雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
通報 |
いやー…昨日久々にピッチャーイッキしたらエグいのなんのって…。全然記憶ねぇし未だに口ん中ハイボールの味残ってる気ぃする。(苦い顔で思い返しながら目を瞑り、不快感を拭う様に目元から額にかけて軽く摩っては新鮮な空気を取り込むべく大きく息を吐いて。相手の提案が自分を慮ってのものだと理解はしつつも、前のめりに座り直せば頬杖を突き差し出された手を払い除ける様に空の手を左右に振り、拗ねた様なひどく子供染みた態度で顔を逸らし)…やぁだよ。久々に素面で悠チャンとの時間ちゃんと取れそうなのに早めに寝たら勿体ねぇじゃん。二日酔いなんか放っときゃその内治るし、眠かったら俺はちゃあんと寝るの知ってんだろ。
危ない飲み方だなぁ…そんな飲み方俺でも高校ま…おっと、何でもねっす。とにかく、もう若くないんだから禁止っすよ。めっ。(仁王立ちで迫力を抑えつつ叱責の句を)…お、おう。二日酔いは果たして素面カウントなんすかね。不健康なんでノーカンっすわ。何にせよ俺がお眠なんで、寝ますわ。おやすみなさい。(うつらうつらと視界が揺らぎ始めれば覚束無い足取りで寝具へと向かい、倒れる様に横たえ眠りに就き)
ふ、悪ガキじゃん。つってもパフォーマンスみてぇなモンだから、やっぱ求められっとどうしてもなぁ…。ま、久々に重い二日酔いだったし次からはもうちょいセーブするわ、ごめん。(苦笑を浮かべては誤魔化す様に後頭部を掻いて)──…チッ。ま、じゃーない。…儘ならねぇな。(不服顔で恋人の背中を見送れば言い知れない歯痒さに舌打ちを爆ぜさせ。緩慢に立ち上がり、観念した様に寝室へと足を進めては身支度を済ませ、穏やかな表情で眠る相手の横に寝そべり。抱き寄せ、暫しまじまじとその寝顔を見つめてから大きく嘆息すると左手を取り薬指に光る指輪に、前髪から覗く額に、白い首筋にと順番に口付けを落として。抱き締める腕により一層力を込めれば相手の肩口に埋める様に顔を寄せゆっくりと寝息を立てて)…もうちょい時間割いてやれりゃ良いんだけどなぁ。話し足りねぇって言っても俺の自業自得だし──…ハァ、ヤメよ。ウジウジしてんのらしくねぇわ。…おやすみ、悠チャン。愛してるよ。ゆっくり寝てくれよなぁ。
(喫煙所で片手で恋人から貰ったジッポを開閉しながらスマホを取り出しては『ちっとタバコ吸ってから帰りまーす。』と送信し、文面を暫し眺め思案してから『連絡くれたらすぐ帰るわ。最近ちゃんと時間取れて無いからさぁ、三連休も浩二クンほぼ仕事だし。ぴえん。』と恋人を真似て追記して)
…寒い。ぴえん。(冷たい夜風に身を縮ませては、恋人が直ぐに追い付ける程の歩調で帰路を進み。道すがらスマホを取り出せば、『遅くなったけど、浩二さんぴえんすっげー似合わねーっすね。爆笑。』と簡素に送信し、見慣れた景色にどこか懐かしさを覚えつつ歩みを進め)
…ふは。(喫煙所を出ればメッセージの受信を知らせるスマホを取り出し、内容を確認して思わず吹き出し。楽し気に肩を揺らしながら足早に歩けば程なくして見えてきた恋人の背中に眦を下げてそっと近寄り、徐に相手の腰に手を回してから悪戯っぽい笑みを浮かべた所で漸く口を開き)──お待たせ。…はー、やっとくっ付けんじゃん。
(星の無い夜空を漫然と仰ぎ見ながら歩みを進める最中、突如として腰元を捕えられれば足を止め暫し人肌を楽しむ様に佇み。次いでそっと片手を握ると、背後を顧みて相手と視線を合わせた後に再び踏み出し、緩やかな歩調で)待ってましたよー。…ウケる、やっとって言って、昨日も引っ付いてたじゃないですか。夜中に目が覚めたら随分と情熱的に抱き締められてたもんで、…そうだな、お陰様で心臓が煩くなって寝不足気味です。早く帰りましょ、ちゃんとぎゅーしなきゃ。
(相手に預ける様にして頭を傾けては戯れるべく暫し擦り合わせ、揶揄するような言葉が聞こえてくれば気恥ずかしさに視線を逸らしながらも悪びれる様子の無い口調で握られた手に指先を絡めて。流行る気持ちが足取りについ出れば相手の手を引くように視界の端に見えて来た自宅へと大股で歩き進め)…だぁって最近スキンシップが足りねぇと思わねぇ?へぇ、生憎俺は抱き心地の良い恋人のお陰で安眠だったけど。…ま、ゆっくり寝かせてやんねぇとな。ん、早く帰ってイチャつかねぇと仕事頑張れる気しねぇわ。
スキンシップ不足は何処ぞのピッチャーおじさんのせいだー。…なーんて、俺もちょっとバタついてすんません。でもたまーに時間が擦れ違うと、こんなに欲してくれるんすね。悪くねーや。(相手に手を引かれる様にして歩けば、胸に擽ったい様な感情が広がり静かに唇に弧を描いて。エントランスとエレベーターを経由し相手宅へと辿り着くと、一足先に家の中へと入り猫を一撫でしてからソファーへと。至極穏やかな表情で両腕を広げ呼ぶも、眼は相手を欲する様に熱を孕んでいて)早く来てください。三連休分のチャージしましょ。
あー…いや、それは否めねぇわ…。つか、悠チャンのはお勉強だろ、謝る事ではねぇよ。俺のは付き合いっつっても所詮飲みだしなぁ。…そりゃ、まぁなぁ。しゃーないだろ、心底惚れてるし俺は自分勝手だから、俺の欲しい時に与えられねぇと欲求が募るんですー。(自宅へと着けば相手の後を追いリビングへ進みながらも拗ねた口調で言葉を返しつつ、愛猫の額へと口付けを落としてから『なぁ、ココー。』と冗談めかして話しかけて。次いで呼びかける相手の声に視線を送り、その様に誘発される様に抑えていた熱が顔を覗かせれば満足気に口角を上げながら近寄り、相手に覆い被さる様に背中へと腕を回して)──ふ、マジでちゃあんとチャージしといてくんねぇと、俺が俺を信用出来なくなっちまうわ。
飲みだって大事じゃねーっすか。しかもお勉強は試験まで続くだけあってタチ悪いですしー。…心底惚れてるですって。あれ、今日も酒飲んで来ました?──成る程ねぇ。飼い主の必要な時に欲を満たして差し上げれなかったのは俺が悪いっすわ。…浩二さんは意外と寂しがりっすもんね。嫌がられるのは承知の上で、なんて可愛いらしい。──浩二さんが自分を信じれなくなるんですか?その心は。(視界に相手の姿が広がれば首の裏へと諸手を回し、悦に入る様に双眸を細め。相手の句に僅か首を傾げるも、一方で煽る様に指先で首筋を撫で上げて。タイミングを計り徐に睫毛を伏せては、態とらしく吸引音を立てつつ口付けを贈り、誘う様に口唇を薄く開き)
まぁなぁ…受け持ち外れる店舗の子らが誘ってくれっから無碍にも出来ねぇし。ま、お互い暫くの辛抱だわな。早く仕事楽んなって、悠チャンの試験終わって2人でダラダラしてぇわ。…バカ、今日は素面だわ。別に酔って無くてもこの位言ってんだろ…そりゃ、酔ってる時の方が酔い任せにデレデレすっけどさぁ。──別に悪かねぇけど……あー、うっせ!最近口開きゃすーぐ可愛い可愛い言いやがって…。俺みてぇなの捕まえてんな事言ってるのお前くらいだわ。──……あー、いや。それこそ、お前の代わりをさぁ…誰かで埋めようっつー浅はかな考えが出て来たら俺が耐えられねぇなって。そんだけ。(相手の言葉と首筋の擽ったさからくる快感の居心地の悪さに軽く身を捩るも、嗅ぎ慣れた揃いの香水の匂いに言い知れぬ安堵感を抱けば堪らず吸い寄せられる様に相手の首筋に軽く舌を這わせて。顔を上げれば唇への柔な感触と鼓膜を揺らす水気混じりの音に煽られ、軽く啄んでから舌を差し入れて相手のものと重ね、生暖かさを楽しむ様に暫し絡ませるも、僅かに残った理性を手繰り寄せては唇を離し、苦悩の滲んだ声色にて)ッ……あー、ダメ。我慢出来なくなると寝かせてやらなくなる…今日はちゃんと寝かせてやんねぇと。この儘蹴って良いからさ、ベッドに運んでやるから。少しでもゆっくり寝て。
すげー、店舗が本社酔わせるってフランクっすね。仲睦まじくて良いじゃないっすか。…ねー、尤も時間は出来るモンじゃなくて作るモンなんで、浩二さんの時間が空けば俺はいよいよじゃねー限り宿題を翌日に回しますよ。いつでもダラダラでもイチャイチャでもしましょ。…ははっ、恋人を可愛く思うのは至極普通の感情っすわ。もう諦めてください、他所ではカッコイイとこしか見せねえこの人が、俺の前だけでは油断して可愛いトコも見せるっつーのがたまらなく快感なんで。──…あり、もしかして悪い気起きちゃってました?それともちゃんと飼い主を繋ぎ止めておけよ馬鹿犬って警告ですか?…いずれにせよ、ちょっと愛情不足にさせちゃったみたいですね。すんません。そうだな…じゃあ、浩二さんの心配がなくなるまで何日掛けてでもちゃーんと愛を差し上げますね。──…ん…ンッ、(首元で相手の息遣いを感じれば心臓は仄かに高鳴り、筋を撫で上げるざらりとした感触に短く喉元で声を溢し身を震わせて。口腔へと舌を差し込まれれば招き入れる様に柔く吸い上げ、相手の所作に合わせて自らも絡めるも、突如として解放されれば見開き。続く言葉に渋々と言った様子で頷いては、耳元に顔を寄せ囁いた後に身を委ねる様に瞼を伏せ、眠りへと就き)…しゃーなし、今日はまだ空腹状態っすけど諦めます。近々絶対に食ってやる。──…浩二さん、愛してますよ。俺以外を見たらダーメ。俺だけだって約束してくれなきゃ拗ねちゃいます。…浩二さんも蹴って寝ちゃってください。遅くまですんませんした。んじゃ、おやすみなさい。
酒の席では無礼講っつー方が本社に心開いてくれるしなぁ。ま、有り難い事に変な意味抜きで慕ってくれてる子多いわ。…フハ、そりゃ随分と男前だ事。でも悠チャンの勉強の邪魔すんのも本意ではねぇからさ。それこそ俺がいよいよって時の切り札にしといて。…はーあ、ヤダヤダ。可愛いなぁんてガラじゃねぇのに、こそばゆくてしゃーない。まぁ、悠チャンがご満悦ならそれで良いんだけどよぉ。──いや、心配つっつーか……悠チャンの言う通り寂しかったんだよ、多分。でも、別に今日だって向こうでいい子チャンしてただろ?だから平気。『危ねぇなぁ、俺そーゆー人間だったもんなぁ』って自覚ある内は大丈夫だわ。…まぁ、貰える愛情は全部貰うけど。(残った余韻を確かめる様に自分の唇を軽く舐めては不服気な相手の言葉に薄く笑みを浮かべるも、続く囁きには情けなさの滲む笑顔に姿を変えながらも身を預ける相手の後頭部を撫でながら抱き上げて寝室へと運び)ハッ、そりゃこっちの台詞だわ。ここん所ずーっと腹空かせてんのよ、犬っころなんて可愛いモンで居られんのも時間の問題。──…やだなぁ、悠チャン以外見れたら苦労しねぇよ。お前しか眼中にねぇから寂しくなんだっつーの。(腕の中の恋人を着替えさせ、ベッドに横たえては自分も寝巻きへと。規則正しい寝息を奏でる相手を暫し見つめては愛おしさに胸が締め付けられる感覚を誤魔化す様に額へと軽いキスを送り、しっかりと抱き寄せながら横たわれば髪の感触を愉しむように指に絡めつつ微睡み)…っんとに、いつだって好きで好きで堪んねぇから困ってんだよなぁ。…愛してるよ、悠チャン。今日も遅くまでごめんなぁ、あんがと。おやすみ、ゆっくり寝てくれな。
(目覚めると恋人の腕の中で。幸せを噛み締める様に再び瞼を伏せ暫し人肌を堪能しては、薄くなり掛けた相手の胸元のキスマークを刻み直し、名残惜しい気持ちを堪えて寝具から抜け出し。身支度を整えてアルバイトに向かうべく家を出ては、快晴の空に目を細めつつ『今日は本社に面談に行ってきまーす。一個山を越えたってとこなんで、しばらくは寂しがりな恋人くん最優先に戻れますよん。ま、お兄さんは仕事みたいっすけどね。ウケるー。』と煽る様な絵文字を盛り込み送信した後に、『愛してます。』とシンプルなハート付きのメッセージを追加し、些か緊張した面持ちで目的地へと向かい)
(小ぶりな紙袋を片手に夜道を歩きつつ、スマホを取り出し恋人からの連絡を確認しては『面談お疲れさん。今日は頑張ったいい子チャンにご褒美がありまーす。』と些か浮ついた文面を送れば、つられて表情にも柔らかさが滲み出て。イヤホンから流れるヘヴィな音楽をメロウな曲調のものへと変えると普段はあまり好まないそのメロディも今の気分には合っている様な心地になり。慣れ親しんだ玄関を潜り、イヤホンを外しては室内へと)ただいまぁ。…ふ、連休前の夜に俺が飲んで無いとか快挙じゃねぇ?
…おっ…、帰られましたか。おかえりなさーい…、今何時っすかねー…──ん?早くないっすか?(帰宅を果たしうたた寝をする最中、リビングに人声が響けば驚いた様に肩を跳ねさせ目を覚まし、瞬時に上体を起こして。寝惚け眼で相手を見据え、次いでスマホで時刻を確認しては暫し見開いた後に髪を掻き乱し後悔を示し)…うー、きっと飲みだろうなって思って寝ちったー…やらかしましたわー、すんません。爆睡してた俺を恨む!
ん、ただいま悠チャン。今日は早帰りよ、偉いっしょ。(リビングへと入れば起き抜けの恋人が視界に留まり、愛おし気に目を細めては歩み寄り、子供の様に後悔の色を滲ませる相手の腿へと手元の紙袋を載せれば穏やかな声色で乱れた髪を撫で遣り)フハ、別にいーよ。飲みにならなかったのはラッキーなくらいのモンだし。…んで、これお土産な。面談頑張ったご褒美。マカロンなんだけどさぁ、何が好きか分かんなかったから勧められたの一通り買ったわ。チョコにローズにイチゴ、レモン…あとなんだっけ。抹茶だったかなぁ。
チャラ男にしては偉いっすね。あー浩二さんが直帰なら寝腐ってないで駅まで迎えに行けば良かったー。──…えー、くれるんですかー?やったー、ありがとうございます。マカロンとかあげみざわっすわ。写真に撮っとこ。(脚に物を載せられる感触を覚えれば、髪を掻く所作を止め紙袋へと視線を移し感嘆の声を揚げ手にして。感動した様に眉の位置を下げつつ相手を見据え礼の言葉を告げては、いそいそと中身を取り出し嬉々としてスマホで撮影し。楽しげにカラフルな菓子と相手の顔を交互に見遣り暫し思案しては、ローズを手に取り相手の口元へと差し出して)はい、今のゆーくんの気分は浩二さんラブって感じなんで、ピンクの分けてあげます。あーん。
ハハ…ま、折角の三連休二日間は仕事で潰れんだ、今日くらいはちゃんと早めに帰ってやんねぇとってなぁ。…あー、いっつも連絡入れる頃にゃ帰り道だもんなぁ。んじゃ、早く帰れそうな日は前もって連絡しとくかぁ。(渡した品を写真に収める相手を見つめながら傍らへと腰を下ろし、頬杖を突いては相手の反応に安堵感を覚え小さく微笑み。次いで口元へとピンク色のマカロンを差し出されれば困った様な笑みに変えるも無碍には出来ず、一口齧り。口いっぱいに広がる花の香りと絡みつく様な甘さに無意識に眉を潜めては喉を鳴らして嚥下し)うえ…買ってきといてアレだけど、マカロンってクソ甘いやつっしょ。……ま、一口だけな。──……あー…あっま。
トピック検索 |