雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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お、何だよ気になるじゃねぇの。──…あー、うん。店舗の子で来月で辞める子がいてさぁ…餞別とホワイトデー兼ねて好きなもんあげるって言ったら『一回だけで良いからサシ飲みしてほしい』って言われて。恋人居るのも伝えてるし、答えは保留にしてたんだけど…やっぱ、断るからさ、何も心配する事はねぇよ。(若干の気まずさから、苦笑を浮かべ相手の視線から逃げる様に目を泳がせるも、自分が下した決定は愛しい恋人を見つめながら小さく笑みを浮かべ。続いて相手から見せられた画像には眦を下げ、緩んだ儘の頬のむず痒さを誤魔化す様に愛猫へと頬擦りをしながらも満足気に相手に肩を寄せ。楽し気な隣の相手に愛おしさが募り、頬に軽く唇を触れさせれば直ぐに素知らぬ顔でソファーへと腰掛けては愛猫を膝へと下ろし)…ハッ、良い写真じゃねぇの。俺も後でインスタにでも上げっかな。…マジ?悠チャンのお手製の服とかテンション上がるわ。ま、気ぃ長くして待ってんなぁ。
ま、それはまた疲れてそうな日に笑いのネタとしてご披露させて貰います。…あー…成る程っすね。俺にはその誘った子がどう言うつもりなのかは解らないっすけど、別に行っても良いっすよ。だって、仮に恋人持ちにサシで飲みてーとかやましい気があって言っちゃう奴だったら、スゲー可哀想な奴じゃないっすか。(頷きつつ相手の話に耳を傾けては、歯牙にも掛けずと言った淡白な口調で紡ぎ、遠くを見る様に冷淡な目をして。直ぐに表情を緩めると相手に画像を送信した後にソファーへと赴き腰を下ろし、猫の負担を慮り帽子を脱がせて)あれ、浩二さんインスタやってるんすか?アカウント教えてくださいよ。…っし、じゃあその内プライベート用のシャツでもプレゼントしますよ。既存の型紙があったら1日くらいで作れるんで。何かの記念日とかが狙い目かなー?楽しみにしててくださいね。
ま、つっても最近は無茶な連勤もしてねぇし、帰ってくる度にこーやって癒されてるから実際めちゃくちゃ元気だけどなぁ。…ふ、たまにすげぇ毒舌出るよなぁ。まぁ、正直悠チャンに話したら、行って良いって言われんのも何となく予想してたし…その子が前々から懐いてくれてたのは分かっちゃ居たからさぁ、悩みどころだったけど。楽しく酔って帰って来れる飲みならまだしも、そうじゃねぇならお前と居る方が断然良いわな。その方が、俺が楽しいわ。(相手な物言いに自嘲と後悔と愛しさとが入り混じった形で口元を歪めては達観した様な視線に合わせる様に顔を覗き込んでは頬を軽く撫ぜながら『つまんねぇ話してごめんな。』と付け足し。送られてきた画像を保存しては聞かれるが儘アプリを開くも、先日寝起きのテンションで変更したプロフィール欄を見ては思わず吹き出し、くつくつと肩を揺らしながら相手に見せてやれば悪戯っぽい笑みを浮かべ)まぁ基本他社製品のPRチェックする為だから俺の投稿なんてクラブ、バイク、ココくらいなモンだけど──…あ。…ふ、ハハ…まぁ、今後は惚気て行くんじゃないっすかねぇ。マジで?やっべぇな一点モノじゃん。ネクタイもそうだけどさぁ、やっぱ手作りっつーのが嬉しいよなぁ。…俺もなんかそーゆーのありゃ良かったんだけどなぁ。
あー、前の連勤はキツそうっしたもんね。今も今で忙しそうですし、半ニートの学生的には一生働きたくねーなと思う今日この頃。…毒舌っつーか、自分の事ばっか考えてる奴が嫌いなんすわ。浮気されマンなんで。…ま、怠い話はする気ないんでおーわーり。素直に話してくれてありがとうございます。俺が行っても良いって言ったのは、浩二さんを信用してるからなんでそれだけ。(謝罪の句に首を横に振り応えては、感謝を込めて肩を抱き締めすぐに解放し。次いで掲げられた画面をしげしげと眺め相手が吹き出した理由を理解しては、つられて吹き出した後に肩を揺らして笑い)…やっば。フォロワーからしたら誰やねんコイツ状態っすよね。ウケる。あんまり惚気られたら恥ずかしいんで、フォローして監視しておきますわ。(手打ちでIDを入力しフォローしては、自身のプロフィール画像が恋人からの贈り物のシューズを並べて物撮りしたものである事を思い出し再度吹き出して。操作途中のスマホで時刻を確認しては短く嘆息を溢し)うわ、もうこんな時間かよ。そろそろ寝ましょ。浩二さん蹴って寝ちゃって大丈夫なんで、ゆっくり休んでください。んー、眠いー。
ハハ、名実共にヒモになりますぅ?全然大歓迎ですけどぉ。…いやー、遊び人の快楽主義者としては耳の痛ぇ話だなぁ。ん、信用してくれてんのも知ってるし、それに応えられるように努力はするつもりだから安心して。何があったってお前以外の所に行く気更々ねぇし。(相手の頭をわしゃわしゃと撫でながら小さく笑みを浮かべ。フォローの通知を確認して相手のアカウントへと飛べば嬉し気に歪む口元を隠しつつ相手の揺れる肩に片腕を回して引き寄せ、軽く頬擦りをして)そ、だから最近ダチとよく飲んでんのは事情聴取されてんの。こんなん今までした事なかったからさぁ。…フハ、実の所俺がデレデレに惚気てんの見たいだけっしょ?(ため息混じりの相手の言葉に腕時計に目を落としては頷くも、ここ数日の事を思い返しては暫し思案してからしたり顔で立ち上がり相手の手を取り寝室へ向かい)ん、そろそろベッド行くかぁ。んー…平気、なんせ今日は素面だから。ただ、明日は会社の飲み会だからまーた酔っ払いかも。オールはしねぇようにしたいけど、明後日土曜日なのがちと心配なんだよなぁ…ま、どちらにせよ連絡するわ。悠チャン眠いなら蹴って良いからさ…久しぶりに浩二クンが寝かしつけてやろうなぁ。
あははっ、プロポーズですか?ならお言葉に甘えて就職しないっす、なんて。…何だかなぁ、浩二さんにそんな事言わせちゃってすんません。只単に俺が例の子の誘いが気に食わなかったっつーだけの話なんで、深く考えないでおいてください。──…ウケる、何がすげーって男の恋人を受け入れてくれるお友達さんすよ。まあ惚気は見たいっすけど、オフラインでも事足りてはいますかね。(抱き締める手を享受しては俯き加減に口許を緩ませ、後に誘導される儘に寝室へと赴けば簡単に着替えを済ませて寝具に横たえ)んー、賛成ー、そろそろ寝ます。花金の飲み会なんて最高じゃないっすか。俺は良い子で待ってるんで、連絡なんてお気になさらず楽しんで来てください。…じゃ、お言葉に甘えてお先におやすみなさいします。愛してますよ、浩二さん。(瞼を伏せるとすぐに微睡み、規則正しい寝息を立て始め)
フハ、やべぇな。…ま、未来ある若者の芽を摘むような無粋な事は控えまーす。…いや、悠チャンが謝る必要は全くないだろ?良いんだよ、俺としては悠チャンの珍しい顔が見れたし。ハッ、だって好みの奴が居たらダチの前だろうと男ナンパしてたし、俺。ダチもダチでヘテロも居るけどゲイもバイも何人かはいるしなぁ。そもそも悠チャンを自慢したくてしゃーないんだから男だろうが隠したりしねぇわ。…お。マジ?こんなんでお腹いっぱい?まだまだ全然惚気て甘い事言えんのに。…あーんま言い過ぎっと胸焼けすっかな。(ベッドサイドでスーツから部屋着へと着替えては欠伸を零しながら相手に続いて身体を横たえ。宣言通り相手の髪を撫で梳きながら落ち着いた声色で)仕事の飲みはあんま楽しくねぇの。ま、悠チャンが待っててくれるっつーだけでご機嫌で帰って来ますよぉ。…ここ数日マジであんがとな。毎日幸せで仕方ねぇや。今日も遅くまであんがと、おやすみ。愛してるよ、悠チャン。ゆっくり寝て明日も元気な顔見せてくれな。(穏やかな寝息が鼓膜に届けば頬を緩めながら相手の頭を軽く持ち上げて腕枕をし、そのまましっかりと抱きしめ目を閉じて。慣れた心地に漏らした安堵の息は次第にゆっくりとした深いものに変わり)
(アルバイトを終え帰路に着く中、ふと煙草を吸いたい衝動を覚えるとスマホを取り出し『喫煙所に寄って帰りまーす。飲み会楽しんで来てくださいね。』と送信し、目的地を変更し闊歩で進んで)
…きたこれ、俳優悠くんの誕生だ。(喫煙所から飛び出すと、さして気を害していないにも関わらず再度頬を膨らませ腕を組み壁に凭れて拗ねた様子を作り上げ。じとりと扉を横目で見据えては、相手が来るのを待ち)
(駆け出した相手の後を思うも、未だ酔いの残る身体では緩慢な足取りにしかならず。扉から外に出ては冷たい空気にうっとりした様なため息を漏らしてから、視界の端に映る恋人へと締まりのない笑みを向けながらその肩を抱きしめて)──…ハハ、お待たせぇ。さーて、俺の可愛い恋人はどんなご機嫌取りをお望みかなぁ。
(相手の姿が目に飛び込めば、詰めの甘い演技は直ぐに緩み口唇に僅かに笑みを湛えて。肩を抱き締められればあっさりと腕を回し返し、瞼を閉じながら微笑を浮かべて柔な声色で)ぎゅーは所望してたんで、大正解っすわ。後はちゅーして手繋いで帰ってくれりゃ、家に着く頃には元通りってなもんですよ。
さっすが、伊達に悠チャンと毎日イチャイチャしてるだけあんなぁ、俺。(クスクスと笑みを零しながら相手の言葉に応える様に唇を近づけるも、己の呼気に混じる酒の匂いを思い出しては頬へと口づけを送り。誤魔化す様に抱きしめる腕に一際力を込めてから離すと相手の手を取り自宅へと足を進めて)…にしても可愛いご要望なこって。こんくらい拗ねてなくてもやんのになぁ。
もう何を求めてんのかお見通しって訳っすね。流石っすわ。あるいは俺が解り易いのか。(相手につられて肩を揺らしくすくすと笑っては、口付けを享受すべく瞼を下ろし穏やかに待つも、想定外の箇所へと与えられれば眉を顰めて再度頬を膨らませ。手を握られれば大人しく歩みを進めつつ、鼻を啜る音を立て泣き真似をし)えーん、でもちゅーしてくれませんでしたー。もう許さない、ちゃんとちゅーしてくれるまで許さない。
ハハ、両方って所かなぁ。──…だぁって酒臭いもん、俺。それに今ちゅーしたら往来でするちゅーじゃなくなっちまうからだーめ。(泣き真似をする相手に横目で視線を送れば空いた手でその唇を軽く撫ぜてから揶揄する様に自分の口元を歪めて笑みを浮かべ。酔っ払い然として繋いだ手を軽く振りながら楽し気に歩き続け、喫煙所から離れて自宅へ近づくと態とらしく恋人へと振り返り)…あー、それとも外で激しいのして欲しかった?
あははっ、そりゃ良かった。今まで色んな奴に解り難いってディスられてきた俺が、今じゃ割と素直になれただなんて。…酒臭えのが嫌いだなんて言った覚えはないっすわ。でも、そう言う理由なら良しとします。(紡がれた台詞にまんまと機嫌を直しては、口唇を撫でる指を甘噛みし悪戯にウィンクして見せ。相手に便乗し手を大きく振りご機嫌に歩くも、次ぐ問いには薄暗い街頭の下頬を紅潮させ、迫力に掛く睨みを送った後に足早にマンションへと向かい)…きーらーい!家でやって貰います!
まぁ最初はめっちゃくちゃ解り辛かったけどなぁ。あんな生意気な相手に好かれてるなんて夢にも思わなかったし。…今は悠チャンの愛情だって分かってるから可愛いモンよ。…ハッ、嫌いとか言いつつ家でされるつもりなの、可愛いよなぁ。(指先に走る甘い刺激にぞくりと背中を震わせながら、続く句に喉奥から漏れる笑いを隠さない儘に声色に乗せて。恋人の後を置いマンションへと着けばエレベーターへと乗り込み、自宅階の釦を押してから相手を端へ追いやる様ににじり寄って、さも今気付いたかの如く呟きつつその唇を軽く啄み)…そーいや、俺堪え性ないんだったわ。
ご本人以外皆気付いてたアレっすか。それは残念ながら解り易いの部類っすわ。本当に俺が解り難い時は、欲しがってる癖にカッコ付けて欲がない振りしてる時っすかね。…あははっ、バレちった。本当は外でも良かったんすけど、家でならもっと色々して貰えるんで。──…堪え性がないって。…あーもう完璧っす。摘み食いされんの、嫌いじゃねーんすわ。(何気なくエレベーターに乗り込むも、距離を詰められれば背中が壁にぶつかるまで後退し胸を高鳴らせて。抵抗せず口付けを受け入れては、熱を孕んだ眼で見据えつつ言葉を発した後に、タイミング良く開いたエレベーターから出て相手宅へと向かい解錠して扉を広く開き)お先にドーゾ。
ハッ、うるせぇ…そりゃ他人から見りゃ解り易いのかも知れねぇけど、当事者は冷静さに欠けるもんで。あー…寧ろそっちのが解り易いかも。態と挑発してんだろーな、とか強がり言ってんなぁとか思うし…ま、けど俺は性格悪ぃからさぁ。そんなんしてるうちは易々と望んでるもんやったりしねぇけど。…あらやだ、色々って何かねぇ。オニーサンわっかんないわぁ。言ってみ?…『待て』されてねぇ時は意地汚い犬っころなもんで。摘み食いで済んで良かったなぁ?(エレベーターが止まれば些か不服気な声色で呟き、相手に促される儘玄関を潜り身体ごと振り返っては相手を待ち受ける様に軽く両手を広げて甘ったるい声で呼びかけ)…はよおいで。
まあねぇ。そりゃ意識してねー生意気なガキからのアプローチなんてノーサンクスでしょうから、やっぱ気付き難いか。ははっ、そっちの方が逆に解っちゃいます?何でだろ…やっぱ浩二さんは似たトコが多いから、俺の心理が解るんすかね?…ん、じゃあ我慢できなくなったら、ちゃーんとおねだりします。色々はねぇ、なーいしょ。こんな色気のないトコで言うモンじゃないっすわ。──…あーもう、そう言う言葉もたまらねーっすわ。誰かさんのせいで捕食願望が強くなっちまったかしら。(立て続けに心臓を掴まれる様な言葉を告げられれば、高鳴りっぱなしの胸に居た堪れなくなり冗談めかした台詞を。相手に続き扉を潜ると、甘い言葉と所作で待ち構える相手に小さく吹き出し喜んで腕の中へと入り込み、背中へと腕を回して)んー、やっぱ酔った浩二さん可愛いすぎますわ。今ので全部チャラにします。すーき。…じゃあ、最後に一個だけ我儘言わせてください。眠たくなってきたんで、この儘ベッドに連れて行って欲しいです。
…意識してなかったら俺は俺の好きな時に手ぇ出して、俺の気分乗らない時は突っぱねてたよ、多分。それこそ何かに付けてお触り許す様な安い男のつもりねぇし。最近悠チャンおねだり上手くなったもんなぁ?可愛くおねだり出来る子にはご褒美やんねぇと。…ハッ、そもそも初っ端から俺に喰われてんだからしゃーねぇわ。いやぁ…あん時の悠チャンも可愛かったよなぁ。(思い返しては懐かしさに目を細めながらも目の前の恋人を愛おし気に見つめ。腕の中に収まる相手の句にくつくつと喉を鳴らせば、すっかり覚めた酔いの事は胸の内に留めて酔ったフリをしつつその肩口に額を擦り付けて)フハ…ん、俺も好きだよ。大好き。…可愛い恋人のお願いなら断れねぇなぁ。ちゃんと着替えさせてやるからこのまんま蹴って寝ちゃって良いよ。
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