雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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うわ、エグッ。聞いただけでも二日酔いになりそうっすわ。…ははっ、やっぱ俺を語る上で生意気はマストで入るんすね。でも酒の場で俺をちょっとでも思い出してくれるなんて、ありがてーや。──…ああ…本人無自覚と。正直すげー唆りますよ、今の浩二さん。酔っ払ってるから言っちゃうけど。(口付け後の恥じらいげに笑う所作に思わず喉仏を上下させては、エレベーターが到着するなり手を引き出て。部屋を解錠し帰宅を果たすと、漸く手を開放し扉を広く開き相手に入室を促しつつ、自身を落ち着ける様に深く嘆息を吐き)はい、戻りましたー。足下気を付けてくださいね。
いやぁ…明日はぜってぇヤバイよなぁ。はーあ、働きたくねぇな。…今日は悠チャンの話大人気よ。思い出すとかってレベルじゃなく、ずーっとお前のこと聞かれてたからさぁ。恋しくて仕方なかった訳よ。──ハッ、じゃあ尚更酔ってる時はちゃあんと帰って来ねぇと。悠チャンのそんな顔見れんなら役得だし。(ニヤニヤと歪む口元の儘エレベーターへと降りれば自宅へと続く廊下を闊歩して、引かれる手に逆らうことなく身を委ねる様に目を瞑り。程なくして目の前の恋人が開けた扉に吸い込まれながら手慰みとばかりにその顎をするりと撫で帰宅し、革靴を脱ぎつつ背後に視線を送り。)ん、オッケー、オッケー。…はー、良いね。至れり尽くせりだわ。
二日酔いで間違いねーっすね。ははっ、休んじゃえ!…おっ、遂に俺のモテ期が来ましたか。てか浩二さん本当にバイを隠してないんすね。…因みにね、嬉しかったんで言いますけど、俺は浩二さんの事を話す時には、『完璧な彼氏で、ダメダメな俺が唯一自慢できる事』って話してますよん。だって、浩二さんが俺を好きになってくれた事が奇跡だから。(相手が入室を果たしたのを認めると、次いで家に入り靴を脱ぎ背中を支えながら真っ直ぐと寝室へと誘導して。寝具に座る様に促すと、キッチンへと赴きペットボトルの水と二日酔い用の薬を持って戻り、ヘッドボードに置いた後に隣へと腰を下ろして頬に口付けを贈り)今日はもう蹴って寝ちゃってください。少しでも休んだ方がマシになるはずですから。俺がお着替えをちゃーんとしておくんで、安心してくださいね。おやすみなさい、浩二さん。愛してますよ。
(恋人が眠ったのを認めると、寝具へと横たえさせ寝巻きへと着替えさせて。自身も寝支度を済ませると隣に仰向けになり、暫し寝顔を愛しげに見据えつつ髪を撫でて。徐にスマホを手に取ると『おはよーございます。起きた浩二さんが頑張れる様に、ゆーくんの愛を残しておきますね。浩二さん、愛してまーす!毎日顔合わせてるのに、恋しがってくれて幸せでした。じゃ、二日酔いに負けないで今日も頑張ってくださいね!』と絵文字付きでメッセージを送信し、唇に口付けた後に身体に負担を掛けない様にと腕枕を自粛して側に寄り添い瞼を下ろして)
──タバコ休憩行ってくるわ。(向かいのデスクの同僚に一声かけてから席を立てば、社内の喫煙所に足を踏み入れ咥えたタバコにジッポで火を点けながらスマホを取り出し、朝から何度か見たトーク画面に頬を緩ませて。『昨日はあんがと。悠チャンのお陰で二日酔いは平気、流石俺の特効薬だわ。今日も飲みだけどサクッと終わらせて帰る。愛してるよ。』とメッセージを送信し、社内で打つその文章のむず痒さに1人笑っては吸殻を灰皿へと捨てて。大きく伸びをしてからゴキリと首の骨を鳴らし、奮起する様に呟いてデスクへと戻り)よっしゃ、あとひと頑張りしますかねぇ。
ココちゃんただいまー。ゆーくんのお帰りだよー。今日も可愛いねぇ。(アルバイトを終え帰宅を果たすと、真っ先に猫の元へと歩み寄り満面の笑みで抱き上げて。暫し語り掛け愛でた後に猫をキャットタワーに載せると、次いでソファーへと赴きスマホを確認して。恋人からのメッセージを確認すると自ずと笑みが溢れ、幾度か読み返しては『お薬が効いた様で何よりです。今日も楽しく飲んで帰って来てくださいね。それじゃあ、お昼寝して待ってまーす。愛してますよん。』と返信を送ると、ソファーへと横たえ目を瞑り浅い眠りに就き)
(ふと目を覚ますと覚醒し切らぬ頭でスマホを手繰り寄せ、『ちょっと煙草吸って来まーす』とメッセージを送信した後に緩慢に立ち上がり、部屋を後にして)
…結局遅くなったなぁ。(最寄駅でスマホを見ては指し示す時間に顔を顰め。早歩きで自宅まで歩けば良いも程よく覚めて玄関の扉を開け、恋人と愛猫を気遣う様に声を潜めてリビングへと進み)…ただいまぁ。
(喫煙所を出ると、タクシーが停車しているのを確認しつつ恋人へと視線を向け。俯き加減に笑んで見せては、柔和な声色で)今日は酔ってるのに来てくれてありがとうございました。最高の彼氏っすわ。…あーでも、寝不足にさせちゃうのはマジで心配なんで、寝ちゃってくださいね。浩二さんだーいすきー。えへっ。(甘い声を出しウィンクをしては、逃げる様にタクシーまで駆けて行き先に乗り込み)
(外気の冷たさに軽く身を縮こませれば酔いの回った頭が冴える様な感覚を覚えつつ、恋人の言葉に破顔しては照れ隠しの様に些かぶっきらぼうな口調で告げて)…俺が悠チャンに会いたくて仕方なかっただけ。お前の顔見ねぇと寝る気しねぇんだよ。心配なんかいらねぇよ…知ってんだろ、ショートスリーパーだって。なんだかんだで結構酔い覚めた気がするし。…ふは、俺も大好きだよ。(駆け出す相手の背中に小さく呟いてから緩い足取りで後を追いかけ、恋人が手配してくれたタクシーに乗り込んで)
…えへへっ、こんな深夜にそんな甘い事言ってくれたら寝れなくなるじゃないですか。じゃあ心配の気持ちを感謝に変えます。俺は浩二さんが居ないと寂しくてしょうがないから、こうして迎えに来てくれると飛び上がる程嬉しいんです。(運転手に行き先を告げ、恋人が隣へ着座すると人目がある故に触れれない事へのもどかしさを覚え俯き加減で唇を結んで。発進し程なくしてマンションへと到着すれば、デビットカードで支払いを済ませて車から降り)着いたー。すっげー早かった、ウケる。
ハッ、いつでも甘ったるい事言ってんだろ?悠チャン限定で。…ん。悠チャンが喜んでくれんならどこにだって迎えに行くわ。…っつっても明日はねぇけど、今週飲み会まだ続くからさぁ、もうちょい寂しい思いさせちまうかもだけど。(恋人の心情など露知らず小気味良く揺れる車内に目を瞑り相手の肩に凭れ掛かるも、微睡む前に自宅マンションへと到着すれば、緩慢な動きでタクシーから降りて。機嫌の良さそうな様子で言葉を紡ぐ恋人を振り返っては、目を細め手を差し伸べながら、まるで子供の様な口調で)──…悠チャン、手ぇ。
ええ、そりゃいつも砂糖吐いて貰ってますけど、俺の顔見ないと寝れる気しないからわざわざ迎えに来ちゃったって流れはエグいっすわ。何処かで自慢してやりてーくらいカッコ可愛い。…ん、了解でーす。寂しくても待てますよ、だって帰ってきたらご褒美くれるんですもん。──あははっ、かわいー。解ったぞ。浩二さん、さては酔うと可愛くなりますね?(幼子の様に手を差し出されれば吹き出し、柔和に目を細めて手を握り先導する様に恋人宅までの経路を進み。扉を解錠すると広く開き、先に入る様に促して)おかえりなさーい。
(恋人を寝具まで運び込むと、寝巻きへと着替えさせた後に自身も寝支度を済ませて隣に横たえて。寝顔を眺めつつ1日を回想しては、くすくすと照れ笑いをした後に唇に口付けを贈り、燻る愛情を発散するかの様にぎゅっと抱き付き)やっぱり俺の彼氏が1番だー。すきー。(満足したところで解放すると、スマホを取り出し『今日は忙しい浩二さんを癒す作戦を考えておきまーす。お店周り頑張ってくださいね。愛してます。』とハートをふんだんに挿入し送信し、片腕を拝借して眠りへと就き)
…どうすっかなぁ。(帰りの電車にて店舗で若いBAに言われた言葉を思い出しては長いため息をつきながら目を閉じ、最寄駅に着けば悩みのタネへの結論を出す事は先延ばしにしつつ恋人が待つであろう自宅へと足を進め。玄関の扉を開け窮屈な革靴を脱いでは心情が声色に出ない様努めつつ帰宅の旨を知らせながら鞄を寝室へ放り、足早にリビングへ)ただいまぁ。
(Vネックのカットソーにデニムを合わせただけの休日らしいラフなスタイルで一通りの家事を終わらせれば、持参した裁縫箱をテーブルに広げて縫い物を始めて。目的の物を作り終えてから、伸縮性のあるもこもこ素材をベースに猫用のウサギ耳帽子を作り上げ、指で摘み満足げに眺めて)いやー、我ながらうめーな。…っと、丁度浩二さんも帰って来た。ココちゃーん、ちょっとだけごめんねー。(恋人が帰宅を知らせたところでそっと猫に帽子を被せると、抱き抱えながら扉の前へと迎えに行き)おかえりなさーい。ビッグニュースでーす、ココちゃんがウサちゃんになっちゃいましたー。
──…ッ。ふ…アハハ!…えー、ココめっちゃイイもん付けてんじゃーん。フハ、可愛い。…いや、マジ可愛いなぁ。(出迎えてくれた恋人に頬を緩めるも腕の中の愛猫に視線を落とせば一瞬目を見開き。ぐにゃりと歪んだ口元を手首で隠しつつ盛大笑い声を上げてから何度も『可愛い』と呟きながら愛猫の小さな額に口付けを落とし。帽子のの耳部分を軽く触りながら愛猫を受け取る様に腕を回し、依然として緩んだ表情の儘恋人を見つめて)…これ悠チャンが作ったん?超可愛いじゃん。すげぇな…。
ねっ、すげー可愛いっすよね。前ガチャガチャで流行ってたの思い出して、浩二さんに癒しを差し上げるために作りました。(相手の笑い声に安堵した様に笑みを溢しては、愛でる様子を微笑ましげに眺めた後に猫をそっと相手の腕へと渡して。大人しく帽子を受け入れてくれた事を褒める様に指で頬を撫でては、スマホを取り出し2人の姿を撮影すべくカメラを向け)はい、じゃあ記念にお写真失礼。…そうそう、手作りっすわ。服に比べたら朝飯前なんすよ。兎にも角にも、喜んで貰えて安心しました。えへっ。
癒す作戦ってこれかよ…ふ、めちゃくちゃ癒されたわ。…うん、やっぱ悠チャンが1番大事。ちっと悩んでたけど腹決まったわ。(出勤前に見た相手からのメッセージを思い返しながら腕の中に収まる愛猫の首元に顔を落としてくつくつと肩を揺らし。暫しその儘で頭を巡らせてから顔を上げ決した様に呟けば、つい出た真顔に直ぐ様笑みを乗せて。スマホを見つめる相手にレンズ越しに愛猫にする様に軽く人差し指を曲げて見せれば、片側の口角を吊り上げ緩く首を傾げて)…自撮り、得意だろ?おいで。…いや、こんな器用な事出来る気しねぇもん、俺。すげえわ。悠チャンがどんな服作るのかってぇのも気になるな。ん、めちゃくちゃ嬉しい、あんがと。
あははっ、癒し作戦成功して何よりっすわー。これ以外にもあるんすけど、そっちはもう少し勿体ぶっておきます。…ん?何かあったんすか?(嬉々と表情を緩めピースを作り喜ぶ仕草を見せるも、含みのある台詞には笑みを湛えたまま僅かに見開き首を傾げて。次ぐ誘いにはウィンクでもって承諾の意を示した後に、インカメラに設定し相手の隣へと移動して肩口に頭部を預けながら手早く撮影して。一緒に確認するためにスマホを相手側に寄せつつ画像を表示させては、小さく吹き出し)んじゃ、撮りまーす。はいチーズ。──…ふっ、すっげー可愛く撮れましたわ。疲れた時に見てニヤニヤしよーっと。後で浩二さんにも送っておきますね。…俺の作る服は、普通の感じのっすよ。生憎授業の都合上、レディース物ばっかり作ってますけど。いつか浩二さんにも作りますね。
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