チャンの昔の話たくさん聞かせてくれな。俺もお前の事もっと知りたい。…そりゃ、あんな熱い視線向けてりゃあな。それにガキの頃の俺なんかにゃお前は勿体無さすぎる。(甘い口付けにも、手を引かれ寝室へと誘導される事にも満足気な笑みを浮かべていたものの、ベッドに横たわってから聞こえてきた言葉には悪戯な笑みへと表情を変えて。囁く様な声色で言葉を紡いでは相手の腰元へと両腕を回して目を瞑れば寝息を立て始め)悪ぃなぁ、そのお願いは聞けねぇや。俺だって悠チャンに甘ったるい言葉言ってから寝てぇのよ。こっちこそいつも付き合わせてごめんな、今日もあんがと。夢で会うのは願わくば若い頃じゃなくて今の俺にしてくれな。1秒だってお前を分けてやりたくねぇから。おやすみ、愛してるよ。ゆっくり寝て。
(欲にまみれた夢から目覚めては、暫し寝具の中で丸まり悶えつつ余韻に浸り。徐に上体を起こし寝室を出てシャワーを浴びると、髪を乾かしながらふと思い出した様にスマホを操作し幼少期の写真を探し、自嘲する様に鼻を鳴らし。完全に乾いたところでリビングへと向かうと、真っ先に猫の元へと向かい抱え上げて)おはよーココちゃん。良く寝れたかにゃ?
(起き抜けにシャワーを浴び、会議の予定が無いのをいい事に最低限の身形だけ整えた状態で朝から延々とPCに向かえば、漸く営業展開の報告書の記入が終わり。液晶画面を見続けたせいで重たくなった目頭を抑えつつ唸り声を上げては徐に後方へと倒れ込み、視界の端の恋人を見上げる様に顔を向けながら冗談めかしつつも片手を伸ばして)あー…終わったぁ…。──おはよ、悠チャン。今月の仕事ほぼ終わらせた浩二クンにご褒美くれてもいいぜ。
おはよーございます。…あっは、随分と頑張ったんですね。じゃあ後は概ね遊んで過ごせるって訳ですね。お疲れ様でした。よく頑張りましたねー。(猫に頬を寄せ戯れているも、唸り声を聞けばそちらへと視線を向け、視界に飛び込む相手の体勢に愛らしさを覚え一笑し。猫を床へとそっと下ろすと相手に緩慢に歩み寄り、伸ばされた手を握りつつ隣へと着座し。空の手で頭を撫でつつ子供にする様に柔らかな口調で褒めては、ふとパソコンのモニターへと視線を移し)…へえ、何やらまた難しそうな事してますねー。ゆーくんさっぱり解んないんで、益々惚れちゃいますわ。
んー…。まぁチマチマやる事はあるけどそんな時間は食わねぇし、基本会社行かねぇとどーにもなんねぇからなぁ。それまではそりゃもう遊んで暮らすわ。(珍しく恋人を足下から仰ぎ見ればつられた様に小さく笑みを浮かべてから、寝返りをうち着座した相手の膝に頭を載せながら感触を楽しむ様に頭を動かして喉を鳴らし。次いで聞こえてきた言葉に先程まで睨み合っていたPCに目を向けるも、自身の首元に愛猫が擦り寄ってくれば興味を失った様に声を漏らして彼女の耳の裏を撫でつつ)──あぁ、今後売上回復させる為にこんな事していきますよってな感じのやつ。ま、大した事ねぇし別に面白くもねぇ内容よ。こっからはもうプライベート。
何やかんや月の半分が過ぎちゃいましたもんね。あとちょっとしか休めないんで、ゆっくりしてくださいね。──あっは、切り替え早いっすね。良い事っすわ。じゃあさっき俺のチビ時代の写真探しておいたんで、お見せしますね。これくらいしかないんですけど。(相手を膝枕するかたちになれば嬉しげに表情を緩め、頭部を撫でていた手を喉元へと移し猫に施す様に擽って。再び頭をゆったりと撫でては、空の手でスマホを操作し乳児期の写真を表示させ、現在よりも色白で頬が赤く、満面の笑みでカメラへとはいはいしている躍動感のある写真を表示させては相手と猫に見せる様に掲げて)白くて丸いでしょ?低学年くらいまで親とかに齧られまくってて嫌だったんすけど、今なら解りますわ。美味そう。
あー、そうか…あと2週間くらいか。つってもお陰様で結構ダラダラしてるからマジで感覚鈍りそうだけどな。──お。マジ?めちゃくちゃ見てぇわ。(擽る手に心地良さ気に目を伏せ首を伸ばすも、聞こえてきた言葉に反応すると徐に上腿を持ち上げ、スマホを操作する恋人を興味津々に見つめ。程なくして掲げられた液晶を視界に写せば破顔して眉を下げながら惚けた様に魅入り)フハ、すげぇ可愛いじゃん。確かに餅みてぇだし、こんな笑顔向けられたらベッタベタに甘やかしたくなる。…ふ、ご両親の愛情だわなぁ。
2週間なんてあっと言う間っすよ。…つっても、5月で外出出来る様になるかは微妙なとこっすけど。ばい菌が心配なんで、在宅で出来ると良いっすね。──そ。いかにも雄太郎って感じのお餅なんすよ。やっぱ噛みたくなる心理って愛情なんですか?なら俺っち、浩二さんにスッゲー愛されてますね。(スマホを眺める相手の表情に照れ臭そうに吹き出しては、暫く経ってから画面を消し相手の口元へと腕を差し出し。ふと思い出した様に室内に視線を巡らせては)そう言やDVD観てないっすね。観なきゃ。
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