No title（〆）

妙に説得力のある話っすね。確かに浩二さんに拒まれた事ねーや。あっは、そう思うと妙に嬉しくなって来ますわー。俺は気高い男をゲット出来た訳だ。…おねだりはねー、日によってコンディションがマチマチなんすよ。アホ犬だから。…勿体ない、今日眠たくなかったら上手に浩二さんで満たされたいっておねだりできただろうに。…ハッ、ちょ、あん時の俺は流石に忘れて下さいよ。穴があったら入りてーくらいっすわ。（黒歴史を思い出す様に自身の髪を指で掻き乱し恥じらい。酔い任せらしく額を肩口へと預けられれば、愛しげに破顔して髪を緩やかに撫で幸せを噛み締め。次いで靴を脱ぎ頷くと、相手を抱き締めた儘瞼を伏せて微睡み）俺の方が大好きです。誰よりも愛してるんですもん。んー、じゃあお言葉に甘えて。なんて言って、浩二さんもこの儘蹴って寝ちゃってください。起きたらきっとベッドにいるんで。…今日も遅くまでありがとうございます。ゆっくり休んでくださいね。それじゃ、おやすみなさーい。

気分じゃねぇ時に他の奴に触られっと邪険にしてたよ、割と。…まぁ、気分の時は誰彼構わず誘ってたから何とも言えねぇけど。ま、俺は俺の意思で悠チャンの傍に居る事選んだつもりだわ…だからそれは自信持って。…フハ、今週飲み会多すぎてあんま構ってやれなかったから意図せず俺の犬にお預けしてた訳だ。悪くねぇなぁ…もうちょい『待て』出来っかなぁ。…やーだよ。意気揚々と絡んできたクセに返り討ちに遭ってさぁ…あー、そうだ。あの後の顔が色っぽくて結構キたんだよなぁ。(揶揄う様な口調で続けるもはたと気付けば顎に手を当て思案しながら視線を宙へと投げて。相手のダッドスニーカーに表情を緩めながら続いて靴を脱ぎ、抱き上げた恋人を寝室へと運び寝巻きへと着替えさせてからベッドへと寝かせ、自分もスーツを着替えてベッドサイドへと座り込み暫し相手の寝顔を見つめて。不意に悪戯っぽい笑みを浮かべては腰を上げて相手の耳裏へと唇を落とし、吸い付くと出来上がった鬱血痕を満足気に指の腹で撫でてから髪で隠す様に梳いて)意地汚い犬っころの前ですやすや寝ちまったら危ねぇよなぁ。…ふ、こりゃ自分でも気付かねぇかも。(小さく呟いてくつくつと1人喉を鳴らしながら横たわると腕枕をしつつ相手を抱きしめ、鼻腔を擽るいつもの香水の匂いを感じた儘に微睡んで)…おやすみ、悠チャン。愛してるよ、今日も遅くまであんがと。ゆっくり寝てくれな。

(迷彩柄のシャツジャケットに白のタートルネックとデニムに身を包んで出かければ、友人らと合流し一先ずHUBへ。友人数人と写真を撮れば恋人に送りつつ『今日はダチが久々にDJやるっつーからクラブ行ってくる。最近構えなくてマジごめん、終電までには帰るから』とメッセージを添えて。友人からの揶揄も店内の喧騒で聞こえないフリをしつつ酒を煽り)

（アルバイト退勤後、スマホを手に取り恋人からの連絡を確認すると人前故に控え目に表情を綻ばせては、『了解でーす。そんな理由なら楽しんで来るしかないっすね。終電とは言わず、ゆっくりして来てくださいよ。俺もメンズの先輩とタメの女とちょっとだけラーメン食ってから帰りまーす。』、『つか、なんかスゲーとこに虫刺され出来てて弄られたんすけど！グッジョブ！』と続け様にメッセージを送信すると、食事の同行者達に誇らしげに送られたばかりの恋人の画像を見せ、興奮気味な感嘆の声を浴びつつ目的地へと足を進め）お待たせでーす。見て見てー、これが俺の彼氏っす。ヤベーイケメンっすよね、…えへへっ、自慢の彼氏でーす。

うわ、やっべ！そろそろ帰る！…は？うっせぇなぁ──…っ、あー。マジ、今日は帰っから！(内臓を揺さ振る様に響く大音量の音楽に包まれ、着信を知らせるスマホに目を遣れば指し示すその時間に反射的に声を上げて。引き留める口実とばかりに友人からグラスに残った酒を指摘され、残りを一気に煽れば音楽に掻き消されない様に半ば叫びに近い形で言い残し重たい扉を開け外へ。足早に往来を進みながらスマホを再び見つめ『俺の恋人は聞き分け良すぎてオニーサン寂しいわぁ。今から帰るよ。あー虫刺され気づいた？悪い虫も居るもんだなぁ。』と恋人にメッセージを送れば楽し気に駅まで走り出し)

ココちゃんただいまー。今日も良い子にできたねー。（食事を終えるなり早々に解散すると、寄り道をする事なく恋人宅への帰路へと着き。帰宅を果たせば真っ先に猫の元へと赴き、抱え上げ暫し戯れてはその儘連れてソファーへと着座して。スマホを取り出し恋人からの連絡を確認しては小さく吹き出し、『ゆーくんは手が掛からないのが売りなんですわ。悪い虫がしらばっくれてるのは笑う。んじゃ、気を付けて帰って来てくださーい。』と手早く送信し、疲弊した体を休めるべく横たえて猫の頭を撫で慈しみ）

──ただいまぁ。(最寄駅に着けば雨のせいもあり歩く気力は到底無く、タクシーを捕まえて自宅前まで。鍵を開け玄関のドアノブを掴みながら自分の纏った匂いを確認する様にシャツジャケットの匂いを嗅ぐも慣れた鼻では分からず、半ば諦めて玄関を潜り。帰宅を告げながらせめてもと寝室へと立ち寄り、ジャケットを脱いでからリビングへと進めば、ソファーの人影と愛猫の姿に口元を綻ばせその儘傍らに着座して恋人の頭を撫でてもう一度)ただいま、悠チャン、ココ。

（背がソファーに触れると、間も無くして浅い眠りに就き。恋人の声と頭部を撫でる手で目を覚ますと、寝起き故の柔らかな声色と表情で迎え、甘える様に相手の脚に頭部を載せ瞼を伏せつつ間延びした口調で）おかえりなさーい。早かったっすね。ちゃーんと楽しめました？…俺はねー、久々の土曜日出勤でちょっと疲れちゃいましたー。だからね、クラブの匂いする浩二さんに嫉妬しちゃうのもあるしー、一緒にシャワー浴びたいでーす。

ん、悠チャンに早く会いたくてさぁ。(寝惚けた半分の恋人の声と膝に感じる重みに緩む頬を隠さず、頭から手を滑らせ頬の感触を楽しむ様に柔く撫でつつほろ酔いの儘歯痒い言葉を口にして。ご褒美とばかりにら相手の額に口付けを落とすも続く言葉には苦笑を零し鼻を鳴らしながら再び自分の匂いを確認してから抱き起こす様に背中へと片手を差し込み、揶揄しては悪戯な笑みで塗り替え)そっか、そっか。土曜日は店舗は大変だよなぁ。お疲れさん。来週とかはさ、悠チャンのバイトん時は家で待っててやれる様にすっから。…あー、やっぱ臭い？今日はあんまダチ以外には近付いてねぇんだけど…いーよ。てか、疲れてんなら風呂溜める？お望みとあれば水着着てやっても良いけど？

ははっ、ありがてーけど、また付き合い悪くなったって言われちゃいますよ？そろそろ俺、浩二さんのお友達に睨まれねーか心配っす。──…そーなんすよ。今日は棚卸しもあるしで止むを得ず出勤だっただけなんで、来週は多分休みなんすけどー。あっはっはっ、嘘です。ちょっと弄って遊んだだけで、女臭くはないんで安心してください。（相手の気遣いに表情は綻ぶも、照れ隠し半分に冗談めかした言葉を紡ぎ。嬉々と目を細め額への口付けを享受しては、次ぐ相手の反応に声を立て笑いつつ促される儘に上腿を起こし、緩慢に立ち上がっては相手の眼前でジャケットを脱いだ後にインナーのハイネックに手を掛け大胆に脱ぎ捨て、薄く笑んだ後に一足先に上裸姿でバスルームへと向かい）風呂は寝ちゃいそうなんで大丈夫っす。…もー、随分と弄ってくれますなー。１回見られたら何回見られても一緒なんで。んじゃ、お先に行ってまーす。

良いんだよ。ちゃんと程よく遊んでるし、そもそもダチの数が多いだけで四六時中おんなじ奴らと連んでる訳でもねぇし。…うーわ、棚卸し…嫌な言葉だわぁ。マジお疲れさん。まぁ土日だけじゃなくさ、もしかしたらコロナの影響で勤務体制ちっと変わるかもだから、もうちょい余裕出るかも。…いーや、焦るからヤメテ。…いや、焦る様な事もしてねぇんだけどさぁ、やっぱクラブだと距離感近いから心配になんのよ。(あっけからんとした様子で言えば軽く手を振って相手の言葉を否定し。クラブ遊びの経験から些か歯切れの悪い口調で視線を逸らしては後頭部を掻いて居心地の悪さを誤魔化すも、続く相手の男前な所作には煽る様に口笛を吹いて見送り。程なく伸びをしてから立ち上がれば浴室に向かいながらタートルネックを脱ぎ去り腰元のベルトをに手を掛けてボヤく様に1人呟き)──…いーい眺め。その潔さは好きだわ。…でも酒入るとマジで堪え性ねぇから良くないんだよなぁ。

あーね。浩二さんが大丈夫って言ってくれんなら大丈夫か。棚もバイト辞める前以来だったんで、頑張りましたわー。…あー、成る程。やっぱコロナの奴ってヤベーんすね。来月忙しくなるって聞いてたんで、少しでも負担が軽くなるなら安心っすわ。尤も、書き入れ時逃しちゃうのは大変でしょうけど。…ん、心配してる浩二さんは可愛いっすよ。だからちょっと虐めたくなるんすよね。（脱衣所へと着くとベルトを外し、下肢に纏う衣服を脱いでは腰にタオルを巻いて覆い隠し。浴室へと入ると蛇口を捻り、頭頂部から熱い湯を浴びつつ相手の到来を待ち）

アパレルとかなら棚卸し半期に一回くらい？結構力仕事多いししんどいよなぁ。あとは多分上がピリつくから心労もふえるだろーし。…ま、得意先とかに顔出す機会は減るかな。事務仕事はばっかになるだろうし、このまんま話が通ったら定時で帰れる日増えると思うわ。店舗もなぁ…結局客入りが悪いからホワイトデー商戦も厳しいし、期末にこれはかなり痛手。コロナ落ち着いたらガツンと頑張らねぇと。…ハハ、いつもの仕返し？それとも虐められたくてやってんのかねぇ。(脱衣所に着けば既に恋人の姿は無く、聞こえる水音に浴室を一瞥してから緩めたベルトを抜き取りデニムと下着を脱いでから代わりにタオルを。浴室に足を踏み入れ恋人の姿を視界に捉えると1人では充分でも2人では些か手狭なそのスペースに後悔を滲ませながら後ろから相手の肩に手を置き、反対の手でシャワーノズルへと手を伸ばしては酔いを醒すべく顔へと湯を浴び)…もうちっと風呂広いとこにしときゃあ良かったかな。

あー、２ヶ月に１回の筈っすわ。うちは男手メインで適当にやるんで気楽なもんっすけどねー。…やったー、浩二さんが早く帰って来るー。じゃあココちゃんと毎日楽しみに待っておきます。…店舗は売り上げもっすけど、スタッフが感染しないかも大変っすよね。浩二さんも店回りあるみたいですし、気ィ付けて下さいね。…いつもの仕返しっつーか、俺も割とSっ気は強いんすよ。とか言って、返り討ちにして貰えんならそれはそれでって悪くないっすけど。──…いらっしゃーい。あっは、やっぱすげー良い体。俺としてはこの大きさが無駄なくてベストなんすけど。…ほら、こんなに彼氏とイチャ付き易い。最高っすわ。（シャワーの水音を割る様に扉が開く音がすれば、視界が遮れている最中で反応が遅れるも肩に載せられた手に表情を緩めて振り返り、相手に腕を回し身を寄せて。直に感じる筋肉質な肉体に恍惚と目を伏せては、徐に薄く目を開き僅かに背伸びをして、口付けを仕掛ける様に啄んで）

あー結構小まめにやんのか…。上としちゃ小まめな方が過不足出にくくて良いけど下の子らは疲れるよな。…ま、よく頑張りました。…あー、いや、まだそーゆー話が出てるってくらいでいつからか明確に決まってはねぇから期待しすぎないでな。ま、そうでなくても早めに帰る努力はすっけど。…そうなんだよなぁ。化粧品扱ってる手前、マスクはあんまりよろしくねぇからさぁ、店舗の子らの体調がマジで心配。悠チャンも、気ぃつけろよ。どこで貰ってくるか分かったモンじゃねぇし。ハッ、Sっ気？悠チャンが？残念、感じた事ねぇなぁ。割と最初から虐められて良い反応するタイプだろーなって思ってたし。…ふ、そりゃどーも。俺ぁ悠チャンの身体も好きだけどなぁ…腕がするする回るから抱き締めやすくて良いわ。(体現するかの様に、抱きついてくる相手の肩に置いた手を背中を伝わせ腰へと行きつけば腕を回して抱き寄せ。眼前の濡れた髪から首筋へと滴る水に釘付けになり熱を飲み込む様に喉を鳴らせば、視界を遮るべく目を閉じ触れ合った唇の感触に意識を向け。下唇を甘噛みしてから薄く開いた口から舌を出し相手の唇に軽く触れさせるも直ぐに止めれば薄く笑みを浮かべ、腰を抱く手に力を込めながらシャワーを浴びせて)…悠チャン今日疲れてんだっけ。早めに寝かしてやんねぇとなぁ。

んー、頑張りましたよー。そしたら浩二さんがご褒美くれたんで、ハッピーな日で締め括れましたー。えへへっ。…ん、了解っす。まあまあこれからどうなるかも読めないですし、何にせよ半ニートの俺っちは時間感覚もあんまりないんで、気長に待ってますねん。…あー、顔を使う仕事は大変っすね。俺は馬鹿なんで風邪もウィルスも多分引かねーんで、楽勝っすわ。…ほっ、言ってくれますね。浩二さんが変態過ぎて俺のS加減が霞んじゃってるんすわ、きっと。…ははっ、するする回るって新しい表現っすね。気に入って貰えんなら、もっと磨きますわ。──…すっげー意地悪。何ならシャワー抜け出してでもキスして欲しいんすけど。しゃーなし、ちゃんと洗うんでキスもしてください。（背から腰へと掛けて手が滑る感覚に短く息を呑んでは、唇に走る甘い感覚に深い口付けを予期し首を傾けるも、中断されれば遣り場のない熱を眼に宿し不服げに口唇を立てて相手を見て。甘い声で不平を言い立てては、ボディーソープを手に取り相手の首元から腕を洗う様に掌を這わせつつ、再度唇を啄んで。口唇を浮かせては囁く様に）酒回って眠かったら、蹴って寝ちゃってくださいね。俺がちゃんと運んでおくんで。

お…可愛い事言うじゃん。そーんな可愛い事言われっと、浩二クン際限なく可愛がりたくなるわぁ。ん、あんがと。悠チャンに寂しい思いさせねぇ様にちゃんと帰ってくるからさ。…そう言いつつ風邪だとかインフルとか貰ってきてっからなぁ、お前は。自分の若さと体力過信しすぎ。…俺に組み敷かれる程度のSっ気なんて在って無い様なモンだろ？実際俺完全にSだと思う相手には手ぇ出さないし。んー…まぁ、俺よりゴツくならなきゃなんでも良いけどなぁ。ちょっとくらいぷにぷにしてても噛み心地良さそうだし、華奢なのも好きだし。───…ハッ、知ってんだろ？俺が意地悪いのなんかさぁ。そのおねだりも悪かねぇけど…ギリッギリまで我慢させて縋らせるの、大好きなんだよなぁ。(不服そうに向けられた相手の視線に求める様な色を見てはニヤニヤと歪む口角に舌を這わせながら顎を上げ、文字通り相手を見下してはその手の泡をひと掬い取り。続け様に啄まれる唇を動かす事は無く手慰みとばかりに相手の首元に手をかけては手中の泡を塗る様にその喉仏を親指で軽く弄びつつ囁き返し)…ふ、このまんま寝たら悠チャンに襲われそー。ま、今日はそんな眠くねぇから平気。悠チャンで遊んでたら酔い覚めたし。

際限なく可愛がって貰えんなら本望っすわ。ずっとイチャイチャしてたいですもん。…うん、ありがとーございます。浩二さんがこうしてちゃんと構ってくれるんで、待ってても寂しくないですよ。現にふらふらしてねーのが何よりの証拠っすわ。ははっ、確かに。俺がコロナ引いちゃったら浩二さんにも感染しちゃうんで、やっぱこればかりは警戒しときます。…えへへっ、強がってみたけどやっぱ駄目でしたか。でも俺が浩二さんだけのネコでMなのは本当。だから、手ェ出してください。…浩二さんの身長とガタイ超えるって、まあまあ日本人じゃ難しいっすよ。俺はザ標準体系っすけど、肌の白さと痣の出来易さと質感だけはそこらの女よりも自負してんで、楽しく噛んでください。…んー、全っ然ちゅーしてくれない。（誘う様に角度を変え小さく音を立てつつ幾度も唇を啄むも、無反応で応じられると徐々にフラストレーションは溜まり眼は熱を孕む一方で。喉元を撫でる指先の動きで嗜好を擽られ、以前の快感を思い出し喉仏を上下させては、僅かな恥じらいを残しつつ縋る様に弱々しい声色で）…浩二さん、もう待てできません…キスしてください。欲しくて欲しくておかしくなりそうっすわ。…たくさんください。

ほんっとイチャイチャ好きだよなぁ。まぁ、前からすーぐキスしてきてたし納得だけど。…にしても今週はなぁ、ちと帰り遅いの続いたからさぁ。明日も今日程じゃねぇけど遅くなると思うし…その分どっかで埋め合わせさせて。…ん、そうして。お前がコロナに罹ったら気が気じゃねぇわ。──は、…なんっつーか…マジで俺好みの強請り方覚えたよなぁ。いつも素直じゃねぇ奴が我慢出来なくてめーちゃくちゃ素直に全部言ってくんの、最っ高にクるわ。…よく出来ましたぁ。(悦楽の表情を浮かべ、相手の言葉に疼く歯を舌で舐めなぞっては熱を帯びた息を1つ吐いてはねちっこい声色で告げ。首に這わせた手で相手の顎を掴めば些か乱暴に口を触れさせ、その儘舌をねじ込み相手の舌の柔らかさを愉しむ様に絡ませてはその快感に口の端から笑いが漏れ出て)…ン、…ふ

イチャイチャが好きっつーのは正解っすけど、更に厳密に言うと好きな人にくっ付いてんのが好きなんすわ。それこそ付き合ってても、そんなんでもない奴には淡白ですし。…ん、了解です。じゃあ明日はココちゃんと良い子で待ってますね。埋め合わせはそうだなー…じゃあ、今度お買い物デート行きましょ。早く浩二さん好みの服が欲しいっす。──…やっとご褒美だ。嬉しい。…んッ……ふ、（鼓膜を擽る褒め言葉に期待で小さく身震いしては、乱雑な手付きを嬉々と双眸を伏せ享受。漸く与えられた口付けに悦ぶ様に喉元で上擦った声を溢しては、絡む舌に自らも奉仕する様柔く吸い上げたり甘く歯を立てるも、徐々に腰に力が入らなくなり劣情が芽生えるのを自覚しては、自ら離脱し手早く相手の体に付いた泡を流した後に蛇口を捻りシャワーを止め、バスルームを出て頭を冷やす様にバスタオルをすっぽりと被り）…無理、ご褒美貰ったら貰ったでおかしくなる。…俺どんだけ浩二さんが好きなんだ。