雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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…んっ……、(耳元へと口付けを贈られれば、深い眠りに就く中無意識に喉元から甘い声を溢し身動ぎ。薄く目を開き覚醒しては、身体を包む温もりに嬉しげに笑い声を立てた後に、再び瞼を伏せ甘える様に相手の胸元へと顔を埋め。幸福感を暫し噛み締めては、再度瞼を開き相手の頬に指を添えつつ唇を重ねて)…おはよーございます。──…ンー、良く寝たー。起きて浩二さんがいるとか幸せ過ぎる。毎日こうなら最高なのに。…よく寝れました?
(腕の中でモゾモゾと動く恋人にクスクスと笑みを溢していれば、相手が起きたのを察知して胸元に収まる頭へと再び緩く頬擦りを。唇を寄せてくる相手を迎え入れる様に背中に回していた腕を腰まで滑らせ僅かに力を込めては甘受し。問いには言葉とは裏腹に嬉々とした声色で返しながら戯れる様に相手の鼻と自分のものを軽く摺り合わせ)ハハ…悪ぃ、起こした?おはよ、悠チャン。…ん、俺も幸せだわ。ここ最近ずっとこうしたくって堪んなかったし。…おー、よく寝れた。つか寝過ぎて頭重いわ。
(鼻先の戯れを擽ったそうに享受しては、間近で感じる相手の息遣いに仄かに心臓を高鳴らせつつ髪を梳く様に撫でて甘い一時を愉しみ。己も相手の背へと腕を回しては、寝起き特有の柔らかな口調で)んー、浩二さんの腕の中で起きれて良かったです。本当、待ちに待ったって感じっすよ。…ははっ、頭重いのは大変だ。じゃあ、そろそろ起きます?勿論こうしてイチャイチャしてても良いですけど、1日遅い2ヶ月記念で何かしても良いですし。俺っち幸せ過ぎて、今はあんまり頭が回んないです。
(髪から伝わる撫でられる感触を味わいながら相手の問いかけに思案するように目を閉じて。手慰みとばかりに片手で相手の唇に触れればその輪郭をなぞり)んー…正直どっちも捨てがたいよなぁ。こんな風にイチャイチャしまくれんの滅多にねぇけど、記念日もちゃあんとなんかしてやりてぇ。…っつっても花見行くくらいしか考えてねぇんだけどさぁ。時間がないって嫌だねぇ。
(口唇をなぞる指を前歯で甘く噛み悪戯に笑んで見せては、するりと相手の腕の中から抜け出し上体を起こし伸びをして。唇に弧を描きつつ柔な声色で)じゃあお転婆娘ちゃん連れてお花見行きましょうか。記念日に桜が満開なんて、こんなチャンス滅多にないですから。…何より、浩二さんが考えててくれたのが嬉しいですよ。──…あーでも、時間も時間だし俺の着替え見てムラムラしちゃったなら花見は平日に回しても。その時は駅で待ち合わせして行きましょ。(寝巻きのボタンを勿体ぶる様な所作で開けつつウィンクを投げふざけては、相手の表情を窺い)
そー、そー。良いタイミングだなぁって思ってさ。悠チャンと季節感ある事したかったんだよなぁ。俺との生活なんか基本いつだって代わり映えしねぇし。(腕から流れる相手を見つめてはその白い肌に憎たらしげな笑みを浮かべながら否定する様に軽く手を振ってベッドを抜け出し。上裸になってから服を決めて無かったのを思い出せば暫しそのまま立ち止まり顎に手を当て、マスタード色のパーカーが目に留まればそれを手に取り、Tシャツを着てから羽織り)──フハ…そりゃストリップショー宛らっつーのも悪かねぇけど。生憎、待てが染み付いちまって今更痣一つねぇ綺麗な身体に我慢出来ねぇ程煽られはしねぇの。俺が理性もなんも全部かなぐり捨てんのは、俺が作ったグロい痣を嬉しそうに見てるお前なもんで。
あーね。それこそ恋人でも居なきゃ季節のイベントなんてスルーっすよね。俺も同じく。花見なんてガキの頃が最後っすわ。──あっは、遂に躾の出来た犬になっちゃいました?寂しいなぁ、俺は未だにイマイチ待ての出来ない駄犬なのに。…なんて言って、デート大好きなんで浮かれてるんですけどね。(相手に続き寝具を抜け出すと、インナーとデニムを纏ってからマウンテンパーカーを羽織り、リュック型のキャリーケースを持って猫を迎えに行き。抱え上げ暫し戯れてから中へと案内すると、ケースを背負って寝室へと戻り、相手が自身の贈り物を着ている姿を嬉々として眺めて親指を立て)おっ、似合ってるじゃないっすか。迷子になっても直ぐに見つけられそうだ。さーて、そろそろ行きましょうか。酒でも持って行きます?
俺もちゃんとした花見っつーのは久々だわ。酒煽ってドンチャン騒ぎのやつならまだしもなぁ。──…そりゃ、どっかの誰かサンがいーいタイミングで待てばっか繰り出すからなぁ。こちとらライン踏み越えるまではその心算でいねぇと保たないんだわ。ま、踏み越えたら待てなんか聞かねぇけど。(軽く香水を振って寝室に戻ってきた恋人の頭を軽く撫でてから愛猫には目配せを送り。キッチンへと進み冷蔵庫からクラフトビールを2本手に取れば玄関に向かい、ダッドスニーカーを履いては玄関の扉を開けて相手を促し)悠チャンもなぁ。俺好きよ、その格好。…あー、そういや昨日ビール冷やしてくれてるっつってたし、飲みながら行こうぜ。ガラ悪ぃけど、お行儀良くなぁんてタイプじゃねぇっしょ、俺ら。
成る程ねー。桜の下でベロンベロンになってる浩二さん、楽勝で想像できます。…えー、だって俺もスイッチ入ったら止まんなくなるんですもん。それに俺っち若いだけあって無駄に体力あるんで、それで浩二さん寝不足にしちゃうのはやっぱ不本意なんで。──えへっ、俺もこのマンパ気に入ってます。宝物。…ウケる、歩き飲み好きなんすよ。やっぱ柄悪い人と付き合うと最高だ。勿論喜んで。(頭を撫でられれば嬉しげに目を細め、相手に続き玄関へと。お揃いのスニーカーを履き扉を潜ると鍵を取り出し施錠し、エレベーターを通過して外へと。そっと相手の手中からビールを奪うと、開栓し口元に運びつつ空の手で相手の腕を掴み)…うめー。さて、美味いビールは用意されたんで、メインの桜はどうしましょ。近くの公園で良いっすかね?
ハハ、ご期待通りのモンよ。週明けから多分しこたまやるからよぉ。最初は悠チャンと穏やかにってな、粋だろ?…お、アラサー弄ってんな?まぁ、実際今25の壁痛感してるよなぁ、忙しいのもあっけど酒には酔うしよぉ。でも、快楽主義者的には寝不足よりゃお預けのがキッツイ。──…ハッ、可愛い事言ってさぁ。こりゃコロナ落ち着いたらさっさとクラブ連れてって自慢させてやんねぇとだわ。(緩い足取りでエントランスを抜け夜風を浴びながらビールの栓を開ければ一口含み。相手の言葉に頷き公園へと足を向け、揶揄の言葉を口にしつつ横目でその顔を盗み見れば穏やかな時間に口元を緩ませて)あー…旨い。歩き飲み良いよなぁ、それだけで楽しいし。ん、公園ならココ出してやれっしなぁ。ガキンチョも遊具で遊ぶ?
あー、急いでやんないと散っちゃいそうっすもんね。じゃあ来週は酔った浩二さんの為に、二日酔いの薬用意しておきます。…ウケる、酔うのは多分ピッチャーのせいっすよ。つか酔える方が安上がりで良いじゃねーっすか。──そっすねぇ、寂しがり屋をお預けし過ぎんのはあまり良くないか。俺もそろそろ自制して待てすんのもキツいですし。…ねー、早くクラブ行かないとマンパのシーズン終わっちゃいますよー。まあそうしたら新しい服買って貰えば良いか、えへっ。(公園へと向かう道すがら、歩道を囲む桜並木へと差し掛かれば思わず破顔し。花弁が舞い散る下で頬を撫でる夜風を感じつつビールを煽れば気分は高揚し、独りごちる様に言葉を紡いでは笑みを湛えつつ横目で相手を見遣り)ラッキー、この木桜だったんすね。…そういや、桜ってフェロモン出てるらしいっすよね。花見で興奮すんのも、思わず花に見惚れんのもそのせいですって。…桜パワーにあやかって、俺も普段以上に浩二さんに魅力的に見られたいんですけど。…あははっ、遊具懐かしいなー。じゃあ遊びます。ブランコ乗りたい。
ま、流石に毎日とかって事にゃなんねぇ…様にしてぇなぁ。周りに居んのが酒に意地汚い奴らばっかってのも考えモン。…前はピッチャーヤッても酔わなかったし、二十代前半は二日酔いなんてなった事も無かったわ。…ま、別にもうクラブで遊んでねぇし弱くなってもなぁんも困んねぇか。──つか、その寂しがり屋っつーのやめろよなぁ。別にお前と付き合うまでは寂しいとかそんなん無かったし。…ふ、欲望にゃ素直になった方が人生楽しいぜ、きっと。…違いねぇ、人混み自粛の通達さえ会社で出てなけりゃあなぁ。クラブ行ったら報告しなきゃなんねぇのよ、ぜってぇ嫌じゃん?そんなの。ふは、良いよ好きなモンいくらでも買ってやんよ。(眼前に広がる桜並木に思わず感嘆の息を漏らし見惚れていれば掛けられた声にそちらへと視線を移し。鼓膜を震わせるその内容に吊り上がる口角を手元の瓶で隠しつつ小さく肩を揺らし、息を整えては相手の耳元に口を寄せて)おっ、良いねぇ…通勤ん時こっち来ねぇから知らなかったわ。そりゃ綺麗な訳だわ。やっぱさぁ、日本人としちゃ桜は特別だよなぁ。ハハ……ふ、俺の心掴んで離さないくらい魅力的なクセに。でも、惚れた相手がほろ酔いで、尚且つ桜と一緒ってんならそりゃもう…ココにだって見せたくねぇくらい。…フハ、ブランコいいじゃん。後ろからめーちゃくちゃ押してやろっと。
毎日浩二さんが酒飲んで来たら俺が痺れを切らしちゃいますよー、なーんて。まあ、楽しく飲めるダチが居るのは良い事じゃないっすか。ははっ、なら大人の飲み方に変わる時期が来たって事っすね。俺もやっぱ金になんないと飲む気失せたんで、アルコール少なめカップルで良いじゃないっすか。──え、俺寂しがり屋が好きなんすけど。浩二さんが寂しいーって言ってくれたらいつでも喜んでお側に行くのに。…げっ、そんな通達あるんすか。まあでも確かにコロナの人間が出入りしただけで営業停止とかザラッすもんねー…。やったー、じゃあマンパに合うボトムとインナーが欲しいです。──…あははっ、また口が上手いなぁ。俺はさて置き、浩二さんは夜の桜が似合いますね。やっぱ来て良かった。…んー、強く押しちゃだめですよ。ココちゃんも一緒に乗るんで、優しくお願いしますね。さーて、着いたぞー。(夜桜を背景に相手の顔へと目を向けると、端正な容貌は際立ち胸が高鳴るのを自覚し。耳元で囁かれれば衣服の襟で口元を隠す様にして肩を揺らして笑い、桜で囲まれた小規模な公園へと足を踏み入れ。宣言通りブランコへと着座するとリュックを下ろしファスナーを開けて猫を抱え上げ、興味津々と周囲を見渡す様子を嬉しげに眺めて)
ま、仕事は暫く相変わらずだろーけど酒は今月で大分落ち着くハズ。異動の時期はどうしたって酒が付きモンだよなぁ。…あー、確かに酔っ払いの悠チャン見る機会減ったわ。ハハ、健全なカップルに落ち着いちまって…あんなヤンチャしてた俺らはどこに行ったのかねぇ。──やだよ、ダッセェもん。そーゆーの浩二クンのガラじゃねぇっす。…OK、ボトムとインナーな。大分日中暖かくなってきたしそろそろバイクで買い物出掛けんのも良いかもなぁ。──…本気にしてねぇな?いつだって俺ぁ素直に捻くれてんのに。ふ、そりゃどーも。ま、悠チャンはどっちかっつーと青い空と桜のが似合いそう。夜桜ん中も色っぽくて良いけどなぁ。ハハ、ココ可愛いなぁ。(自分好みにパーカーの襟で口元を隠す姿を視界に留めては心臓が小さく跳ねるのを感じ、笑みを浮かべるその唇を暴けば軽く啄んで。次いで快晴の下桜に囲まれ笑顔を向ける恋人を夢想しながらそれを肴とばかりにビールを煽り、公園の中へと。スマホを取り出し桜を背景にブランコへと腰掛ける恋人とその腕の中の愛猫を写真に収めては後ろに回り、軽く背を押して)
仕事と酒が同時に忙しいって大変そうっすね。まあイケイケな人の宿命って奴なんでしょうなぁ。…我々、酒はおろかヤニも減りましたもんね。浩二さんなんて見た目まで落ち着いちゃって。ま、足並み揃えて落ち着けて何よりっすよ。──ちぇー、この前狙ってはないとは言え寂しがって貰えて嬉しかったのにー。おー、バイクで買い物良いっすね。海の近くのお店とか行きたいですー。──…本気にしてない訳じゃないですよ。只、男前にこのシチュエーションでんな甘い事言われたら酔い痴れそうで。俗に言う、照れです。あははっ、深夜の男なのに昼間が似合います?嬉しいなぁ、随分とヘルシーなイメージになったモンだ俺も。(目を閉じる間もなく、不意を突く様に唇を奪われればたちまち心臓は喧しく鼓動し、暗闇の中で肌を紅潮させ恥じらいげに視線を逸らし。腕の中で猫が元気に動き始めればリュックとビールを傍に置き、向けられたレンズへと向け腕の中の子をぎゅっと抱き締めウィンクを作り。相手に背を押されブランコが揺れ始めれば猫が甘い声で一鳴きし、くすくすと笑いながら頭を撫でては)ココちゃん初めてのブランコにご満悦の様です。ヤンチャな浩二さんも乗ったらどうですか?死ぬ程漕いじゃってくださいよ。
…おっと、結構な時間になりましたね。申し訳ないことに若干頭回らなくなってきたんで、浩二さんが良けりゃ、置きにして貰えると嬉しいです。時間も時間なんで、蹴って休んじゃってくださいね。こちらはスルーして頂いて大丈夫なんで。それじゃあ念の為に先に、おやすみなさいです。愛してますよん。
出来るだけ悠チャンの事を優先してやりてぇってのになぁ。それが出来ねぇ今の生活は歯痒くて仕方ねぇ。…あー、確かに。ま、帰りさえすりゃあ口寂しくねぇからな…仕事ん時に皺寄せが行ってる節はあるけど。ハハ、お前に惚れてから俺はドンドン真面目クンになってんよ。ダチにゃ似合わねぇって笑われるけどさ。──あー…ヤメテ、思い出させんなって。寂しいなんて言ったらお前優しいから、マジで俺の事最優先にしそうで嫌なんだよ。俺は自由なお前が好きなの。うーわ、海良いな。夏とかさー、音楽ガンガンに流しながらバイクで海沿い走るのめちゃくちゃ楽しいぜ。──ハハハ!…可愛いなぁ。んー、こりゃやっぱイチャイチャ続行させときゃ良かったかも。…ふ、俺ん中では割と悠チャンは爽やかなイメージあるわ。元気良いからかな。(外された視線を求める様に甘ったるい声色で軽く相手の耳を撫ぜては、人気がないとはいえ屋外故に限られた愛情表情の術に一抹の後悔を表情へと滲ませ。眼下で楽し気な様子を見せる2人の姿に緩む頬の内側で奥歯を噛み締め、胸に広がる愛おしさを味わい。次ぐ提案には暫し思案してから隣のブランコへと腰掛け)…ご機嫌じゃん。あー…っんとに幸せだなぁ。──……やべぇ、ブランコとかいつぶりだよ?低すぎてぜってぇ漕ぎにくいだろ、これ。
悪ぃ、いつもの仕返しに反応するわ。置きレス上等、可愛い可愛い恋人のお願いとあっちゃ聞かねぇ訳にいかねぇし。ま、多分明日俺帰り遅いし例の如く酔っ払いだろーから、区切り良くなるまでは寧ろ助かる。今日も遅くまであんがと。ゆっくり寝て、明日も元気な姿見せてな。おやすみ、愛してるよ。
あははっ、確かに浩二さん脚長いからキツいっすね。じゃあ見ててください、俺っちが学校から禁じられてた危険技。…出来るかな、ちょっと怖いな。(相手がブランコの隣へと腰を下ろすのを眺めては、長い脚を持て余している姿に小さく吹き出し。緩慢に立ち上がり猫を相手の膝へと載せては、再びブランコに着座し強く地を蹴り幾度か激しく漕いで。間も無くして宙に高く浮いた所で背中の方向へと向かって宙返りし座板から飛び降りては、着地した際によろけつつも得意げな顔をして見せ)まだできた。良かったー。…さっ、ココちゃんとブランコに乗りたいって夢が叶ったんで、ちゃんとお花見しましょうか。つっても、写真撮りたいだけっすけど。(傍に置いたリュックを背負いビールも手にすると、空の手を差し出し微笑を浮かべて)
おっと、反応ありがとうございます。俺の方も了解でーす。置きにした事ですし、余裕ある時にお願いできればってトコなんで、のんびり待ってます。それじゃあ、次こそ蹴っちゃってくださいね。宜しくお願いしまーす。
俺みてぇなタッパの奴が遊ぶ様には出来てねぇんだよなぁ、残念な事に。…は?見てろって──…う、わ…っ(膝に乗せられた愛猫を抱き上げながら笑いを滲ませた声は、続く相手の言葉に怪訝な様子のそれへと変わり。アクロバット宛らの行為を見ては思わず声を漏らし、よろけた相手に手を伸ばしかけ、ブランコの金具がけたたましい音を立てるも、その得意げな顔に無用な心配だと分かれば乾いた笑い声を溢して間もなく破顔し)ハ…ッ、やっべぇ…。めーちゃくちゃカッケェじゃんか。ハハ、惚れ直したわ。…ん、そうだなぁ。ココにもちゃんと桜見せてやりてぇし。(愛猫の上体を肩に乗せては下肢をビールを持った手で支えながら相手の手を取り立ち上がって。お約束とばかりに頬に口付けを落としてから備え付けのベンチへと誘う様に歩き)
ウケる、カッケーって程の事じゃねーっすよ。恐怖心さえ無けりゃ誰でも出来ます。ココちゃんも出来るもんねー。(相手の反応に満足げに笑みを湛えては、無関心に別の方向を見る猫へと話し掛け伸ばした手で小さな頭を撫でて。次いで握られた手に自らも指を絡めつつ頬への口付けを甘受しては、相手に従いベンチへと赴き腰を下ろしながら傍に咲く木を見上げ短く感嘆の息を溢し)…改めて綺麗っすね。風情も糞もねー若造が言うのも何ですけど。来年も来たいっすねー…次こそは人混みなんて気にしなくて良いはずなんで、晴れた空の下で。
ブランコの上によじ登ってキレ散らかされた事はあったけど、流石にそんなんはやった事ねぇわ。出来る気しねぇ。フハ…ちょっとぉウチの可愛い娘にアブナイ遊び教えんのやめてくださぁい。(同意を求める様に腕の中の愛猫に声を掛ける恋人にくつくつと肩を揺らしながら、冗談めかして守る様に腕で庇い。恋人と共に桜を見上げ、約束に似た言葉が聞こえてくれば込み上げる嬉しさに堪らず愛猫を膝に下ろして空いた手で隣の肩を抱き寄せて)な、綺麗。そんで悠チャンと2人でゆっくり見れてるっつーのが最高。…ふ、来年の話って…気が早ぇんだから。まぁでも、そうだなぁ。それこそ悠チャンの卒業旅行とか兼ねてさ、花見旅行もいいねぇ。
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