雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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そうなんすよ。それに、嫌味ったらしいのはまだ取っておきたいですし。…お、我ながら似合いますわ。手タレになろうかしら。(掌に載せていたリングを試着しては、嬉々として相手に見せる様に手の甲を差し出しくすくすと笑い)やっぱ浩二さんはこういうのが映えますよ。カッコイイ、決まりだー。──…やっぱ良い男だなぁ。ありがとうございます、じゃあお言葉に甘えちゃいます。……ね、お姉さん、俺の彼氏めっちゃイケメンでしょ?自慢の彼氏なんですー。(掲げられたネックレスを満足げに見据えては小さく拍手をし。次ぐ言葉に思わず表情を緩めては、微笑ましげな視線を此方へと注ぐ店員に開き直った様に自慢をしつつ、試着していたリングを外して)
ん、悠チャン指細いからやっぱ華奢なデザインのが映えるな…参考にしまぁす。(冗談めかして言いながらも差し出された手をとっては口づけを落とし、唇に触れる骨張った感触を楽しんだ儘に暫し相手を見つめ瞳を細めてから解放して)──おいコラ、やめろ恥ずかしいから……あー、ハハ…スンマセン。決まりらしいんでこれで。(ネックレスを戻し嬉し気な相手を穏やかな表情で見つめていれば聞こえてくる盛大な惚気に制止の声を出し。クスクスと笑って対応する店員に照れ笑いをしてカードを取り出せば支払いを済ませ『あ、そのまんまで良いっす。どっちも直ぐ着けるんで。』と告げれば、恋人の外したリングを手に取り悪戯っ子の様な笑みを浮かべ)…っつー事で。悠チャンが社会人になるまでの仮予約な。どっちの手がいーい?
ははっ、参考って嬉しいなー。本物が貰える日が楽しみでしゃーないっすわ。(愉快げに笑っているも、突如として手の甲へと口付けを贈られれば相手のサマになる仕草に胸は高鳴り、瞬く間に耳を朱に染め。解放されればニット帽を引っ張り耳を隠し、心臓を落ち着ける様に視線を逸らして火照る顔を冷ますべく手で煽ぎ)えへへっ、だって嬉しいんですもーん。…えー、素敵なカップルですって?ありがとーございまーす、良く言われまーす。(制する声は意に介さず、愛嬌たっぷりに店員へと告げては相手に向き直り、幸せを噛み締める様に唇に弧を描きながら、些か恥じらいつつも左手を差し出し)うー、ご予約ありがとうございまーす。…ひゃー、嬉し過ぎて恥ずかしいなぁ。じゃあ俺は、皆に自慢したいんで左手で。
…正直さぁ、ダッセェんだけどめちゃくちゃ歌のブランドのリングとか見ちゃうんだよなぁ。俺も早くお前に着けさせたくて堪んねぇの。──…お前、バカ。お世辞だよ、お世辞。バカップル発揮すんの終わり!(相手の要望どおり左手薬指に指輪を嵌めてやり、顔の知らない誰からでも目の前の相手が自分のものであると示すその輝きに自然と口元は満足気に歪み。次いで自身のリングネックレスを手に取り、シャツの釦に触れようとするも思い直した様に立ち上がり、店員に会釈をしてから恋人の手を引き店を後にして)…ハッ、いいねぇ。マジで、最っ高…。ちゃあんと持ち主が居るって自慢しといて。っし……行こっか。
お、初耳情報っすねー。嬉しいなぁ、その日が待ち遠しくて学校中退しちゃいそうっすよ。…ってのは流石に冗談っすけど、俺めっちゃ愛されてますね。えへへ、自惚れそうだ。──…わぁ、綺麗だー。ありがとうございます。大事にしますし、浩二さんに心配掛けない様に、例のお客さん達にもたーっくさん自慢しちゃいますね。大好きですよん。(指輪を嵌めて貰う瞬間を確りと記憶に刻み込む様に見据えては、宙へと掲げて眩しそうに眺めた後に、はにかみながら礼の言葉を紡ぎ。頬へと一瞬触れるだけの口付けを贈ると、相手に続き店員に手を振ってから店を出て、肩を触れ合わせる様にして歩きながら横目で視線を送り)…さーて、良い買い物をして貰ったし、そろそろ帰ります?俺としては、浩二さんのネックレスを何処かしらで着けさせて欲しいんですけど。
ハハ!中退なんかしたらぜってぇやんねぇわ。…てか、なに。自惚れて良いんだよ。めちゃくちゃ愛してんだからさぁ。──…ん、そうして。もう悪い虫付いてっから手ぇ出すなってさ。(緩く笑みを浮かべながら恋人の手を握り軽い足取りでモール内を歩き、人気の少ない通路が視界に入れば迷わずそちらへと進み。不意に相手に向き直り、壁に背をつけては反対の手に握った儘のネックレスを翳し。煽る様に唇を歪め上までしっかり釦が止められた自分の首元を見せ付けるべく軽く伸ばして)そーね、そろそろ帰ろっか。…ハッ当たり前じゃん。流石にあそこで悠チャンが付けた自慢のネックレス晒すのはやめといただーけ。俺に首輪付けんのはお前の役目だろ?
マジかー、じゃあ単位落とさない様に気合い入れて学校行かなきゃ。来年の今時期にちゃーんと俺を貰って貰える様に。…うん、いっつも浩二さんに愛されてる自覚はあるんです。でもそれ以上の自惚れっすよ。この儘ずっと一緒にいてくれるんだろうなって言う、交際1ヶ月が普通ホザケない様な自惚れっすわ。──やった、喜んで着けさせて貰います。ダブルネックレスになりますねぇ。(夜になり閑散としてきた通路を進みつつぽつりぽつりと心情を吐露しては、冗談めかす様に笑い柔く双眸を細めて。導かれる儘壁に背を凭れる相手と対面するかたちになれば、表情を綻ばせつつネックレスを受け取り空の手で相手のシャツのボタンを3つ開け、隙間から覗く胸元の痕を撫でて一笑し。次いでネックレスの引き輪を開きチェーンを相手の首の後ろで再び留めては、胸元で輝くそれを満足げに眺めた後に額を重ね、鼻先を触れ合わせて戯れ)うんうん、めっちゃ良い感じっす。完璧に隠れそうですし。──…あー、すっげー好きー。好きが溢れておかしくなりそうなんすけど。
1年かぁ…長いなぁ、悠チャンの左手見る度にこんなじれったい思いすんだろ?耐えられるかねぇ。…フハ、お前の信頼勝ち取れたなら何よりだわ。フラフラしてたから余計に、態度で示していかなきゃなぁって思ってたし。──…ハッ、悪い顔で笑うよなぁ。ま、悠チャンお手製ネックレスも結構クセになりそうだわ。(本心から紡いだ言葉を戯けた声色で告げて。次いで相手の手が眼下の釦を次々と外せば肌を這う指の感触に薄く笑んだ儘無意識に喉仏を上下させ、相手の耳元に顔を寄せ甘ったるく囁き。外気から守られていた首元に金属の冷たさを感じ微かに目を細めてから掛けられたチェーンを確かめる様に一撫でし、相手の戯れを甘受しつつも吐き出し様のない燻る感情に、せめてもと目の前の唇を甘噛みして瞳に宿る熱っぽさを隠そうともせずに)ま、隠すのは仕事ん時だけ。折角良いモン選んでもらったしなぁ。───…早く帰ろ。今すっげぇちゅーしたくて堪んない。
きっと1年なんて直ぐっすよ。浩二さんにこれから忙しくなりそうですし、俺のお引っ越しも済ませたいですし、やらなきゃいけない事が沢山ですから。…その気遣いのお陰か、浩二さんがまたフラフラするかもなんて不安になった事はないっすよ。男前すぎて、モテまくってるんだろうなーって嫉妬の様なモヤモヤはありますけど。…ん、俺お手製のネックレスも消さない様にしなきゃ。これはずっと付けておきますよ。だってセクシーなんすもん。──…そんなん言われたら、俺も我慢できないです。タクシーで帰っちゃいましょ。今すぐ帰りたい。(間近で相手の熱を孕んだ視線や息遣いを感じれば、人目を気にしなくてはいけない状況にじれったさを覚え眉を下げつつ唇を結び。提案に小さく頷き応えると、甘噛みされた箇所を舌先でなぞった後に悪戯に笑んでボタンを素早く留め、再び手を繋ぎタクシー乗り場へと進み。車へ乗り込み目的地を伝えれば、少しでも相手に触れるために眠気はないのに寝たフリをし、肩口に首を凭れさせ)
まぁなぁ…4月からは余裕出ると思ったんだけど、幸か不幸か昇進のせいで忙しくなりそうではあるなぁ…。でも悠チャンとの時間は出来るだけ取るつもり。なんせ引っ越してくりゃ名実ともに同棲だし。…俺は逆に悠チャンが普通にモテる分には大歓迎。なんせ俺が惚れるくらいだから、そりゃ他人にも魅力的に見えて当たり前だし。しかも、ちゃあんと俺のモンって自覚もある…てのが優越感に浸れる。悠チャンもどっちかっつーとそのタイプだと思ってたけど?…ふ、熱烈だなぁ。唆られるわ。しかもこれがありゃ俺ぁ滅多に人前で胸元開けたりしねぇだろーし。(嗜虐心を擽る様な笑みの相手を見れば身体を蝕む熱っぽさは募る一方で。恋人に続いてタクシーに乗り込み、微睡む相手を横目で見ては首の後ろに腕を回し染めたばかりの髪を梳き撫でてやりながら、意識しない様にとカラーレンズ越しに窓の外のネオンの光を見つめ。タクシーがマンションの前で停車すれば空いている手でスマホを取り出し電子マネーで支払いを済ませてから凭れる恋人を穏やかな声色で揺り起こし)──…悠チャン、着いたよ。
昇格で忙しくなるなら幸いな事じゃないっすか。俺もココちゃんも応援してるんで、無理しない程度に実力発揮しちゃってください。…んー、じゃあ4月までには引っ越しちゃいましょうかねぇ。やっぱ俺に気を掛けるくらいなら休んで欲しいって気持ちもあるんで、心配しなくても俺はどこにも行きませんよって意思表示のためにも。…浩二さんは流石、大人だなぁ。生憎俺はそうじゃなかったんすよ。言い訳がましいっすけど、タチった事しかなかったんで手前に自信がなくて。やっぱ女とかバリネコに魅力で勝てる訳ねーんで不安になりがちだったんすけど、…もうきっと大丈夫です。浩二さんはそれでもきっと俺を好きでいてくれると思ったんで。…あっは、そうっすね。仮にこれで浮気しようもんなら逃げられる事請け合いっすもん。──…ん、おはよーございます。お会計ありがとうございます。(目を閉じていても意識はハッキリとしており。優しく髪を撫でる手に仄かに胸を締め付けられる感情を抱きつつ、揺り起こされれば寝起きの演技をしながら目を開きタクシーから降りて。相手の手を引き足早に恋人の自宅へと戻れば、扉が閉まりきるのを待てず首へと手を回し唇を啄み、熱の籠もった視線を注ぎ)…やっとちゅーできました。…もうどうにでもなれって思っちゃってるんすけど。
──…はー、楽しかったなぁ。でもやっぱおうちが一番だー。(恋人を抱えて寝室へと赴くと、寝具へと寝かせて寝巻きへと着替えさせようとし。シャツのボタンを全て開けたところで胸元へと刻んだキスマーク1つ1つに再度吸い付き鬱血の色を濃くしては、満足げに指で撫でて。最後にヘッドボードに外したネックレスを載せると、自身も寝支度を済ませて隣に横たえて。ツーブロックの刈り上げた部分の毛を撫でて感触を楽しみつつ暫し寝顔を見詰めては、額、鼻先、唇へと口付けを落とし、相手の腕を枕代わりに借りて瞼を伏せ)…今日一日浩二さんに浸れて幸せでした。おやすみなさい、誰よりも愛してますよ。
(自宅の玄関を潜り、サングラスを外し、相手を見つめながら棚の上に置けば漸く焦がれた相手に手を伸ばそうとするも逆に唇を啄まれ。そのまま逃がさない様に相手の腰に両腕を回し、自分が内に孕んだ熱を相手に押し付けるかの如く身体を寄せて角度を変えて啄み返してから舌先で相手の唇の輪郭をなぞるのを何度か繰り返す内に物足りなさを感じれば、疼く奥歯を噛み締めて。掠れた声で呟きながら視線は相手の服の隙間から見える白い肌に注いで)…ッ……ン、……はぁ…。ダメだ、我慢できる気しねぇわ。
あー…悪ぃ、被ったわ。気ぃ遣ってくれてあんがと。お察しの通り結構眠気が限界だし、この儘悠チャンに寝かしつけてもらった事にして寝ようかなぁ。イチャイチャすんのは明日のお楽しみっつー事で…どうせならちゃんと頭回ってる時に時間掛けてのが楽しいし。…連日明け方まであんがと、ちゃんと寝て欲しいからこっちも前のも蹴っちゃってな。おやすみ、悠チャン。デート楽しかったわ、お陰で明日からの仕事も頑張れるわ。愛してる、大好きだよ。
(目を覚ますと隣には眠る恋人の姿が。身を寄せ瞼を閉じ暫し温もりを堪能しては、ちゃっかりとヘッドボードに置いたネックレスをつけて、口付けをしてからアルバイトに向かうべく寝具を抜け出し)おはよーございます。…ちゃんと寝れたかな…。今日からはちゃんと早く寝る様にしないと。今日も一日頑張ってくださいね。愛してますよ。
…珍し。(浅い眠りの中恋人の声が聞こえた様な気がして目を覚ますも隣にはもう姿は無く。寝惚けた頭の儘起き上がって首元のチェーンに触れながら小さく呟き、時間いっぱいまで愛猫と戯れてから粗方身支度を済ませ洗面台の鏡に向かい、暫し悩んで緩く七三風にセットして玄関へと。道中恋人へ『おはよ。起きて悠チャンのいないベッド慣れねぇわ。バイトかな。頑張ってな、いってらっしゃい。』と送信しては出勤して)
ココちゃん、ただいまー。帰り遅くなってごめんねー。(些か息を乱し帰宅を果たせば、真っ先に猫の元へと駆け寄り心配そうに抱え上げ。元気な様子を目にすれば安堵した様に頬擦りをし、ソファーへと連れて行き膝に載せて愛でて)
やっと終わった…(辞令が出れば、引き継ぎや取引先への挨拶、店舗への連絡とタクスは山積みで。急ぎのものだけと決めるもすっかり長引き、それでもなんとかタクシーで帰宅すれば足早にリビングへと向かい。寝ているであろう恋人と愛猫を伺う様にそっと呟き)ただいま、遅くなってごめんなぁ…。明日からはもうちょい早く帰れる様にしねぇと…。
…うへーっ…全っ然終わんねー…。(寝支度は済ませた状態で本社入社試験用の分厚い資料を睨みつつ数時間の時を過ごせば、恋人が帰宅するなり嬉々と表情を緩め出迎えに駆け寄り)お帰りなさーい。今日は辞令の日でしたよね?改めておめでとうございまーす。お祝いは…また後日にしときましょうか。…さーて、夜も遅いんで寝ましょ。あ、髪型カッケーっすね。(早口で告げつつ相手の腕を握り寝室へと向かえば、肩を抱いて巻き込みながら寝具へと横たえくすくすと笑い)朗報だか悲報だか…冗談抜きで、俺もナイスタイミングで今日からちょい忙しくなりました。なんで浩二さんが忙しい時は、アイツも切迫詰まってると思って集中するなり休むなりしちゃってくださいね。…んじゃ、愛を語るのは明日にして、浩二さんを寝かし付けます。この儘蹴って寝ちゃってください。おやすみなさい、愛してますよ。(唇へと口付ければ瞼を下ろし)
うお、起きてたのかよ。…ただいま。そ、辞令が出たから大々的に当面の仕事見直してたら思ったより時間掛かってさぁ。つか、お祝いとか別に良いんだよ、んな大した事じゃねぇの。(恋人に出迎えられ一瞬怯むも、その顔を見た途端に疲れも吹き飛ぶ様な感覚を覚え穏やかな笑みを浮かべ。促される儘寝室のベッドに寝転がされれば諦めた様に苦笑して)そーね、今日は寝るか。…うわ、マジ?やだなぁ、これで俺の仕事が落ち着いた時に悠チャンがまだ忙しそうにしてたら浩二クン寂しいわ…っつーのは、まぁ…冗談って事にしといて。でも、マジであんま無理しないでなぁ。いっつも癒されてる分お前が疲れた時くらいは癒せる様になりてぇわ。…おやすみ、悠チャン。いつも夜更かしさせてごめんな、ゆっくり寝て。… 愛してるよ、どんなに忙しくてもお前の事ばっか考えてる。(口付けを甘受すれば相手を抱きしめ、ゆっくりと目を閉じて)
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