No title（〆）

すんません、反応しちゃいます。お気遣いありがとうございます。俺は全然大丈夫なんすけど、そろそろってトコっすよね。浩二さん蹴って休んで頂いて大丈夫なんで、寝ちゃってください。でもって、最長でも次の俺の番でお終いにしときましょうか。いっつも長時間ありがとうございます。じゃあ、こちらはスルーでお願いしまーす。

(潤んだ瞳と汗ばんだ肌の相手の姿に心配が募れば伸ばす腕に吸い込まれるように片手を相手の背中に回し、自分に凭れ掛からせる様に体勢を整えては枕を上にずらしてから胸の中の恋人ごと身体を横たえ。未だ熱っぽさは滲むものの労わる様な声色で囁いては相手の目元の涙の跡に口付けながら、優しく頭を撫でて)ちゃんと我慢出来て偉かったなぁ。痛かったろ？…でもちと無理させすぎたかな。このまんま頭撫でててやるからさ、蹴って寝ちまってなぁ。…おやすみ、悠チャン。愛してるよ。

（相手に身を任せ横たえては、自身を慮る様に向けられた視線に一笑し首を横に振って。肩口に腕を回しつつ囁く様に告げるは）…痛くして欲しくて頼んだんで、そりゃもう最高でしたよ。無理したとか思われて加減されたらたまったもんじゃないっすわ。…ね、そろそろ寝ましょうか。チェックアウトが12時なんで、その時間にタクシー呼んで家帰ってから二度寝しましょ。さーて、連絡事項終わり！撫で撫でされながら寝ますね。おやすみなさーい、俺も愛してますよ。（頭部を撫でる手に表情を緩めつつ目蓋を閉じれば、間も無くして規則正しい寝息を立て始めて）

（恋人の自宅で猫と戯れて遊ぶ最中、ふと酒と煙草を嗜みたい衝動に駆られては相手の居る場所も確認せず声を張り上げ）浩二さーん、酒飲みたいでーす。あと煙草も吸いたいー。飲みに行くか喫煙所行きません？あるいは健康的にちゅーしてくれても良いですよー！

(持ち帰った幾つかの仕事に目処がつけばPCから顔を上げた所で響く恋人の声に眼鏡を外しながら苦笑するも魅惑的な誘いを断る気は起きず)…普通明日仕事のオニーサンに言うかぁ？ま、なんでも良いよ、悠チャンと最後の休日過ごせりゃ満足。

確かに。んじゃ、酒残った状態で仕事に行かれても困るんで、ちゅーで手を打つことにします。（猫をキャットタワーに載せると緩慢な足取りで隣へと向かい着座。外されたばかりの眼鏡を手に取り相手の目元へと戻しては、触れるだけの口付けを贈り悪戯に笑い）えへへっ、インテリ系男子とちゅーしちゃいました。

でも最近悠チャンと酒飲んでねぇなぁ…今度ちゃんと飲むか。あっちにもまた顔出しておきたいしな。(未だ仕事モードが若干拭えない儘の頭で思案するもその声色は何処か他人事の様に響き。目元に戻された眼鏡に緩く隣へと視線を向ければ、可愛らしい口付けに思わず吹き出せば、片手でPCを閉じつつお返しとばかりに相手の下唇を甘噛みしてから眼鏡越しに相手を見つめて)ハッ……インテリ男子なんか好みじゃねぇだろ。

ね。折角飲むなら大人数で飲んだ方が楽しいですし、じゃあ近々あっちで飲みましょうか。酔わせたら色んな人の面白い話聞けるかもしれないですし。（下唇への甘噛みを甘受しては嬉しげにくすくすと笑い。相手の眼鏡姿を確りと目に焼き付ける様に見据えては、首へと腕を回し些か色めいた声で）そっすね。普段なら興味なしってトコなんすけど、あーでもこのお兄さんならドンピシャ好みっすわ。寧ろすげーセクシーで唆るんすけど。

…それ、矛先向かうのぜってぇ俺らな気ぃすっけどなぁ。なんせニコイチで揃っちまってんの前提だし。(想像すれば言葉とは裏腹に愉快気に笑みを浮かべて喉を鳴らし。いつか聞いた揶揄を思い出しては態とらしく嘲笑を交えるも、相手の反応も満更では無くその色香に誘われ抱き寄せる様に腰に手を回しながら耳元に唇を寄せて)ハッ、そーいやどっかの誰かにエロ教師って言われたわなぁ。…んで、最近悠チャンがそーゆー事すげぇ言ってくんのはさぁ、誘ってんの？

ははっ、違いねーっすね。でもここんトコ弄られんのも悪くねーなとは思ってるんすよ。ここぞとばかりに彼氏の自慢が出来ますしね。（腰元へと手を回されれば距離を詰め触れ合いに嬉々と目を細めるも、耳元で囁かれた言葉に見開き耳を紅潮させては、慌てふためきつつソファーの端へと逃れ）エロ教師かー。オイタしまくるんで駄目っすね、学校で働かせちゃ。…さ…誘ってる？！……えーん、お兄さんが虐めるー…俺は好き好き言ってたいだけなのに…まあ強ち間違いでもねーっすけど。

ハハ、開き直ってやがる…まぁ、俺はみんなの弟分のお前が俺の前ではこーんな事やあーんな事してんの隠してほくそ笑んでおきたいんで。自慢は任せたわ。(下卑た笑みで冗談を紡ぎながら相手の肩に頭を載せたのも束の間。弾かれた様に隣から逃げる相手を見ては笑みを深め優し気な声を出しながら大股で近づき、相手の逃げ道を塞ぐ様に肘掛と背凭れにそれぞれ手をつけばその声に脅す様な色を載せて)ガキにゃあ手ぇ出さねぇよ…あー、でも女教師ってのは唆られるよなぁ。草臥れた年上の男も悪かねぇし…ふ、オイタが捗るわな。…いやだなぁ、虐めてねぇじゃん？ただ、素朴な疑問を投げかけただーけ。……まぁ、あんま度が過ぎるとマジで美味しく頂いちゃいますけどぉ。

ウケる。まあ確かに外では男前気取って生きていきたいんで、骨抜きにされてるところを隠しておいて貰えんのは助かりますよ。…ガキには手を出さないねぇ。じゃあやっぱ俺はガチの分類じゃないんだ、よっしゃよっしゃ。つか女教師は解るとして、草臥れたおっさんはストライクゾーン広すぎじゃないです？もはや二本足で歩きゃー何でもイケる説っすよ。（ソファーと相手の腕の間に追い詰められる体勢になれば願ったり叶ったりの構図に心臓を高鳴らせ、暫し視線を彷徨わせて。意を決し挑発的に目を細めては、相手の頬に片手を添えて一方の頬を吊り上げて見せ）オモロ。俺は好き好き言って常に追っ掛けていたいだけなんすけどね。…まさか、そう口では言っておきながら、本当はイタダキマスする気なかったりしません？俺なら駄犬だからそんなに礼儀正しく待てないかなー…なんなら食ってやりましょうか？

まぁその分俺が悠チャンをどんだけ好きかっつー話をベラベラしちまうんだけどさぁ…ふ、これじゃあハタから見りゃ俺の方が骨抜きにされてんな。…お前はクソガキだからノーカン…っつーのはまぁ、冗談だけど。流石に今でもガキって思ってたらこんな関係にはなんねぇよ。まぁ…実際顔が良けりゃ大体イケるわ、整った顔が俺のせいで歪むのが堪んねぇ。ウブな奴が恥ずかしがりながらも俺の言う事聞くのが一番クるだけで。(頭では相手の言葉が挑発だと理解しつつも舌打ちを弾けさせれば苛立ちの垣間見える表情を隠そうともせず。淡々と言い放ち背凭れから手を離せばこの後の行為を暗に示す様に相手の臍のすぐ下当たりを空いた手の平で抑える様に押して)…確かに駄犬だわなぁ。口の利き方も強請り方もすーぐ忘れるし、躾が足りねぇみてぇだ。──…折角の初モノだからって情け掛けて散々釘刺してやってんのに、もう知らねぇ。(眉間に皺を深く刻み睨め付ける様な視線を相手に送れば、脳に血が巡る様な感覚を覚えながら徐にその身体を抱き上げて寝室へと足を進めて)

へぇ、浩二さん俺の事話してくれてるんだ。意外だけど、すげー嬉しいっすわ。因みに俺もなかなか惚気させて貰ってるんで、傍から見たら馬鹿ップルって表現の方が適切かもっすね。…ははっ、『今でも』ってことは、前はシッカリとクソガキって思ってたって訳っすね。…ほーん、すなわち俺も顔が良かったからイケたって訳っすか。…拗ねてやる。（自身の放った言葉で相手が気迫を纏うのを感じれば狼狽するも、表情には出さぬ様に堪えて。想像を超える相手の威圧感に怯み、掌に汗が滲むのを自覚。抵抗せず抱き上げられつつ次の挙動を思案しては、挑発し続ける事で腹を括り表情その儘に小生意気に耳元へ息を吹き掛け）そーっすよ。そこらの犬と違って、駄犬は躾が大変だって知りませんでした？はっ…情けなんて掛けられたらこっちも男が廃りますわ。容赦も戯れも不要、痛め付けられるくらいじゃねーと何も覚えてやんねー。…でも、浩二さん明日仕事っすよね。俺に体力使わせんのも何なんで、この儘ねんねしましょ。ちゃんと良い子にするんで。

ハッ…俺ぁバカップルになる様なキャラじゃねぇのになぁ。…ま、お前が楽しそうだから良いわ。あー…そうだなぁ、最初はマジでガキンチョだと思ってたからさぁ。揶揄うつもりしかなかったし、本気になるとは思ってなかったなぁ。そりゃまぁ、顔が良かったっつーのもデケェけど。…まさか本気でそれだけって思ってるわけじゃねぇだろ？(寝室に着けば些か乱暴な手つきで相手をベッドへと放り、その姿を見下ろす様にベッドへと膝を掛け。相手の労わる様な句を鼻で笑って返せば、言葉少なの儘相手の服へと手を掛け半ば無理矢理脱がして。眼下に広がる扇状的なその光景に漸く薄い笑みを浮かべるも眼光の鋭さは和らぐ事はなく)ハッ…キャンキャンうっせぇなぁ。テメェの心配した方がいいと思うけど？…あぁ、そっかぁ。悠チャンマゾだから酷くされたくてそんな事言ってんのか。

うん、楽しいですよー。アホな恋人に合わせてらしくもねー振る舞いをするって、誰から見てもスゲー良い彼氏じゃないっすか。…ひーっ、そら聞かなきゃ良かった事実っすわ。そっかー、そんな風に思いながら俺にお年玉のジッポくれてたんすね。てっきり特別かと思ってたのに。…ははっ、ご名答。ただウザ絡みしただけっす。（寝具へと横たえた際の衝撃で刹那目を瞑るも、表情は愛も変わらず煽る様に歪めていて。衣服に手を掛けられれば続く所作は察するも抵抗せず、外気へと肌が露出した状態で視線を注がれたところて漸く表情は羞恥で染まり。暫し居た堪れず視線を彷徨わせては、控えめな視線を送り）…ええ、酷くはされたいっすよ。厳密には俺で遊んで楽しそうにする浩二さんを拝みてーってトコなんすけど。……本当に、致します？

ハッ、俺が言いたくて言ってる部分のがデケェわ。柄にもなく他人にお前の話したくて仕方ねぇの。だからそんな良いもんじゃねぇよ。…あー、あん時はやけに強請ってくるお前が可愛かったのはあるわな。デザインは気に入ってたけど、そんな執着するようなモンじゃなかったし。つーか、そんな言い方すっとそん頃から俺の事気になってたみてぇに聞こえるぞ、思わせぶり。(欲望の儘に眼下に横たわるその身体に触れるべく手を伸ばそうとした瞬間、投げ掛けられた確認にピクリと指先を震わせては止めて。暫し無言で相手の目を見据えるも次第に瞳に後悔の色を滲ませては、内側の熱を発散させるが如く低く唸り声を上げながら交わる視線を逸らし。手を翻して居心地悪そうな顔で前髪を掻き上げその儘後頭部を掻いては半ばヤケクソで言葉を絞り出しつつベッドから降りて)──っ………あー…ったく…。わーったよ。しねぇよ、しません！…けど、生憎俺ぁ人間出来てねぇんで、今日は一緒に寝たらナニすっか分かんねぇから、今日は先に寝て。

（相手の後悔の色を確りと見据えては、寝具から降りた途端に追う様にして手を強く掴み引き寄せて。首の後ろを捕えつつ横たえ自身に覆い被さる様に導いては、触れるだけの口付けを贈った後に至極男染みた口調にて）…いや、逃がさねーんすけど。只、俺の煽りに乗って貰ってたら申し訳ねーなって。さっきはあんだけデカい口叩いてすまないんすけど、やっぱ今日のところは優しくしといてくださいよ。浩二さんの愛を感じておきたいし、俺も伝えたいし。…ま、首は絞めて欲しいし噛んでも頂きたいんで優しいっつったら語弊があるんすけど。…駄犬じゃなくて、浩二さんの従順な犬にさせてください。（恥じらいげに言葉を紡いでは、後の判断は全て恋人に任せると胸に誓いつつ高鳴る心拍を伝える様に相手の手を自身の心臓の上へと導き、双眸を細めて）

(不意に手を引かれてはなす術なく、再び眼下に相手が見えれば抑えた筈の昂りが戻るのにそう時間は掛からず。口付けの甘い感触に苦悩のため息を漏らし、相手の肩口へと額をつけて掠れた声で心情を吐露し)ハ、…お前、結構酷い事言うよなぁ。俺はそんな器用じゃねぇし、今だって悠チャンに酷い事めっちゃくちゃに泣かせてやりてぇってのに…。これが他の奴なら構わず好き勝手すんのに、惚れた奴にそんな可愛く強請られちゃ聞くしかねぇじゃん。(緩慢に頭を上げ、掌から伝わる鼓動に相手の覚悟を慮れば吹っ切った様に小さく微笑みを浮かべ。相手への愛しさが次第に仄暗い欲望に浸食していくのを感じつつ頬に口付けを落としてから甘い声色で囁き、相手の腹部に手を這わせて)…優しく出来るように努力はすっからさぁ、しんどかったりしたらちゃんと言ってくれよな。

だって、よくよく考えたら浩二さんも俺も後々後悔しそうなんすもん。こんなに好き合ってるのに雑に終わらせるなんて。…泣きますよ、悦かったら。ついでに別の意味でも鳴きますし。──…あっは、やっと繋がれますね。しんどかったら言いますけど、ご存知の通り俺痛いの好きなんで。あまり深く考えず、俺だけ感じててください。（肩口へと寄せられた頭部を愛しげに撫でては、相手の笑みに安堵しつられてくすくすと笑い。頬への口付けにさえ高揚し肌の色を深めては、下腹部を撫でる手には身を捩らせ僅かに呼気を乱して。羞恥に耐えきれず照明のリモコンを手繰り寄せ消灯しては、視界が闇に包まれるなり些か積極的になり首の裏を抱き締めつつ啄む様な口付けを角度を変え幾度も贈り、愛情に意識を集中させるべく瞼を伏せ　/ 暗転）